浴室

ロザーリオは、水を使った。
ゴクゴク…
ロザーリオは[水を飲む人]になった
ロザーリオ : (いつも通りに水を頼んで呑み始めた)
カルロ : おつかれさまあ~…
ロザーリオ : なかなか骨が折れる仕事でしたね
カルロ : ……また水飲んでる ホントに
カルロは、水を使った。
ゴクゴク…
カルロは[水を飲む人]になった
カルロ : (すんすん…)……臭いついてないかなこれ…
カルロ : 風呂入って寝るか…さすがに…(ぐにゃ…となった)
ロザーリオ : ……わかりませんね。流石に
カルロ : だいぶ鼻の感覚が麻痺してる気がする
ロザーリオ : 食事でもしてみたらわかるんじゃないです?
取引をしました。
1ルド失った。
[オムライス] を手に入れた。
ロザーリオは、オムライスを使った。
ふわふわとろとろだ!
ロザーリオは[オムライスを食べる人]になった
ロザーリオ : ……
カルロ : そうか!?
ロザーリオ : 余り味がしない……ような(嗅覚が麻痺している、多分ね)
カルロ : そうと決まれば水浴びてこようかな…と……
カルロ : ……ちょっとくらい良いか
ロザーリオ : そうしますか……服はどうにかしたい(一旦飯は置いておこうかなとしている)
カルロ : よし(頼みかけたところで止めた)行こう
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カルロは[入浴中]になった
ロザーリオは[入浴中]になった
──シャワーで体を洗い流した。
カルロ : あ~…………
ロザーリオ : (端に座った。おおよそ骨)
カルロ : (おもちゃのあひるに群がられている)
カルロ : ……ロザーリオ?
ロザーリオ : なんです?
カルロ : あ、いや入らないのかなと思って。
ロザーリオ : いえ、入ると困るかなと。
カルロ : なんで!?
ロザーリオ : 共有の場ですよ。骨だけのが浸かるのはあまり
カルロ : (おおよそ座るようにしていたがバシャ、と水音をあげて立ち上がった)
ロザーリオ : うわっ
カルロ : それは問題ないだろ、人も皮だ!何か迷惑だなんてことは―
カルロ : 恐らくないと思う……(驚かせたかと声が小さくなった)
ロザーリオ : ……そうでしょうか
カルロ : (ついでにしゃがんで小さくなった…)うん
カルロ : すごい毛が抜けるとか色素が落ちるとか血が出てるとかはちょっとまずいけどさ…たぶん…
ロザーリオ : まあ、そこまでおっしゃるなら……
ロザーリオ : (足だけ浸かっておいた)
カルロ : ん!
カルロ : (甘えて寄ってくる)(犬かな?)
ロザーリオ : (頭を撫でてやった)
カルロ : へへ……
カルロ : ……こういう何気ないとき、幸せだなって思うよ
ロザーリオ : そうなんですか……?
カルロ : (あなたの手を取って自らの頬に当てた)(どちらも湯のおかげでいつもよりはきっと温い)
カルロ : 夢みたいだけど夢じゃない。
ロザーリオ : フ……夢だった時は無いでしょう。人が来る前に出ましょうか
カルロ : !相変わらずだな…… ……うん。
カルロは[入浴中]でなくなった
ロザーリオは[入浴中]でなくなった
ボードイベント同期中。
ボードイベント同期中。
ロザーリオ : ではおやすみなさい。疲れたでしょうから……
カルロ : (ベッドに腰かけた)
カルロ : ん……
ロザーリオ : (棚から本を取り出して捲り始めた)
カルロ : (どこどなくぼんやりした様子でそれを眺める)
カルロ : ……ロザーリオは。
ロザーリオ : ん……?
カルロ : もしもこれから人間に戻れるとしたら、どうする?
ロザーリオ : 戻れるとしたら、ですか
ロザーリオ : (目を閉じたり、暫し考える仕草)都合のいい奇跡であったとしても。無理に引き延ばした先ですから。きちんと終わるつもりですよ
カルロ : そうか。……急に聞いて悪いな。ありがとう
ロザーリオ : 貴方は
ロザーリオ : カルロは、どうなんですか
カルロ : ……生きて。死んだら終わりにする。今と然程変わらないかもしれないな
ロザーリオ : そうですか。なら、良いです。
ロザーリオ : お休みなさい。
カルロ : 以前は怖くなかったのに、どうにもまだ死にたくないらしい。
カルロ : ん……おやすみ、ロザーリオ。
ロザーリオ : 生きる気があるのは、良い事かと
カルロ : (ふっと力が抜けて、そのまま横たわる)