依頼、記憶回廊のトロイメライ

アルマ:……始まりは、ただの調査依頼だったの。

記憶喰らいの怪物が棲むという孤島の洋館。
その依頼書を手に取った君たちに、
アルマが語り掛ける。
フガク : ……
ロザーリオ : 記憶を喰らうですか
フガク : 孤島、か……
フガク : 大掛かりな依頼になりそうだ
カルロ : 記憶を…喰らう…ね
アルマ:無人の孤島で見つかった廃館の調査。
        特に危険もない、ありふれた依頼だと思ってた。

ロザーリオ : 思ってたというのは?
ロザーリオが[思ってた?]を選択しました
アルマ:最初に依頼が受注されて、3日ほどだったかな。
        依頼を受けてくれた冒険者チームが、
        何事もなかったかのように、
        この宿に顔を出して。
アルマ:訊ねてみたら……。
        彼らは、この依頼を受けたことを忘れていた。

フガク : ……
ロザーリオ : …………
カルロ : ……
アルマ:医院にも行ってもらったけど、異常は無し。
        そして、次に受けてくれた皆も同じだった。
        ケガもなく、ただ、この依頼を受けたという
        記憶だけが、すっぽりと抜け落ちて。
フガク : 帰っては、これたのか
フガク : ふむ……
カルロ : 依頼を受けたことだけを忘れているのか…
ロザーリオ : 戻ってきては居ても解決出来ていないのでしたら意味はありませんね
アルマ:……そして、いよいよ
        腕利きの皆に調査してもらうことになって。
フガク : ……
アルマ:……彼らは。
        帰ってはこなかった。
ロザーリオ : ……
カルロ : ……なるほど?
フガク : ……!
アルマ:同じころに、孤島の周辺にある村で、
        記憶喪失の旅人が見つかったらしいの。
        ……関係がないとは思えない。
フガク : 何故、腕利きだけが
カルロ : 完全に記憶喪失というわけか…?
ロザーリオ : 腕利きのその方々かもしれないと。そういうわけで?
そこまで語り終えて、
アルマは一拍を置いた。
アルマ:これは、そういう……いわくつきの依頼よ。
        相応の覚悟と……信頼できる複数の仲間。
        それが必要になってくると思う。
        ……どうする?
フガク : ……行こう。二人の腕は信頼できる
カルロ : (この場にいるのは3名だが…)
ロザーリオ : 構いませんよ。フガクも居るのなら十分かと。
フガク : こうして巡ってきたのは、なにかの運命だろう
フガク : ……
フガク : す、すまんな、邪魔ではなかったか?
ロザーリオ : 何故?人手の必要な依頼ですよ?
カルロ : いいだろう。腕は確かだ、信頼と覚悟は勿論。
フガク : い、いや、その……
カルロ : は?
フガク : なんでもない、少し畑の拡張に金が必要でな
フガク : こうして付き合ってもらえるのは非常にありがたい
ロザーリオ : フフ、公私は分けますよ。受けましょう。
ロザーリオが[依頼を受ける]を選択しました
アルマ:……分かった。
フガク : 公私
カルロ : (やれやれと大げさに溜息をついた)
アルマ:この依頼書を剥がすのは……これが4回目。
        あなたたちは……どうか、無事で帰ってきてね。
フガク : 二度あることは三度ある というが……
カルロ : ああ。任せてくれ。
ロザーリオ : ええ。
フガク : ……四度目、これで終いにしよう
ロザーリオ : 当然
孤島へ向かうための馬車と舟は、
アルマが手配してくれるようだ。
……準備ができたら、出発しよう。
コルト:船頭は行商人組合に依頼しました。
        道中、彼らから必要なものを仕入れられるでしょう。
コルト:何が起きるか分からない依頼です。
        準備は万全に……お気を付けて。
アルマ:……孤島はリーンから馬車で半日の村、
        そこから舟で数時間の沖合で見つかった。
        
アルマ:記憶喪失の旅人と、行方不明の冒険者の
        関係は分かっていない……。
        情報が少なくて、ごめんなさい。
アルマ:ただ……一組目と二組目の冒険者は、
        依頼のことを忘れただけで、
        それ以外の記憶は持っていた。
アルマ:見つかった旅人は、自分のことも分かってないみたい。
        行方不明の冒険者たちも、
        全部を忘れてしまっているのだとしたら……。
アルマ:……“記憶喰らいの怪物”が棲んでいるとして、
        その力は、強くなっているのかもしれない。
        ……どうか、無事で帰ってきてね。
フガク : (目を伏せ、いつもの街の方角に小さく頭を下げた)
ロザーリオ : 何もかも忘れる可能性となると警戒はするべきかな……行きましょう(二、三言、女将と話してから立ち上がった)
フガク : 自分のことすらも……
カルロ : (軽く装備を確認して)……
フガク : …… そんなこと、あってたまるか
カルロ : ああ…頭の中には入れておく。行こう。
フガク : (絶対に忘れない) (そっと、ひび割れた椿の髪飾りの触れる)
ロザーリオ : ええ。
出発しますか?
あなたは、アルマが手配してくれた
馬車へと乗り込んだ。
船頭:……ああ、いやだね。
        霧が出てきやがったよ。
ロザーリオ : 幸先の悪い事で
リーンから馬車で半日。
そして、手配されていた小舟で数時間。
目的の孤島が近くなったとき、
煙草をくわえた船頭がポツリとつぶやいた。
カルロ : (目を眇め、霧を睨んだ)
フガク : (半日の移動や数時間の船の間、ずっと護符や傘の手入れをしている)
船頭:不穏なもんだね。
        ……ま、もう少しで着くよ。
        ボロい舟だったけど、しばらくの辛抱だ。
ロザーリオ : 然程気にもなりませんでしたよ。長旅には馴れてますから
フガク : いつも霧が出る、というわけではなさそうだな
船頭:いくつかの道具は持ち込んである。
        危険な依頼なんだろ。
        準備はちゃんとしていくんだね。
        ……もちろん、お代はいただくけどさ。
ロザーリオ : それはありがたいですね。
カルロ : 悪天候には慣れてる、気にしないさ。…どうも。
フガク : ……礼を言う
無口な行商人:……。
取引をしました。
無口な行商人:……気を付けて行け。
750ルド失った。
[SPハイポーション] を手に入れた。
[ハイポーション] を手に入れた。
[Willポーション] を手に入れた。
[APポーション] を手に入れた。
[ハイポーション] を手に入れた。
ロザーリオ : (いくつかの薬を買い込んでから)これくらいあれば良いかな。
フガク : (薬を買い込む) これは、良い品だな
カルロ : いつもこれくらいあればいいんだけど。高価だし無理もないか。
カルロ : こういうときくらいはな。
船頭:全員、準備はしっかりできたかい?

(※はい でボードを移動します)
フガク : そうさな、あまり買い込めぬのが歯がゆい…
ロザーリオ : 敗けられない戦いとなりそうですしね。
カルロ : ああ。
フガク : ……征くか
ロザーリオが[はい]を選択しました
船頭:そうかい。
        ちょうど、目的の孤島も見えてきたようだ……。
        ……接岸するよ。
ロザーリオ : はい
船頭:……着いたね。
        ここが目的の孤島だ。
船頭:……私らは少し沖合で停泊させてもらうよ。
        何かあって、巻き込まれたら、たまらんからね。
        終わったら信号弾を撃つんだ。
        それが見えたら拾いに戻ってくるよ。
フガク : すごい霧だ
カルロ : あいよ。
ロザーリオ : わかりました。覚えておきます。
船頭:あとは……いくつかアイテムを置いていく。
        サービスだ、好きに使いな。
        ……いくら商売とはいえ、
        出し渋って死なれちゃ、寝ざめ悪いからね。
フガク : ああ、どうかお気をつけて
ロザーリオ : おや、良いので?
フガク : ここに簡易拠点を作れそうだな
カルロ : どうもね。信号弾…使い慣れてるのはフガクだろうが…俺が持っておくか。
船頭:じゃあ……私らは一度、離れるよ。
        頼んだよ、冒険者さんたち。
        行きは客を乗せて……
        ……帰りは死体を乗せるなんざ、ごめんだからね。
ロザーリオ : フフ、そうですね。
フガク : 怪我をしたらここで治療しよう
……小舟が離れていく。
いよいよ、“記憶を喰らう怪物”が棲むという孤島だ。
ここからは、細心の注意を払って進むとしよう。
カルロ : くく…
フガク : む、信号弾は使ったことがあるが……
フガク : ……
カルロ : さ、行こうぜ。
ロザーリオ : 既に死体を乗せていたとは誰も思いはしないでしょうね。行きますか
フガク : (死体という言葉に眉をひそめ)
館に足を踏み入れる。
空気は湿気ており、埃っぽい。
うすよごれた絨毯が君たちを出迎える。
ロザーリオ : 見てくれは普通の屋敷と変わりはしませんね
フガク : カルロ、信号弾の使い方は大丈夫だろうな
カルロ : ここが例の…
フガク : しけらせたとかなったら許さんぞ
カルロ : 長らく使われてないみたいだな
カルロ : …そんなことするか。俺だってリュカ見て多少は銃も扱い学んでるよ。
フガク : 道具の扱いは信頼しているが…… まったく
フガク : 掃除したくなる門構えだ……
カルロ : おいおい…
ロザーリオ : そこまでそそっかしい質でもないでしょう。カルロも最近は落ち着いてますし
……中央に大きな階段がある。
部屋らしきものは、二階にしかないようだ。
フガク : ロザーリオの前では背筋を伸ばしよるだけだ
カルロ : そそっかしい連中が多いからね。
フガク : 貴様が言うな
カルロ : (フガクを見ながら)
ロザーリオ : なんだ、そうなんです?
フガク : あ?
カルロ : は?
フガク : ルスリアで引いてから直ぐに消し飛んだりしたろうが!!
カルロ : やんのか…? 冗談だ、大人げないと思わないのか。
フガク : あっ、この……!! ともなく!!気をつけろ!!
カルロ : 敵地だ、相手にぶつけなよ。
カルロ : そそっかしいったら。
フガク : 此奴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ロザーリオ : フフ、からかわれてますね。
君たちが階段に足を掛けると、
不意に、気配を感じる。
ロザーリオ : っと
……!
ゴブリンの群れだ。
いったいなぜ、いつのまに?
カルロ : さっきまで全く気配なんてなかったが…
フガク : ゴブリン、こんな屋敷に…!?
カルロ : 何らかの術か?
ロザーリオ : 屋敷という場には随分不似合いですね。不格好にすら見える
フガク : 召喚か? それとも……
まったく気配を感じなかったが……
ゴブリンたちからは、敵意を差し向けられている。
武器をとり、応戦せよ!
Round 1
カルロ : 来るぞ。
フガク : 迎え撃つぞ!!
ロザーリオ : 早々に片付けたい所ではありますね。術師が居るようですし
フガク : くっ、ただの子鬼ではないな!
カルロは移動した。
    カルロは[5,6]へ移動した。
カルロ : …へえ…案外高度な…来なよッ!
“_____” : (何処からか、花と煙草の香りを乗せて、) (追風が吹く。)
ひゅるりと、風が吹いた。  達成値:17([2,4,3]+8)
    フガクは[ヘイスト]になった
ロザーリオ : 術師としては上位かと……!
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[5,8]へ移動した。
ゴブリンシャーマン : ウォータースピア!
フガクに水の槍が向かう!  達成値:11([2,3,3]+3)
“_____” : (刃が和らぐ。)
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
        ダメージを15軽減! ([3]+21)
    フガクに0のダメージ ([2,3]+2)
ゴブリンシャーマン : ウォータースピア!
フガクに水の槍が向かう!  達成値:13([4,4,2]+3)
フガク : 弾きノ陣
    白い刃が煌めいた。
        フガクは回避した。  達成値:33([6,6,5]+16)
“_____” : (何かが勢いを削いで、) (刃が和らぐ。)
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
        ダメージを13軽減! ([1]+21)
ゴブリンは移動した。
    ゴブリンは[6,7]へ移動した。
ゴブリンは移動した。
    ゴブリンは[6,6]へ移動した。
フガクは移動した。
    フガクは[5,7]へ移動した。
カルロ : シャインスラスト!
―きらめく一閃。  達成値:10([4,1,2]+3)
    ゴブリンは防御した。
        ダメージを1軽減! ([]+2)
    カルロは[4,6]へ移動した。
    ゴブリンに22のダメージ ([1,3]+21)
“_____”の(追風が吹く。)はAPが足りず失敗した。
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:18([3,3,6]+6)
    ゴブリンは防御した。
        ダメージを1軽減! ([]+2)
    ロザーリオは[5,7]へ移動した。
    ゴブリンに24のダメージ ([2,6,6]+13)
ゴブリンは攻撃した。  達成値:15([4,6,1]+4)
    カルロは回避しようとした。
        カルロは回避した。  達成値:27([1,4,4]+18)
ゴブリンは攻撃した。  達成値:11([4,2,1]+4)
    カルロは回避しようとした。
        カルロは回避した。  達成値:27([3,2,4]+18)
フガク : 継ノ陣
音もなく、瞬時に刀を振るう…  達成値:25([1,2,6]+16)
    ゴブリンの防御はAPが足りず失敗した。
    ゴブリンに28のダメージ ([4,2,2,2,2]+18)
        ゴブリンは[重傷]になった
        ゴブリンは[気絶]になった
ゴブリンシャーマン : ブリーズ!
