依頼、オープンリールを止めないで

【急募】魔導ラジヲのゲスト募集

依頼者:ミュラー錬金アカデミー
報酬:50L +交通費
募集人数:2人以上
募集要項:リーン公用語が話せる冒険者
「その依頼、やっぱり気になる?」
依頼書を見ているとアルマがあなた達の側へとやってくる。
ロザーリオ : いえ、気になるというか変わっているなと
リュカ : 公用語が話せる冒険者募集って、普段見なくないかい?
ロザーリオ : ほぼ全員を対象としていますよね
リュカ : うん、そりゃ、訛りがあったりするようなのもいるから全員が全員ってわけじゃないけど。冒険者って基本荒事でしょ?なんで言語……?
「2人組の錬金術師さんが昨日随分慌ててここに来てね
『冒険者さんを2人以上、明後日までに!』って……」
ロザーリオ : 二人以上、明後日まで、という事は明日までになりますか
リュカ : ふーん……。
リュカ : ……え?じゃあ現況、私と君?
ロザーリオ : おそらくは
リュカ : うえ~……何でこういうときに限って顔合わせるのが君なのかな~……。
ロザーリオ : 何です?御不満なので?
リュカ : 何で不満に思わないと思うわけえ?でも魔導ラジヲとか言うのは気になるし、ん~……。
ロザーリオ : 話すのはそれなりに得意ですから。迂闊なお喋りをしでかす相手よりは余程頼りになるかと思いますがね
リュカ : 君、舌が三枚はあるもんねえ?……ん~とにかくは詳細を聞こう、緊急の依頼で、錬金術師が依頼人で、他は?
「場所は錬金都市ミュラー、ここから馬車で半刻程の場所ね。」
ロザーリオ : 近場ではありますね
リュカ : そうでもなきゃ明日までに!なんか言えないだろうしね。聞いたことがない街ではあるけど。
「念の為どんな内容なのか軽く聞いたんだけど、
魔導ラジヲのゲストの一点張りで……」
ロザーリオ : やけに秘密主義ですね
リュカ : 魔導ラジヲ、魔導ラジヲねえ……?
リュカ : ゲストってことは何かの催しの客ってことでしょ、招待状でももうちょっと内容は書くと思うんだけど。よく知らないけど。
ロザーリオ : 良く知らないなら別物かもしれませんよ。専門で無い物には別のルールが存在するかもしれませんから
リュカ : じゃあ結局現地に行くまで詳細不明じゃない。アルマもこれで受けないでよね~……。
「特に危険なものでは無いらしいし、
今にも店先で泣き出しそうだったから
一応依頼書は張り出したんだけど……」
ロザーリオ : 泣き落されてますね
リュカ : ビジネスに向いてないね。
リュカ : ん~でも、野良ならともかく、都市の錬金術師なら素性ははっきりしてるの、かも……?変な罠にしても泣き落とし以外の方法もあるだろうし……。
ロザーリオ : そもそも罠にかけようだとか、そういう人間が泣き落としはしませんよね
リュカ : 君みたいに言葉でどうこうするだろうね。
「こんな感じで……」
辺りを見れば、ちらちらと他の冒険者も
その依頼を見てはいるが掲示板には近づこうとしない。
ロザーリオ : ……
ロザーリオ : 他は此方に来ませんね。面倒な事になりそうで
リュカ : えー……これ……つまるところ罠にかかったのはむしろ私達じゃない。
「……おねがい!
報酬とは別に朝食1回分も付けるから!」
ぱん!と手を合わせるとあなた達にお願いする。
ロザーリオ : 別に朝食がついた所で……(ぼそ)
リュカ : だーよーね……飛んで火に入る何とか。
リュカ : デザートなら君の分まで食べてやるけど?
