対処法

こうなった時に、どうにかする方法の心当たりが無い訳じゃなかった。

口寄せの術は怪異の核ごと取り込むような術じゃない。
家に残された資料や、手に持つ刀さえ見ればそんなことくらい理解できる。
それでも今この時までこうして来たのは、多分、今が楽しかったから。
誰かに委ねる気が無かったから。
怪異だって、長く遺されてきた刀だって、

死ぬのは怖いに決まってる。

確実性が無いからと避けたことだし、多分自分は正気じゃない。
これが正しい保障だってない。
怖い。

でも好きな人に決めて貰えるなら、ちょっとくらい諦め付くかなって思ったんだ。

→https://anya-meikyu.reifier.jp/rooms/messages?category=conversation&root=1083044&relates=false