雪国

[星天の逸話]を覚えました。
[紛れる]を覚えました。
[手帳] を手に入れた。
[現れる]を覚えました。
本日はどちらへおいでですか?
導入小話「雪嶺への道行き」を再生します。
商隊の護衛か、物見遊山か、気ままにか。

理由はなんであれ、あなたは雪深い山々への道に足を踏み入れた。
険しいながらも、確実に人の手が施された道を進みながら、
あなたは道連れとなった者から、とある話を聞かされる。
導入を開始しますか?
軽快な蹄の音。
あなたの耳にリズムよく、響き続けるもの。

一刻置きに休息を挟みながら、雪煙る陸路を辿り続ける。
上り坂の雪道であるにも関わらず、音によどみはない。
道がよく整えられていることの証左だった。
馬車にはあなたと御者以外にも、もう一人、この陸路を進む者がいる。
旅装束に身を包んだ青年だ。

聞けば、セルフェドを故郷とする行商人なのだという。
自前の馬車はないので、ほとんど自分の足で巡っているのだとか。
長く空けていた故郷への帰り道。
弾むような心地の彼の様子は、あなたの記憶に新しいかもしれない。
しばらくして、御者から声がかかった。
休憩所が見えてきたので、馬を休ませるとのことだ。

考えてみれば、もうすぐ、一刻が経過する頃に差し掛かっていた。
緩やかに速度が落ち、いななきが一つ。
外へ降り立ち、光にくらんだ目を慣らして、瞼を開く。
──雪を抱く、陽の光柔らかな光景が、あなたを出迎えた。
御者から与えられた水を飲んでいる。
労いの言葉をかけながら、毛を梳いてやったり、食事を用意しているようだ。
相も変わらず、良い景色だ。四ツ羽様もいらっしゃる。
ほら、あそこだよ。
四つの翼が羽搏いてる。見えるかい?
あれこそが四ツ羽(よつば)様。

あのお方が飛ぶ空は、なかなか荒れにくくてね。
幸運の四ツ羽様、なんて呼んでるんだ。
ずっと昔から、ああやって飛んでるらしい。
いつからかは分からない。

俺はじいさまから聞いた。俺のじいさまは、じいさまのじいさまに。
じいさまのじいさまは、またじいさまのじいさまのじいさまに聞いたって。
つまるところ、ものすごく昔。
それぐらいから、四ツ羽様はああして飛んでんのさ。

セルフェドの興りからじゃないかって、学者さんたちは言ってるよ。
長生きなんてもんじゃないね。
ひょっとしたら、フェデル様の化身か、眷属なのかも。
フェデル様は星たる女神。
星はこの空の、さらなる上におわす方。

雪嶺の民、セルフェドの輝ける導き手だ。
だけど、空は高いだろう。
広く広く見ることはできたとしても、我々みたいに小さなものを見るのは、
やっぱり不便だったんじゃないかってね。
だからああして、四ツ羽様を遣わして、あるいは四ツ羽様となって、
我々の姿を見ようとしてくださってるんじゃないか。

…とまあ、そんな言い伝えがあるんだ。
実際がどうかは分からないけどね。

ミクトリヤ、…ああ、セルフェドの、もっと北にある永久凍土さ。
そこから来た鳥獣種の魔物だろうって学説もあるよ。
神話や言い伝えの類なもんで、真偽のほどは定かじゃない。
みんな、そうだといいなあ、って思ってるだけさ。
だってほら、手を伸ばしたところで、星には届かないけど…
鳥の姿になってたら、運が良ければ、そばに近付ける。