ロザーリオ : 太りますよ
リュカ : 互いに太るような身体じゃないだろ。
ロザーリオ : どうだか
リュカ : 筋肉がつかないのに脂肪だけついてたまるかよってね。
どうしようか……
リュカ : はー……しょうがない、ここで意地になって突っぱねても後々面倒になるだけだし。
ロザーリオ : まあ良いでしょう。受けますよ。面倒ですし
リュカ : はいはい、同じく。二人以上だっけ、登録はこっちのと私ね。
ロザーリオが[受ける]を選択しました
「ありがとう!!」
「それじゃあ直ぐに馬車の手配をするから
準備が出来たら行ってらっしゃい。」
ロザーリオ : ええ、良いでしょう。
リュカ : はいはーい。
準備が出来たら出発しよう。
そろそろ出発しようか
リュカが[まだ]を選択しました
「魔導ラジヲってどんなものなのかしら……。
帰ってきたら教えてね。」
リュカ : これわっかんないんだよなあ……魔導ってことは魔法と機工を組み合わせた方面の技術だと思うんだけど。
リュカ : ラジヲって名称の機工は私の国の方では無かったし。
ロザーリオ : 現物を見てみれば存外すぐに解決するものかもしれませんよ
リュカ : まあ、ねえ……?いまならその方法も使えるし。
掲示板には色々な依頼が貼ってある。
『ふえる殺人鬼殲滅依頼』
ポケットに入れていた殺人鬼を叩いたら増えた。
非常に困っているので倒してほしい。

『ちくわならべ代行依頼』
模様ごとにちくわを並べる軽作業。
アットホームで風通しの良い職場です。

『おしゃれ蛮族討伐依頼』
最近近所でおしゃれ蛮族の追剥ぎ被害が多発している。
おしゃれ勝負で勝利し衣服の平和を取り戻してほしい。
リュカ : (そう言って視線を掲示板に向けて反らした)
リュカ : ……まだ目の調子が良くないかも。何だ、増える殺人鬼って……。
ロザーリオ : その通りの事が書いてありますよ。節穴ですか
リュカ : その通りの事が書いてあっちゃダメでしょ。君こそ頭回って無いんじゃないの?
ロザーリオ : その通りの事が起きるからそう書いてある可能性だってありますよ
リュカ : 世の終わりでしょ。いいや、こっちのまで付き合ってる時間無いし……。
リュカ : はー、嫌な疲れ方した……、もう行くかあ……。
ロザーリオ : ええ
そろそろ出発しようか
リュカが[いく]を選択しました
あなた達は馬車に揺られて目的地へと向かった。
御者に到着を告げられて馬車を降りたあなた達の目の前には城のような大きな建物。
そして建物に見合う高い門に掲げられた『ミュラー王立錬金アカデミー』という文字が見えるだろう。
ロザーリオ : 然程遠くもありませんでしたね
リュカ : (手で差す光を遮るようにして、目を細める)情報が正確で何よりだったね……すごい大きい建物があるのは分かるけど、なんか書いてある?
ロザーリオ : ミュラー王立錬金アカデミーと
リュカ : アカデミー?……アカデミア?へえー学校機関!
リュカ : 素性はしっかりしてそうだね、むしろなんで冒険者にわざわざ依頼を、しかもリーン公用語が使えるってとこで回したのかわからないけど。
ロザーリオ : もしかしたら冒険者以外に為せないような事案があるのかもしれませんね
リュカ : うーん、とにかくはいきなり刺されることはないだろうし……このまま行ってみようか。
ロザーリオ : ええ。良いでしょう
馬車を降りると、教員らしい者があなた達を部屋へと案内した。
ふわりと薬草の香りが漂うのは錬金術の学校だからだろうか。
しばらく待てば、ドタドタと走るふたつの足音がし、ドアが勢いよく開かれる。
ロザーリオ : ……
リュカ : 泣き落とすほどの理由はありそうって感じだね。
「「冒険者さん!!!!」」
わぁ!ほんとに冒険者さんだ!!と、齢十二程のローブを着込んだ二人は手を握ってきゃいきゃいとはしゃぐ。
ロザーリオ : …………あ、はい。
リュカ : ……ん、ん~……??
リュカ : え、子供?それともそういう小柄な種族?
「あ!こほん!
失礼しました!」
しばらくするとぴし、とあなた達に向き直り。
「ようこそアカデミーにお越しくださいました。
私が依頼人のミルナです。こっちはリーラ」
ミルナに続いてリーラもぺこりと頭を下げる。
ロザーリオ : ミルナに、リーラですか。宜しくお願いしますね
リュカ : あー……初等部っぽい……?
