占星術師との別れ、約束
ザイン : きゃっ!?(危うくぶつかりそうになった人影。顔をあげる。)
ナイゼル : っと、あぶねッ!大丈夫か?(ぶつかりかけた人影の道を塞ぐ、そうするのはスリ対策の一環で。旅人ならありがちな動きだ)
ザイン : (する、と懐に踏み込んでくるその顔は……。)
ザイン : ナイゼルさま?
ナイゼル : ザインさん……か?
ザイン : ええ、仰る通りですわ。わたくし、ザイン。ザインです!
ザイン : (ザインと直接顔を合わせるのは恐らく久方ぶりになる。その間にやけにテンションが高くなった。)
ナイゼル : (雰囲気が大きく異なる、だから本人だとは俄かに信じ難かったけれど。状況についてはアルナイルとの会話で凡そ知っては居る)まあ久しぶり。元気そうだな
ザイン : ええ、あなたこそ! ……いまだにこの国からは出られていない様子ですわね。まあ、当たり前ですけれど。(へら、と笑って。)
ナイゼル : フ、来月の頭には出てくよ。
ザイン : まあ。……なら、そうだわ、あなたが、あなたこそが適役です。
ザイン : ねえ、ひとつお願いがあるの。よろしければ、どこか二人きりで話さない?
ナイゼル : そう頼むからには……高くつくぜ。良いのか?
ザイン : あなたがそういうところ現金なの、知っているわ。
ザイン : ……ええ、わたくしに払えるものならなんだって。それくらいには大事な用事です。
ナイゼル : これは値段とは別の話だけど。飯屋探してんだけど教えてくれれば嬉しい。
ザイン : お腹空いてらして?
ナイゼル : まともな飯続きで携帯食とか草の根食って生きるのに戻れなくなったら困る、ってのは冗談。下の飯屋も気になるが8割。
ナイゼル : で、どうだ。良いとこ知ってる?
ザイン : そんなに俗っぽくって、本当に戻れるのかしら。まあいいわ、ついてらっしゃいな。
ザイン : 路地裏の奥にあるの。少し退いててね。
アクティブを開始しますか?
ナイゼル : ん
ザインが[開始する]を選択しました
Round 1
ザインは攻撃した。 達成値:14([3,2,2]+7)
に25のダメージ ([3,1]+19)
は[損傷]になった
は[破壊]になった
Round 2
アクティブを終了しますか?
ザインが[終了する]を選択しました
ザイン : (本日二度目の光景。)
- 隠れ酒場『ロアのランプ亭』 -
店員「ようこそいらっしゃいました。
当店はどなたにでもくつろぎのひと時を提供させていただいております。
どうぞ通路をお進みいただき、お好きな席にお座りください」
ザイン : 店員さんにお顔覚えられちゃいそうだわ。……いいところでしょう?
ナイゼル : 酒場か、まさか樽蹴り飛ばすとは思わなんだが
ザイン : 隠れ、がウリですからね。
ナイゼル : で、どこの席にする
ナイゼル : (対角に座った)
ザイン : (手前の個室に促し)
ザイン : (目を合わせようとして来る……。)
ナイゼル : (視線は合わない……前髪で隠れているから)
ナイゼル : で、頼みってのは
ザイン : ずばり、上層騎士への言伝ですわ!(かなり割ととんでもないというか、面倒そうな依頼だった。)
ザインは、珈琲を使った。
湯気と共に、香気が立ち上る……
ザインは2のSPを回復した。
ナイゼル : はぁ、私そこまで偉い人間ではないけども。
3ルド失った。
…… ナイゼル のテーブルに、マウンテンポテトが運ばれてきた。
細長く切られカラっと揚げられ、シンプルに塩で味付けされたポテトは表面はこんがりカリッと、中はほくほくだ。
ザイン : 寧ろ、貴方のような偉くない人間じゃないとだめなのよ。
ナイゼル : (ポテトを頼んで食べている、酒場の定番ならコレ)
ザイン : ほら、わたくしって見ての通り印つきじゃない。
ナイゼル : まあそうだな
ザイン : 下層市民から上層騎士は、そもそも話を聞いてくれそうにない。ですから言伝をお願いするとなれば必然的に上層のお知り合いになるのだけれど。
ナイゼル : (普通であれば、一般的なこの土地の人間であればきっとこうして喋ることもきっと無い)
ザイン : 騎士が印つきの言伝を仲間に言いふらす、となったらそれこそ懲罰房ものじゃない?
