「占星術の神秘に触れる」蒼のアジメク、ザイン先生に占ってもらうなら対価は忘れずに!
- レガリア国立図書館 -
ザイン : あら。……こんにちは、見ないお顔ですわね。
ナイゼル : っと、どうもどうも。最近こっちに来たんだ。見ない顔なのは当然かもしれないな
ザイン : それはそれは、遠い所からご苦労様です。うふふ。
ナイゼル : こっちじゃ異邦人は珍しいと聞くよ。宜しくしてくれれば嬉しい……お姉さんは今日は本でも探しに?
ザイン : となりますと、この図書館へはこの辺りの文化を学びに来たのかしら。……ああ、わたくしは占星術の旧い資料を探しているのです。
ナイゼル : まずはこっちで色々学ぶと良いよって案内されがちだからね。おお、占星術!?
ナイゼル : 私、こう見えて魔術師なんだよ。占星術は専門外だけどね。……取材しても良い?
ザイン : 取材? 構いませんけれど……ふふ、まるで記者のような物言いですわね。そういうのがお得意?
ナイゼル : ふふ、ドラッヘン・アウゲの探偵兼記者ナイゼルですってね。昨日始めたばっかりだけども!
ザイン : あらあら、それはそれは……。(口元を隠してふふふと笑い。)お手並み拝見と参りますわ。
ザイン : わたくし占い師の端くれですから、取材のマナーというのがわかりませんの。……ええと、教えてくださる?(ちら、と座れる場所に視線を向けて。)
ナイゼル : まずは座って喋ろうか、ええと。向こうかな
ナイゼル : 一応、勉強中の人も居そうだからちょーっとだけ静かに……
ナイゼル : そうだな〜……まずはお姉さん、お名前をお願いしようかな。
ザイン : お構いなく。はしたなく大声でお喋りをしたりなんてしませんわ──ザイン。ザイン・ペイジアよ、記者さん。
ナイゼル : ザインさんね。ご職業は……やっぱり占星術師?そのヴェールだとか服装、どことなくそれっぽい気がしてたんだ。違ったらごめんね
ザイン : ご明察。新人にしては中々、目がよろしくて。『蒼のアジメク』所属の占星術師ですわ。
ザイン : 星々の動きは、わたくしたち個人個人に影響を与えるのです。その逆もまた同じ。
ザイン : 故に、星々を見れば、わたくしたちの幸先がわかるのですよ。
ナイゼル : 一度そっちで泊まらせて貰ったからね。ふふん……(一寸だけ得意げにした)
ナイゼル : 宿星とも言うよね。人は誰しも己の星を持つ……だとか?
ザイン : でもその様子、貴方はアジメクには所属なさらないおつもりかしら。体系的な魔術には精通されていそうですから、似合うと思うのだけれど。
ナイゼル : 何処かに根差してきちんとやるってのは何かと責任も伴うからね。
ナイゼル : 日銭を稼ぐには……新聞社の原稿料でも今のところはー……やってけそうだし
ナイゼル : って、上手いなザインさん……!私ばっかり喋ってしまうところだった!そっちの話そっちの話!
ザイン : あら、勿体ない。(いたずらに笑って。)
ナイゼル : 折角だし少し占って欲しいなんてのは……面白い記事になりそうじゃない?
ザイン : よろしくてよ。カードはいつも持ち歩いているの。ほら、これよ。(様々な図柄の書かれた複数枚のカードを取り出して。)
ナイゼル : (取り出されたカードを少し身を乗り出して見て)
ザイン : タロットっていうのよ。……こちらは大アルカナといって……いえ、これではいつまでたっても占いができないわ。
ザイン : 元は旧い戯れのためのデッキとされることも多いのだけれど、私たちは、これらに12星座との関連付けを行っているの。
ザイン : 占星術でも端の端、異端寄りの学閥ですけれどもね。
ナイゼル : 天の道に連なる十二の星の繋ぎ……いいや、ちょっとはみ出してる位が新聞には相応しいよ
ザイン : ありがとう。ですけれど、結果を見てみるのが一番早いわ……。(そう言って、カードを切り出して。それから、机の上に並べる。)
ザイン : ここには来たばかりと仰っていましたね。それは、これまでにいたところを出た、ということ。
ナイゼル : ああ、ずっとそうやって過ごして来た。
ザイン : ああ、やっぱり。心機一転ではないのでしょう?
ザイン : 貴方の旅路の先には何があるのか。……それをこれから示します。
ナイゼル : 常に根無し草さ。頼む……心して聞かせて貰う
ザインのダイスロール : (1d22) ->([4])=4
ザインのダイスロール : (1d2) ->([1])=1
ザイン : (現れたのは王冠を被った男性が、杖を持ち玉座に座しているカードだ。向きは正しい。)
ザイン : 『皇帝』の正位置ですわ。イメージは支配、安定、成就・達成、男性的、権威、行動力、意思、責任感の強さ、軸。
ナイゼル : ふむ、良い結果?
ザイン : ええ。一言で言ってしまえば、貴方は今安定している状態です。ここに来るまで色々なことがあったでしょうが、きっと、今のあなたに将来の不安はないのでしょう。
ナイゼル : 今のところは、この街の人たちは良い人ばっかりだし、そうだね。綺麗なお姉さんともこうして喋る機会があって、あのとんでもない森を越えて来た甲斐あった……ってとこだ
ザイン : まあ、素敵な言葉ですこと。思わず着いて行ってしまいそうになるかも……うふふふ。
ザイン : その通り、このカードが意味するものは『リーダーシップ』です。貴方、自分にリーダーシップはあるとおもうかしら。
ナイゼル : いやあ〜……一人旅だよ?御察しの通り……
ナイゼル : いや、これからかもしれない。背が私より低くて可愛いアコライトの美少女なんかが仲間になってくれるかもしれん……!
ザイン : あら、自信なさげですわね。ですけれどこうして記者一日目から、精をだして仕事に励んでいる。その実直な姿勢は、いずれ評価されるでしょう。
ザイン : それは玉座の上からか、或いは道端の花かもしれませんが。
ザイン : 貴方の秘められたる、そういった姿を、きっと認めてくれる人がおりますわ。
ナイゼル : へへ、そうだと良いなぁ……
ナイゼル : っと、今日はこれくらいにしておくか……普段はどこでこういう占いを?
ザイン : 『蒼のアジメク』にて。
ナイゼル : 蒼のアジメク、占星術のザイン先生に占ってもらうなら此処……とかどうです?
ザイン : まあ、素晴らしいわ。記事に書かれれば、わたくしの学派にもきっと人が集まります。
ナイゼル : そうなったらお喋りするチャンスが減っちゃうな。なんて
フォローしました。
ザインからフォローされました。
ザイン : そういった積極的な姿勢は、恋愛成就にも吉と占いには出ておりますわ。
ナイゼル : (脈……ナシ!!!)
ザイン : ありがとう、記者さま。ところで……。
ナイゼル : ん?
ザイン : 実は、普段は占いは有料となっているのですけれど。うふ。
ナイゼル : ……!!!
ザイン : ツケね。(はぁと)
ナイゼル : えーとえーと、えーと、ザインさん〜!こ、今度パン屋なんかで奢るからご容赦を〜何とぞ……!
ナイゼル : ぜ、絶対良い記事にします……ま、またお会いしましょう
ザイン : 楽しみにしていますわ。ところで、ねえ、あなた。
ザイン : 星はいつだって眼に宿る。目を見れば人はわかる。
ザイン : あなた、目が無いわ。
ザイン : (それは比喩的な表現か。)
ナイゼル : 視ることは最初の呪いだよ。