ゴブリンシャーマンが風を巻き起こす!  達成値:12([1,5,3]+3)
    フガクは抵抗しようとした。
        フガクは抵抗した。  達成値:19([2,5,6]+6)
ゴブリンシャーマン : ブリーズ!
ゴブリンシャーマンが風を巻き起こす!  達成値:17([2,6,6]+3)
    フガクは抵抗しようとした。
        フガクは抵抗に失敗した。  達成値:14([2,2,4]+6)
    フガクは[烈風]になった
“_____”の(追風が吹く。)はAPが足りず失敗した。
    フガクに0のダメージ ([3]+4)
Round 2
フガク : クッ……
カルロ : 魔力が増幅して…気をつけて!
ロザーリオ : 当然!
フガク : ほんとに、並の人間よりも高度だな!
カルロ : シャインスラスト!
―きらめく一閃。  達成値:13([6,2,2]+3)
    ゴブリンは防御した。
        ダメージを1軽減! ([]+2)
    カルロは[4,6]へ移動した。
    ゴブリンに24のダメージ ([5,1]+21)
        ゴブリンは[重傷]になった
        ゴブリンは[気絶]になった
ゴブリンシャーマン : スペルエンハンス!
ゴブリンシャーマンの魔力が増幅する!
ゴブリンシャーマン : スペルエンハンス!
ゴブリンシャーマンの魔力が増幅する!
“_____”は移動した。
    “_____”は[7,7]へ移動した。
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[4,10]へ移動した。
フガク : (行方不明者が姿を変えられているなどなければよいが…!)
フガクは移動した。
    フガクは[4,4]へ移動した。
ゴブリンシャーマンのファイアーボールは距離が合わず失敗した。
“_____” : (刃が和らぐ。)
    フガクは抵抗しようとした。
    カルロは回避しようとした。
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
        フガクは抵抗に失敗した。  達成値:21([6,4,5]+6)
        カルロは回避に失敗した。  達成値:30([4,6,2]+18)
ゴブリンシャーマン : ファイアーボール!
フガクに火の玉が向かう!  達成値:14([6,1,2]+5)
“_____” : (刃が和らぐ。)
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
    カルロは回避しようとした。
        ダメージを17軽減! ([5]+21)
        カルロは回避した。  達成値:25([5,1,1]+18)
フガク : ……… 弾きノ陣
    白い刃が煌めいた。
        フガクは回避した。  達成値:28([3,6,3]+16)
    ゴブリンに11のダメージ ([4,4,3]+2)
    ゴブリンシャーマンに12のダメージ ([4,5,3]+2)
“_____”の(矢音が鳴る。)はAPが足りず失敗した。
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:22([5,5,6]+6)
    ロザーリオは[4,10]へ移動した。
    ゴブリンシャーマンに19のダメージ ([1,4,3]+13)
フガクは移動した。
    フガクは[4,4]へ移動した。
カルロの移動はAPが足りず失敗した。
    フガクに0のダメージ ([5]+4)
Round 3
ゴブリンシャーマン : ウォータースピア!
ロザーリオに水の槍が向かう!  達成値:16([5,5,3]+3)
“_____” : (刃が和らぐ。)
    ロザーリオは抵抗しようとした。
        ロザーリオは抵抗に失敗した。  達成値:13([4,1,4]+4)
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
        ダメージを14軽減! ([2]+21)
    ロザーリオに0のダメージ ([4,6]+2)
ゴブリンシャーマン : ウォータースピア!
フガクに水の槍が向かう!  達成値:10([1,3,3]+3)
フガク : 弾きノ陣
    白い刃が煌めいた。
        フガクは回避した。  達成値:30([5,4,5]+16)
ロザーリオ : カウンター
機先の構え
    ロザーリオは[見切り]になった
フガク : ……
カルロは移動した。
    カルロは[4,4]へ移動した。
フガクは攻撃した。  達成値:21([3,1,1]+16)
    ゴブリンシャーマンに19のダメージ ([1,1,1]+18)
        ゴブリンシャーマンは[重傷]になった
        ゴブリンシャーマンは[気絶]になった
フガク : (身体が軽い……)
ロザーリオは攻撃した。  達成値:19([1,6,6]+6)
    ロザーリオは[見切り]でなくなった
    ゴブリンシャーマンに21のダメージ ([6,4]+13)
        ゴブリンシャーマンは[重傷]になった
        ゴブリンシャーマンは[気絶]になった
ロザーリオ : チッ、早いな……
カルロは攻撃した。  達成値:17([6,2,6]+3)
    ゴブリンシャーマンに22のダメージ ([2,3]+19)
    フガクに0のダメージ ([6]+4)
    フガクは[烈風]でなくなった
ゴブリンの群れを撃破した。
君たちは、おのおの武器を収める。
カルロ : …ゴブリンとは思えない
ロザーリオ : ……とはいえ届きはしませんでしたね。同感です
フガク : 強敵に思えたが、存外…… なんともなかったな
……おかしい、と君たちは感じただろう。
ゴブリンにしては、強すぎる。
加えて、気付いていただろうか。
この魔物たちの輪郭は、靄のようにぼやけていた。
なにより……。
ゴブリンたちの亡骸は……
跡形もなく、消えてしまった。
フガク : ……
ロザーリオ : ……
カルロ : (細剣を収め、観察していたが…)
フガク : もしかして、これは…… 記憶?
ロザーリオ : 死体も残さずに、というのは妙です。
フガク : いや、まだ憶測にしか過ぎんが……
カルロ : (瞬きをする)記憶がこんな動き出すか?
疑念は尽きないが、先に進まなくてはならない。
二階の扉は、君たちをいざなうように、
重々しい雰囲気を纏いながら、そこで待っている。
カルロ : しかも魔術を使って。
フガク : 記憶から現象を再現する術士ならば、知っている
フガク : 同じものかはわからんが……
ロザーリオ : とかく、先に進まねばわからない事ではありますね。広範囲を狙うゴブリンなんて見たこともありませんし
カルロ : ……まあ有り得ない話ではないがな。
……扉の向こうから、奇妙な気配を感じる。
先へ進みますか?
……!
二階に踏み入った君たちは、
自身の目を疑う!
フガク : なっ……!?
ロザーリオ : …………
カルロ : な……
カルロ : 月……?
ロザーリオ : 屋敷とは呼べませんねこれは。
フガク : なんだ、これは……
月だ。
壁一面の窓から、大きな満月が見える……!
いいや、突入した時刻は昼過ぎだったはずだ。
そんなに時間は経っていない。
加えて、館の外観から推し量れる広さと、
内部の大きさが釣り合わない……!
カルロ : そんな時刻じゃない筈だ。…既に術中ってわけか…
フガク : 完全に、ここの主の腹の中だな
ロザーリオ : まだ記憶は確かです、それだけが救いでしょうか

目標値:8 <= 3d + 感覚補正 + パーセプション
カルロ : ああ…
ロザーリオ:成功!(11)([5,1,2]+3)
フガク:成功!(15)([1,4,5]+5)
“_____”:成功!(22)([5,1,1]+15)
カルロ:成功!(16)([6,2,1]+7)
カルロ : できたよ
ロザーリオ : 造作もない
そこで君たちは、扉を開ける前の奇妙な感覚の正体に気付く。
あれは……空間のゆがみだ。
ここはきっと、館の中でありながら、館の中ではない。
さしずめこれは、大がかりな結界といったところか。
であれば、ここから先は、
もはや物理法則さえ通用しない超越した迷宮だ。
冒険者たちよ、息を吐き、こぶしを握れ。
君たちは、この大回廊に挑み、
そしてその謎を解き明かして、生還しなくてはならない。
ロザーリオ : ……敵の気配はしませんが。
カルロ : 空間を歪めて作り上げた結界か…
カルロ : さっきのこともある、急に襲い掛かってくるとも限らないな。
フガク : 寺院や社の境内を囲む、結界内部のような気配がする
赤い扉がそびえ立っている。
先に進みますか?
フガク : おい、そちらでいいのか?
ロザーリオ : どうせ全てを見なくてはなりませんよ、どこからでも同じことかと
カルロ : 特に考えてなかった…右からでいいかなと…
フガク : 進むしか無いか、赤い扉か……
カルロ : そうそう
……!
扉の先は、屋内ですらない異空間となっていた!
フガク : ぐっ……熱ッ……
ロザーリオ : 最早屋内ですらありませんね
温度もそれまでとまるきり違う。
煙る空気がまとわりつく。
後ろを振り向いて通路を確認しなくては、
本当に別の場所に来てしまったかのようだ。
カルロ : ……、なんだこれ…灼炎…?
ロザーリオ : ……ああ、確かに熱いような
フガク : この体は熱などには強いはずだがな……それでも焼けるように熱い…
ただし、ここが異質な空間であることは、
不気味に浮遊する水晶が教えてくれている。
果たして。
それでも君たちは、進むしかない。
フガクは、SPポーションを使った。
フガクはSPポーションを飲んだ。
    フガクは9のSPを回復した。 ([6]+3)
ロザーリオは、SPポーションを使った。
ロザーリオはSPポーションを飲んだ。
    ロザーリオは4のSPを回復した。 ([1]+3)
カルロ : 慣れてはいるけど、熱いな…
ところどころに見える赤く滾った床は、
非常に高温に達しているようだ。
フガク : 何だあの水晶は…
ロザーリオ : とはいえ進むべきかな……どうです?
踏み入ればダメージを受けてしまうだろう。
注意して進むとしよう。
フガク : 二人共、わかってると思うが、床には注意してくれ
カルロ : …溶岩のようになっている箇所は踏み入らないほうがいい
ロザーリオ : 気を付けます
フガク : あの浮いている水晶を目指してみよう
フガク : 近づけばなにかわかるかもしれん
カルロ : これは…
浮遊する水晶に触れてみる……。
カルロ : (手を伸ばす)
ロザーリオ : 何でしょうね
……!
水晶に触れた途端、
唐突に『恐怖』を思い起こす……。
フガク : 大丈夫か!?
カルロ : っ……!?
ロザーリオ : どうしました……!?
フガク : 外傷はないようだが……
カルロ : (触れた瞬間、周囲に伝播する"恐怖")
カルロ : (もっとも、あなたたちに思い起こす恐怖が、あれば、だが。)
圧倒的な力……。
超越的な自然……。
君たちがここまで歩んできた道程のなかで、
きっと抱いたことがあるだろう『恐怖』。
ロザーリオ : …………
カルロ : ……くそ…
カルロ : (喪失の恐ろしさ、永遠に続く生のおぞましさ。)
フガク : ……
ロザーリオ : (水晶に触れる手をそっと引き剥がそうと引く)……先を急ぎませんか。
カルロ : (焼けるように熱い炎の中でも、氷柱の如く、内から突き刺さり蝕む。)…ぅ…
フガク : (後ろに、自分が首を斬り落としたはずの誰かが、今まで斬ってきた、力不足で守れなかった、大勢が立っていた気がした)
カルロ : うん…… …
フガク : (首を横に振る) く、そ……進もう
カルロ : (足が動かない…)……
フガク : 記憶を奪われた訳では無い、が……
フガク : ……ロザーリオ、支えてやってくれ
フガク : 己が先導する
フガク : (もういない、いないんだ……誰一人として)
フガク : (繰り返さないために、己はここに居るんだろが……)
カルロ : (荒くなった呼吸を整えるように息をする。嫌な汗が背を伝った。)
ロザーリオ : (胸元を掴む、最早そこには何も無い。もう済んだ事だ。呼吸が必要ない事を思い出す、今はそれらを無くした事に怯える場合ではない)わかりました、なら手を。握っています。それでどうです?
カルロ : …だ、大丈夫… …ありがとう。
フガク : ここは空気も悪い、歩けそうになかったらすぐに言うんだぞ
それが君たちの脳裏に沸き上がった後、
水晶は霧のように消えた。
『恐怖』の記憶を思い出した。
フガク : 拠点まで戻れるかどうかも確認しておきたいしな
カルロ : (恐怖に立ち向かい、乗り越えてきたのだ。既に。)
ロザーリオ : ……消えましたね。先に進むべきか
フガク : …
フガク : となると、これは……
フガク : 備えろ、二人共
ロザーリオ : また似たような物ですか。同じ仕掛けなら耐えられます
カルロ : また、何かを想起させるかもしれない…
フガク : (それでも手を伸ばす、今度はフガクが)
浮遊する水晶に触れてみる……。
……!
