「最早必須級アンチドート、お得なデュアルポーション、気力切れならエーテルポーション」プラータの天秤で備えよう!
- 薬局『プラータの天秤』 -
ナイゼル : (入って来ただろう人影に視線をやって、軽く手を振った)
イヴ : (会釈をひとつ返して、カウンターに歩み……幾らか薬剤を買い込んでいる様だった。)
ナイゼル : 結構あちこち見て回ってたが……会った事無い子だな、町の子か?
イヴ : …ええ、普段あまり、此方の方まで来ませんもので。
ナイゼル : っと、わり。あんま見かけない子だけど可愛いからつい見ちゃってた。お使いか?
イヴ : ふふ、独り言でいらしたのかしら。 …そうですね、幾らか頼まれものを。
イヴ : (一介の市民にしてはえらく実用的な品選びをして、然し直ぐに紙袋に入れて抱え。)
ナイゼル : なかなか実用的なとこ選ぶんだな。相当買い込む派?
ナイゼル : や、まあ詮索したいっていうか〜アレだ。私記者みたいなことしててね。つい色々見ちゃうって奴。気に障ったら悪いね。
イヴ : そんなところです、いちいち買いに来るのは手間でしょう?
イヴ : ま、記者の方。 取材でいらしていたのかしら……邪魔してしまったかしらね。
ナイゼル : ふふん、あ、そうだ。折角だ、取材しても良いか!?薬局って微妙に何書いたらいいのか思いつかないんだよ
ナイゼル : 私はナイゼル、まあ最近こっちに来たばっかの……ドラッヘン・アウゲの記者だよ。宜しくな
イヴ : ……ええ、記事映えする事を答えられるかは、判りませんが……。
イヴ : ……エヴァ、と申します。 暮らしは東区の方に。(……実のところは潜伏時の偽名であった。 ……用意しておいて幸いだった、と名乗り。)
ナイゼル : 映える映えないとかは気にしなくて大丈夫、いつも通りで良いんだ。この薬は特に良さそう、とか、コレはあんまり……とか。騎士団連中も薬とか結構使うだろ?その辺の住民にはあんまり役立たないかもしれないが……
ナイゼル : まあ、何が役に立つかは人によるし、私の小遣い稼ぎに貢献すると思って……
ナイゼル : エヴァさんな。よろしくッ!
イヴ : ええ、どうぞ宜しく、ナイゼル様。
イヴ : それで……買ったものの事でも答えれば宜しいかしら。
薬師「外の土地の方が来るとは、なんと珍しい。
変わったものはないかもしれませんが、見ていって下さいよ」
薬師「さて、どんな薬をお探しで?」
薬師「またのご利用をお待ちしてますよ。」
ナイゼル : 応、それで構わないぜ。平然と煙幕とか売ってるから最初は面食らったもんだけど……どういうの買ったんだ?
イヴ : ええと……(先程買った紙袋を開いてみせる。 中身はデュアルポーションがふたつに、アンチドートとアジャストメンター……一線に出陣する騎士団が持っていても可笑しくない品の揃えでは、あるが……)
ナイゼル : わかる……アンチドートは必須級かも……(見せてくれた薬にうんうんと頷く、最近麻痺をひっかぶったばかりだ。ある意味身に染みて重要性を知っている)
イヴ : ……この間、アンブル通りの方で騒ぎがあったのをご存知? ……家の者が、用心して買い込んでおくようにと言っておりまして。
ナイゼル : ヴェールさんもそんなこと言ってたな……や。私はその時間新聞社で寝てたもんだから完全に蚊帳の外だぜ
イヴ : (実のところ騒ぎを企てた張本人のひとりであるのだが。 ……然し、言ってから内心しまったと感じた。 騎士団が情報統制を敷いているのなら、不要な発言であったかも知れない。)
イヴ : ………ま、でも危ない事に巻き込まれなかったのなら、何よりだわ。
イヴ : (……然し、口に出してしまった以上は仕方がない、と……続ける。)
ナイゼル : (そう、一般的な住人ならばこの情報は知らないものだ。騎士団側は道を塞いでいた、ともヴェールは語っていた。よくよく考えてみるならば、彼女も知るはずの無いことではあるけれど。この男はそれを詮索しなかった)
ナイゼル : そっちもね。この辺り下層とかなり近いでしょ。無暗に降りるなだとか、そんな話もよく聞く。薬屋があるから仕方ないっちゃそうだけどね
イヴ : そうね……でも、来た時は門の騎士様は何時も通りだったし…もう解決したのかも知れないわ。
