依頼、ペット捜索依頼

アルマ : ええ、その依頼ね。
 逃げちゃったペット探しですって。
ロザーリオ : 簡単そうな依頼ですね
アルマ : ペットと言っても、犬や猫じゃなくて「火トカゲ」ね。
 ペット自体の安全もそうだけど……火を吹く珍しい生物だから、野外で放置しておくのは危ないわ。
 だから、何かある前に探し出してほしい、という依頼ね。
カルロ : 駆け出しでもよくある依頼だな
カルロ : ……前言撤回
ロザーリオ : 話が変わってきましたね……
アルマ : 気になることはあるかしら?
カルロ : なんで火トカゲなんて飼ってるんだ…
カルロ : どういうやつなんだ?
カルロが[ペットについて]を選択しました
アルマ : 火トカゲちゃんね。
 水浴びならぬ火浴びをするとか、焚火の中でお昼寝をするとか。珍しいし、本来なら扱いも難しい生物みたいね。
ロザーリオ : まあ、誰であれ珍しい生き物を飼ってみたいと思う瞬間はあるでしょう……
カルロ : そうか…………
「大きさは……これで尻尾が余るくらいかしら?」
アルマは、広げた両手で何かをすくうポーズを取った。
犬猫に比べると小型なようだ。
ロザーリオ : 小さいですね
カルロ : 思ったよりは小さいな
アルマ : その子、普段は鳴き声も上げないくらい大人しい性格だけど、今は風邪を引いちゃってて、くしゃみが止まらないそうなの……。
 くしゃみの度に火の粉を吐いてしまうようだから、その火が燃え広がる前に見つけられるのが一番ね。
ロザーリオ : 辺りが焼け野原になったらと思うとなかなか
カルロ : そいつは拙い
アルマ : 他に気になることはあるかしら?
ロザーリオ : どのあたりで見失ったんです?
ロザーリオが[捜索場所]を選択しました
アルマ : 逃げ出したのは近くの小山ね。町での目撃情報や、小火の報告はまだ出ていないわ。
 あそこは街道との間に石の塀が立ててあるから、ひとりでに町中へ出ることはなさそうね。
カルロ : ならまだよかった、かね
アルマ : 他に気になることはあるかしら?
ロザーリオ : それで幾ら出るんです
ロザーリオが[報酬]を選択しました
アルマ : 捕獲できれば50L。できなくても、火トカゲちゃんの無事が確認できれば半額出るそうよ。
 ……大人しい子でしょうし、なるべく傷付けないであげてね。
カルロ : 妥当だな。オーケー
ロザーリオ : 構いませんよ
アルマ : 他に気になることはあるかしら?
カルロ : そんなところか?
カルロが[……]を選択しました
アルマ : そんなところかしら。
 無事火トカゲちゃんを宿まで連れ帰って、報告を済ませたら依頼完了ね。
カルロ : りょーかい。引き受けるよ
ロザーリオが[依頼を受ける]を選択しました
アルマ : ええ、よろしくね。
 山道の出入口で依頼人兼世話係の方が待っているはずだから、まずは合流を目指してちょうだい。
 ……それじゃ、頑張ってきてね。
アルマ : 珍しいペットもいるんですね。
 撫でるくらいは許してもらえるかしら?
 ……皆さんがちゃーんと捕まえてきてくれるのが楽しみね!
ロザーリオ : では行きましょうか。
準備ができたら出発しよう。
冒険者は宿を出た。
カルロ : ああ。行ってきます!
 