水晶に触れた途端、
唐突に『憤怒』を思い起こす……。
ロザーリオ : どうです……
カルロ : ……
フガク : はぁ!? オボロおまっ!!
それは他の人やモノに対してかもしれないし、
どうしようもない境遇に対してかもしれない。
はたまた、自分自身に対してだったかもしれない。
君の心を焦がしたであろう『憤怒』。
フガク : ……
ロザーリオ : 大丈夫ですか?
フガク : な、なんでも、ない……!!
フガク : ……クソッ!! (壁を強く、片手で殴った)
カルロ : (ロザーリオの手を握っていないほうの手が、剣の柄を強く握った)
カルロ : フガク……?
フガク : ……ッ (なにかに耐えるように奥歯が鳴る)
ロザーリオ : ……妙に感情的にさせる、そういう仕掛けでしょうか
カルロ : …ロザーリオがいなかったら今殴っていたかも。
フガク : (大きく、もう必要ない息をして……二人を見た)
フガク : なんでだ!?
それが君たちの脳裏に沸き上がった後、
水晶は霧のように消えた。
カルロ : なんででしょうね。
『憤怒』の記憶を思い出した。
フガク : え
フガク : そん
フガク : なに
ロザーリオ : ……やたらとフガクに対しては強くあたりますよね
カルロ : そんなに。別に、分からないままでいいよ(どうしようもない感情だった。)
カルロ : まあ…だって…ねえ…
フガク : (今己の脳裏によぎったのは、弟弟子、オボロが乞食を蹴った時や、最近のではあの村で逃げた悪魔の記憶。 間違いなく腹がたった時の記憶だ)
フガク : カルロ、お前……
フガク : …… す、すまない……(ショック)
フガク : 後で好きなだけ殴れ
フガク : その記憶を決して忘れるな
ロザーリオ : フガクは良くやっていますよ。少し理不尽にも見える時があります。気を付けてくださいね
フガク : ……
カルロ : (本来ぶつけるべきは、俺じゃない。もういないのだ、だから、もう終わったことで…自分がどう思おうが、変わらない過去だ)
カルロ : そうじゃないんだよ、ロザーリオ…
フガク : ……進もう……
ロザーリオ : ……はい……
カルロ : …(息を吐く)
カルロ : チャージ!
カルロは力をためた!
    カルロは[チャージ]になった
フガク : あれは、岩人形か
ロザーリオ : ゴーレムか……
カルロ : 待って
……!
行く手を、溶岩の大流が遮っている……!
カルロ : …んん…
ロザーリオ : 知り合ったばかりの時に見た以来……と、どうしました
強引に渡ることも可能かもしれないが、
非常に危険だ。
カルロ : あっちに水晶が見えるけど、溶岩流が阻んでるな
フガク : 最後の結晶……溶岩の先だな
ロザーリオ : それは困るな……
カルロ : 堰き止めるなり足場を作るなりしないと厳しいか
上流を大きな岩で堰き止めることができれば、
この流れも止まるかもしれないが……。
カルロ : …そのゴーレム
ロザーリオ : ……大きな岩、ありますね
フガク : ……
カルロ : いけそうだな
フガク : 南無三
フガク : チャージノ陣
フガクは力をためた!
    フガクは[チャージ]になった
……!
あれは……。
ゴーレムだ。
やはり、輪郭がぼやけているが……
その無機質なはずの眼差しは、
確かな敵意を秘めている。
ロザーリオ : 向こうもやる気のようですし、ちょうど良い事だ。
フガク : あの岩人形、見た目に反して関節の作りが雑だな
フガク : モロそうだ、一気に崩そう
ロザーリオ : ええ。
カルロ : 渡りに船、だな。ああ。
敵は一体だが、油断しないほうがいいだろう。
さぁ、武器を構えよ!
Round 1
カルロは移動した。
    カルロは[4,3]へ移動した。
フガクは移動した。
    フガクは[4,3]へ移動した。
ゴーレム : メモリー・ガーディアン!
ゴーレムが守護の構えをとる!
    ゴーレムは[守護]になった
“_____”は移動した。
    “_____”は[4,8]へ移動した。
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[4,3]へ移動した。
ゴーレム : ブランディッシュ!
ゴーレムが激しく武器を振り回す!  達成値:11([1,5,1]+4)
    カルロは回避しようとした。
        カルロは回避した。  達成値:29([2,3,6]+18)
カルロ : 間合いだッ、 シャインスラスト!
―きらめく一閃。  達成値:14([3,4,4]+3)
    ゴーレムは防御した。
        ダメージを4軽減! ([]+8)/2
    カルロは[4,3]へ移動した。
    ゴーレムに26のダメージ ([3,4,6,4]+21)
フガクの継は距離が合わず失敗した。
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:13([1,4,2]+6)
    ゴーレムは防御した。([4,4,4]) クリティカル!
        ダメージをすべて軽減!
    ロザーリオは[4,3]へ移動した。
    ゴーレムに0のダメージ ([6,6,4]+13)
フガクは[チャージ]でなくなった
カルロは[チャージ]でなくなった
Round 2
フガク : 何っ
ロザーリオ : っと、弾いたか……
フガク : 二人共、任せるぞ
カルロ : シャインスラスト!
―きらめく一閃。  達成値:11([6,1,4])
    ゴーレムは防御した。
        ダメージを4軽減! ([]+8)/2
    カルロは[4,3]へ移動した。
    ゴーレムに16のダメージ ([3,4]+21)
ゴーレム : スマッシュ!
ゴーレムはロザーリオを吹き飛ばそうとした!  達成値:17([6,5,2]+4)
    ロザーリオは防御した。
        ダメージを10軽減! ([]+15)/2+([]+2)
    ロザーリオに2のダメージ ([6,3,2,5,3]+8)
    ロザーリオは[4,5]へノックバックした。
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:19([4,6,3]+6)
    ロザーリオは[4,3]へ移動した。
    ゴーレムに11のダメージ ([3,2,1]+13)
        ゴーレムは[重傷]になった
ゴーレム : ブランディッシュ!
ゴーレムが激しく武器を振り回す!  達成値:15([2,6,3]+4)
    カルロは回避しようとした。
        カルロは回避した。  達成値:27([1,4,4]+18)
    ロザーリオに11のダメージ ([3,4,6,1,4]+8)
    ロザーリオは[4,5]へノックバックした。
Round 3
フガク : ロザーリオ!大丈夫か!?
ロザーリオ : いえ、別に問題無い程度かと
カルロ : チッ
フガク : カルロ!止めを!
カルロ : 次でもらう。
カルロは攻撃した。  達成値:13([3,1,6]+3)
    ゴーレムは防御した。
        ダメージを4軽減! ([]+8)/2
    ゴーレムに12のダメージ ([3,2]+19)
        ゴーレムは[気絶]になった
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[4,4]へ移動した。
ロザーリオは攻撃した。  達成値:17([5,1,5]+6)
    ゴーレムに10のダメージ ([4,1]+13)
ゴーレムは沈黙している……。
カルロ : よし…
ゴーレムを溶岩の上流に投げ入れますか?
フガク : 投げ込むぞ、よいっしょ……!
ロザーリオ : 投げ入れましょうか。
カルロ : せーえの!!
ロザーリオが[はい]を選択しました
君たちは、撃破したゴーレムを
溶岩流へ突き落した!
……!
溶岩流が堰き止められ、
道があらわれた!
フガク : おお、うまくいったな
ロザーリオは、ハイポーションを使った。
    ロザーリオは15回復した。 ([3,6]+6)
ロザーリオ : そのようで。
フガク : ……さて、たどり着いてしまったな
ロザーリオ : またか。次は何を思い出させられるのやら
浮遊する水晶に触れてみる……。
ロザーリオ : (手を伸ばして)
カルロ : ここまであまりいい記憶じゃないがな…
フガク : ……(手が強張り、身構える)
……!
水晶に触れた途端、
唐突に『敗北』を思い起こす……。
ロザーリオ : …………
カルロ : ……
フガク : …… (敗北、 ルスリアでの撤退、小賢しい言葉遊びや卓上遊戯、低俗な会話などの大したことのないものばかり)
ロザーリオ : (敗走の記憶、全てはその時に始まった。手を握る。もう少しだけ上、骨と化した上の部分を握る。思い出した所で意味のない事だ、やり直せるわけでもない)……
カルロ : (地に伏せられ、雨に打たれた記憶。だが…どれもその悔しさを糧にしてきた。追い詰められてからが楽しい。負けてからが、本領だった)
フガク : (此度はあまり顔を歪めなかった。 どれも、次に活かす反省ばかりだった)
カルロ : ロザーリオ……?
ロザーリオ : 連勝記録を破られた時の事を、思い出したかもしれません。フフ……あの時はお見事でした。
フガク : ロザーリオ……
フガク : これは、何の記憶だろう……な
ロザーリオ : 10連勝狙いだったんですがね……
フガク : 己にとっては、どれも大切なものだな
カルロ : …ん…ああ。あの時勝って、本当に嬉しかったな…。
フガク : カジヤが、カルロと成った日のことか?
フガク : …… ともすれば、これは、敗退の記憶か……
カルロ : こうして名乗れるのも、呼べるのも、あんたのおかげだ。
ロザーリオ : カルロにとっては勝利でしょうけれど、私にとっては敗北ですから。今となってはこうして面白く話せる話題ですがね(そちらも思い出したのは本当で、ただ少しだけの虚勢だ。掴んだ手を離した)
フガク : (敗北したほうがすべてを奪われ、汚泥を舐め、苦しむものだろうが。 己は、最後に立ったからこそ、失った物が多かったな……)
フガク : ……二人共、辛い思い出が少ないようで良かった
フガク : (ロザーリオの始まりについては、何も知らず)
カルロ : (そっと、大丈夫だと告げる代わりに指先を絡めて軽く握る)(ほんの少しの強がりを見抜いたのかは、分からないが)
それは物理的な敗北だけではない。
諦めたことはなかったか?
妥協したことはなかったか?
君たちが一度は経験しただろう『敗北』。
それが君たちの脳裏に沸き上がった後、
水晶は霧のように消えた。
『敗北』の記憶を思い出した。
ロザーリオ : ……行きましょう。平気です
フガク : …全て結晶が消えたな
カルロ : うん。
フガク : 一度中央へ戻ろうか、なにか変化があるといいが
恐怖、敗北、憤怒。
『苦難』を見つめたものにこそ、
『打破』への道は開かれる。
先へ進みますか?
カルロ : これは……
フガク : 先にこれを見るべきだったろうが!!
ロザーリオ : …………
フガク : 苦しみ損にならなくてよかったな
フガク : … 二人共?
カルロ : ……既視感があるな…
ロザーリオ : そうですね。少し見覚えがあるかもしれません。
フガク : … 三途の川、か?
カルロ : チャージ!
カルロは力をためた!
    カルロは[チャージ]になった
ロザーリオは、SPハイポーションを使った。
ロザーリオはSPハイポーションを飲んだ。
    ロザーリオは18のSPを回復した。 ([6,6]+6)
フガク : ……(川の先を見かけて、首を振る)
カルロ : 三途の川の再現といったところか。なんて。
フガク : チャージノ陣
フガクは力をためた!
    フガクは[チャージ]になった
“_____” : (追風が吹く。)
ひゅるりと、風が吹いた。  達成値:12([1,2,1]+8)
    フガクは[ヘイスト]になった
“_____” : (追風が吹く。)
ひゅるりと、風が吹いた。  達成値:21([1,6,6]+8)
    カルロは[ヘイスト]になった
“_____” : (追風が吹く。)
ひゅるりと、風が吹いた。  達成値:18([5,4,1]+8)
    ロザーリオは[ヘイスト]になった
ロザーリオ : 恐らくね。ただ、進まない理由にはなりません。
フガク : (すくんだ脚が、軽くなる)
カルロ : それじゃあこっちは彼岸だろ。(冗談めかして)
フガク : ……
フガク : まだ渡らんぞ 己等は
カルロ : ふふ。
フガク : 肉体は死せども、生きている
ロザーリオ : フフ、そうですね。
ロザーリオ : 少なくとも、生きる気でいます。
フガク : 往こうか、そして帰るぞ
ロザーリオ : ええ
カルロ : 行くよ。
先ほどまでの灼熱の気配から一転、
肌寒い空気の漂う花園を進む。
ふと。
目の前を流れる川に、異質を感じる。
現れたのは、巨躯を有する怪物だ。
大剣を携え、青い炎を纏い、君たちを見据える。
ロザーリオ : 最早恐ろしい相手でもありません、一度終えた相手だ……
フガク : (自分の足を見る 青い炎)
カルロ : (深い青の瞳が、まっすぐ見据える)
……さて。ひょっとすると。
君たちの中には、その姿に、
見覚えのあるものがいるかもしれない。
フガク : 見たことがあるのか、やはり
フガク : …… 二人の記憶の再現なのかもしれんな
カルロ : ああ。既に過去のものだ。
ロザーリオ : 私達の記憶から、だとしたら嫌な話ですがね。
いずれにせよ、やることは一つきりだ。
さぁ、武器を構えるがいい。
Round 1
フガク : ……
ロザーリオ : (剣を構える)
カルロ : 人の記憶を再現するなんて趣味が悪いがね。(剣を構え、走る)
カルロは移動した。
    カルロは[10,10]へ移動した。
ナイトメア・ロード : ヒドゥンアサルト!