…かもしれないだろ?
青年は穏やかに笑う。

やがて、御者の声がこちらへ飛んできた。
そろそろ出発するらしい。
あなたたちを乗せた馬車は進みゆく。
──遠い遠い、暗き青の空を、それは悠々と舞い続けていた。
「遠路はるばる、ようこそ!
こちらは聖カルネウス広場へ繋がっています。
魔導列車、地下層の施設をご利用であれば、こちらからどうぞ!」
「どうどう。よく頑張ってくれたな」
 馬をなだめ、笑顔で労っている。
「セルフェドへようこそ。
奥の通路に入って左手側に、宿泊施設がございます。
また、ここから左の道より、聖エーケダール神学校前へ向かえますよ。」
ロザーリオ : おやどうも。
カルロ : ロザーリオ!
カルロ : (馬車から降りて、辺りをくるくる見回した…)
ロザーリオ : こうして会うのは久しいものですが。変わりませんね。良かった
カルロ : あ、そうか……そうかも?最近別の依頼受けたりが多かったもんな
ロザーリオ : 此処は初めてです、貴方はどうです?
カルロ : ロザーリオこそ変わりなくてよかった! ……俺もセルフェドに来るのは初めてだな…
ロザーリオ : なら順番に回ってみますか?
カルロ : 魔導技術が発展してるから、リュカなら大喜びしそう… ああ!
カルロ : 地上と地下に分かれてるんだな…
ロザーリオ : 今は上に居るようですし、下は後でにしますか
カルロ : オーケー。
「フロフラウって冷え性に効くのは葉っぱだっけ。あれ、花?」
「根っこだよ。葉っぱは打ち身。花は風邪薬」
どうやら復習をしているらしい。
「じゃあ問題。ミカル結晶とエレンダ潅木を粉末にして煮込むと何が起きますか」
「えーと、三分で爆薬、五分で消火剤、十八分で着火剤」
「違うよ。消火剤は八分で、着火剤は十五分」
「ぜんっぜん覚えらんない」
どうやら復習をしているらしい。
カルロ : 学校があるんだなあ…
ロザーリオ : 学校の前ですね
ロザーリオ : ……こういう所に通いたいと思ったことは?
歌を口遊みながら、刺繍をしている。
そばの噴水と腰かけからは、雪が解けるほどのぬくもりを感じた。
カルロ : うーん。そもそも年の近いやつがいなかったから学校ってのがあるのを知ったの結構最近で…
ロザーリオ : 貴方くらいの歳だと通っていることも多いですね。もし通えるとしたら?
カルロ : ちょっと行ってみたいな~とは思うけど、今こうやってロザーリオと学んだりできるのが一番良い。
カルロ : なんてったって先生だもんな?
ロザーリオ : フフ……そうですか。まあ、今更やはりこちらの方が、で出て行かれても寂しいですし……
カルロ : ふふっ。寂しいって思ってくれるんだ……(にまーっとした。そういうところは可愛いと思っている)
ロザーリオ : む……少しからかってませんか?
カルロ : えへへ。大丈夫だよ、必ず傍に戻る。
ロザーリオ : 次見ていきますか
カルロ : うん。
薬屋「アニトラの鞄」

――薬湯の不思議な匂いがする。

「はーい、なんでしょ」

「目の前にいるよー。
 実は子供じゃないんだなー。小人族だからねー。うふふ。」
ロザーリオ : おや、子供ではないらしい
カルロ : 薬屋…?
カルロ : 小人族なんだ、へえ…

「はーい、なんでしょ」

「そうだねー。でもー、事足りてるからねー。
 背の高いお客さん、角の広いお客さん、不便だよねー。ごめんねー。」
カルロ : イーサーの妖精みたい…
ロザーリオ : 特に薬が必要になるところはありませんが……少し変わった店ですね

種々雑多なサプリメントが並んでいる。
(フレーバーです。所持金の変動、アイテム入手はありません)

種々雑多なサプリメントが並んでいる。
(フレーバーです。所持金の変動、アイテム入手はありません)
カルロ : よくフガクが作ったりしてたよねえ

種々雑多な医療用品が並んでいる。
(フレーバーです。所持金の変動、アイテム入手はありません)