ナイゼル : ふふん、優秀なの揃いだしな騎士団の連中は
イヴ : ふふっ、ええ……本当に。
ナイゼル : 普通に雑談しちゃった。ってあれだアレ!デュアルポーション買ってるのはちょっと珍しく感じたかも知らん。気力と体力どっちもって場面、一寸珍しいからな
イヴ : 嗚呼……ええと、実はあまり詳しくなくって。 どっちにも効くだなんて、お得なことだわ。(……実際のところ、市民が何方かに治癒を必要とするなら、充分すぎる効能だ。 其処まで頭を回した訳ではなかったが、己もまた体力自慢の戦士ではなかった。 偶然の幸とでも言おうか。)
ナイゼル : なんだ〜そういうとこか。体力だけならメディックポーションが良いぜ。まあ買っちゃったのは……仕方ない。次から参考にすると良い……ってコレ大きなお世話だな。
ナイゼル : 金額だけ見れば確かにお得だな……!?書いとくか、お得って
イヴ : そうだったの。 次からはそっちを買ってみる事にするわ!(こちらはこちらで、お得な情報を聴けた!と言うように、手を打ってみせた。 少し大げさだったかも知れない…。)
ナイゼル : (ちょっと大げさなその仕草に微笑んだ)ふふ、可愛いとこあるんだな
ナイゼル : (そして入って来た人影に会釈をした、一寸した市民への取材……といった雰囲気だ。貴方が拒まないのであればこの男はもう一人にも尋ねることだろう)
イヴ : ふふ、お上手だこと。 ……さ、私はそろそろ往きますね。 家の者を待たせておりますので。
ファンタズマス : (作業服らしきツナギを着た男が、木箱を抱えて店員と話している。仕入れ、なのだろう)
イヴ : (其の気配を感じたのか、感じていないのか。 ぼろが出る前に、と考えたのかも知れない。)
イヴ : (最後に、と丁寧に一礼を向けて。)
ナイゼル : 応、悪いね引き留めちゃった。来月までは居る予定だからまた会ったら何か取材頼むわ。エヴァさん!
イヴ : ええ、ナイゼル様も頑張ってくださいましね。
イヴ : (袋を抱え直し、男とすれ違う形で、店を後にした。)
ナイゼル : (そしてすれ違うように仕入れ中と思しき影に迫る……ッ!)
ファンタズマス : ……(寡黙そうな男は、筋骨に秀でているように見える。じっとりとした視線が、わずかに貴方へ)
ナイゼル : 最近の売れ筋……知ってたりします?あ、私はナイゼル、最近入ったドラッヘン・アウゲの記者だぜ。今は……取材中!
ファンタズマス : ……そうかい 仕事熱心だね
ファンタズマス : 俺もなんだ(とん、と箱を叩く。木の軋む音だ)
ナイゼル : 熱心にやってないと食い扶持逃すんでね。…………アッはい。邪魔……だったか!?
ナイゼル : 悪いッ、いっつもこの調子だもんで……
ファンタズマス : アンタがデスクで記事を書いてる時……俺たちが四六時中箱を引っ張ったり、下ろしたりしても気にしないなら
ファンタズマス : 邪魔じゃあないのかもな(無愛想な返事だ)
ナイゼル : なら邪魔じゃない。というか副業だからあんまりその喩えでピンと来ちゃいないってのもあるかも知らんが……
ナイゼル : 手ぇ空いたら話聞いても良いか?
ファンタズマス : フン…… 商談は終わった(箱をカウンターにおいて、貴方の方へと向き直る。無愛想な茶髪の男)
ナイゼル : (にやり)フフ、ありがとう!あ、一応名前聞いても良いか?記事に書くかもしれないから。匿名希望可だぜ。
ファンタズマス : ランドル……荷運びをやってる で、アンタは記者 だったな
ナイゼル : ランドルさんね。私はナイゼル。新聞読むなら色々記事が載ってると思うぜ。こっち来てから色々書いたからな
ファンタズマス : ……知ってる
ファンタズマス : ナイゼル 騎士の取材記事ばかり書く記者の名前だ
ナイゼル : (やった!)特集組んでんだよッ!あ、あれか!?まさかグルメとかそっちのが好みだったか!?
ファンタズマス : 別に……どんな話題だって 面白ければ読むが
ファンタズマス : ただ、同じ話題ばかりは……だな
ナイゼル : ……なら今回の記事にも貢献してもらおう……今回は此処の売れ筋、注目されがちな薬あたりの特集の予定
ファンタズマス : ふぅん……(無愛想な男の、無愛想な視線と返事)
ファンタズマス : 答えると、俺はどう得をするのか聞いても?