リュカ : リュカだよ、よろしくね~。
「早速で申し訳ありませんが、依頼の説明をさせて頂いてもいいですか?」
逸る気持ちを抑えきれない、といった顔でミルナはあなた達を見やり。
リュカ : むしろそっちのほうが助かるかな~……。何も分からないし?
ロザーリオ : そうですね。此方としても特に情報が無い状態ですから
「と言っても依頼という形式だと冒険者さん達の方が何を聞きたいかは詳しいと思うので……何からお話すればいいですか?」
ロザーリオ : 具体的に何をなさる依頼なんです?あまりに不透明な依頼でしたよ
ロザーリオが[依頼内容]を選択しました
「は、はい!」
ぴょ、と隣にいたリーラが話し始め。
「冒険者さん達にはわたし達の放送している魔導ラジヲゲストとして、明日の放送で一緒にお話をして欲しいんです!」
リュカ : ……ん?放送?
ロザーリオ : 放送?
「冒険者さんから冒険や依頼のお話を質問形式で話してもらったり……そういうお仕事になります。」
ロザーリオ : へえ、何をしただとかその程度の話でよろしいので
リュカ : あーなるほど……?話題のテーマが「冒険者の話」みたいな感じだったってこと?
リュカ : そりゃたしかに本業を引っ張ってくるほうが早いよね。
「あっ、でもでも……聞いてる人達には冒険者さんの姿などは一切見えませんのでそんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。」
ぐ、と両手で握りこぶしをつくり、にこ。と笑う。
「と言っても依頼という形式だと冒険者さん達の方が何を聞きたいかは詳しいと思うので……何からお話すればいいですか?」
ロザーリオ : まあ見られて困るような見た目はしていませんが
リュカ : ふーん、通信機みたいなものか……?あれは基本1対1だけど。
ロザーリオ : 通信機の対多、という形ですか
リュカ : むしろ良かったじゃない?初等部の子なら仮面の男なんか怖がったりするかもだし?
リュカ : (皮肉めいて言ってから、多分そうじゃない?と首を傾げた)
ロザーリオ : おや、外した方が良かったので?なんてね
リュカ : 全くやる気ないことがバレバレなことはいうのやめたら?(大げさに肩をすくめて)
ロザーリオ : フフ、怖がるかもだなんて言い出したのは貴方だ
リュカ : どうせ顔が出ないって決まってる中でその返しはあんまり良くないんじゃない~?(相変わらず回る口を一度閉じて)
リュカ : そうそう、魔導ラジヲって?
リュカが[魔導ラジヲとは?]を選択しました
「魔導ラジヲは、私達の作った魔道具です。」
「どういうものかというと、親機の魔道具の近くで言葉を発すると、子機の魔法石からそれを聞くことができるんです。」
リュカ : あーそっち?じゃあ純粋に魔法分野かあ。
ロザーリオ : 機工でなくて残念でしたか?
リュカ : そりゃそう。魔導っていうからバルドラ方面の技術と似たようなものと思ってたからね。
リュカ : 純粋に魔道具となると私の専門じゃない。ま、錬金術師って時点で察するべきだったのかもだけど。
ロザーリオ : 錬金術の街ですからね。ただ仕組みさえわかれば機工で再現することも不可能では無いかもしれませんよ
リュカ : そこまで触らせてくれたら御の字だね~。
「今はまだ距離はせいぜい学園内で、音声も親機からの一方通行ですが……」
ロザーリオ : 敷地内だけですか。
リュカ : 通信機……って言うにもちょっと違うみたいだね。放送って言ってたくらいだし、拡声器に近いのかも?
リュカ : あ、拡声器って言って分かるのかな、君って?
ロザーリオ : 解りますよ。それくらいは。台本を丸めてそれで遠くまで声を届ける、それのより大掛かりだったり仕掛けのあるものでしょう
リュカ : だいぶ例えがピンポイントだなあ……?ま、その通りではある、私なら機工だけど……こっちは魔道具でそんなことをしてるようだね。
「でもでも!同時に数十人でも数百人でも別々の部屋で聞くことだって出来るんですよ!」
リュカ : ふーん……?子機の数だけ分散できる、って感じかな。
ロザーリオ : かなりの大人数に届くんですか
リュカ : つまり大人数の前で話すだけの話題を引っ張ってっこいってこと?それこそ事前通知が必要なやつじゃないの……?