歩いて数十分、目的地の前までやってきた。
風が木々を揺らす音が聞こえ、足元にはふかふかと草花が茂っている。
今のところ、遠目に異常は見受けられない。
……冒険者は、この付近からたった一匹のペットを探し出さねばならない。どこかから煙でも立たない限り、虱潰しに歩き回ることになるのだろう。
ロザーリオ : しかし困りましたね、案外広いですよ
カルロ : う~む、長閑だ……広々して……
ロザーリオ : カルロ、観光に来たわけではありませんよ。もう
カルロ : わ、分かってるって。そうだな、それこそ煙でも見えないと難しいかもしれない
そうこうしていると、山道の入口に人影が近付いてきた。
……あれが落ち合う予定の世話係だろうか?
ロザーリオ : あ、依頼人でしょうか
カルロ : おーい、依頼を受けた冒険者だ
快活な男 : どうも。ハイキングっすか?
カルロが[依頼を受けた冒険者だと伝える]を選択しました
快活な男 : ああ、あんた方が探してくれる方でしたか!
 いやあ、ちょっと探し回ったくらいじゃ、全く見つからなくって。今日はよろしくお願いしますよ。
ロザーリオ : いえ、依頼で
ロザーリオ : まあそうでしょうね。この広さではね
快活な男 : ……あ、すいません、後ろのこいつは人見知りが激しくて。
 でも山歩きには慣れてるんで、足を引っ張ることはしませんよ! そうだよな?
猟師のような装備の二人組だ。
快活な男は明るく受け答えをし、後ろの男はおどおどと身を縮める。互いの口調と態度の節々からは上下関係が伝わってくる。
快活な男は「それで」と続けた。
快活な男 : 人数がいるんで、二手に分かれて探しましょうかね。
 左右の道にそれぞれ出発して、それぞれで山の麓をぐるーっと周って、何かあってもなくても山の反対で再合流って感じで……。
ロザーリオ : なるほど、二手に
カルロ : りょーかい。
快活な男 : んで道案内を兼ねて、俺は左の道に、こいつは右の道に。
 どっちも山道を外れるんすけど、特に右側はちょっと道が悪いっすね。まあ大丈夫でしょ。えっと、じゃあ……。
「じゃあ、こいつのほうは、そちらの方に来ていただくってことで」
男はカルロに視線を向けた。
カルロ : あいよ
ロザーリオ : 御指名ですか。まあどちらが上手くやれそうかは見極めの上でしょうし
快活な男 : まあ……、そんなとこっすかね。
 あ、この捕獲道具もどなたか持っといてください。俺が二つ持ってても荷物なだけなんで。
 ……よかったら、ぼちぼち出発ってことで。
[捕獲網] を手に入れた。
ロザーリオ : はい確かに(捕獲網を貰った)
カルロ : よし、行くか
手製らしい網を配られた。
準備が済んだら、それぞれ出発するとしよう。
快活な男は、カルロと並んだ後輩に笑いかけて「お前もちゃんとやれよ!!」との言葉、もとい圧を残した。
そして獣道に向かっていく。……残る冒険者も後に続こう。
ロザーリオ : ではまた
ロザーリオが[出発する]を選択しました
ロザーリオは[不在]]になった
カルロ : またなー
カルロと残った陰気な男は、かけられた言葉にいっそう身を固くした様子だ。
何度も頷いて、緊張した様子で視線を迷わせる。
男 : ……そ、それじゃ……。俺らも行きま……しょう……。
カルロ : 大丈夫そうか? おう
男はぼそぼそと言って、見送ったのとは反対側の道へ足を向ける。
……結局、冒険者と目を合わせようとはしなかった。
カルロ : ……(ダミアンと初めて遭遇したときみたいだな)
 
だんだん悪くなり始めた道に集中することもあってか、陰気な男はろくに口を開かない。
耳に届く音と言えば、木の葉が生み出すざわめきくらいだ。
カルロ : (ざわざわと森の木々が揺れる音を聞きながら)
しかし道中、男は頻繁にこちらの様子を窺ってくる。
かと言って目が合いそうになると、決まってすぐに視線を逸らす。
カルロ : ……? どうかしたか?
カルロが[どうかしたのか聞く]を選択しました
陰気な男 : えっ? え、いえ……。なん、何でも。
カルロ : そっかー
陰気な男 : ……す、すみません。話は苦手で。
カルロ : いやまあ俺も苦手なほうだ。
男は会話を切り上げて、歩くことに専念し始めた。
冒険者も口を閉じれば、周囲は木々のざわめきだけになる。
 