ザイン : 貴方は記者ですわ。顔も広い。
ナイゼル : 下層じゃ全然のつもりだけどな。ま、組織の機序に則るならそうなると思う。
取引をしました。
8ルド失った。
[エール] を手に入れた。
ナイゼルは、エールを使った。
爽やかな苦みが舌から喉へと抜けていく……
ナイゼルは2のSPを回復した。
ザイン : でしょう! ですから是非とも、あなたにお願いしたいと思っていて。それに貴方、いざなにがしかがあって狙われそうになっても、自衛ができるし、いずれ出て行くつもりらしいし……。
ザイン : (何やら組織の機密でも話すつもりかのような、物々しい前置きを並べ立てた上で。)
ナイゼル : 帝国に指名手配された時はマジで死ぬかと思ったけど生きてるしな。や〜んわり引き留められちゃいるがそれも私を止めるに能わずってね。
ナイゼル : で、本題に移れよ(少し身を乗り出して、エールのグラスが僅かに揺れた、行儀が悪い)
ザイン : アルナイルさまという方に、口頭でこれから言う言葉を伝えてほしいの。
ザイン : 聞いた上で問題があると思ったのなら、伝えなくっても構いません。
ナイゼル : あの揶揄うと面白いアルナイル推定未経験ね。はいはい
ザイン : いいえ、推定経験済みよ。
ザイン : だって、あれ、きっとファーストキスだったもの。ふふふ。
ナイゼル : うっそだァ
ナイゼル : フ……キスで経験済み想定に入るのは一寸、純情が過ぎるだろ
ナイゼル : まあそこは本人に聞くとして(置いといた)
ザイン : (手紙ではなく口頭で。それは、必ず内容を検閲できる手段だ。本人もそれを意識しての提案だろう。)
ザイン : ええと……。その、ごほん。ええと。(言葉を選ぶように。……いざという時になって、あんまり言葉が出てこなかった。)
ナイゼル : (この男伝言は下手だ、何せそのニュアンスの大抵を語り口がそぎ落としてしまう。言葉通りに語ったとして平坦になってしまうのだ)
ザイン : その……謝りたいんです、わたくし。何にも言わずにいなくったこと。お礼のひとつも、約束も果たせていないこと。
ザイン : わたくし、本当はちゃんと、彼の未来を詠んであげたかったわ。エーテル回路が焼けたから、今は難しいけれど。
ナイゼル : (話す様子を聞いている、言葉通りにとは言われたがどこからが始点なのかを伺う様子)
ザイン : (言葉を探しながら喋っている。大凡、要点を拾い上げる形で構わないのだろう。)
ザイン : 多分きっと、すごく酷いことをしてしまったわ。だからその……。
ザイン : ……わたくしのような女のことは早く忘れてほしいの。
ナイゼル : 占ってあげる約束を果たせなくてごめんなさい、酷いことをしてしまったと思う、私のことは忘れて下さい。ザイン。……で、どうだ
ナイゼル : (話された内容を自分目線で引っ付けて定型文を作る、効率指向が目に見える無味な要約)
ザイン : ……それでいいわっ。感情が読めないところが特にいい。
ナイゼル : 応、良いなら良い。じゃあ私もお願い聞いてもらうか
ザイン : あ、はいっ。……何が良いかしら。また、スリーサイズ?
ナイゼル : いいや。そこはもう覚えてる、まあ私くらいになれば胸の大きさは見りゃわかるから尻の大きさのがその手の情報の中では重要だからスリーサイズと聞いているわけだが……
ナイゼル : ってちげえよ。何言わせんだよ
ザイン : はあ……。(にこ……。)
ナイゼル : また占って貰おうかな。迷信深いって訳でもないが、本当のまじないのこもった占いよりかは、ただランダムな運による占いのが信じる方でね
ナイゼル : 出たカードの内容を読むの自体はまだ出来るんだろ?
ザイン : ええ。質問に対する解釈──リーディング自体はできます。あれはエーテルの賜物でもなんでもなく、知識ですから。
ザイン : ですけれど、本当に頓珍漢な結果が出るのよ? そんな占いで、あなたは何を聞きたいのかしら。
ナイゼル : 私が旅の目的を果たせるか、っていうと壮大すぎるな。
ナイゼル : あー、そうだな
ナイゼル : 師匠にもう一回会えるかどうか占って貰って良いか?10の歳の時に置いてかれて以来会ってないもんで
ザイン : 構わないけれど。……10歳! まだ子供じゃない。
ナイゼル : もう私を必要とはしてないだろ?って言われてあ〜そうだな〜わかる〜って思ったら明日には居なかったんだぜ。信じらんねえよな
ザイン : まあ、なんてひどいの。(女は感情的なつながりを大事にするタイプだった。彼らのさっぱりとした気風はまったく想像できない。)
ナイゼル : で、もう一回会えたら一発ブン殴って終わりにしようかと。これはささやか〜な私の人生の目標の一つね
ザイン : おかしなひとね。全然理解できないわ。(くすくす、と笑って。)
ザイン : 本当に嫌いなら、会わなければいいのに。
ナイゼル : 嫌いって訳じゃないよ。めんどくせえ親みたいなもん?いや……親が居たことは無いから想像だけども
ザイン : そう……。(束の間、憐憫を向けるようなまなざし)
ザイン : いいわ、そういうの嫌いじゃないもの。占ったげる。では、貴方が師匠に、もう一度会えるのか──。
ザインのダイスロール : (1d22) ->([20])=20
ザインのダイスロール : (1d2) ->([1])=1
ザイン : (そうして机上に並べられた、0番から始まるカードの裏地。貴方が拾い上げたのは、19番『太陽』の正位置だ。)
ナイゼル : で、どういう意味になる?