包帯やサポーター、小型の鋏などが陳列されている。

種々雑多な医療用品が並んでいる。
(フレーバーです。所持金の変動、アイテム入手はありません)
ロザーリオ : 気になるものありました?
カルロ : アンデッドが病むのかって微妙なとこだけど…どうなんだろ…(自分は病にかかることもあるかもしれないと内心思いつつ)
ロザーリオ : 貴方が風邪をひくこともあるんでしょうか……
カルロ : ……見かけないものばかりでさっぱりだ…フガクなら小麦粉のときみたいにはしゃいだかもな
カルロ : え、うーん。あるかも……
ロザーリオ : 内服薬だけでも買っておくか……

種々雑多な医療用品が並んでいる。
(フレーバーです。所持金の変動、アイテム入手はありません)

錠剤、顆粒など、様々な形状と種類の飲み薬が陳列されている。
カルロ : でも俺、昔っから風邪には強いよ!(むん)
ロザーリオ : 冬なんですから気を付けてくださいね、あまり寒くすべきではないでしょう
カルロ : わ、わかったわかった。ロザーリオったら心配性だぜ……
文具店「ロヴネルの箒」

――インクと紙の香りがする。
「らっしゃい」
ロザーリオ : 此処は文具屋か

「騒がしくするなら帰りな」

「店の看板読んでねえのか?」

絵画用品が並んでいる。硬貨五枚で買えるようだ。
(フレーバーです。所持金の変動、アイテム入手はありません)
カルロ : あ、はい(文具屋ならそうだよな…となった)

種々雑多な文具が並んでいる。硬貨一枚で買えるようだ。
(フレーバーです。所持金の変動、アイテム入手はありません)
ロザーリオ : そういえば日記なんかも付けていなかったな……読むばかりだ
カルロ : 確かに書いてるのってあんまり見ないな……冒険者手帳に書いてみるとかどう?
ロザーリオ : 冒険のことだとか、想い出だとか……
ロザーリオ : うーん……貴方のことばかりになるかもしれません
カルロ : そ、それはちょっと照れる
カルロ : でも趣味としてはいいんじゃない?日記……
ロザーリオ : 別に見られても構わない程度のことしか書きませんよ。趣味を見つけろとも言われていますし、悪くはないかもしれません
カルロ : うんうん
ロザーリオ : 一つペンを貰って行きましょう

種々雑多な文具が並んでいる。硬貨一枚で買えるようだ。
(フレーバーです。所持金の変動、アイテム入手はありません)

様々な色の羽ペンがある。
ペン先の替えも付属しているようだ。

種々雑多な文具が並んでいる。硬貨一枚で買えるようだ。
(フレーバーです。所持金の変動、アイテム入手はありません)
カルロ : 俺も新調しておこ
ロザーリオ : 貴方は……勉強に?
カルロ : そうだよ、それ以外にも製図したりメモしたり…実は結構使ってるぜ。
ロザーリオ : 武器の製図にも必要でしたか、見ていない所が案外ありますね
カルロ : (これ頂いていくねーとお代を置いて店員に声をかけておいた)
ロザーリオ : (同じように店員にお代を置いた)
カルロ : あんま仕事場には呼ばないもんな…
ロザーリオ : いずれ仕事場での様子も見せて下さい、邪魔はしませんので
カルロ : 勿論。あ、あんまり見られると恥ずかしいかもだけど…(軽く頬を指先で掻いた)
カルロ : 次行くかー
ロザーリオ : ええ
料理屋「踊る流れ星」