ロザーリオは[]でなくなった
カルロは[不在]いない]になった
────────────────────
 
同行した男は、山歩き中でも口数の多い男だ。
これでは捜索対象も逃げ出すのでは、と思うほどだった。
ロザーリオ : よく喋りますね
快活な男(1/3) : こーして青々茂ってますけど、一度火が付いたら火の粉が飛んで広がる可能性があるんすよね。他の動物にも被害が出ちまいますし、山火事になれば大騒ぎっすからね~。ほら、ここは町にも近いんで余計に。
ロザーリオ : はい
快活な男(2/3) : んでもトカゲ本人の皮は防火に優れてて……あ、本人っつーか本動物? 燃えなくて強いから、貴重な素材として人気が高いんすよね。炎の海の中にいても全然へっちゃらなんです。むしろ定期的にそうしないと生命を保てないって話も聞くくらいで、カエルが水場を離れないのと同じなんすかね。
ロザーリオ : どうでしょう、蛙と同じ爬虫類ではありますから通じるところはあるのかもしれませんね
快活な男(3/3) : 全身が炎みたいに明るい色だから、こういう緑の中にいたら目立つと思うんすけど……。
 あ、怪しいものを見かけたら教えてくださいね、煙とか焦げ跡とか。
 捕まえて一件落着ですんで!
ロザーリオ : ええ、その話は多分2回目ですよ
お喋りと共に探索すれども、不審な点は見当たらない。
この付近に捜索対象はいなさそうだ、そう思い始めた時。
足元に……。
目標値:13 <= 3d + アクロバット
達成値:10([3,1,3]+3)
判定に失敗しました
ロザーリオ : おやおや
ロザーリオに2のダメージ ([2])
足元でバチン! と大きな音がした。
草花で巧妙にカモフラージュされていたのは、踏み込んだ足を挟んで捕らえるトラバサミだ。……あわや脛を飲み込まれるところだった。
ロザーリオ : っと
快活な男 : あっ!
 ……ああ、捕獲用にいくつか仕掛けてたんですよ! すいません、もうこの辺りまで来てたとは。いやあ、引っ掛からなくてよかった。
ロザーリオ : いえ、少し驚いた程度です。気を付けましょう
トラバサミ?( 1 / 1 )
目標値:9 <= 3d
達成値:7([4,2,1])
判定に失敗しました
ロザーリオ : おやおや
トラバサミは、害獣駆除に使われるような狩猟用の罠だ。
そのばね仕掛けが起こす力はとても強く、人の足や動物の体が挟まれるとひとたまりもない。間一髪と言ったところだ。
快活な男 : 大丈夫っす、この辺に他の罠は仕掛けてないんで。
 ……さっ、行きましょうか。
快活な男はそそくさと罠を回収し、さらに獣道へと分け入っていく。
冒険者は後に続いた。
ロザーリオ : ……ええ
 
カルロは[いない]でなくなった
ロザーリオは[不在]いない]になった
────────────────────
 
でこぼこと起伏の激しい岩肌が目立つ地帯には、他の動物の気配もない。
木陰で目立たない窪みに足を取られたり、足場にした岩がぐらついたりと、聞いた通りの道の悪さで、同行の男も苦労している様子だ。
カルロ : これだけ険しいと他に動物がいるって感じもしないな。あんたも大変だろ…
陰気な男 : ……そこ、滑るんで足元気を付けて……。
 ……うわっ!
カルロ : !
カルロが[手を貸す]を選択しました
男はよろめいたが、すんでのところで転ばず済んだようだ。
冒険者の助けを借りながら、慌てて体勢を戻す。
カルロ : 大丈夫か? 気を付けてな
陰気な男 : す、す、すみません……。平気です、行きましょ。う。
岩肌の露出した区画を黙って進む。
……しばらくして、ようやく道の悪い岩場を過ぎた。
カルロ : ……いるかねえ火トカゲ…
視界に豊かな茂みが戻ってくる。
相変わらず動物の気配はないが、付近の地面が少し荒れているようだ。何かが踏んだ跡だろうか。
カルロ : ん?
急ぎ足の背に続いていると、脇の茂みから物音が聞こえた。
ただの風やざわめきではない、大きな生物が立てる音だ。
カルロ : 何かいるぜ
カルロが[確かめる]を選択しました
付近に焼け跡や煙は見当たらない。捜索対象とは別の獣だろうか?
茂みに分け入って、木陰を覗き込む。
陰気な男 : あっ、そっちは――
縛られ布を嚙まされた男が、草木の影でもがいている。
カルロ : ……!?
目は合わない。彼の視線は、カルロの背後に向けられている。
――背後で、何かを振りかぶる音がした。
 