ナイトメア・ロードが突然、カルロに襲い掛かる!  達成値:25([4,4,3,6]+8)
    カルロは回避しようとした。
        カルロは回避した。  達成値:26([4,2,2]+18)
“_____” : (何かが勢いを削いで、) (刃が和らぐ。)
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
        ダメージを13軽減! ([1]+21)
    カルロは[10,12]へノックバックした。
    ナイトメア・ロードは[10,11]へ移動した。
フガクは移動した。
    フガクは[10,11]へ移動した。
“_____”は移動した。
    “_____”は[10,14]へ移動した。
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[11,11]へ移動した。
カルロ : シャインスラスト!
―きらめく一閃。([1,1,1]) ファンブル!
    ナイトメア・ロードは防御した。
        ダメージを3軽減! ([]+5)
フガク : 継ノ陣
音もなく、瞬時に刀を振るう…  達成値:32([6,6,4]+16)
    ナイトメア・ロードに35のダメージ ([5,5,2,1,4,3,2]+18)
カルロ : !!
“_____” : (矢音が鳴る。)
矢弾に撃たれたかのように敵の体勢が崩れる。  達成値:21([4,5,4]+8)
    ナイトメア・ロードに11のダメージ ([3,4]+9)
    ナイトメア・ロードは[骨砕き]になった
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:15([2,2,5]+6)
    ロザーリオは[10,11]へ移動した。
    ナイトメア・ロードに29のダメージ ([1,5,6]+17)
ナイトメア・ロード : ネガティブロスト!
闇の炸裂が巻き起こる!  達成値:25([6,5,6]+8)
    “_____”の(刃が和らぐ。)はAPが足りず失敗した。
フガク : 弾きノ陣
    白い刃が煌めいた。([1,1,1]) ファンブル!
    カルロは回避しようとした。
        カルロは回避した。  達成値:30([3,6,3]+18)
        フガクは回避に失敗した。
    フガクに4のダメージ ([6,5]+6)
    ナイトメア・ロードに5のダメージ ([2,3]+6)
    フガクに3のダメージ ([5,4]+6)
    ナイトメア・ロードに7のダメージ ([5,4]+6)
    フガクは[チャージ]でなくなった
    カルロは[チャージ]でなくなった
Round 2
フガク : 二度目ならば、なおさら敵ではあるまい!
フガク : … 己はもう少し落ち着いて対処する(辛
カルロ : チ…(一瞬震えた手を、奮い起こすように剣を持ち直す)
ロザーリオ : 二人とも動揺が見えます、落ち着いて対処すれば大丈夫です
フガク : ……
ロザーリオ : 狙いが逸れた……!
フガク : (三途の川など、もう関係なかろうが……!!)
フガク : (ここで刃を鈍らせるな、フガク……)
カルロ : チャージ!
カルロは力をためた!
    カルロは[チャージ]になった
ナイトメア・ロード : シャドウボール!
ナイトメア・ロードが闇を放つ!  達成値:18([4,3,3]+8)
“_____” : (刃が和らぐ。)
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
        ダメージを16軽減! ([4]+21)
カルロ : 大丈夫、次は当てる…(そうだ、死の幻影だって、永遠の重圧だって、乗り越えてきた)
    “_____”に0のダメージ ([4,1,3]+4)
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:14([2,2,4]+6)
    ナイトメア・ロードは防御した。
        ダメージを0軽減!  
    ロザーリオは[10,11]へ移動した。
    ナイトメア・ロードに26のダメージ ([3,2,4]+17)
フガク : チャージノ陣
フガクは力をためた!
    フガクは[チャージ]になった
フガク : … 逸れた……!
カルロは攻撃した。  達成値:9([6,2,1])
    ナイトメア・ロードに29のダメージ ([2,4,3,1]+19)
        ナイトメア・ロードは[重傷]になった
フガク : 継ノ陣
音もなく、瞬時に刀を振るう…  達成値:27([1,6,4]+16)
    ナイトメア・ロードに40のダメージ ([4,2,3,4,2,6,1]+18)
        ナイトメア・ロードは[気絶]になった
    フガクは[チャージ]でなくなった
    カルロは[チャージ]でなくなった
戦闘の末、悪夢の王が膝を付く……!
同時に、その身体は輪郭がぼやけ、
靄のように消え去っていく……。
フガク : すきを見せたな!
ロザーリオ : ……何を狙っていたんでしょうね。
フガク : ……
それと同時に、新たな水晶が出現した。
……きっと、あれが何かのキーになっているのだろう。
フガク : …… そんなまさかな……
カルロ : さあね…
フガク : 記憶の存在だとはいえ、手元は狂うのだろう
フガク : …… 己等も狂った。 気を引き締めよう
ロザーリオ : 妙な事続きです。何があったとしても不思議はないでしょうよ。
カルロ : 語る台詞も持ち合わせてやいない、記憶の断片か、それとも。
フガク : …… や、やめてくれ……
カルロ : …水晶が…行こう。
ロザーリオ : ええ。
浮遊する水晶に触れてみる……。
ロザーリオ : (かなり慎重に水を渡って)
ロザーリオ : どうです?
フガク : 不思議な色だな
フガク : カルロ、大丈夫か?
カルロ : (気を配りつつ、先へと進み赤青の水晶に触れる)…
……!
水晶に触れた途端、
君たちの脳裏に、これまでの『苦難と打破』の記憶が
呼び覚まされる……!
恐怖。憤怒。敗北。
あらゆる苦難の障害を、
君たちはきっと、打ち破ってきた。
だから今、ここに立っている。
フガク : ……
フガク : ……
ロザーリオ : ……
カルロ : ……ああ…
カルロ : 乗り越えてきた今だ。
ロザーリオ : そうですね。
フガク : ……皆が隣りにいた経験だ
カルロ : どうしようもなくて、苦しいことも辛いこともあった、けれど。
フガク : (同時に、"打ち破ってしまった" 記憶も蘇る)
カルロ : きっとそれらなくして出会うこともなかった。
フガク : 己は、まだ立っている。 これからも歩き続けなければな
ロザーリオ : 今は、まともな記憶だったことを喜びましょうか。
それが君たちの脳裏に沸き上がった後、
水晶は強い輝きを帯び、その場から消えた。
フガク : …… そうだな
……どうやら、こちらのルートはこれで行き止まりのようだ。
簡易補給を使用しつつ、
君たちは月の見える通路まで戻ることにした。
カルロ : ……ああ。
    ロザーリオは99回復した。  
    ロザーリオは99のSPを回復した。  
    フガクは99回復した。  
    フガクは99のSPを回復した。  
    カルロは99回復した。  
    カルロは99のSPを回復した。  
    “_____”は99回復した。  
    “_____”は99のSPを回復した。  
青い扉がそびえ立っている。
フガク : なんだか、気力に満ちた気がするな
ロザーリオ : 此方は青いな
カルロ : …そうだね
フガク : なんだか…
フガク : 二人みたいだな
ロザーリオ : そりゃ休みましたしね。少しばかりではありましたが……
カルロ : …なにいってるんだ
ロザーリオ : 何を言ってるんです
先に進みますか?
フガク : そんなに言わなくてもいいだろうが!!
フガク : 青と赤ってだけだ!!
カルロ : じゃあそれでいいだろうに…
ロザーリオ : それに意味を付けたのは貴方でしょう?
フガク : そんなに言わんでもいいだろうが!! 不服か!?
カルロ : いや?
フガク : 二人は並ぶと、華やかだから……
カルロ : ……
フガク : ……良いなって……
フガク : 絵になるというか
フガク : …うん
ロザーリオ : フフ、公私混同はしないと言いましたが。見せつけてやろうかな。なんてね
ロザーリオ : 冗談です
フガク : うー…… あーもう、いくぞ!!
フガク : 余計な記憶が増えそうだ!!
……深い霧の中に、
複数の気配を感じる。
カルロ : 褒め方としては朴訥だけどまあいいんじゃない
フガク : …… (ムスッとしていたが、足を止める)
ロザーリオ : どうしました?
カルロ : なんていうかそれを一人に向けたらまた問題に… っと、霧か…
フガク : 気配がする。 見えないが……何体かいるぞ
カルロ : そのようで。
魔物が潜んでいたとしても、
テリトリーまで踏み入らなければ襲われないはずだ。
注意深く進むべきだろう。
ロザーリオ : 固まって動くべきかな
カルロ : 不安、焦燥、悲哀…
不安、焦燥、悲哀。
混迷の記憶と向き合わねば、
この先へ進む資格はない。
カルロ : 次はこれか…
フガク : それを、思い出すのか…
ロザーリオ : そのようです。
Round 1
カルロ : !
フガク : ロザーリオ!!
ロザーリオ : しまった。そこから見えるのか……
カルロ : 飛んで来る!
リビング・デッド : とびかかる!
リビング・デッドが突然、ロザーリオに飛び掛かる!  達成値:13([5,1,4]+3)
“_____” : (刃が和らぐ。)
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
    ロザーリオは防御した。
        ダメージを10軽減! ([]+17)
        ダメージを17軽減! ([5]+21)
    ロザーリオは[8,14]へノックバックした。
    リビング・デッドは[9,13]へ移動した。
    ロザーリオに0のダメージ ([1,1]+8)
Round 2
フガク : そう来るか! 好都合だ!
ロザーリオ : 無事です、それにこちらに来てくれるなら好都合
カルロ : 迎え撃つ!
カルロ : チャージ!
カルロは力をためた!
    カルロは[チャージ]になった
リビング・デッドは攻撃した。  達成値:17([6,3,5]+3)
フガク : 弾きノ陣
    白い刃が煌めいた。
        フガクは回避した。  達成値:29([6,1,6]+16)
ロザーリオは攻撃した。  達成値:13([2,3,2]+6)
    リビング・デッドは防御した。
        ダメージを1軽減! ([]-2)
    リビング・デッドに19のダメージ ([2,3]+13)
    リビング・デッドは2回復した。  
フガク : チャージノ陣
フガクは力をためた!
    フガクは[チャージ]になった
カルロは攻撃した。  達成値:8([3,4,1])
    リビング・デッドに38のダメージ ([2,6,4,5]+19)
    リビング・デッドは2回復した。  
        リビング・デッドは[重傷]になった
        リビング・デッドは[気絶]になった
フガクは攻撃した。  達成値:24([3,2,3]+16)
    リビング・デッドに41のダメージ ([3,5,6,4,3]+18)
        リビング・デッドは[昏睡]になった
    フガクは[チャージ]でなくなった
    カルロは[チャージ]でなくなった
Round 3
ロザーリオ : 次は気を付けます。
フガク : この霧だ、仕方あるまい
フガク : むしろ炙り出してやろうじゃないか
ロザーリオ : 剛毅な事で
フガク : …さて……(手を伸ばす)
浮遊する水晶に触れてみる……。
カルロ : まあこれくらいなら返り討ちにできるしね…
……!
水晶に触れた途端、
唐突に『焦燥』を思い起こす……。
フガク : ……
ロザーリオ : ……
カルロ : ……
フガク : ……(顔を伏せた)
刻一刻と迫るもの。
じりじりと心臓を灼き、精神を削るもの。
あの締め付けられるような痛み。
焦燥感が君たちの胸に去来する。
フガク : (不安、焦燥、悲哀……どれに関係する記憶だ……?)
フガク : (17日が迫るまでの一日、一日が思い起こされる)
カルロ : (ひりつく感覚。仮初の心臓が早鐘を打ち、呼吸が浅くなる時。)
フガク : (タイムリミットまでに何も変わらなかった。変えてやれなかった)
ロザーリオ : (最早焦る必要は無いほどに時間がある、それでも少しばかり、置いて行かれやしないかと、そうした焦り)……
フガク : (これからも続いてほしいと願った家族皆での日々の中で、間違いなく心の奥底で焦っていた)
フガク : (そして何もかも時間が足りず、  全てが終わった)
ロザーリオ : フフ、終わりは当分来ません、焦る必要なんて、ありませんよ。
フガク : …… すまない
フガク : …… これは、焦燥、か?
フガク : そうか……焦っていたのか、己は……
カルロ : (置き去って、しまわないか?届く前に、渡す前に、消えてしまわないか。そんな夜もある)…
カルロ : ロザーリオ… …うん。
フガク : 二人はどうか、時が足りぬなんてことがないように……
フガク : 祈っている
カルロ : …
カルロ : あんたいつも焦ってない?
フガク : はぁ!? んなわけあるか!