――空腹を誘う、良い匂いが漂っている。

「いらっしゃいませ! 何にいたしますか?」
取引をしました。
8ルド失った。
[ポピュラー料理] を手に入れた。
[ドリンク] を手に入れた。
ロザーリオ : 料理店のようですね、何か食べていきます?
カルロ : 料理……学校前の食堂って感じかな。
カルロ : せっかくだしいただいてこ。
ロザーリオ : (いくつか注文して席を確保しにいった。窓際の席)
ロザーリオは、ポピュラー料理を使った。
ロザーリオ : 普通の郷土料理といったところでしょうか……
カルロ : 料理名が見慣れないものばっかりでさっぱりわからんだった…
ロザーリオ : 何となく上から適当に見たものを選びましたが……名前で想像がつかないのはなかなか
カルロ : このへんだと海じゃなくて雲海の魚なんだなあ…(雲海魚のスープだ。具沢山で成長期の学生も満足)
カルロ : 上からで奇抜なものがでることってそうそうないもんな…
カルロは、ポピュラー料理を使った。
ロザーリオ : 大抵は下の方に奇抜なものを書きますよね。上の方なら定番かなと
ロザーリオ : マメのスープは質素で悪くないな
カルロ : ロザーリオ、シンプルなほうが好みだね。
ロザーリオ : そうかもしれません、辛いのも好きですが付け合わせるのならあっさりとしたものの方が良いので
カルロ : なるほどな……
カルロ : 逆に苦手な味ってある?
ロザーリオ : む……(数秒考える)
ロザーリオ : 甘い系は甘すぎるとあまり
カルロ : (ココアのクリーム乗せもちゃっかり頼んでいる。ぐっと呷った)
ロザーリオ : カルロは甘いもの好きですよね
カルロ : ……なるほどー。
カルロ : うん、俺は好き。作業とかしてると糖分欲しくなるやつかな…もとい、昔は甘いものって滅多に食べられなかったから、嬉しくてね。
ロザーリオ : 主食系の趣味は知らないな……そっちはどうなんです?
カルロ : ついコーヒーに砂糖をめいっぱいいれてしまう…
カルロ : んー、米料理が好き。こっちにきてオムライス食べたら美味しかった。
ロザーリオ : おや、それなら良かった。オムライス、意外とあったりなかったりしますよね。
カルロ : リーンじゃ結構見かけるね。白羽亭でも看板メニューだし。
ロザーリオ : こちらの方には残念ながら無さそうですね
カルロ : はは……でも北国の海…じゃなくて雲海の幸があるのはいいな。
カルロ : なんとなく故郷を思い出すから…川や湖は海に通じる。
ロザーリオ : 雲海というの少し気になりますよね。本当に魚が泳いでいるのだとしたら不思議なことです
カルロ : 空に島が浮かぶの見てるからなあ~そういう感じかな?
ロザーリオ : 見られる場所があれば良いんですがね。
カルロ : 観測所があるらしいね?行ってみれば見れるかもしれない。
ロザーリオ : なら次はそこを探しましょうか?
カルロは、デザートを使った。
カルロ : (ちゃっかりデザートのアイスまで食べた)
カルロ : 行くか~
ロザーリオ : そろそろ行きますか
カルロ : ごちそうさま!おいしかったー(食器返却して、店員に手を振った)
「投げたらおこられっかな」
「おこられっかも」
「でもいっしょにあそんでくれるかもよ」
「分かんねーなー」
「投げたらおこられっかな」
「おこられっかも」
「でもいっしょにあそんでくれるかもよ」
「分かんねーなー」
そばにいる男性へたくさん話しかけている。
会話を聞くに、兄妹のようだ。
気だるくも穏やかな顔で、子供の話を聞いている。
カルロ : 公園らしい
ロザーリオ : おや、そうなんですか?
カルロ : 子供たちがいっぱいだ
ロザーリオ : 教会のようでした
カルロ : こっちは大聖堂か
ロザーリオ : 教会に祈る用事はありませんでしたね

中空層へ向かうための昇降機がある。
この先は一般公開されている区画のようだ。
カルロ : お…
ロザーリオ : 此処から下に……
カルロ : 乗ってみようぜ(気になる性分だ)

