夏の雪国

長く続いたトンネルの向こうから吹く冷たい風が、段々と強くなってくる。
……もうすぐ出口だ。
[手帳] を手に入れた。
このまま先を目指せば、外へ出られるだろう。
いっそう強く吹いた風は、新緑の爽やかな香りがした。
ロザーリオ : お待たせしましたか?
カルロ : ロザーリオ!
カルロ : ううん、そんなに。むしろだいぶ早く先に行っちゃったかなとか…
ロザーリオ : なんです。楽しみにしてくださっていたとか?
屋台の男性:やあ、旅の人。ようやくこの街も雪解けだ。
今の時期はサングリアを振舞ってるんだ。
一杯どうだい? 青空の下飲むのは格別だよ。
ルビーのような赤色が、日の光を受けてきらめいた。
一口飲むと、キンと冷たい中に果実の爽やかな風味が広がる。
ロザーリオは3回復した。  
屋台の男性:どうだい?うちの秘伝のレシピなんだ。
喉を潤すときはうちの酒場を御贔屓に頼むよ。
そう言うと、男性は自分の背後にある酒場を指して人の良い笑みを浮かべた。
カルロ : そりゃあ勿論。
ロザーリオ : なら期待通りにするべきかもな(そう言いつつ飲み物を貰っている……)
カルロ : ふふ、改めてよろしくなんて…そんなかしこまることでもないけど。
カルロ : (屋台の人に)…サングリアって? あ、えーと…果物漬けたワインかな
カルロは5回復した。  
ロザーリオ : どこから周りましょうかね。最初に酒場に行くとなると長居してしまいそうですが
カルロ : へえ、おいしい。 …だな、ぐるっと見て回るか。
花屋の女性 : お花はいかがかしら!
雪解けの水をたっぷり貰って咲いたお花で作ったの飾りなの!
花屋の女性 : わあ、ありがとう!
枯れてしまってもドライフラワーにして飾れるから、大事にしてあげてね!
3ルド失った。
ロザーリオは[花飾り]になった
ロザーリオ : (花飾りを貰った)
ロザーリオ : カルロもどうです?折角ですし
カルロ : 似合うな……
カルロ : ええとこういうのは俺より……いや……(暫し逡巡する)
ロザーリオ : ……今日は遠慮は無しで。
カルロ : ん。じゃ、せっかくだからあんたに付けて欲しいな(ちょっと照れ臭そうにはにかんだ)
カルロは[花飾り]になった
ロザーリオ : (花を持って少し考えたが、同じく胸元の辺りに刺してやった)
ロザーリオ : これでどうかな
カルロ : えへへ…ありがと
さらに薄着の女性 : 雪解けきたぁ~~~~~っ!!!
ずうっと楽しみにしてたの! 今年もめいっぱい楽しまなきゃ!
ロザーリオ : こっちは、ええと宿場通りか……雪が無いと流石に記憶と食い違いますね
カルロ : 普段は雪が降ってるんだったか。なるほど…
優柔不断なエルフ : うーん、うーん。
 どうしよっかな~、どこで食べようかなあ~。
優柔不断なエルフ : そこの『明け空』はコーヒーが美味いし、軽食に合う。
 でも『ヴァルハル』の飯もちょっと高いけど美味いし、
 『スクリュミル』もボリュームがあって……いい!
優柔不断なエルフ : 旅人さん!
 旅人さんはどこがいいと思う!?
 もう僕一人じゃ決めらんないよ~。
優柔不断なエルフ : そんな~。
純喫茶『明け空』
ロザーリオ : 喫茶店か、外でやってるのは珍しいかも
カルロ : シューアイス …アイス?
ロザーリオ : 気になります?
カルロ : 思ったより種類がある
ヴァルハルの従業員:よう、いらっしゃい。
ここの喫茶店の手伝いでシューアイス出してるんだ。
一つどうだ? 外の席で食えるよ。
ロザーリオ : ……どれにします?