ロザーリオ : 今もそうかも
カルロ : 俺の方が冷静(冷静マウントだ)
フガク : あ、あせっとらん!!
それが君たちの脳裏に沸き上がった後、
水晶は霧のように消えた。
『焦燥』の記憶を思い出した。
カルロ : 顔に出ていますよ。
フガク : 現に今、呼び起こされた記憶は少なかった!!
カルロ : 無意識なんだね。
ロザーリオ : フフ、焦っている自覚すらない程に常になのかも
フガク : そ、そういうんじゃないだろうが! ロザーリオのまねするな!
カルロ : はいはい。
フガク : こやつら
ロザーリオ : 別に真似してくれても構いませんよ。嬉しいですし
Round 1
ロザーリオ : っと
カルロ : あー…
フガク : クッ
リビング・デッド : とびかかる!
リビング・デッドが突然、フガクに飛び掛かる!  達成値:19([6,5,5]+3)
フガク : 弾ノ陣
“_____” : (刃が和らぐ。)
    白い刃が煌めいた。
        フガクは回避した。  達成値:23([2,3,2]+16)
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
        ダメージを15軽減! ([3]+21)
フガク : 結晶に気を取られていた 片付ける
    フガクは[4,8]へノックバックした。
    リビング・デッドは[5,7]へ移動した。
Round 2
カルロは移動した。
    カルロは[3,8]へ移動した。
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[4,8]へ移動した。
“_____” : (鋭い風が掠めていって、) (矢音が鳴る。)
矢弾に撃たれたかのように敵の体勢が崩れる。  達成値:20([2,6,4]+8)
    リビング・デッドに18のダメージ ([3,4]+9)
    リビング・デッドは[骨砕き]になった
    リビング・デッドは2回復した。  
フガクは移動した。
    フガクは[3,8]へ移動した。
リビング・デッドは移動した。
    リビング・デッドは[9,5]へ移動した。
ロザーリオのチェインスラストは距離が合わず失敗した。
リビング・デッドのとびかかるは距離が合わず失敗した。
Round 3
フガク : 面倒なことになったな
リビング・デッド : とびかかる!
リビング・デッドが突然、“_____”に飛び掛かる!  達成値:20([6,5,6]+3)
“_____” : (刃が和らぐ。)
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
        ダメージを15軽減! ([3]+21)
    リビング・デッドは[6,9]へ移動した。
Round 4
カルロは移動した。
    カルロは[5,8]へ移動した。
“_____”は移動した。
    “_____”は[5,8]へ移動した。
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[6,8]へ移動した。
フガクは移動した。
    フガクは[6,8]へ移動した。
カルロは移動した。
    カルロは[7,9]へ移動した。
“_____”は攻撃した。  達成値:17([3,5,1]+8)
    リビング・デッドは防御した。
        ダメージを3軽減! ([]-7)
    リビング・デッドに18のダメージ ([1,4]+9)
    リビング・デッドは2回復した。  
        リビング・デッドは[重傷]になった
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[8,9]へ移動した。
フガクは移動した。
    フガクは[8,9]へ移動した。
Round 5
“_____”は攻撃した。  達成値:22([4,5,5]+8)
    リビング・デッドに19のダメージ ([1,2]+9)
    リビング・デッドは2回復した。  
        リビング・デッドは[気絶]になった
Round 6
フガク : … 倒れた?
ロザーリオ : ……矢音が……
カルロ : なんだったんだ…
ロザーリオ : ……気のせいかもしれませんがね。
フガク : ……
カルロ : …うーん…
フガク : ……
“_____” : (霧の中に目を凝らしても、貴方達の他には誰もいない。)
ロザーリオ : ……この霧です、見えずとも無理はないでしょうね
……!
霧が深くて分かりづらかったが、
よく見ると道が繋がっている……!
カルロ : あ!
ロザーリオ : っと、どうしました?
カルロ : ここ、路が繋がってる
フガク : こら、カルロ、あまり先に…
カルロ : ほら…
フガク : むぅ、流石、目がいいな
浮遊する水晶に触れてみる……。
フガク : さて……
カルロ : (手でふれる)
ロザーリオ : 次は何でしょうね。
……!
水晶に触れた途端、
唐突に『悲哀』を思い起こす……。
カルロ : ぁ……
耐えがたい悲しみ。
別離、もう戻らないもの、あるいは。
冒険者であろうとする限り、
悲哀はいつだってあなたの隣人としてある。
フガク : うっ……
ロザーリオ : …………
フガク : 違う、これは、悲しみなどでは……!!
フガク : …… 悲しんでは、いけないのに…… 何故……
フガク : (脳裏には無数の別れ、時による半生の喪失。 そしてなにより──)
フガク : (今も片時も忘れられない、斬り裂いた感触がより鮮明に蘇っていた)
フガク : ……トーヴ……
カルロ : (出会った以上は必ず訪れる別れ。すむ世界の、時間のずれ。戻らないもの。)
ロザーリオ : (適切な表情を作れない、どうするのが正しいのか、混迷する、それが哀しみだったのだと周りの言葉でようやく把握した)
フガク : (静かな霧の中でバシンと頬を強く殴る音がした)
ロザーリオ : ……っと、
フガク : ……進もうか
カルロ : (あなたがいないと寂しいと口にした。それほど、手放したくないと願うもの。)
カルロ : ……。
カルロ : (頷く)
ロザーリオ : すみません、大丈夫です。ええ。行きましょう
フガク : (悲しみなどではない、 己が選んだ道なんだ……)
それが君たちの脳裏に沸き上がった後、
水晶は霧のように消えた。
『悲哀』の記憶を思い出した。
フガク([スタンプ:9])
カルロ([スタンプ:7])
ロザーリオ : これで此処は最後ですか
フガク : ああ。不安、だったかな
カルロ : 残るは、不安か。
浮遊する水晶に触れてみる……。
……!
水晶に触れた途端、
唐突に『不安』を思い起こす……。
深淵。視界不良。
先行きの見えない螺旋階段。
もしくは未来に対する漠然とした怯え。
人生において絶えず連続する不安。
フガク : ……七輪の火、消し忘れたかもしれん
カルロ : なんて?
ロザーリオ : ……小市民的ですね
フガク : 保冷庫の菓子、何日までに食べるように言われていたっけ……
カルロ : 平和なことで…
フガク : いかん、そのようなものが無限に出る!!
フガク : 二人は、大丈夫そうだな
ロザーリオ : フフ……不安に思う事ばかりですよ。なんてね。
フガク : ロザーリオは本当に表面に出さんからな……
フガク : 冗談は程々にしてくれ
カルロ : (感情の見えない瞳。ふっと消えてしまいそうな灯火のように、薄い微笑みを湛えた姿。…確かに、目の前にいる。大丈夫。そう心の中で言い聞かせる。)
カルロ : …平気だよ。
ロザーリオ : 私が一方的に思っているだけだったらどうしようと。フフ、冗談です。
カルロ : な…… …
カルロ : それはないから。知ってて言ってるでしょう…
フガク : (無論、平和ではない、子供たちの今後や街のことなども漠然とある。しかし、それらは全て平和的なことに覆い隠される) 万事、大丈夫、大丈夫だ
フガク : みせつけよる
フガク : ここには己ぐらいしかおらん。 存分に話してくれ
ロザーリオ : 無いとも言い切れませんよ。偽物の私が出た時、気付いてくれませんでした……(かなり前の話を蒸し返す)
“_____” : (水晶の消える直前。フガクの脳裏で、遠く、微かに声がする。)
“_____” : (それは静かに、声を殺して泣く声だ。)
カルロ : みせてやってるんだよ …ま、まだ引き摺ってるのか?悪かったって…すぐ気づいたじゃないか…
フガク : …………?
フガク : (周囲を見渡す。 標的を求めて、動く屍たちしか見えない)
フガク : (……これも、己の不安、なのだろうか)
ロザーリオ : いえ、別に。気にしてませんけど。偽物の私ともそうやって仲良くやるんだなと思って……寂しかったです(別にそんな風には思って無さそうに)
フガク : (あの時、君はどんな顔をしていたのだろう)
“_____” : (覚えのない記憶、それは、“もの”に残された記憶の残滓。)
カルロ : いつにもまして意地が悪いぞ…!
ロザーリオ : ……フガク?
フガク : (泣いていたのだろうか。 笑っていたのだろうか もう何も…… 思い出にすら、ならなかったものだ)
“_____” : (先が見えないのに続くことへの、終わりがないことへの、“いつか”への不安。)
フガク : (髪留めをそっと撫でた) 大丈夫
カルロ : うーっ…(冗談でも寂しいと言われると弱かった)
フガク : ……己は、大丈夫だ
カルロ : (ほんの少し、傍寄って縋る)
“_____” : (溺れそうなほどに抱いたそれが、ひび割れた髪飾りに欠片ほど残って、しかし、その不安を抱いた誰かはもう居ない。)
フガク : (わからないことも、知れなかったことも、全部背負っていく)
“_____” : (これもただの、偶然だ。)
ロザーリオ : フフ、少し虐めすぎました。行きましょうか。もう
フガク : (あの日、そう決めたんだ。 だから、大丈夫)
フガク : ああ、行こう  (何かに後ろ髪を引かれつつも、全て背負って歩き出す)
カルロ : …ん
“_____” : (声はすぐに消える、あまりに朧げなのだから、気の所為だったのかもしれないだろう。)
それが君たちの脳裏に沸き上がった後、
水晶は霧のように消えた。
『不安』の記憶を思い出した。
フガク : ……トーヴ
カルロ : …
ロザーリオ : ……
フガク : 君の不安は、少しでも払ってやれたか……?
フガク : ……
カルロ : ……
ロザーリオ : フガク、そちらではないですよ
カルロ : こっちだ
フガク : わ、忘れてただけだ!! (不安の記憶が増える)
不安、焦燥、悲哀。
『混迷』を極めたものにこそ、
『希望』への道は開かれる。
先へ進みますか?
カルロ : 物思いに耽り過ぎたんじゃない…
ロザーリオ : ……
ロザーリオ : 此処も覚えがあります
カルロ : っと…これも…見覚えが…
フガク : や、やかましい… 見せつけおって  いいがな……! (フガクさんが いいね! をしました)
カルロ : チャージ!
カルロは力をためた!
    カルロは[チャージ]になった
フガク : チャージノ陣
フガクは力をためた!
    フガクは[チャージ]になった
ロザーリオ : フフ、良いんです?
“_____” : (追風が吹く。)
ひゅるりと、風が吹いた。  達成値:23([4,6,5]+8)
    フガクは[ヘイスト]になった
“_____” : (追風が吹く。)
ひゅるりと、風が吹いた。  達成値:23([3,6,6]+8)
    カルロは[ヘイスト]になった
カルロ : 良いんだ…
“_____” : (追風が吹く。)
ひゅるりと、風が吹いた。  達成値:25([6,6,5]+8)
    ロザーリオは[ヘイスト]になった
フガク : こんなときだからな、楽になるなら二人共好きにしろ
カルロ : 苦手なんじゃなかったの。それとも自分じゃなければ別に?
ロザーリオ : なら成長してるのかな。フガクも。なんてね
フガク : とっ、得意ではないが…… こうも呼び起こされると、そのときにしか話せんこともあろう
フガク : その一瞬一瞬を大事にしてほしいだけだ 行くぞ
ロザーリオ : ……まあね。行きますか。
カルロ : …ああ。
先ほどまでの霧深い不気味な森から一転、
美しい水晶の立ち並ぶ洞窟を進む。
ふと。
目の前に広がる空洞に、異質を感じる。
現れたのは、巨大な獣だった。
前足が隆起した水晶に覆われ、変質している。
フガク : ここは…… あの洞窟
……あるいは。
君たちの中には、その姿に、
見覚えのあるものがいるかもしれない。
カルロ : 記憶の再現とでもいうのか…
フガク : (水晶のお守りが煌めく)
フガク : ……今の敵ではないがな
ロザーリオ : そうですね。
獣は鋭い眼光を湛えて君たちを睨みつけている。
疑念は鉄火を以て打ち払う他ない。
さぁ、戦いの時だ。
カルロ : 違いない。
Round 1
カルロは移動した。
    カルロは[5,4]へ移動した。
フガクは移動した。
    フガクは[4,8]へ移動した。
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[6,8]へ移動した。
“_____”は移動した。
    “_____”は[5,4]へ移動した。
クリスタルビーストは移動した。
    クリスタルビーストは[5,6]へ移動した。
カルロ : シャインスラスト!