中空層へ向かうための昇降機がある。
この先は一般公開されている区画のようだ。
――空が近い。
「中空層へようこそ。
 こちらはグランホルム天文台前広場です」
「天文台は現在、非公開期間中のため、立ち入り禁止となっています」
ロザーリオ : おや、天文台が……
カルロ : ……天文台のほうは今閉じてるんだな。冬だからか…?
ロザーリオ : 仕事が立て込んでいるのやも
シャボン玉を吹いている。
冷たい風に吹かれると、割れても消えず、
雪のように宙を舞うのが楽しいようだ。
カルロ : (シャボン玉が冬の冷たい風に吹かれ、寒空を舞うのを目で追う)
ロザーリオ : ふふ……やりたかったんです?
カルロ : べ、べつにそういうわけじゃ…ただなんとなく見ちゃうだけだって…
ロザーリオ : そうですか?機会があればやりたそうにも……
カルロ : 子供じゃないって。……まあ嫌いじゃないけどさ
ロザーリオ : なんです、やる時は一緒にやるのに
カルロ : (なんとなく恥ずかしくなってふいっと顔を背け、風に吹かれた)
カルロ : ……本当に?
ロザーリオ : 嘘ばかり吐くからとうとう信用されなくなってしまったらしい
カルロ : そういうわけじゃないけどさ……もう、あまりからかわないでくれよ
ロザーリオ : すみませんね。少なくとも貴方一人にやらせて自分は見ているだけとはしませんよ
カルロ : ちょっと意外、以前なら私は見てますからどうぞってするとこじゃない?
ロザーリオ : そうかもしれません、少し気が変わったと言いますか
ロザーリオ : 一緒にやるのも思い出に残って良いかなと
カルロ : (ふっと目を細める)……嬉しいな。
カルロ : あんたが見ていてくれるのもそれはそれで、いいのだけど。
ロザーリオ : 見ているだけでは私の思い出には残っても、貴方の思い出にはあまり残らないのではと
カルロ : どこか置いていってないかとか懸念してたとこはあって―……あー……
ロザーリオ : いつも楽しんでいますよ、貴方と一緒なら
カルロ : あんたは肯定してくれるから……与えられた自由に甘えてないかと……
ロザーリオ : 貴方も、大抵は私のことを否定はしないでしょう?
カルロ : まあね……でもそうやって少しずつ、俺だけでなく自分のことを勘定に入れられるようになったのはこの一年の確かな進歩だな。
ロザーリオ : なかなか難しいことではありました……
ロザーリオ : でも、貴方がどう思うかどうか。その辺りから考えるようにしたんです。
カルロ : ふふ。雨上がりに踏み出した一歩からここまで、もうさして短くはない時間が経った…ロザーリオも少し変わったね。良いように。
ロザーリオ : 悪い方にと変わっていなければ良いんですが
カルロ : 自分で考えて決めることはきっといいことだと思う。
ロザーリオ : それなら、そう信じますよ
門は固く閉ざされている。
カルロ : ……うん。
やぐらの上へ続く梯子だ。
セルフェド魔導騎士団 地上層詰所

──剣戟の音。
「おつかれ。もう上がり?」
「うん。そっち夜勤組だっけ。大変だね」
「ほーんと。でも怖いからなあ、最近。逆に起きてた方が安心かも」
「ちょっと言えてる」
カルロ : ……魔導騎士団…
ロザーリオ : 騎士団があるんですね
カルロ : ここだと治安維持組織でもあるのかな?
ロザーリオ : そうかもしれません
カルロ : 街中でもよくみかけるもんな
ロザーリオ : 勝手に入っても怒られはしないらしい
「こんにちは。…こんばんは?」
こちらは魔導騎士たちの宿舎に続いているようだ。
カルロ (ポーション売ってるのフフ)
ロザーリオ : 宿舎にまで押し掛ける必要はないでしょう。次にしますか
カルロ : さすがに宿舎まではーあー
カルロ : お休み中だった…
ロザーリオ : 成程修練場でしたか
カルロ : そうみたい。
奨学金の相談をしているようだ。
カルロ : こっちは学校か~
ロザーリオ : そのようです。想像した通りの風景でしたね
カルロ : 結構自由に入っていいんだね中…
ロザーリオ : そのようですね……意外だ