ロザーリオは[いない]でなくなった
カルロは[不在]いない]になった
────────────────────
 
しばらく歩いて、ついに見つけた。
点々と焦げた色合いが、よろめくように地面を進んでいる。
ロザーリオ : ふむ……
快活な男 : おっ、燃えた跡! 近くにいますね!
 これを追えば……。
男は急ぎ足で焦げ跡をたどっていった。
冒険者も続こうとしたところで、足元にある別の焦げが目につく。
ロザーリオ : ……
焦げに沿って小さな足跡が焼き付いているのは、ここの一筋だけだ。黒ずみは茂みの下に入り込み、隠れるように進んでいる。
間違いなく、捜索対象はこの先だ。
男の姿はすっかり離れた茂みの向こう側にある。呼び戻している暇はなさそうだ。
冒険者は慎重に焦げ跡を追う。
……。
茂みをいくつか過ぎた木の根元に、鮮やかな橙色が目についた。
ロザーリオ : おや、これが?
緑の絨毯に埋もれそうになっているのは、両手で掴めそうな赤い生物だ。のろのろと太い尾を引きずり、鼻先を動かしている。
……あれが目的の火トカゲだ!
火トカゲは冒険者に気付くなり、しゃかしゃかと手足を動かして逃げ出した。
捕まえねば!
捕まえろ!(1/1)
目標値:13 <= 3d + 器用補正
達成値:17([6,2,5]+4)
判定に成功しました
ロザーリオ : 造作もない
無事に捕まえることができた!
緊張している火トカゲをなだめ、檻代わりの捕獲網で包んでやる。
……これで依頼は完了だ。
後は皆で合流して、この生物を連れて宿に戻るだけだ。
[捕獲網] を失った。
ロザーリオ : まあ問題はありませんでしたが……
――と、思ったのだが。
男 : 動くな。
離れた位置で、男がクロスボウを構えている。
こちらに付けた狙いはぴたりとも動かない。
ロザーリオ : (動きを止める。それこそ呼吸なんてしていないのだから、微動だにしない)
男 : ……全く、ついてねえよなぁ。珍獣を手に入れるとんでもねえ好機だったのに、先を越されるなんてよ。
 密猟ってのは楽な仕事じゃねえぜ。あんたもそう思うだろ? 冒険者さんよ。
ロザーリオ : フフ、大変であることには同意見です
男 : そのトカゲを置いて、手を組んで後ろを向け。
 俺らがそいつ持ってずらかるまで、眠っててもらうぜ。
 ……あの飼い主と一緒にそこらに埋めてやるんでもいいな。おっと、お仲間も忘れちゃいけねえ。
ロザーリオ : ……
大人しく従ってやる道理はないだろう。
冒険者は――
ロザーリオが[素早く射線から外れる]を選択しました
男 : ……!
クロスボウの一発目は反射的に打ち出され、誰もいない空間を貫いた。
男が次を装填するまでの一瞬で、十分に応戦の準備ができる。
ロザーリオ : 遅い
……まずは身の安全を確保しなければ!
Round 1
男 : 集中!
男は集中した!
男は[集中]になった
ロザーリオは移動した。
ロザーリオは[1,3]へ移動した。
男は移動した。
男は[1,2]へ移動した。
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃 達成値:19([5,4,4]+6)
男は回避しようとした。
男は回避に失敗した。 達成値:11([2,3,4,1]+1)
ロザーリオは[1,2]へ移動した。
男に26のダメージ ([4,6,2]+15)
男は[重傷]になった
男の移動はAPが足りず失敗した。
Round 2
ロザーリオ : カウンター
機先の構え
ロザーリオは[見切り]になった
男 : クイックトリック!
男は素早い攻撃を行った! 達成値:20([5,5,2,2]+6)
男の行動は失敗した。
ロザーリオ : リポスト
翻り、そして貫く
ロザーリオは[見切り]でなくなった
男に29のダメージ ([6,4,5]+15)
男は[気絶]になった
ロザーリオの攻撃はAPが足りず失敗した。
男は武器を落とし、倒れた。
これならしばらくは動けないだろう。
ロザーリオ : お仲間がどうだとか、言っていましたね。カルロはどうしたんです
色々聞き出すのは男が意識を取り戻してからだ。
まずは仲間と合流しなければ。
……ひとまず、網の中でもがいている火トカゲを拾い上げた。
ロザーリオ : ……む……いや、気絶していますね……はあ
気を失っている。
動けないようにしておこう。
ロザーリオ : (とりあえず縛ってから蹴り転がした)
ロザーリオが[道を引き返す]を選択しました
 