カルロ : こういうのはシンプルなやつから!
カルロは4のSPを回復した。 ([4])
ロザーリオ : なら別の味にしてみようかな。
ヴァルハルの従業員:よう、いらっしゃい。
ここの喫茶店の手伝いでシューアイス出してるんだ。
一つどうだ? 外の席で食えるよ。
ロザーリオ : …………(そして困った様子でメニューを眺めた……)
カルロ : じゃ、分けようか…って……
ロザーリオ : …………(視線を泳がせた。まだ選んでない)
ロザーリオ : もう一つ食べるなら、何が良いです?
カルロ : やっぱり決めがたい?(そうこうしているうちに溶け始めているのでちょっとつまんだ)そうだな…
ロザーリオ : 数が多いので……
カルロ : いちごのやつかーブルーベリーのやつ…あ、うさぎもある
ロザーリオ : じゃあうさぎに。
うさぎの顔を模したシューアイス。
喫茶『明け空』の店主渾身の作。かわいい。

5ルド失った。
カルロ : かわいい
カルロ : なんでうさぎなんだろう?
ロザーリオ : (うさぎの顔をしたやつだ。かわいい)
ロザーリオ : さあ?ただ渾身の作だとか。どうぞ、分けましょう。
ロザーリオ はシューアイスを食べた。
ロザーリオは2のSPを回復した。 ([2])
カルロ : ん!いただきます。こっちもどーぞ。
カルロは3のSPを回復した。 ([3])
ロザーリオ : では頂きます。
カルロは6のSPを回復した。 ([6])
ロザーリオ はシューアイスを食べた。
ロザーリオは4のSPを回復した。 ([4])
ロザーリオ はシューアイスを食べた。
ロザーリオは6のSPを回復した。 ([6])
カルロ : つめたくてふわふわでうまい(語彙がない感想)
ロザーリオ : 見た目も可愛らしいですし、味も万人受けしそうなもので良いですね
カルロ : リュカにも教えてやりたいなー、今度会ったら伝えよ
ロザーリオ : 近頃見かけませんが元気にやってるんでしょうかね
カルロ : まあ大丈夫でしょ、リュカだし
ロザーリオ : それもそうですね
カルロ : うんうん
暑そうなおじさん : いや~、すっかり雪解けだなあ。
どうだろう、旅の人も楽しんでいるかな?
暑そうなおじさん : カトレアちゃん、涼しくなる機工なんて作ってくれないかなあ……。風が出るやつとかさ。 
ロザーリオ : 機工の取り扱いがあるんでしたか。本当にリュカが居れば喜んだかもしれませんね
カルロ : なんて話してたら機工房あるのか… ね、此処に住めそう
機工のお店『ブリキの子猫』
ロザーリオ : 見て見ます?
カルロ : 見てみる!
「あれ?お客さんだ!……コホン。ようこそ、『ブリキの子猫』へ!」
何やら作業をしていた店主が顔を上げ笑顔を見せた。
見張り君2号 : ピピピ……レジニサワル……ドロボウ……?
……迂闊に手が出せる雰囲気ではない。
買い物があるなら直接店主に話し掛けた方が早そうだ……。
カルロ : 見張り君って名前なんだ…
ロザーリオ : レジの見張りなんでしょうね。そのままです
カルロ : まあ…ルスリアやセルノスの機工はいきなり襲い掛かってきたし…
ロザーリオ : 友好的なだけまともということですかね
カルロ : ちゃんと人の制御下に置かれてて言うこと聞いてえらいな
カルロ : すぐ泥棒認定するよ~
機工士の女性 : こんにちはー!いい天気ですねえ!
 あ、足元気を付けて下さいね!
 いえ、あなたの足ではなく私の作品が心配なので。
機工士の女性 : 何かご入用ですか?
 それとも何かお話します?
機工士の女性 : はい!自慢の品ですからよく見ていって下さいね!