―きらめく一閃。  達成値:13([1,6,3]+3)
    クリスタルビーストは回避しようとした。
        クリスタルビーストは回避した。  達成値:16([5,3,2,4]+2)
    カルロは[5,6]へ移動した。
フガクは移動した。
    フガクは[5,6]へ移動した。
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:17([5,1,5]+6)
カルロ : …早い
    クリスタルビーストは回避しようとした。
        クリスタルビーストは回避に失敗した。  達成値:12([6,1,2,1]+2)
    ロザーリオは[5,6]へ移動した。
    クリスタルビーストに21のダメージ ([2,2,6]+17)
“_____” : (矢音が鳴る。)
矢弾に撃たれたかのように敵の体勢が崩れる。  達成値:21([6,3,4]+8)
    クリスタルビーストは防御した。
        ダメージを3軽減! ([]+6)
    クリスタルビーストに6のダメージ ([1,5]+9)
    クリスタルビーストは[骨砕き]になった
フガク : ……斬る 継ノ陣
音もなく、瞬時に刀を振るう…  達成値:30([4,5,5]+16)
フガクはWillを使用した!
    クリスタルビーストは回避しようとした。
        クリスタルビーストは回避に失敗した。  達成値:19([3,4,5,5]+2)
    クリスタルビーストに38のダメージ ([3,1,3,6,1,5,2]+18)
    フガクは[チャージ]でなくなった
    カルロは[チャージ]でなくなった
Round 2
フガク : なかなかの身のこなしだな
ロザーリオ : そうですね、気を付けるべきかと。
カルロ : やりづらいな…
フガク : 子鬼同様、強化されている
カルロ : チャージ!
カルロは力をためた!
    カルロは[チャージ]になった
クリスタルビーストは攻撃した。  達成値:14([1,6,1]+6)
フガク : 弾ノ陣
“_____” : (刃が和らぐ。)
    白い刃が煌めいた。
        フガクは回避した。  達成値:29([6,5,2]+16)
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
        ダメージを18軽減! ([6]+21)
フガク : チャージノ陣
フガクは力をためた!
    フガクは[チャージ]になった
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[7,8]へ移動した。
カルロ : 間合いだッ、 シャインスラスト!
―きらめく一閃。  達成値:8([3,4,1])
    クリスタルビーストは防御した。
        ダメージを1軽減! ([]+1)
    カルロは[5,6]へ移動した。
    クリスタルビーストに29のダメージ ([1,4,4,1]+21)
フガク : 継ノ陣
音もなく、瞬時に刀を振るう…  達成値:22([2,3,1]+16)
    クリスタルビーストは回避しようとした。
        クリスタルビーストは回避に失敗した。  達成値:14([4,2,2,4]+2)
    クリスタルビーストに42のダメージ ([4,3,2,5,5,3,3]+18)
        クリスタルビーストは[重傷]になった
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:15([1,3,5]+6)
    クリスタルビーストは防御した。
        ダメージを1軽減! ([]+1)
    ロザーリオは[5,6]へ移動した。
    クリスタルビーストに23のダメージ ([2,6,4]+13)
        クリスタルビーストは[気絶]になった
    フガクは[チャージ]でなくなった
唸りを上げ、獣が倒れ込む!
同時に、その身体は輪郭がぼやけ、
靄のように消え去っていく……。
    カルロは[チャージ]でなくなった
カルロ : さすがだ、ロザーリオ。
ロザーリオ : 最後の一撃が来るものかと思いましたが、そうでもありませんでしたね。
フガク : 己に意識が向いていたな
それと同時に、新たな水晶が出現した。
……あれが先へ進む鍵なのだろうか。
フガク : (しかし風の動きに違和感が……)
ロザーリオ : やけに動きやすかったのも幸いしました。
フガク : して、先ほどと同じか
カルロ : …さっきから…何か…風が… 気の所為かな
浮遊する水晶に触れてみる……。
……!
水晶に触れた途端、
君たちの脳裏に、これまでの『混迷と希望』の記憶が
浮かび上がる……!
フガク : 綺麗、だな
ロザーリオ : ええ……
不安。焦燥。悲哀。
いつだって始まりは混迷のさなかだった。
けれど、その先にはきっと希望が待っていることを、
君たちは知っている。
カルロ : うん…
フガク : ……
カルロ : (そっと目を細めた)
フガク : (眉をひそめる、歯を噛みしめる音がする)
フガク : (不安の先の希望を、見せてやれなかった)
カルロ : (乗り越えた先、夕陽に照らされる美しい景色を思い起こす)
ロザーリオ : ……(先に進む事を選んだからこうして立っている、きっと同じ物を思い出した)
フガク : (どうすればよかったのだろうか。 それは永遠にわからないことだ)
カルロ : (雨上がりの夜明けにも、よく似ていた)
フガク : 二人は…… どうか、歩み続けてくれ
カルロ : …
ロザーリオ : 勿論。そのつもりです。
フガク : …… 希望は、進んでこそ見えるものだからな
カルロ : 言われなくても。
カルロ : あんたは自分のことを考えな。
“_____” : (希望を信じ続けることのできなかった者は、ここにはもう居ない。貴方達は希望を見据えて進んだからこそ、今ここに居られるのだ。)
フガク : ……
それが君たちの脳裏に沸き上がった後、
水晶は強い輝きを帯び、その場から消えた。
フガク : ああ、 例えこの世がなくなろうと、 己は希望を信じていく
カルロ : 世がなくなったら無じゃない…?
“_____” : (風はささやかに吹いて、希望の元へ向かう三人の背を柔らかく押していた。)
フガク : 滅亡してみないとわからんだろうが
フガク : まだまだ、永劫の果ての話だ。
ロザーリオ : フフ、それだけの意気込みがあるなら良いかな。
……どうやら、こちらのルートはこれで行き止まりのようだ。
簡易補給を使用しつつ、
君たちは月の見える通路まで戻ることにした。
ロザーリオ : 戻りましょう。
フガク : (再び振り返る。 何もいない)
フガク : ……ああ、一旦補給しようか
カルロ : そ。守り神にでもなるつもりかい。
カルロ : ああ。
フガク : なれるのならばなりたいぐらいだがな… 守り神…… 恐れ多いが
    ロザーリオは99回復した。  
    ロザーリオは99のSPを回復した。  
    フガクは99回復した。  
    フガクは99のSPを回復した。  
    カルロは99回復した。  
    カルロは99のSPを回復した。  
    “_____”は99回復した。  
    “_____”は99のSPを回復した。  
……!
フガク : ……!
ロザーリオ : ……
カルロ : ……(深く溜息をついた)(こういうところは相いれないのだ)
カルロ : ……月が
カルロ : 赤く…
ロザーリオ : 赤い……
フガク : ……禍々しい
フガクは、Willポーションを使った。
フガクはWillポーションを飲んだ。
    フガクは1のWillを回復した。  
赤い満月が炯々と輝き、
回廊を染め上げている。
傍らには、それぞれの通路の奥で見つけた
「記憶」が浮遊している。
ロザーリオ : ……
カルロ : ……
???:……『恐怖』。
フガク : 湿度が高そう
カルロ : 誰だ?
……!
君たちの脳裏に、柔らかな女性の声が響き渡る。
フガク : 女の声だ
ロザーリオ : 何者です
???:……『敗北』。『憤怒』。
        『不安』。『焦燥』。『悲哀』。
???:……『混迷』に向き合った。『苦難』を知った。
        『希望』を信じ、『打破』を願う。
???:……資格がある。
???:『私』に向き合う、資格がある。
フガク : ここの主か
ロザーリオ : …………記憶喰らい……
カルロ : 恐らくは……魔物……
フガク : そうか、行方不明者はここまできたんだな……
フガク : 初めからそうだが、 もう後戻りはできんだろうな
カルロ : 傲慢なことだ。辿り着く前に、資格なしとされたのだろうか。
光がやむと、
目の前に新しい道と、扉が出現していた。
どうやら、真相は近いようだ。
……気を引き締めて進もう。
ロザーリオ : ……行きましょう。
紫の扉がそびえ立っている。
先に進みますか?
フガク : …忘れるものか、絶対に
……。
そこは、町だった。
カルロ : ……これは…
ロザーリオ : ……
見覚えはない。
だが、見覚えのある町だ。
なぜなら。
この町は、
部分的に……継ぎ接ぎだらけではあるが……。
「君の故郷の光景」をしていたからだ。
フガク : この家は……極東の……
ロザーリオ : ……見覚えがある気がします。あの噴水
フガク : いやあんな噴水はなかった、が……
カルロ : ……ぁ…湖河の…国だ… …あっちの家屋や遠くの山はそう…
ロザーリオ : なら我々全員の記憶を継ぎ接ぎにしたもの?
カルロ : そうかもしれない。
フガク : あの角の家は、彩京── 己の故郷のものだな
……そうだ。
例え君にとって、故郷の記憶が良いものではなかったとしても。
あるいは、故郷の記憶がなかったとしても。
ここは、『懐かしき故郷』なのだ。
……“そういう風”に、できている。
やさしさを感じる柔らかな風が頬を撫でたとき、
君たちは、心の底から活力が沸き上がるのを感じた。
フガク : 全員分のつぎはぎ……
ロザーリオ : かなり心当たりが無い物が多いです。ただ、来た事はある気だけします
カルロ : ……今はないものだ。記憶の中にしか、ない… それも…大分、遠いもののように思える。
フガク は全回復しました。
カルロ は全回復しました。
ロザーリオ は全回復しました。
“_____” は全回復しました。
カルロ : けれど、懐かしい…
ここにも、「記憶のカケラ」が浮遊している。
……行こう。
カルロ : ロザーリオ……
ロザーリオ : 大丈夫です、二人の心当たりのない物が私の故郷の物というだけでしょうし
カルロ : …覚えてなくても、こんな景色だったのかな。
君の知っている噴水だ。
町の中心部、交流の花咲く場所。
かすかに子どもたちの笑い声が聞こえる、気がする。
フガク : こんな深いところまで魔物に覗かれているのはなんだかな…」
カルロ : (噴水の縁を指先でなぞる)
フガク : (西の建築物はロザーリオのものだろうと思っているが、 ここでは返事をできない誰かのも混じっているかもしれない)
カルロ : (柔らかな夕日が水を照らして、飛沫がきらめいていた)
君の知っている宿屋だ。
いつだって……今だってお世話になっているかもしれない。
フガク : (汚れた裏路地を見る)(なぜだか胸が締め付けられて、目を伏せた)
“_____” : (誰の記憶にもない、隅の薄汚れた小さな袋小路。)
カルロ : あの町の景色も混ざっているね…少しだけど。
ロザーリオ : (帰りたいと思っていたのは何時までだったか、最早記憶に無い)
浮遊する水晶に触れてみる……。
カルロ : …ここにも水晶が
フガク : 色がないな……
ロザーリオ : そのようで
カルロ : これも記憶の欠片…?
……何も思い出せない。
確かに存在した。確かにあったはずの記憶。
けれど今では、跡形もない。
ロザーリオ : …………思い出せません
フガク : あれ……
カルロ : ……おかしいな…
フガク : …… 二人共、幼少期の記憶はあるか?
ロザーリオ : 何年前だと思ってるんです?
カルロ : あるよ、…あるけど…
カルロ : ……
カルロ : ロザーリオ…
フガク : 己はわりと鮮明だが…
フガク : ……ロザーリオ……お前は……
ロザーリオ : すみません。つい、厭な言い方をした。失礼。
フガク : こちらこそすまない。 言いにくいことを聞いたな
カルロ : フガクがいっとう昔の人間だったはずなのにな。
“_____” : (暗い袋小路の中、特徴のない汚れた家の前には、小さく土が盛られて子供用のスコップが転がっていた。)
君の知っている教会だ。
たとえ君の故郷に教会がなくとも、
その静謐な空気は、君にひとつのなつかしさをもたらす。
フガク : 300年前だ…… が、すぐに思い出せる
フガク : 反省すべきことが多かったから…
フガク : …
カルロ : …ロザーリオの故郷にもあったのかな、教会。
ロザーリオ : 恐らくはね。西の方です、無い方が妙だ
カルロ : 俺たちの…東の方にはないから。
フガク : (小さく守られた土に、懐から花の飴を取り出して置いておいた)
カルロ : そうか……
フガク : 花の持ち合わせがこれしかなくてすまない……
君の知っている酒場だ。
そこで君は、どんな思い出を紡いだのだろう。
君の知っている道具屋だ。
武器、防具、回復薬などのアイテム……。
一体これまで、いくつの道具と共に
歩んできたのだろう。
フガク : うっ、箱……
フガク : 道具や、箱……ッ
カルロ : 嫌な記憶だな…
ロザーリオ : ……そんなに嫌な記憶が?
フガク : ナス……!!
カルロ : ……
ロザーリオ : ……
カルロ : かわいそう
フガク : ナスが……
フガク : 護符の強化をしようとしたら、ナスを二桁ぐらい押し付けられた
ロザーリオ : 此処にも水晶がありますね。今度は思い出せると良いんですが……
フガク : ……忘れはしないが置いておこう
カルロ : はあ……
ロザーリオ : ええ。置いておいてください
浮遊する水晶に触れてみる……。
カルロ : 捨て置きな
……何も思い出せない。
それはまるで、目覚めたら忘れてしまう、
夢のように。
カルロ : …だめだ、何も…
ロザーリオ : ……
フガク : 何かがよぎった気はするのだが……
ロザーリオ : 駄目ですね。思い出せません……
カルロ : 夢みたいに、抜け落ちてる…
フガク : カルロ、昨日の晩飯は?