カルロは[いない]でなくなった
ロザーリオは[不在]いない]になった
────────────────────
 
カルロに12のダメージ ([]+37)/3
――頭部に鋭い痛みが走る。
咄嗟の反応で直撃は免れた。
カルロ : ……っ…
カルロ : くそ、不覚だな…
冒険者が体勢を整える間に、男は振り抜いた短剣を戻し、数歩の距離を置いてクロスボウを構える。
男 : ……お喋りなんてすっとろいことしないで、最初からこうしときゃよかったんだ。
 兄貴と別れて歩き出した時に、すぐ……いや、二手に別れて山へ入る前に。そしたら、フリなんて面倒なことは……。
カルロ : ……そういうことか。妙な違和感があったんだ
問答無用の態度からして、取り繕うことはやめたようだ。
同時に、転がった男を助け出す暇はない。
……まずは戦うしかない。
カルロ : (剣を具現させ相手を見据え構える)
Round 1
男 : 集中!
男は集中した!
男は[集中]になった
カルロは移動した。
カルロは[17,12]へ移動した。
男 : チャージ!
男は力をためた!
男は[チャージ]になった
カルロ : 風波!
刃をなぞれば力が収束する…
カルロは[チャージ]になった
男は移動した。
男は[17,15]へ移動した。
カルロは攻撃した。 達成値:14([5,6,2]+1)
カルロはWillを使用した!
男の防御はAPが足りず失敗した。
男に22のダメージ ([6,6,2,1]+12)
カルロは[チャージ]でなくなった
Round 2
男は攻撃した。 達成値:20([4,4,1,5]+6)
カルロ : 天泣!
雨がカルロを隠し、惑わせる。
カルロは回避した。 達成値:26([2,5,6]+13)
カルロ : 風波!
刃をなぞれば力が収束する…
カルロは[チャージ]になった
カルロは攻撃した。 達成値:8([2,2,3]+1)
男は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
男に18のダメージ ([1,5,4,4]+12)
男は[重傷]になった
カルロは[チャージ]でなくなった
……森から、誰かの足音が近づいてくる。
覚えがある気配だ。
カルロ : ……!
ロザーリオは[いない]でなくなった
男 : な、なんだと!? 兄貴ィ……!
カルロ : ロザーリオ!
ロザーリオ : 手は貸した方が良いですか?なんて
カルロ : 平気。でも来てくれてよかった
男は明らかにうろたえている。
畳みかけるなら今のうちだ!
ロザーリオ : ではお気に召すままどうぞ
カルロ : 片を付けるぜ
Round 3
カルロは攻撃した。 達成値:14([3,4,6]+1)
男は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
男に11のダメージ ([3,4]+12)
男は[気絶]になった
男は倒れた。
のどかな山林はようやく自然の静けさを取り戻す。
ロザーリオ : お見事
カルロ : 一丁上がり さてと…
……落ち着いたら、後始末に移ろう。
まずは、放られていた誰かを助けてやることからだ。
カルロ : まず助けてやらないとだ!
カルロ : (倒れた男は縛っておいた)
ロザーリオ : 誰か居たんですか、手伝います
カルロ : 恐らく本来の依頼人だと思う、行こう
カルロが[人影を探す]を選択しました
その誰かは、少し離れた地面に転がっていた。
土や草にまみれて汚れているが、かなり良い身なりの男だ。今は身動きが取れず、もごもご言っている。
……とりあえず拘束を解いてあげよう。
ロザーリオ : 貴族なんでしょうか
カルロ : 大丈夫かー?今解くからな…
依頼人 : あ、ありがとうございます。
 もしや依頼を受けてくださった冒険者様でしたか……!
 申し訳ありません。落ち合うために山道で待っていたところ、奴らに襲われてしまい……。
カルロ : そうだったのか…あんたその恰好で山は結構慣れてないと厳しい気もするけど… ともあれ無事でよかった
依頼人 : ポチ様が無事でよかった……冒険者様のお陰です!
 奴らは、ポチ様を狙った密猟業者でしょう。治安隊に突き出してやります!
カルロ : ポチ……
ロザーリオ : ……ポチ(捕まえた火トカゲに視線をやった)
火トカゲはポチと名付けられているらしい。口振りからして、良家に飼われているのだろう。
男にポチを返すと、愛おしげにひと撫でした。
男 : ようやくポチ様を病院にお連れすることができます……。お医者様に看てもらって、お屋敷に帰りましょうね。
 改めて、ありがとうございました。
カルロ : ああ、良かった。どういたしまして
ロザーリオ : どうも
カルロ : とはいえ俺はそんなに…ロザーリオが捕まえてくれたんだよな
カルロ : 二人で受けてて良かったかもしれない(肩を竦め、小声で呟いた)
ロザーリオ : もしや依頼先から騙されたのかと少し疑っていました
ひと悶着あったが、ペット探しの依頼は完了した。
あとは報告を済ませるだけだ。
……冒険者は来た道を戻っていった。
ロザーリオ : さ、帰りましょう
カルロ : ああ!
ロザーリオ : お疲れ様でした
カルロ : また、次の舞台へ
[報酬袋] を手に入れた。