ロザーリオ : 私の生活とは縁遠そうな品物ばかりです
カルロ : 機工の修理に充電…置時計…火炎放射器…火炎放射器!?
カルロ : 何……??
ロザーリオ : 気になるんです?
カルロ : そりゃこのラインナップに存在するのは気になるでしょ……(話を聞いた)…
ロザーリオ : まあ、確かに。
カルロ : は、はあ…雪が多くて凍結するから溶かすためにね…
ロザーリオ : にしても……火力過多では(ぼそ)
カルロ : 普通に売ってていいのか…?ま、まあ…うーん…
機工士の女性 : それは私の作品箱兼道具箱兼売上箱!手出し無用です!
工具が落ちていた!踏んだら危ない……。
カルロ : なんにせよちょっと変わってるのはそうかも
ロザーリオ : (工具を踏みかけたので避けた)
ロザーリオ : 長居しすぎるとその内転びそうな気もします
カルロ : この散らかってる感じ、わかるな…
ロザーリオ : ……工房もちゃんと片付けてくださいね
カルロ : う。……あれは自分では分かりやすいようにしてるんだよ
ロザーリオ : 片付けの出来ない方は全員そう言いますよ。所定の位置があちらこちらと変わると効率的でないでしょう
カルロ : ぐうの音も出ない 自分では分かるから良いかなって…程々に片づけます
ロザーリオ : 手伝いますから
カルロ : あい
「また来てくださいねー!商売上がったりなので!潰れる前に是非!」
雑貨店『古魔女のエレミア』
ロザーリオ : 雑貨屋か
「ようこそ、エレミアへ。どうぞゆっくりなさってね」
ネックレスやイヤリングなどの装飾品が並んでいる。
ロザーリオ : 何か買っていきます?折角なら残る物の方が良い
カルロ : 色々あるな… ん、珍しいね?
ロザーリオ : こういう風に出掛ける機会、そうないでしょう?
ロザーリオ : それに貴方の誕生日祝いに、という話でしたから。
カルロ : それもそう。 ……ちょっとくすぐったい感じするな、うん…
ロザーリオ : 気になる物、ありますか?
カルロ : んー…
カルロ : この赤いやつ。(指先でとんと軽く示した)
エレミアの女主人 : スピネルの首飾りよ。
昔は火から身を守る魔除けに使われていた宝石なの。
あなたの事もお守りしてくれるといいのだけれど。
貴重な素材を使っているから、少し高いけど6L頂くわ。
ロザーリオ : 良いでしょう。赤い物を良く選ばれるのは、なぜです?(わざとらしく聞いてみる)
エレミアの女主人 : ありがとう。大事にしてあげてね。
スピネルの首飾りを手に入れた。(※非アイテム。手帳から確認できます)
6ルド失った。
エレミアの女店主 : そうだわ、よかったらこれ、おまけで持って行ってくださいな。
商品と一緒に小さな包みが差し出された。
どうやら茶葉のようだ。
エレミアの女店主 : この街の風習なの。親しい人やお世話になった人に、
身体が温まるようにハーブのお茶を贈るのよ。お暇な時に飲んでみてね。
茶葉(緑)を手に入れた。(※非アイテム。手帳メニューから確認できます)
カルロ : んっ それ聞くかあ?言わなくても分かってるくせに…
ロザーリオ : 分かっていても何度でも聞きたい事はあるでしょう?例えば愛してるだとか。それと同じことです。
カルロ : そう言われると弱い……
カルロ : …赤、あんたによく似合う色だから……
ロザーリオ : 取り入れてみたい、というところです?
カルロ : そんなところ。随分と印象深くて鮮やかだから、ね(あなたの袖の無い外套を指で軽く弄んだ)
ロザーリオ : フフ、貴方の青もよく似合っていますよ(そう言って首飾りをかけてやった)
カルロ : ! ……ありがと。
カルロ : (店員の前で滅茶苦茶恥ずかしくなってきた)
ロザーリオ : 次を巡ってみますか。此処で終わりとはしませんよ。今日は特別ですから
カルロ : …はーい
「いってらっしゃい。エレニはいつもあなたを見守っているわ」
休憩エルフ : あ~~~…… 涼しい…………
休憩エルフ : ……ここの坂、いっつもキツいけど、
今の時期は座って休めるからすごく楽ね……
薄着の男性 : や~ やっぱり雪解けの季節はいいなあ。
冬の水晶街に来た事はあるかい?
