彗星
◇空を走り留まらぬそれに擬えて、或る旅人は己をそう称した。
◇このページはQuestNotesパブリックボード
「星晶のレガリア」参加キャラクターのログをまとめた物です。
ログの取り扱いに関しては可能な限り発言者キャラクターのライセンスを確認するよう心掛けていますが、
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該当ログを取り下げるように致します。
キャラクター紹介
先日この街を訪れた流浪者の男。その後の彼の行方を知る者は居ない。
長旅の与太話、信じがたい又聞き -後日譚-
長旅の道中、乗合馬車の一角にて、同行者の一人に何か面白い話は無いかと尋ねる。
同行者の不愛想な男は暫し頭を捻った。
「酒浸りの奴からの又聞きで、真実か定かでもない話だが……」
「真実かどうかはどうでもいい、暇潰しになれば」
「そうか。それなら話そう、果ての地の不帰の森に挑んだ旅人から聞いた話なんだと」
男の言葉に目を見開いた。
「お前、あんな場所から人が生きて戻ってくる訳ないだろ?」
不帰の森の所以は行く者が居ても戻る者が居ないことから。
それは良く知られた事実で、それ故に人跡未踏の地として扱われる。
「それはそうなんだが……案外尤もらしい話を聞いたものだから。創作かもしれん」
「嘘臭いなァ……まあ暇つぶしには良いか。聞かせてくれよ」
同行者の話した内容は次に残す。
案外面白かったから手帳に記録しておいた。
この話が事実かどうかは定かでないが、もしも本当ならばその旅人は今も旅を続けているのだろうか?
どちらかと言えば創作寄りだと言わざるを得ない。
これらの話を信じるかどうかは貴方に任せる事とする。