ナイゼル : で、最近多く仕入れられてる奴とか……ってそこからかい!
ファンタズマス : 当たり前さ 労働者は働かなきゃ食えない
ヴェール : ……。(ここでは珍しい賑やかさに、外套のフードを上げ)
ヴェールは[隠密行動中]でなくなった
ナイゼル : 私がそういう記事を書く、すると他の新聞記者連中がナイゼルばっかに稼がせてなるものかと必死に記事のネタ集めに奔走したり、それこそ新発見をするかもしれない……
ナイゼル : 丁度ヴェールさんが記者デビューしてくれたようにッ!私ばっか書いてると気になるはずだ、他の連中もッ!!
ナイゼル : ああああヴェールさん!?何ッ!?何時から!?
ファンタズマス : ふぅん… じゃあ、取引しよう
ヴェール : こ、こんにちは……ああいえ、おかまいなく〜……
ファンタズマス : (無愛想に奥の女性に視線を移すが、適当にまたナイゼルに視線を向けて)
ナイゼル : フ、仕事中だ……(一寸ばかしランドルと名乗った彼の真似をした、無礼だ)
ファンタズマス : 記者ってのは……センセーショナルな記事を書くもんだ そうだろ?
ナイゼル : まあ最近騎士団連中の間でも不調をもたらす類の薬を使う奴らも増えて来て、その辺の話を書く時、イマイチ伝わってないんじゃあないかと。それが発端よ
ナイゼル : 応、当然
ファンタズマス : 数日前起きた騒ぎ、知らねぇってことはねぇよな
ナイゼル : おいおい大人気だな。その話題
ファンタズマス : そりゃあそうだろう 上の層で、あんな事があったんだ
ファンタズマス : だが、記事になる気配がない だーれも書きやしない
ナイゼル : フフ、私の方針でね。誰それが酷い目に遭った〜だとか、誰彼が痛い目見た〜とか
ナイゼル : そういう話題よりはその日笑える話を書くことにしてんの。なんで書く奴が出てくるまで出て来ないかもな
ヴェール : ……。
ファンタズマス : みんなが知りたがってることより か?
ファンタズマス : まぁ、それもペンを持つやつの自由だわ な…
ナイゼル : ふふん、”皆”からは一寸ばかし外れてるもんだから。そこに従う気はあんまり無いな。
ファンタズマス : (貴方が直感に優れているなら、貴方が逆に色々と聞き出されていると気がつくかも知れない。この男は、どうにも不思議な視線をあなたに向けていた)
ファンタズマス : そうかい まぁ、なんとなく 理解できたよ
ナイゼル : (自分語りが好きな性分だ、にしても今日は良くその話題に触れる。大人気は間違いない。だが、やけにという所ではあった)
ファンタズマス : それで、だよ 取引ってのは…
ナイゼル : そりゃ何より!……何だ?男からの要望はお嬢さんからの8割増しでしか受けんぞ?聞かせてみ
ファンタズマス : アンタ、楽しい記事 書くんだろう? なら
ファンタズマス : 下層でやってる 湯屋の記事でも書いてくれよ
ナイゼル : ……何ッ!良いのか……そんな……(小声)仕切りが無いんだよな?
ナイゼル : 仕切りが……無いんだよな?(二度聞いた、しつこい)
ファンタズマス : あそこはいい湯だが……(何だこいつみたいな視線を向けながら話し続ける)
ファンタズマス : なんというか、知名度があんまりないんだな
ナイゼル : バッカお前、男ならわかるだろうが……ッ仕切りの重要性!わかれよ。まあ、確かにあんまり人の入る気配は感じなかったな……
ファンタズマス : 俺なんか労働者でよぉ アシュヴィンの教えに曰く
ナイゼル : クソッ!男のロマンの解らん奴め……ッ!
ファンタズマス : 日々の汚れと疲れを、清め落とすのが重要 だろう?