雪が降っていない時はこんなに色鮮やかなんだよ、この街は。
カルロ : 大きい…
ロザーリオ : こっちは聖堂ですか。
カルロ : 中見てみよ
大聖堂
マップが更新されました。アイテム「手帳」から確認できます。
礼拝してなさそうなエルフ : やあ、礼拝に来た人かな?
 オレ? してるように見える?
礼拝してなさそうなエルフ : ここの神様って、結構最近来た神様なんだよね。
 ああ、最近っていうのはエルフ単位ね。エルフジョーク!
 まあそれはいいやどうでも。
礼拝してなさそうなエルフ : この土地に元々住んでたエルフと神様たち……。
 まだ生きているはずなんだけど、皆どこかに行っちゃったんだよね。
礼拝してなさそうなエルフ : なんでそんな事知ってるのかって?
 そりゃ、オレがまだ子供だった時の話だからだよ。
 オレも含めた若いエルフのいくらかは、ここに残ったからね。
ロザーリオ : ……
カルロ : ……ふうん…
ロザーリオ : 祈りの場としては比較的新しいんですね
カルロ : そうみたいだな、とはいえ長命単位だと結構長いのかもしれないけど…
カルロ : 何処かに行っちゃったみんなも遠くで元気にやってると良いな
ロザーリオ : そうですね、きっとうまくやっていますよ
礼拝中の男性 : ここに来ると心が洗われるような気分だよ。
 君もゆっくりしていくといい。
カルロ : ……西の聖堂って東のそれと同様にどこか落ち着くな…
ロザーリオ : 元々神に祈る機会も多かったので?
カルロ : 言われてみれば、だな。生活に浸透してたからあまり意識してなかった
ロザーリオ : 生活に浸透するほどとなるとかなり信心深いといえそうです
カルロ : 物心ついたとき…何ならきっと生まれる前から傍にあったからね
カルロ : …ロザーリオは…どうだったんだろう?
ロザーリオ : どうでしょう。あまりこういった信仰だとかに詳しくはありません
ロザーリオ : ただ、何かを信じてそれを生活の教訓としたり、社会の拠り所とするのは、合理的かもなとは
カルロ : ふむ……
カルロ : 結構現実的なものの見方…
ロザーリオ : 生前はもう少し違ったのかもしれませんがね。
カルロ : それはそれで見てみたかったな、なんて。
ロザーリオ : もしかしたら別人かもしれませんよ
カルロ : 本当に?想像つかないぜ…
ロザーリオ : 洒落た物言いだとかは、こうなってから覚えましたから
カルロ : 戯曲からかな。ごく自然に似合っててかっこいいんだよな…
ロザーリオ : まあ、今となっては自分の一部のようなものです。今更抜けることも無いかと。
カルロ : うん。……昔のロザーリオがどうあっても、…性別や年齢が違っても…
カルロ : ……きっと好きになってたと思う
ロザーリオ : なら、それに応えられるよう、過ごさないとなりませんね。なんて
カルロ : 無理はしなくていいからな、と思いつつも…そういうところも好きなんだ…あー……
カルロ : これくらいにしよう、うん…
ロザーリオ : 場所を変えますか。まだ見ていない場所もあることだ
カルロ : (こくこく頷いた)
どれにしようか……
ロザーリオ : アイスバー……ですかね
タフィー屋だった男性 : やあ。今の時期はタフィーじゃないんだ……。 雪、降ってないからね……。
けど今はバーアイスをやってるんだ!!!
