プレゼント

雨が降ってきた。
―……あなたは雨宿りできる場所を知っている。

路地にある、薄暗い煉瓦の階段を下った。
[チケット] を手に入れた。
どの客車に乗る?
ご乗車いただきまして誠にありがとうございます。

当列車は現在『 陽炎の荒野フロウ 』区間を運行しております。
引き続き快適な鉄道旅をお楽しみください。
ご乗車いただきまして誠にありがとうございます。

当列車は現在『 グレゴワル時計塔 』区間を運行しております。
引き続き快適な鉄道旅をお楽しみください。
何かご用デスカ?
取引をしました。
2ルド失った。
[ビーフコンソメスープ] を手に入れた。
ロザーリオ : おや、起きたんです?今年も何か、置いて行かれたようですよ。
カルロ : んん……あ、おはよ……(目をこすり、ぐ、と伸びをした)
ロザーリオ : 去年は何を貰ったんでしたっけ。正体を見定めてやろうと少し構えていたんですが、まあわからずじまいです。
カルロ : 随分寝ちゃった気がするや、そうだったの?
カルロ : ほら、去年はチェスセットと櫛。……あっえっと立たせて悪いな!
ロザーリオ : まだかなと、本に目をやって暫くやっていたら……ああ、別に構いませんが……
カルロ : 場所移そうか、俺が気にする(箱を手にして立ち上がった)
ロザーリオ : ではそのように
ロザーリオ : さて、行きますか?どこの車両をお望みでしょう
カルロ : えーと……どうしようか、座れるとこ……一般客車でいいかな?
ロザーリオ : ならそのあたりまで
何かご用デスカ?
一般客車への転送サービスを行ってオリマス。
戻られマスカ?
綺麗な箱がある。
開けてみますか?
小さなテディベアが入っていた。

タグにはこう書いてある。
「きみのと同じ色のリボンがほしい!」
ロザーリオ : (そして座ってから早速箱を開けてみた)
ロザーリオ : ふふ……カルロ、貴方の方は?
カルロ : 今年なんだろうな……(同じく赤い包みを開く)
カルロ : ……あ!
ロザーリオ : 私の方はクマのぬいぐるみでしたが……どうです?
カルロ : (クマのぬいぐるみを出した)お揃い。
ロザーリオ : おやおや。お揃いですか
カルロ : …… ……(https://gyazo.com/97a4df5f9452bad829b42abeb5d7fb46)
カルロ : どことなくその……
カルロ : (ロザーリオと並べてみた)
カルロ : 似てる気がする。
ロザーリオ : どれどれ(https://gyazo.com/e7614187b5671260fc2647c8db77a5ef 隣に置いて見た)
ロザーリオ : 成程、確かに色合いが似ているかもしれません
カルロ : ちょうどぬいぐるみにしたらこんな感じかも、なんて。こいつらにもあげるか…(さっと鞄から裁縫セットを出して、リボンを取り出しつけてあげた。おそろいだ)
ロザーリオ : お、器用ですね。
カルロ : ふふん、これくらいはね。
カルロ : 依頼とかでわかれて行動することもあるし、そのときは代役してもらおうかな?(冗談めかして、軽くテディベアを動かす)
ロザーリオ : おや、困ったな。私はお役御免かも
カルロ : じょ、冗談だってば。
ロザーリオ : そうだ、私もやっておきますか。
ロザーリオ : (手招き)
カルロ : (傍にやってきて隣に座った)
ロザーリオ : (首元のリボンを外して、それから)
ロザーリオ : (貴方の方に結び直した)よし
カルロ : !?
ロザーリオ : フフ……同じ物はその内クマにも買ってやりましょう。なんてね
カルロ : ちょ、ちょっと、それは聞いてない……
ロザーリオ : そりゃあ、今思いつきましたので
カルロ : う~……(首元に新しくつけられたリボンに触れて、しばらく視線を彷徨わせた)
ロザーリオ : 元はと言えば貴方がくれたようなものですが、なんだかすっかり私の物のようになりましたよね。それも
カルロ : すっかりね。これだとまるで俺がプレゼントみたいなんだけど……
ロザーリオ : それだと御不満なので?
カルロ : そ、そうじゃなくて
カルロ : その、さすがに恥ずかしいっていうか なんというか
ロザーリオ : 言い出したのは貴方でしょう?
カルロ : うああ~(くまのぬいぐるみをもみこんでいた両手で顔を覆った)
ロザーリオ : 別に私は構いませんよ、プレゼントになって下さっても。
ロザーリオ : なりたいみたいですから。……フフ、ははは……すみませんって
カルロ : うぅ……(涙目だ…きゅっと下唇を噛んだ後、しばし逡巡する)
ロザーリオ : すみません……泣かしたかったわけでは……(おろ……とした)
カルロ : い、いやこっちこそごめん……その、もとよりあげたつもりでいたというか。
ロザーリオ : ……今日はやけに大胆じゃないですか(などと言いつつ頭を撫でておいた)
カルロ : ん……(手に甘えて擦り寄っていく、随分慣れてきた)
ロザーリオ : まあ降りられる駅でもなし、ゆっくりしておきましょう。お土産、これ以外にも何か買いますか?
カルロ : 荷物増えすぎちゃうし十分かな。……あ、でも後でダミアンとかフガクにもなんかお土産あげようか。
カルロ : なんだかんだ色々貰ってるからさ。
ロザーリオ : なら見ていきますか。折角です
ようこそテオドール号へ。
ごゆるりとお寛ぎ下さい。
現在は『 グレゴワル時計塔 』区間を運行中です。
ようこそテオドール号へ。
ごゆるりとお寛ぎ下さい。
ロザーリオ : しまった、隣じゃないと買えないのやも
カルロ : 戻るか
いらっしゃいませ。
お弁当や各駅のお土産はいかがですか。
ロザーリオ : 折角ですしこの駅のものから選びますか
カルロ : 時計塔、だったよな…えー…
ロザーリオ : (おすすめのは……と聞きかけて口をつぐんだ)……ダミアン向けのから選びます
ロザーリオ : 目覚まし時計、チョコレート、時魔法入門……
取引をしました。
20ルド失った。
[『時魔法入門書』] を手に入れた。
ロザーリオ : (迷わず時魔法入門を選択)
カルロ : だよね。俺もそう思った。
ロザーリオ : 間違いないでしょう、そろそろ好みだとかがわかるようになってきた気がします。まあ、彼はわかりやすい方とは、思いますが
いらっしゃいませ。
お弁当や各駅のお土産はいかがですか。
ロザーリオ : カルロ、フガクの方はどういうのが良いと思います?
カルロ : わかる、こういう小難しいの好きそう。フガクは…
カルロ : チョコレートが良いかもな。あいつは食べ物なら何でも食うし、好きみたいだから。
ロザーリオ : 車内食の方もいいのかも、と思うんですが。如何でしょう……あ、そうなんですか?
カルロ : うなぎが好物らしいけどさすがに…
ロザーリオ : 流石にうなぎが入っていそうな弁当はないですね
カルロ : (うなぎチョコがあったのでそれにした)よし。
ロザーリオ : これで土産も完璧でしょうか。
カルロ : おーけー。
ロザーリオ : ならそろそろ帰りますか。常宿の部屋の住民も増えることですし
カルロ : ん、そうしようか。ありがとなロザーリオ。
ロザーリオ : こちらこそ。誘って頂いたようなものですから
ロザーリオは、チケットを使った。
チケットの裏面を擦った。
裏面を擦ってリーンに帰還しますか?
カルロは、チケットを使った。
チケットの裏面を擦った。