カルロ : え?オムライス
ロザーリオ : 好きですもんね
フガク : よし、忘れてないな
カルロ : うん
フガク : 奪われているわけではなそうだ
浮遊する水晶に触れてみる……。
フガク : 好きなのか?
……何も思い出せない。
確かに、何かの記憶が、
この水晶に封じ込められていたはずなのに。
ロザーリオ : いえ知りませんけど。何を食べているときも大抵は楽しそうだなと、思っていました。
フガク : 次二人が街に帰ってきたら作ろうか
フガク : 約束だな
フガク : ……
ロザーリオ : 忘れないでくださいね
カルロ : ……い、言ってないけどまあ好きだよ、はい
フガク : そしてこの水晶も、ダメか……
カルロ : ……
ロザーリオ : 何も思い出せませんでしたね
フガク : 新しい約束は増えども……
カルロ : 確かに、あったはずなのに
カルロ : 何も思い出せないな…
フガク : 忘れてしまうことも、生きている限りは在るものか……
ロザーリオ : 先に、進みましょうか
フガク : ああ
カルロ : うん
……長い道の向こうに、花畑が見える。
先へ進みますか?
フガク : チャージノ陣
フガクは力をためた!([4,4,4]) クリティカル!
    フガクは[チャージ]になった
カルロ : チャージ!
カルロは力をためた!
    カルロは[チャージ]になった
“_____” : (追風が吹く。)
ひゅるりと、風が吹いた。  達成値:24([6,5,5]+8)
    フガクは[ヘイスト]になった
ロザーリオ : 花が……
“_____” : (追風が吹く。)
ひゅるりと、風が吹いた。  達成値:23([6,4,5]+8)
    カルロは[ヘイスト]になった
“_____” : (追風が吹く。)
ひゅるりと、風が吹いた。  達成値:18([6,2,2]+8)
    ロザーリオは[ヘイスト]になった
カルロ : パーマネンス!
カルロの変化を止める!  達成値:5([1,1,2]+1)
カルロ : パーマネンス!
カルロの変化を止める!  達成値:16([5,4,6]+1)
カルロ : パーマネンス!
カルロの変化を止める!  達成値:12([1,4,6]+1)
カルロ : パーマネンス!
ロザーリオの変化を止める!  達成値:11([1,4,5]+1)
カルロ : パーマネンス!
フガクの変化を止める!  達成値:8([5,1,1]+1)
カルロ : パーマネンス!
フガクの変化を止める!  達成値:8([2,4,1]+1)
カルロ : パーマネンス!
フガクの変化を止める!  達成値:12([4,5,2]+1)
カルロは、SPハイポーションを使った。
カルロはSPハイポーションを飲んだ。
    カルロは9のSPを回復した。 ([1,2]+6)
“_____” : (背に吹き付ける風が色とりどりの花を揺らしている。)
カルロは、SPポーションを使った。
カルロはSPポーションを飲んだ。
    カルロは9のSPを回復した。 ([6]+3)
ロザーリオ : 行きましょうか。
フガク : ここは一体…
フガク : 行こうか
カルロ : …よし… …行こう。
色とりどりの花が咲いている。
……黒い水晶が浮いている。
先ほどの、何も思い出せなかったカケラだ。
???:……ヒトは、忘れる。
ロザーリオ : ……
再び、声が響く。
それは君たちの脳裏に、ではなく。
目の前の、水晶から聞こえてきた。
カルロ : ……
フガク : …‥
???:あらゆるモノを。
        ヒトは、忘れて生きていく。
カルロ : 記憶喰らい…
???:悲しみや苦しみ。
        忘れられるべき記憶だけではない。
???:いつか見た景色。
        いつか話した友人。
        いつか語った想い出。
        それもヒトは、いつか忘れてしまう。
ロザーリオ : …………
???:目覚めた時に忘れるユメのように。
        確かにそこにあったのに、消えてしまったもの。
        いつしか、霞のように忘れてしまったもの。
カルロ : …………
フガク : 己は忘れなど……ッ
フガク : …………
???:そんな“忘れられたモノ”が
        行きつく涯てが、『私』だ。
ロザーリオ : それが記憶喰らいの正体と、
カルロ : 忘れられたモノ…流れ着いた果て…
???:あらゆる人々が……
        忘れてしまったモノが、
        流れに流れ、ここに行き着き、
        私を成し、この回廊を成した。
トロイメライ:私は明け方の夢。
        たそがれの泡沫。
        忘却の特異点。
フガク : そんなことが……
カルロ : 人の想念は時に力となる。忘れ去られてなおも、形成すまでになるなんて…
ロザーリオ : 信じがたい事ですがね……
トロイメライ:すべての人々が、私を……
        『忘却』したことさえも、『忘れる』のならば……。
トロイメライ:二度と忘れないように……
        あなたたちの記憶と想い出を、
        この回廊に閉じ込めてしまえばいい……!
カルロ : …寂しいことだな。
フガク : あれは…… もしかして、行方不明者か!?
カルロ : いや…
カルロ : 恐らく、行方不明者の、記憶だろう。
ロザーリオ : 閉じ込められるつもりはありませんよ、此処に囚われるのなら昔と変わらない
フガク : 閉じ込められた、記憶か……
射突槍の黒騎士:……。
鎧に身を包んだ三人が出現した。
……実体ではない。輪郭がぼやけている。
トロイメライ:私を倒しに来た彼らの、
        記憶と想い出のすべてを奪い。
        それらをもとに、複製した再現投影体。
カルロ : ご説明どうも。
トロイメライ:本体は今頃、抜け殻となって何処かを彷徨っている。
        ……あなたたちも、すぐにそうなる。
        
フガク : なってたまるか……
ロザーリオ : 死ぬのとそう変わりない。困るな
フガク : この記憶も、苦痛も、全て己が背負うものだ!!
カルロ : ……そうまでして、他人の記憶を閉じ込めていたいか。
カルロ : 奪わせるものか。俺のものだ。
    トロイメライは[幻想防護]になった
……!
爆発的な力の高まりを感じる。
対峙する冒険者たちの記憶も、
それぞれの武器を構えた!
フガク : それに、この二人は特に幸せになってもらわねばならん
ロザーリオ : フフ、改めて言われると少し照れるな。なんて。
フガク : ……すまないが、一片たりともここにおいておける記憶はないぞ
ロザーリオ : 生きて戻りますよ。必ず……!
フガク : …… トーヴ
カルロ : ああ!
カルロ : (自ら作りあげた細剣を、教わった通りに構える)
フガク : (矢音、泣き声、土に汚れたスコップ、希望への果てのない不安) …… 少しだけ、見守っていてくれ
ロザーリオ : (教えた通りに構えるその姿に目を細める、そして自分も同じようにと構えた)
“_____” : (この花畑の何処かに咲いているのだろうか。金木犀の香りが、風に乗ってかすかに三人の間を吹き抜けていった。)
フガク : 己はまだ最中に居るが、 前を向いて歩けると……!
たとえ理解が及ばないとしても、やるしかない。
ここで敗北すれば、すべての記憶を奪われるようだ。
それだけは避けなくてはならない……!
──これが、記憶回廊における最後の戦いだ。
さぁ、武器を取るがいい。
そして……哀れな忘却の輪廻に、
終止符を打つ時だ。

フガク : (何もいない背中に、視線を送った)
カルロ : (いまは開花を待つ甘い香り。記憶に残る前に消えていく。)
フガク : (再び向き直り、椿斬に手をかける)
トロイメライ:ああ、どうか、どうか──
トロイメライ:──私を、忘れないで。
Round 1
カルロは移動した。
    カルロは[8,6]へ移動した。
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[9,12]へ移動した。
フガクは移動した。
    フガクは[8,8]へ移動した。
射突槍の黒騎士は移動した。
    射突槍の黒騎士は[10,8]へ移動した。
連天秤の聖者 : ブレッシング!
  達成値:17([2,5,5]+5)
    トロイメライは1のSPを回復した。  
    射突槍の黒騎士は[ブレッシング]になった
“_____” : (鋭い風が掠めていって、) (矢音が鳴る。)
矢弾に撃たれたかのように敵の体勢が崩れる。  達成値:12([2,1,1]+8)
“_____”はWillを使用した!
    射突槍の黒騎士に17のダメージ ([6,6,6]+9)
    射突槍の黒騎士は[骨砕き]になった
トロイメライ : クローキング!
トロイメライは身を潜めた!
    トロイメライは[ステルス]になった
カルロは移動した。
    カルロは[8,6]へ移動した。
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[6,9]へ移動した。
フガク : 継ノ陣
音もなく、瞬時に刀を振るう…  達成値:26([6,1,3]+16)
    射突槍の黒騎士は防御した。
        ダメージを3軽減! ([]+5)
    射突槍の黒騎士に32のダメージ ([3,4,4,1,4,1,5]+18)
射突槍の黒騎士 : ドライブ!
射突槍の黒騎士が周囲を薙ぎ払う!  達成値:17([3,4,3]+7)
フガク : 弾ノ陣
    白い刃が煌めいた。
    連天秤の聖者は防御した。
    カルロは回避しようとした。
        フガクは回避した。  達成値:32([6,6,4]+16)
        カルロは回避した。  達成値:32([4,6,4]+18)
連天秤の聖者 : ブレッシング!
  達成値:15([3,3,4]+5)
    トロイメライは1のSPを回復した。  
    散撃銃の射手は[ブレッシング]になった
カルロは、APポーションを使った。
カルロはAPポーションを飲んだ!
カルロはWillを使用した!
    カルロは7のAPを回復した。  
ロザーリオは、APポーションを使った。
ロザーリオはAPポーションを飲んだ!
ロザーリオはWillを使用した!
    ロザーリオは7のAPを回復した。  
フガク : ……斬る 継ノ陣
音もなく、瞬時に刀を振るう…  達成値:26([3,2,5]+16)
フガクはWillを使用した!
    射突槍の黒騎士は防御した。
        ダメージを3軽減! ([]+5)
    射突槍の黒騎士に31のダメージ ([4,3,3,3,1,4,3]+18)
        射突槍の黒騎士は[重傷]になった
カルロ : ルミナスレイン!
閃光が迸る。  達成値:12([2,6,4])
    カルロは[8,6]へ移動した。
    連天秤の聖者に30のダメージ ([2,5,1,5]+19)
ロザーリオ : レイスラスト
構え、連撃([1,1,1]) ファンブル!
    散撃銃の射手は回避しようとした。
        散撃銃の射手は回避した。  達成値:15([2,6,2,1]+4)
カルロ : シャインスラスト!
―きらめく一閃。  達成値:7([1,1,2]+3)
    連天秤の聖者の防御はAPが足りず失敗した。
    消費SPを-2修整した。  
    消費APを-2修整した。  
    カルロは[8,6]へ移動した。
    連天秤の聖者に32のダメージ ([4,5,3,1]+21)
        連天秤の聖者は[重傷]になった
        連天秤の聖者は[気絶]になった
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:13([1,1,5]+6)
    ロザーリオは[6,8]へ移動した。
    散撃銃の射手に22のダメージ ([2,4,1]+17)
カルロ : シャインスラスト!
―きらめく一閃。  達成値:14([2,4,5]+3)
    消費SPを-2修整した。  
    消費APを-2修整した。  
    カルロは[8,6]へ移動した。
    連天秤の聖者に30のダメージ ([4,1,4,2]+21)
ロザーリオのチェインスラストはAPが足りず失敗した。
カルロ : 間合いだッ、 シャインスラスト!
―きらめく一閃。  達成値:11([4,3,1]+3)
カルロはWillを使用した!
    カルロは[8,6]へ移動した。
    連天秤の聖者に34のダメージ ([1,5,3,6]+21)
        連天秤の聖者は[昏睡]になった
ロザーリオのチェインスラストはAPが足りず失敗した。
Round 2
ロザーリオ : チッ、思ったより堪えたかな……
カルロ : …ロザーリオ!
フガク : 耐えるか が、終いだ!
カルロ : 俺が!
カルロ : 間合いだッ、 シャインスラスト!
―きらめく一閃。  達成値:11([4,3,1]+3)
カルロはWillを使用した!
    カルロは[9,8]へ移動した。
    射突槍の黒騎士に32のダメージ ([4,3,3,6]+21)
        射突槍の黒騎士は[気絶]になった
散撃銃の射手 : クイックドロウ!