ロザーリオは何も入力しませんでした。
今はアイスバー売りの男性 : そこのショーケースの好きなのを選んでおくれよ。張り切って沢山用意したからね。
ロザーリオは何も入力しませんでした。
カルロ : アイスだ!
カルロ : ……タフィーって何?
カルロ : へー、飴みたいなやつ…
ロザーリオ : 雪でこう……固めるんですよ
ロザーリオ : (語彙力0の説明だった、多分見たことしかない)
カルロ : へえ……(なんとなく理解した)
ロザーリオ : 冬に来た時には試してみるとよろしいかと。
カルロ : 雪降った時にまた来てみるのも良いな、うん
カルロは3のSPを回復した。 ([3])
ロザーリオ : アイス、どれにしました?
カルロ : (といいつつイチゴのアイスバーにした)
カルロは5のSPを回復した。 ([5])
カルロ : はっ勢いでつい
ロザーリオ : ……(悩んだ末にイチゴのすぐ隣の、チョコミントにした)
どれにしようか……
5ルド失った。
チョコミントを手に入れた。
ロザーリオ はアイスバーを食べた。
ロザーリオは5のSPを回復した。 ([5])
カルロ : 一口どうぞ。
ロザーリオ : 少し食べます?
カルロ : うん!
ロザーリオ : っと、被ったな。フフ
カルロ : えへへ…
ロザーリオ : (分けて貰った分を控えめに口にした)
カルロは4のSPを回復した。 ([4])
ロザーリオ
ロザーリオは5のSPを回復した。 ([5])
もう少しで食べ終わりそうだ。
カルロ : (遠慮なく口にした)(いつも通りだ)…冷たくておいしい!
ロザーリオ : それは何より。
ロザーリオ
ロザーリオは5のSPを回復した。 ([5])
全部食べ終わった!
カルロ : 冬場に温かい室内で食べるのも良いけど良く晴れた日に食べるのもまた良い
ロザーリオ : ええ。日頃は無いことですが、たまには良いかな
カルロ : ふふ。
エルフのお兄さん : いやー、あっついあっつい。
って言ってもここはだいぶ涼しいんだろうけどね。
旅の人もアイスでも食べて涼んでいきなよ。
動物の形を模した遊具がある。
ロザーリオ : 動物ですね
カルロ : これは……
カルロ : 乗れってこと!?
カルロ : ……
ロザーリオ : (乗る様子を見ている……)
カルロ : ……これさすがに子供向けなんじゃないか(恥ずかしくなってきた)(降りた)
ロザーリオ : そうかもしれませんね
カルロ : (コーヒーカップやブランコはめちゃくちゃ乗り回していたのだが…)
カルロ : 雪で埋もれそうだなこいつ…(遊具を撫でておいた)
カルロ : 達者でな…
ロザーリオ : 雪の時は、どうでしたかね。乗りはしなかったので覚えていませんが
マップが更新されました。アイテム「手帳」から確認できます。
ミーハーな女 : こんにちは、旅の人!
どう? 雪解けの水晶街も素敵でしょう?
ミーハーな女 : 雪解けの時期はこうやって花や水に囲まれてうんと楽しく外で過ごすの!
それでまた寒い冬も乗り越えられるのよ。
『古書堂イーダフェルト』
ロザーリオ : 書店か
カルロ : 見てみよう
料理や薬学、錬金術に関する本が中心の棚だ。
同じ括りでいいのか疑問は残るが、とにかく同じ棚に混在している。
地理や歴史に関する本が置かれた棚だ。
専門的な物も多いが、この街の歴史書はあまり見当たらない。
魔術やそれに関する本が多くある棚だ。
学術書もあるが、眉唾もののオカルト本も目に付く。
宗教や、各地の神話にまつわる本の棚だ。
この街についての記述がなされた本はあまりない。
政治や経済に関する本が中心の棚だ。
絵画や音楽など、芸術に関する本の棚だ。
技法書が中心のようだ。
絵本などの児童書が中心の棚だ。
カラフルな表紙が目を引く。
大衆小説などの娯楽品が中心の棚だ。
とにかく雑多なジャンルが作者順に並んでいる。
カルロ : …ダミアンの本がありそう(魔術やオカルトの棚を見る)
ロザーリオ : (娯楽品の棚を眺めて)最初に会った時だかに
ロザーリオ : 詩集なんかの話をしましたよね。
カルロ : なんだか懐かしいな…もうすぐ一年ってところか
ロザーリオ : そうなります、次の月であの街に流れ着いてからそれだけ……
カルロ : ……待てよ…となると…
カルロ : ロザーリオの誕生日って…いつ…?