長い長い廊下が見える。
専門科目のための教室につながっているようだ。
カルロ (ちょっとまってね)
カルロ (なかのにジネンなげる)
ロザーリオ (OKOK)
カルロ (なげた)
カルロ : 教室にも行けそうだけどそっとしておこうか…
ロザーリオ : そうですね……
カルロ : 分野じゃないしねえ
「軍人サマはなんて?」
「どこもかしこも人手が足りないとさ」
「だろうなあ」
「こちらは地上層住民街区画です。許可なき外部者の立ち入りを禁止しております。ご了承ください」
ロザーリオ : 立ち入り禁止だそうで
カルロ : 住宅街か
――新聞社「アンドレー・タイムズ」
  速報の打ち出される鋭い音。
ロザーリオ : こちらは新聞社か
カルロ : へえ…
――新聞社「アンドレー・タイムズ」
  速報の打ち出される鋭い音。
指が踊り、文字が打ち鳴らされる。

「アンドレー・タイムズ社へようこそ。
 新規に記者登録をされる方ですか?」

「あら、では、またの機会に。次の方、どうぞー!」
カルロ : 結構広い
後ろにいた記者らしき人物に押しのけられた。

「アンドレー・タイムズ社へようこそ。
 記者の方、もしくは記者登録をされる方は、あちらのカウンターへお願いいたします」
ロザーリオ : 記者登録がどうとか……
ロザーリオ : 流石に記者になる気はありませんが
過去に発行された新聞が数日分ある。
気軽に手にとって読めるようだ。
過去に発行された新聞が数日分ある。
気軽に手にとって読めるようだ。
過去に発行された新聞が数日分ある。
気軽に手にとって読めるようだ。
カルロ : 働き手を常に募集してるって感じか…忙しそうだ
カルロ : ふふ、ロザーリオが記者になったら何を記事にする?
ロザーリオ : む……
ロザーリオ : 人が死んだとかの社会情勢について……?(新聞を読んでいる割にはぼやけた感想だ、新聞をちゃんとは読んでいないのだろう)
カルロ : (ぼやっとした感じだけど)まじめだ……
ロザーリオ : そういうカルロは?
カルロ : 俺なら……武器とか珍しい鉱物とか遺跡の発見とか街の特産品とか…
カルロ : 季節の植物の記事もいいな……(興味関心が結構幅広い)
ロザーリオ : 地域性が出そうですね
ロザーリオ : こちらに来てから色々見て回りましたもんね
カルロ : そんなところ。旅を続けてるといろんなものと出会うしね
ロザーリオ : フフ、その一端となれたなら幸いです
ロザーリオ : さて、まだ見てないのはどこだったか……
カルロ : ロザーリオといるといつでも嬉しい発見ばかりだ。 ええと…
ロザーリオ : かなり降りてきましたね

「――経由――行き、間もなく発車いたします。
 高身長の方、角が横に広い方は、8号車両をご利用ください。」
「こちらは地下層直通連絡路です」
カルロ : こっちは薄暗いね
ロザーリオ : そうですね
カルロ : 列車があるんだな…
カルロ : 魔導技術の賜物ってかんじ
ロザーリオ : 帰りはこっちで帰りますか?
ヘッケラー警備隊本部

――賑やかしくも騒々しい。
スミス&ミラー魔導工房
――機械油の匂いと魔力のうねる気配がする。
スミス&ミラー魔導工房
――機械油の匂いと魔力のうねる気配がする。
――金属音が飛び交っている。
ロザーリオ : リュカの好きそうな場所ですね
カルロ : うーんリュカがいたら大喜びだな
カルロ : 俺も工房は嬉しいけどジャンルがだいぶ違うから…
ロザーリオ : 残念ながら私達では大喜びとはいきませんね
本棚の上に出勤をつけるための装置が置かれている。
カルロ : ふふ。今度会ったら教えてやろっと
ロザーリオ : そうしてやりますか
「こちらは品物の受け渡し窓口です。
 ご購入、ご注文などは入り口正面へどうぞ」
カルロ : みんな作業に集中してる…
ロザーリオ : 買いたいものは特に無いかな……使いこなせる保障もなし
カルロ : 結構繊細だからねえ魔導技術の品って
ロザーリオ : そうですよね、剣のように素直ではありませんから
カルロ : だなあ…
ロザーリオ : 戻りますか……
BAR「プラットフォーム」