  達成値:14([2,2,3]+7)
    ロザーリオは防御した。
        ダメージを10軽減! ([]+17)
    ロザーリオに1のダメージ ([6,6,1]+13)
フガクは移動した。
    フガクは[6,8]へ移動した。
“_____”は移動した。
    “_____”は[10,11]へ移動した。
トロイメライは移動した。
    トロイメライはどこかへ移動した。
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:15([2,5,2]+6)
    散撃銃の射手は回避しようとした。
        散撃銃の射手は回避した。  達成値:20([4,5,6,1]+4)
    ロザーリオは[6,8]へ移動した。
フガク : 継ノ陣
音もなく、瞬時に刀を振るう…  達成値:23([1,1,5]+16)
    散撃銃の射手は回避しようとした。
        散撃銃の射手は回避に失敗した。  達成値:16([3,4,4,1]+4)
    散撃銃の射手に55のダメージ ([5,6,6,6,6,6,4]+18)
        散撃銃の射手は[重傷]になった
        散撃銃の射手は[気絶]になった
トロイメライのクイックトリックは距離が合わず失敗した。
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:17([5,1,5]+6)
ロザーリオはWillを使用した!
    ロザーリオは[6,8]へ移動した。
    散撃銃の射手に24のダメージ ([5,5,3]+13)
ロザーリオ : どうも
フガク : ……ふん
トロイメライのバッシュは距離が合わず失敗した。
Round 3
フガク : 記憶喰らい…どこに消えた…!!
カルロ : 近くにはいる筈だ!
ロザーリオ : 流石にどこまで歩いたかはわかりませんが……
カルロ : こっちだよ、 カウンター!
カルロは受け流す構えを取った。
    カルロは[見切り]になった
ロザーリオは移動した。
    ロザーリオは[6,5]へ移動した。
フガクは移動した。
    フガクは[7,7]へ移動した。
“_____”は移動した。
    “_____”は[8,9]へ移動した。
トロイメライ : エンサイクロペディア!
カルロの情報を解析する!  達成値:16([5,2,2]+7)
    トロイメライは[ステルス]でなくなった
トロイメライは移動した。
    トロイメライは[7,6]へ移動した。
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:21([5,4,6]+6)
    ロザーリオは[6,6]へ移動した。
トロイメライ : クイックトリック!
トロイメライは素早い攻撃を行った!  達成値:15([1,1,6]+7)
トロイメライの行動は失敗した。
カルロ : リポスト!
“_____” : (刃が和らぐ。)
    トロイメライの隙をついた反撃をする!
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
        カルロは[見切り]でなくなった
        トロイメライは1のSPを回復した。  
        ダメージを17軽減! ([5]+21)
        トロイメライに31のダメージ ([1,6,2,3,5]+19)
トロイメライ : バッシュ!
トロイメライは武器を力強く叩きつけた!  達成値:15([4,1,2,2]+6)
“_____” : (刃が和らぐ。)
    まるで、透明な手が押し留めるみたいに。
    カルロは回避しようとした。
        カルロは回避した。  達成値:27([6,5,1]+15)
        トロイメライは1のSPを回復した。  
        ダメージを17軽減! ([5]+21)
カルロ : 見切った!!
Round 4
ロザーリオ : お見事。
フガク : 流石だ、カルロ!
“_____” : (鋭い風が掠めていって、) (矢音が鳴る。)
矢弾に撃たれたかのように敵の体勢が崩れる。  達成値:16([3,2,3]+8)
“_____”はWillを使用した!
    トロイメライに8のダメージ ([2,2]+9)
    トロイメライは[骨砕き]になった
カルロ : シャインスラスト!
―きらめく一閃。  達成値:11([6,1,4])
    トロイメライは防御した。
        ダメージを0軽減!  
    カルロは[7,6]へ移動した。
    トロイメライに35のダメージ ([6,5,1,2]+21)
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:14([1,4,3]+6)
    ロザーリオは[7,6]へ移動した。
    トロイメライに20のダメージ ([2,1,4]+13)
        トロイメライは[重傷]になった
フガク : ……斬る 継ノ陣
音もなく、瞬時に刀を振るう…  達成値:26([3,2,5]+16)
    トロイメライに42のダメージ ([1,2,5,4,3,3,6]+18)
トロイメライ : ノクターン!
トロイメライが静かな夜想曲を奏でる!  達成値:16([2,5,3]+6)
    “_____”は抵抗しようとした。
    ロザーリオは抵抗しようとした。
        “_____”は抵抗した。  達成値:28([4,2,3]+19)
        ロザーリオは抵抗に失敗した。  達成値:16([6,3,3]+4)
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:22([5,6,5]+6)
ロザーリオはWillを使用した!
    トロイメライは防御した。
        ダメージを0軽減!  
    ロザーリオは[7,6]へ移動した。
    トロイメライに22のダメージ ([4,3,2]+13)
フガク : ……斬る 継ノ陣
音もなく、瞬時に刀を振るう…  達成値:31([4,5,6]+16)
フガクはWillを使用した!
    トロイメライに47のダメージ ([4,6,6,1,4,2,6]+18)
トロイメライ : チャーム!
フガクを魅了する!  達成値:13([2,3,1]+7)
    フガクは[7,6]へ引き寄せられた。
トロイメライのデスパレートはAPが足りず失敗した。
    フガクは[チャージ]でなくなった
    カルロは[チャージ]でなくなった
トロイメライ:──あぁ、あぁ。
フガク : ……これで……!!
カルロ : いや……
ロザーリオ : 諦めてください、もう
トロイメライは[幻想防護]でなくなった
トロイメライ:どう、して。私は、ただ。ただ。
トロイメライ:……おわって、ゆく。
        わたしの、ああ、……。
カルロ : ……
フガク : …………
トロイメライ:……あ、ぁ、
        ……ああ、ああ……!
……忘れられた記憶は、
見るからに力を失っている。
それでも、交戦をやめる意思はないようだ。
カルロ : まだやるつもりなのか…
ロザーリオ : 止める気はありませんか。
フガク : まだ、立つのか……!!
……終わらせよう。
Round 5
フガク : (ひらりと)
フガクは、紙屑を使った。
『 ごめん 愛してる 』
フガクはWillを使用した!
    フガクは8回復した。 ([5]+3)
カルロ : さよなら、忘れ去られた記憶。 シャインスラスト!
―きらめく一閃。  達成値:9([5,1,3])
フガク : (知ることすらできなかった記憶が、言葉が、零れ落ちた) 弾ノ陣
    白い刃が煌めいた。
        フガクは回避に失敗した。  達成値:27([6,1,4]+16)
    カルロは[7,6]へ移動した。
    トロイメライに35のダメージ ([3,1]+21)
        トロイメライは[昏睡]になった
“_____” : (手が触れる。)
傷を慈しむような手の感触だけがそこに。  達成値:23([6,5,4]+8)
    フガクは3回復した。 ([4]-1)
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃  達成値:14([3,2,3]+6)
    ロザーリオは[7,6]へ移動した。
    トロイメライに30のダメージ ([3,2,2]+13)
フガクの継はWillが足りず失敗した。
トロイメライ:……あ、ぁ。
ロザーリオ : ……終わりです、これで。
フガク : (──思い出した、いや、いま解った)
カルロ : 幕切れだ(忘れ去られた記憶たちの集合体―トロイメライを、刃が貫く)
フガク : …………
トロイメライ:……これで……
        あなたたちは、いつか、遠い日……
        私を倒したことも、忘れるのでしょう。
カルロ : …そうかもしれないな。
ロザーリオ : …………忘れないとは言えませんね。取り落とした記憶があまりにも多すぎる。
フガク : 己は…… 本当に、鈍く、愚図な男だ…… が……
カルロ : 記憶はこぼれ落ちていくものだ。不可逆に。
フガク : ………できる限り、抱えていきたい……
“_____” : (つめたいような、あたたかいような。はたまた同じ温度のような。どれともつかぬ、曖昧な指先が。)
フガク : (自然と溢れてきた、雫が落ちる)
“_____” : (雫を掬うように頬に触れて、そして離れていった。)
“_____” : (そこに手などない。だからきっと、そんな気がする、だけだ。)
カルロ : (刹那、閉目して思う、残酷で優しく、曖昧で確かな、記憶と想いの数々。)
フガク : ……! (誰かに拭われた気配がした あのときとは逆の立場で、微かな指先が頬に触れた)
カルロ : (思い出せない、今は何もないもの。)
フガク : ……トーヴ……(残りの涙を両手で拭う)
カルロ : (確かにそこにあったはずの―)
フガク : ("今"に向き直る)
ロザーリオ : (風が吹いたような気がした。雨の町での一時を思い出す、そんな微かな風だ。そして暫し、目を閉じた)
トロイメライ:……ヒトは、忘れる生き物。
        だからこそ、想い出が光り輝く。
        そんなこと……忘却から生まれた私だからこそ、
        ……わかっていた……。
トロイメライ:……それでも、……。
        想い出にさえ、なれなかった記憶は……。
        ……わたし、は……。
        たしかに……そこに、あった……。
トロイメライ:……どうか、……それを──。
……忘れられた記憶は、粉々に砕け散った。
同時に、花畑と町が、
……記憶回廊の結界が、ほどけるように消えていく。
カルロ : ……
ロザーリオ : …………
フガク : 記憶喰らい…………
フガク : ……ありがとう
フガク : (花と町、 その組み合わせは、帰るべき場所が脳裏に浮かばずにはいられない)
カルロ : (少し眉を下げて、微笑んだ。消えていく花の景色に懐かしい風に、目を細める)
ロザーリオ : ……帰りましょう。
気付けばそこには、館さえなかった。
すっかり霧の晴れた孤島の中心部。
……あなたたちは、信号弾を用いて、
行商人たちの舟を呼ぶことにした。
カルロ : ああ。
ロザーリオ : それで、結局信号弾はどちらが?
フガク : カルロ、仕事だ
カルロ : 俺が。…分かってますって(取り出して、天に向け合図を放つ)
フガク : 柄にもなく、どっと疲れた……
船頭:……あの孤島には、
        大昔にゃ、村があったんだとさ。
        大津波で全部吹き飛んで、
        いつしかそんなこと、みんな忘れちまったがね。
カルロ は全回復しました。
フガク は全回復しました。
ロザーリオ は全回復しました。
“_____” は全回復しました。
フガク : そんなことが
カルロ : 珍しいこともあるものだな… …そう…
ロザーリオ : へえ、元より忘れられた土地と
カルロ : ……俺の故郷も… …
フガク : (珍しいの言葉にピク付いている)
あなたたちは、小舟で帰路についている。
煙草をくわえた船頭が、
独り言のようにつぶやいた。
フガク : ……
船頭:私にゃあ難しいことは分からねえ。
        なんせ、一昨日のおまんまも思い出せねえ体たらくだ。
        けどよう……。
フガク : それはいかん
カルロ : まあ…終わったことだ。 …ああ…
ロザーリオ : フフ、忘れっぽい。
カルロ : 昨日じゃないだけましだろ。
フガク : ロザーリオ、一昨日の夕食は覚えているか?
ロザーリオ : 食べ忘れました。
フガク : いかん
フガク : カルロ、しっかり見張っておけ……
フガク : 骨になってしまうぞ
カルロ : ロザーリオったら…冗談だよ、フガクが可哀想だろ。
ロザーリオ : すみません、馴れなくて……
フガク : 先が思いやられてきた……
ロザーリオ : 冗談です。食べましたよ。パスタでした。
カルロ : 要らない心配をするな。ほらね。
フガク : 本当に冗談だったのか!! 己にも言うようになってきたな……
船頭:どうせいつか忘れちまうんなら、
        今のこの時を、せいいっぱい、
        うんと思い切り全力で……歩んでやりゃあ、いいと思うけどね。
フガク : まったく…… また振り回されるのが増える予感……
カルロ : あんたとは気が合いそうだ。
フガク : (振り向いて、何もなくなった島を見る)
ロザーリオ : 刹那的な考えですが、良いなと少しだけ思います。
船頭:……ああ、見えてきたよ。
        まぁ、あんたらが無事で良かったぁ。
        そんじゃあなあ……。
ロザーリオ : ええ、ありがとうございました。
フガク : 己は……できる限り、覚えていたいがな……
カルロ : ありがとう、それじゃあね。
フガク : ああ、助かった
リーンに戻れば。
行方不明の冒険者たちが見つかったそうだ。
近隣で見つかった記憶喪失の旅人というのが、やはりそうだった。
むろん、記憶も戻っていたという。
これで依頼は解決だ。
きっと君たちは、また明日からも、
新たな依頼を探したり、自分のやりたいことを見つけたり、
様々な道を歩いていくのだろう。
これからも長く続いていく君たちの旅路に、
確かに刻まれた、今回の冒険は。
君たちに、いったい何をもたらしたのだろうか。
その答えさえ、いつか忘れてしまうとしても。
今日の歩みは、確かに此処に。
君たちは、ひとつの終わりを見届けた。
……さぁ、帰ろう。
フガク : ……
記憶回廊のトロイメライ

                                ──Fin.
フガク : ……… 遅くなってすまなかった
フガク : 愛してる──
カルロ : さよならだけが人生だ
フガク : 
ロザーリオ : お疲れ様でした
[報酬袋] を手に入れた。