カルロ : 知らず知らずのうちに過ごしてた可能性があるぞ…
ロザーリオ : 10月の9日です。特に必要はないかなと思いましたので、伝えていませんでしたが
カルロ : だっ ……思い切り過ぎてた…言ってくれれば…
ロザーリオ : す、すみません
カルロ : 次は覚えておく。うん。
カルロ : 秋生まれなんだな、似合うというか…イメージに近いかも
ロザーリオ : そうですか?フフ、5月と10月だと、ほとんど半年近く離れますね
ロザーリオ : 次は祝っていただけたら、嬉しいかな
カルロ : 勿論。 …梅雨待ちと秋雨の終わりくらいか…
ロザーリオ : 雨の時節になるたびに、最初の出会いを思い出すかもしれませんね
カルロ : ほんとに。一年、そんなに昔のことでもないけどどこか懐かしいような、でも昨日のことみたいに思い出せる…
ロザーリオ : 最初はあの月で全て終わりにするつもりでした
カルロ : (ぎゅ、っと片手を胸元で握った)…こうして続きがあってよかった
ロザーリオ : 考えるのをやめようかとも。ただ、今はそうじゃない。
カルロ : ……
ロザーリオ : あの街の人々の言葉や、行動がこうして今も続ける機会をくれた。けれど
ロザーリオ : 一番は貴方と、もう少し一緒に居たかったから、です。
カルロ : ……(何か手頃な本でも手に取って隠したかったなと思うのも束の間)
カルロ : ……嬉しい。 だ、だめだな、上手く言葉にならない
ロザーリオ : 上手くなくても構いませんよ
カルロ : (ちょっと泣きそうな表情ではにかんだ)
カルロ : ……初めて会った時、あんたはいずれそう遠くないうちに一人でどこかに行って、消えてしまいそうで
カルロ : それが寂しくて、…もう少しだけでも、一緒にいたかったから。
ロザーリオ : それなら、
ロザーリオ : 私が一人で、どこかへ行こうとする時。貴方だけを連れて行きたいだなんて言った時、どうします。
カルロ : ……、
カルロ : ついていくよ。どこへでも。
ロザーリオ : 私は、努めて良くあろうとしていますが。そんなに良い人なんかじゃありません、そんな風に、貴方を私だけが、だなんて気持ちだってある。
ロザーリオ : それでもついて来てくれますか
カルロ : 知ってるよ。……優しいことも、知ってる。
カルロ : 勿論。俺は自分で同じ道を選んだ。
ロザーリオ : ならこれからも、私の貴方で居て下さい
カルロ : ……うん。(人差し指の指輪に、反対の手でそっと触れる)
カルロ : 貴方自身に誓って。
ロザーリオ : フフ、ありがとう……(そっと頭を撫でた)
カルロ : ……ちょっとかっこつけたな…あ~…(撫でられた…ふわふわだ…)
ロザーリオ : なんだか本どころじゃないな。酒場にでも行きますか
カルロ : …本屋だったなここ……ぁぃ…
いぬ:うわぅんっ!