――安っぽい酒精が香っている。
ロザーリオ : おや酒場か
カルロ : 酒だ
ロザーリオ : 飲んで行きます?
カルロ : …いいの?
ロザーリオ : 良いですよ。貴方がつぶれても、帰りは列車ですから
カルロ : さすがに潰れないってば…俺は結構強いんだ。
ロザーリオ : フフ……私は遠慮しておきますが。あまり過信しすぎないように
カルロ : ……(といいつつフェデルの涙とにらめっこしている)…
カルロ : ていうかガリアイスあるな…
ロザーリオ : 此処にも?
ロザーリオ : 気になるものは何でも試してみればいいでしょう?
カルロ : うん……流行ってるのかな?
カルロ : ……ロザーリオ、結構チャレンジ精神あるよな
カルロは、フェデルの涙を使った。
ロザーリオ : 私がチャレンジするわけではありませんからね
カルロ : ……(透明な液体と見つめ合っている…強い酒の匂いが鼻をつく…)
カルロ : いやまあほら、結構なんでも口にしたりするじゃん…意外と…
カルロ : ……
ロザーリオ : まあ、そうですが……あまり生前の印象が無い物で、死にはしませんし
カルロ : (ぐ……と一息に呷った…)
カルロ : ……っふう…それもそうか……
ロザーリオ : 一気にいけるものです?
カルロ : 案外いける。けど……さすがに何杯も飲んだら俺でも潰れるかも……
ロザーリオ : 貴方がつぶれるような程……?
ロザーリオ : 少し見てみたいかも……
カルロ : (へにゃ、と微笑んだ)まだ喉が焼けてるみたいだもん…火を飲み込んだみたいな…
カルロ : え、え~…
カルロ : ……
カルロ : じゃもう一杯くらいいくか…
カルロ : (※よい子は真似しないでね)
カルロは、フェデルの涙を使った。
カルロは[酩酊]になった
ロザーリオ : フフ……水は何時でもあげますよ
カルロ : ……
カルロ : (再び一息にいった。そして…)
カルロ : (隣に凭れ掛かった…)
ロザーリオ : あ
ロザーリオ : 大丈夫ですか……?カルロ……
カルロ : う~……
カルロ : 世界がぐわんぐわんしてら…
カルロ : …水もらっていい…?
ロザーリオ : かなりきつかったんですねそれ……(背を撫でてやった)ええ、どうぞ?
カルロは、セルフェド名水を使った。
カルロは1のSPを回復した。  
カルロは[酩酊]でなくなった
カルロ : (水をもらった…)……ここまでなったのひさしぶり…いや…はじめてかも…
カルロ : (ぐて…となった)
ロザーリオ : おや、それなら誰も知らない所を見てしまったのかも
カルロ : うにゃ……
ロザーリオ : (撫でた)
カルロ : ……ん…
カルロ : (大人しく撫でられる…犬か猫か…はたまた手のひらの中で溶けてる小鳥かもしれない…)
ロザーリオ : 随分しおらしくなってしまいましたね……
カルロ : う~…だってえ……
ロザーリオ : 戻りますか?人目にもつく
カルロ : どうにも言葉がまとまらない…
カルロ : ん……
ロザーリオ : たまにはそれくらいで居てくれるのも、悪くはありませんが
カルロ : そぉ……
ロザーリオ : たまにで良いです。それに他に見せたいかと言われると
カルロ : うん……(あなたの裾をかるく握ってふらふらとついていく…)
ロザーリオ : さ、ここで待ちましょう

「――経由――行き、間もなく発車いたします。
 高身長の方、角が横に広い方は、8号車両をご利用ください。」
「発車オーライ!」
[手帳] を失った。
カルロ : んむ……