ザイン : 19番『太陽』。イメージは成功、誕生、祝福、勝利、約束された将来。
ザイン : まあ。
ザイン : (二人のとてもよく似た子供が、並んで立っている。その腰元に蒼布がまかれた姿は、暗喩的に異性同士であることを示しているようにも見える。)
ナイゼル : っしゃ、ならあの四本指のことブン殴れるで良いか!?
ザイン : ……い、いえっ。わたくし、今エーテル回路を広げてないわ。これはエセうらない! …………。(当人も、あまりにも直接的なメッセ−ジに驚いているようだ。)
ナイゼル : おいおい、占ってみた本人が否定するなよ。私は少なくとも結果に満足だぜ?
ザイン : ……このカードの意味は調和よ。ほら、男と女に見えるでしょう? そして背景の太陽から伸びる光線は、曲線と直線を交互に繰り返している。
ザイン : 即ち遍くものに存在する陰陽のエネルギーが、均されているということなの。それはとってもすごいことで、完全だわ。
ザイン : 少なくともこの国では、見られないものだわ……。
ナイゼル : てことは結構良いカードだったり
ナイゼル : ……どこの国でも、だぜ。完全なモノだとか、完全な幸福だとか、満ち足りるなんてのを図るのは個人の尺度以外じゃあり得ない。
ザイン : ……で、あるのなら、きっと精神的なものなのかもしれないわね。
ザイン : ねえ、ご存じ? このタロットに掛かれている図柄は、単なる独立したモチーフではないのよ。それぞれのカードに関連性があるの。
ナイゼル : てことは〜……此処に書かれてる人物もまた他で出てくるとか?
ザイン : 仰る通りです。例えば光輪というモチーフは、3枚にわたって描かれているわ。
ザイン : この『太陽』のカードは、最後から数えて3枚目のカード。この完全な調和を描いたカードの先には、このお話の続きがあるのよ。
ナイゼル : ふふん、その続きは?
ザイン : 続くカードは『審判』。そして、最後に『世界』が来るの。
ザイン : この『太陽』のカードは、『世界』──”グッドエンド”に続く大事な第一歩のカードなんです。
ザイン : (語り口が熱を帯びる。)
ザイン : ……貴方はいずれ試練を受けることになるでしょう。けれど、きっと大丈夫。
ザイン : これはきっと吉兆よ。
ザイン : ……いえ、ごめんなさい。確度の低い結果にこんなに考察しちゃって。
ナイゼル : なら良いことがあるって思い込んどこう。私は精度が高いかどうかより、どんな結果が出たかを重視したいとこだぜ
ザイン : ロマンチストなのね。きっとそのうち、詐欺か何かに引っかかるわ。
ナイゼル : フフ、そうなる前に逃げるよ。
ザイン : そう。…………。
ナイゼル : じゃ。そろそろ戻るか?
ザイン : ねえ、ナイゼルさま。
ナイゼル : ん〜?
ザイン : こんな占い、星の祝福を伝えるものでもなんでもない。ほかならぬ人が導き出したものですわ。
ザイン : でも……(10の歳。青年は20と幾つかに見える。10数年の隔絶。旅人とあるならば、きっと可能性は絶望的に低い。おまけに貴方は不運なことに、このレガリアに生きて辿り着いてしまった)
ザイン : きっと会えるわ。”この”わたくしが言うんですもの。きっと大丈夫。
ザイン : あなたの旅の終わりがどうか。幸せなものであることを祈ります。
ナイゼル : 道を作るのは人、そして我々は旅人である、星はそれを見守るモノに過ぎない。っていうと偉そうにしすぎと怒られそうだけども。
ナイゼル : 上手くやるよ。こっちにまで話が聞こえてくるくらい!
ザイン : まあ、記者はおやめになってしまうのに?(くすくす、と笑って。)
ナイゼル : 本業は旅人なんでね。
ザイン : (ザインは侵蝕薬の影響によって人格が変化している。だけれども、占いの話をするときだけは、自分の為に雄弁になる。)
ザイン : (もとは真面目な占星術師だった。)
ザイン : さよなら。……アルナイルさまにだけ、言伝をお願いね。そうしたらわたくしからあなたはもう自由よ。
ナイゼル : じゃあな(また、とは言わない。何時でも一人で続けて来た。誰を伴ったところでついて来れる相手なんて居なかったから)
ザイン : (束縛するのは得意だった。そうしなければ手の届かない所へいってしまうでしょう)
ナイゼル : やべ、迷った!!!