尻尾を振ってあなたを見ている。
ロザーリオ : (そっと数歩下がった、犬はあまり得意でない)
カルロ : いぬ~……(よしよしした)
カルロ : (暫し戯れて離れた)
半袖の男性 : やあ。ようこそ水晶街へ。
とは言っても今は雪もすっかり解けているけどね。
半袖男性 : ここから東に行くとパドラグウェル街道、西はブルネグウェル旧街道、そんで北に行くと聖堂への道だ。
この時期だし、結構街道も出店が多いよ。時間があったら見ていくといい。
カルロ : そういえばあんまり犬は得意じゃないか
ロザーリオ : はい
カルロ : ま、まあ野犬や狼の類は危ないしな…何かあった……?
ロザーリオ : ……背骨を折られかけました。
カルロ : ……
カルロ : それは…うん……
大衆酒場 『スクリュミルの大杯』
おかみさん:やあやあ!
 食いモンでも飲みモンでもたっくさん腹に入れて温まっていきなよ!
特製ハンバーガー
とにかくデカい!客の顎が外れようとお構いなしのボリューミーな看板メニュー。勿論おいしい。
揚げじゃが
酒場の定番。揚げたてあつあつ!
揚げじゃがを注文した。
[揚げじゃが] を手に入れた。
注文したものと一緒に小さな包みを渡された。
中身は茶葉のようだ。
3ルド失った。
茶葉(青)を入手した。(※非アイテム。手帳メニューから確認できます)
カルロ : 思ったより広い
取引をしました。
62ルド手に入れた。
[オムライス] を手に入れた。
ロザーリオ : そうですね、あ、オムライスあります
ロザーリオ : これにしようかな
ロザーリオは、オムライスを使った。
もぐもぐ……
ロザーリオは6のSPを回復した。 ([6])
カルロ : あ、ほんとだ 西じゃけっこうメジャーなのかなと最近思い始めた
ロザーリオ : 多分そうでもないはずですが、まあ美味しいですし、いくらあっても良い。
カルロ : そうなんだ?ふふ、だな…っと、せっかくだから酒~…乾杯。
カルロは、エールを使った。
ゴクゴクゴク……
カルロは6のSPを回復した。 ([6])
カルロは、オムライスを使った。
もぐもぐ……
カルロは4のSPを回復した。 ([4])
ロザーリオ : 本当に好きですね、酒
カルロ : あ~~~冷たくてうまい!(つめたくておいしいしか語彙がない…)
カルロ : ふふ、好き。喉焼ける感じが良いんだ…
ロザーリオ : 声が枯れないようにしてくださいね、ああでも
ロザーリオ : どんな声でも聴きたいかな
カルロ : でも以前はそうでもなかった気がする…こうなってから、かも?
カルロ : ……
カルロ : ちょ、ちょっと…嬉しいけど~…
ロザーリオ : なんです?駄目でした?
カルロ : まあ程々にするよ、酒飲みのしゃがれ声先輩にどやされそうだし
カルロ : ……いいけど俺が照れるってだけ…自覚ないのか?
ロザーリオ : 照れる所も好きだなと思ってしまうもので
カルロ : くぅ……
カルロ : 俺ばっか照れるのはなんかよくないとおもう
ロザーリオ : なら、照れさせてみて?
カルロ : ロザーリオもたまには照れてくれ ぐっ…うう……
カルロは、エールを使った。
ゴクゴクゴク……
カルロは1のSPを回復した。 ([1])
ロザーリオ : さ、どうぞ?
カルロ : (どうするべきか考えたが固まった)(とりあえずエールを飲んだ)……
ロザーリオ : (その様子をじっと見ている)
カルロ : くっ、今回は…負けで良い……後で覚えといて……
ロザーリオ : フフ、ならその時を楽しみにしています
おかみさん:やあやあ!
 食いモンでも飲みモンでもたっくさん腹に入れて温まっていきなよ!
エール
酒場の定番。これ以上ないくらいキンキン。ぐいっといこう。
エールを注文した。
[エール] を手に入れた。
2ルド失った。
ロザーリオは、エールを使った。
ゴクゴクゴク……
ロザーリオは2のSPを回復した。 ([2])
カルロ : 絶対勝つ……(何と戦ってるんだろう?)