ナイゼル : あっはい……すみませんでした……
ヴェール : ナイゼルさん…………(呆れた声だった)
ファンタズマス : (人の話を聞かねぇなぁ…と思いながらもそのまま続け)
ナイゼル : クッ……聞かれているッ……
ファンタズマス : 俺も世話になってんだけどよ
ファンタズマス : 寂れていくのは嫌なんだよなァ
ナイゼル : (貴方の語りに相槌を打つ)成程……
ファンタズマス : ……それにまぁ
ファンタズマス : 兄ちゃんが好きそうな、美人な嬢ちゃんもいるしな
ナイゼル : 世話になってる場所の寂れていくのは寂しいよな。そうだよな
ナイゼル : ……マジか、値千金ッ……!!!(男には8割厳しく行くだとか言っていたのは最早完全に投げ捨てられた、乗り気だ)
ファンタズマス : 湯屋娘だよ 俺は対して、だけど 好きなやつは好きだろうね
ファンタズマス : お嬢さんが、背中を流してくれるそうだ
ヴェール : (そっぽむいた。聞いてないふりをはじめたようだ)
ナイゼル : ここの記事を書いたら……次は必ず湯屋の記事にしよう。任せてくれ……男ナイゼル約束はある程度は違えないぜ
ファンタズマス : ……よし(男は仏頂面を、ようやく緩ませた)
ファンタズマス : じゃあ、アンタが聞きたいこと 話そうか
ナイゼル : (この時きっとヴェールの中でナイゼルの好感度ゲージは静かに下落していた……)ああ、頼む。
ファンタズマス : 薬だったよなぁ……薬 運んでるから、わかるにはわかるが
ファンタズマス : 薬の何を聞きたいんだ?
ナイゼル : 色々薬品も多いもんで。騎士団連中に模擬戦で使われることも多いからその話も書きたいんだけども
ナイゼル : 市民からしたら馴染みが無いだろ?よくわからん道具で追い詰められた〜とか困った〜とか書いても話が通じないっていうか
ファンタズマス : ああ…… 普通に暮らしてれば解熱剤だとか腹下しの薬以外世話にならねぇからなぁ
ナイゼル : なんで、薬局の薬品の中でも良く買われてるのだとか、その辺を調べて特集として置いとけば記事で話題に出しても入って行きやすいかな〜ってとこ
ファンタズマス : 俺は店員じゃねーけど… よーく発注がかかるやつは分からないでもない
ナイゼル : (よし!)どの辺だ……?
ファンタズマス : 色々、だが……エーテルポーションは売れいきが良いみたいだ
ナイゼル : !そこか。訓練だとあんまり見ないが確かに……エーテルが尽きた状態で出来ることはかなり減るもんな
ファンタズマス : こいつは、肉体的な負傷を治すものとは別物でな でも、活力になる
ファンタズマス : 息切れし易いやつなんかは これを飲んどけば マシになるんじゃねーかな
ナイゼル : メディックポーションの逆だな。ははあ……アンタ上手いな。そういう風に書いとけば結構売れる気もする
ファンタズマス : へん… 記事を読むやつの事も考えていただければ、俺もありがたいね
ファンタズマス : アンチドートも、かねぇ
ナイゼル : わ、わかる、必須級
ファンタズマス : こいつは、肉体的な不調を ひとところに治してくれる
ファンタズマス : 巷には、武装した奴らが 妙な薬をまいているそうじゃないか
ナイゼル : ああ〜麻痺とか沈黙とか……
ファンタズマス : やれ、体の動きが痺れる薬やら やれ、口がきけなくなる薬やら
ファンタズマス : ああいうのってよー 結構長く効く
ファンタズマス : すぐにおさらばしたいなら持っておいたほうが いいぜ
ナイゼル : 本当に薬屋の仕入れなんだな……私の考える以上に説明が……上手い……!!
ファンタズマス : 俺だってよー 頼み聞いてもらって無下にはしない
ナイゼル : ふふ、なら必ず人の増えそうな記事にしてやらなくちゃ、だな。
ファンタズマス : 頼むよ 俺なんて箱運ぶだけだ、でも なんかできるならしたい
ナイゼル : 下層のことは詳しくないもんで。助かったよ。あとめっちゃ迷うからな……
ファンタズマス : ……下層で歩くなら 裏路地にはあんまり入らん用にな
ファンタズマス : こことは違う スリも居るし、妙な薬売ってるやつまで居る ここのとも違うような
ナイゼル : 大丈夫、もう来るなって言われたとこには寄らないようにしてる。
ファンタズマス : それがいい……さっきの湯屋も 階段を降りて、広場を抜けたすぐそこだ
ファンタズマス : 偶に呼び込みの城ちゃんが立ってる
ナイゼル : ありがとなランドルさん。フフ、可愛いお嬢さんに呼ばれる場所なら絶対に間違えんよ。
ファンタズマス : どうも(ぶっきらぼうな顔が、わずかに笑ったような気がした)
ナイゼル : よし、それじゃあ書いてくるッ!また記事とか読んだら感想教えてくれよ、それじゃ!
ファンタズマス : 記事は……毎回読んでる
ヴェール : ……あ、い、いってらっしゃい〜……
ファンタズマス : 楽しみにするよ ナイゼル
ナイゼル : (熱心!)ああ、じゃあな!