カルロは、エールを使った。
ゴクゴクゴク……
カルロは5のSPを回復した。 ([5])
ロザーリオ : (エールは一杯で止めにした)飲み比べなら確実に貴方の勝ちですよ
カルロ : それはそれこれはこれ…
カルロ : 拮抗した勝負や勝ち目の薄い戦いのほうが面白いでしょ
ロザーリオ : 違いない。ああでも。今のところはいつも貴方が先に照れるでしょう?
カルロ : う”。
ロザーリオ : つまり勝ち目の薄い戦いですかね?フフ
カルロ : ……の、望むところだ。
ロザーリオ : カルロ
カルロ : 何…?
ロザーリオ : (傍に寄って、それから少しだけ強引に口付けた)
カルロ : ……!?
ロザーリオ : 2勝で、良いですか?なんて
カルロ : ちょ、っと……それは、ずるい……!
カルロ : うう
ロザーリオ : 狡いと思うならもっと狡猾に私を陥れてみればいい。
カルロ : …しょうがないな…もう…(ぱたぱたと片手で手旗を振った)
ロザーリオ : まあ、なんです。私も少しばかり貴方に負かされるのを期待しているかもしれませんで
カルロ : 意地が悪いったら。あとで後悔するなよな…
ロザーリオ : しませんよ。
カルロ : (ちょっとむっとしてみせたが悪い気はしていない。ふっと笑った)
ロザーリオ : ああ、そうだ。最後に見せたい場所があるんです。
カルロ : そうこなくちゃ。 ん、行こうか。
ここからもう少し先へ行けそうだ。
今日の天気は[天の川]だ。
石碑だ。
『空を駆ける天使の一団が、ある日神を伴ってやって来た。
 神は一団を離れこの地へ降り立つと、その足先が触れた地は
 険しい山々から平らかな大地へと変じ、神はそこへ人を住まわせた。
 それが、この水晶の街のはじまりである』
カルロ : ……!
ロザーリオ : この地の始まりの場所。
カルロ : (空を見上げる)すごい……
ロザーリオ : 景勝地ですから、最後は此処が良いかなと
カルロ : …青い海をひっくり返したみたいだ
ロザーリオ : 海の底から見上げるとしたらこう見えるのかもしれませんね
カルロ : (なんとはなしに、手を翳した)……届きそう
ロザーリオ : ……
ロザーリオ : (なんだか貴方が遠くへ行ってしまいそうで、少しだけその袖を引いた)
カルロ : ……、(引かれて、あなたのほうを見つめ、傍に寄った)
カルロ : 大丈夫だよ
ロザーリオ : ……すみません、つい
カルロ : ふふ。謝ることないさ。…
ロザーリオ : なら、そうだな。月並みな言葉ですが。……誕生日、おめでとうございます。
カルロ : ……ありがとう。なんか、不思議な感じだ。誕生日を祝うって初めてで。
ロザーリオ : 来年もどこかに行きましょう。
カルロ : うん。約束。
カルロ : 先に今年のロザーリオの誕生日祝うからね。
ロザーリオ : フフ、楽しみにしています。こうなってしまってから私も祝う事はありませんでしたから
カルロ : うん……覚えてなくても、きっと望まれて、祝われて…ここまで来たんだ。
ロザーリオ : これからも、宜しくお願いします
カルロ : だから改めて、めいっぱい、ありがとうって伝えたい。
カルロ : こちらこそ、よろしくな。
ロザーリオ : さて、帰りましょうか?
カルロ : ん、…ちょっとだけいい?(あなたの手を取って、それから)
ロザーリオ : ん?
カルロ : (そのまま頬へ手を添え、ちょっとばかり背伸びをしてそっと口づけた)
カルロ : ……行こうか。
ロザーリオ : …………ああもう。1勝あげますよ、全く。
カルロ : ふふ。やった。
来た道を引き返して帰ろうか?