「ゆくゆくは魔力の無い人でも念話代わりとして国全体にすぐに勅令を知らせる事の出来るホットライン。」

ロザーリオ : まあ口から生まれて来たような貴方も居る事です。どうにかなるのでは?
リュカ : その言葉、君にそのまま返してやるよ。
ロザーリオ : なら問題はないな
リュカ : は~……確かにフガクなんか引っ張ってくるよ、り、か、はマシかあ……。
リュカ : しかし……なるほどね~掲示板より早く、確実な手段ってわけ。その魔道具の名称がラジヲかあ。
ロザーリオ : 随分会話や伝達が早くなりそうですね。
「親機と子機の両方からの会話を可能にした連絡手段。
そういうものに利用出来たらいいなって。」
ミルナは得意げにそう言った。
リュカ : 私はむしろ後者のほうが馴染みがあるんだけど、ここらへんはやっぱり文化の違いが出るなあ……。
「と言っても依頼という形式だと冒険者さん達の方が何を聞きたいかは詳しいと思うので……何からお話すればいいですか?」
ロザーリオ : 薄々は察しているのですが、なぜ冒険者に?
ロザーリオが[何故冒険者に依頼を?]を選択しました
「最初は細々とわたし達と友達の間だけで試してたのですが……嬉しいことにいつの間にか学園内の他の生徒や先生にも聞いて貰えるようになって」
ロザーリオ : それは良かったですね。
「今回は学会の教授も聞いてくださる予定で、出来によっては今後もっと専門的に研究する為の援助も検討して下さることになったんです」
「わたし達、アカデミーじゃちょっと落ちこぼれで、でも二人で頑張ってここまできて……」
リュカ : へー、教授がバックアップにつくなんて将来有望じゃない。
「だから、絶対絶対成功させたくて……、是非話題に事欠かない冒険者さん達に御協力頂きたいんです!」
リーラはぐ、と胸の前で両手を握り合わせる。
リュカ : 論文とか、教授と相談したりだとか、助力がないと学生だけじゃなかなか難しかったりするしね~。落ちこぼれどころか、良いテーマを見つけられてよかったじゃない。
ロザーリオ : そうですね、まあそういうことならご協力致しましょうか。
リュカ : そうだね~データが取れないと見ても貰えないし。
「と言っても依頼という形式だと冒険者さん達の方が何を聞きたいかは詳しいと思うので……何からお話すればいいですか?」
ロザーリオ : 他に聞きたいことは?
リュカ : うーん、個人的には学生には喜んで協力したいけど、今回は羊のしっぽを踏んで依頼を受けてるわけだし。
リュカ : ちゃんと報酬まわりがしっかりしてるかどうか、かな。初等部だと経費がどうこうってあまりやらないだろうしね。
ロザーリオ : そうですね。正直子供が出て来た時はどうなるかと思ったのは否定できません
リュカ : とういうわけで、どう?冒険者が働く対価として、ちゃんと報酬は出るのかな?
リュカが[報酬]を選択しました
「報酬は沢山はお出し出来ないですけど、羊のしっぽさんの規定額と行き帰りの馬車代。
あと、泊る場所と食事はご用意します。」
リュカ : うわー割と高待遇。さすが王立学術機関……。
ロザーリオ : まともな依頼程度にはやってますね
リュカ : 宿代こっちもちなんてのも珍しくないしね……。
「と言っても依頼という形式だと冒険者さん達の方が何を聞きたいかは詳しいと思うので……何からお話すればいいですか?」
ロザーリオ : 他に聞くことはありませんよ。
リュカ : ま、そのあたりも大丈夫そうだ。私も問題ない。
ロザーリオが[わかった(進行)]を選択しました
「それでは、明日はよろしくお願いします!」
「お願いします……!」
2人は深々と頭を下げて、部屋を出ていく。
二人が出ていくと、あなた達も教員に泊まる部屋へと案内される。
窓の外は既に日も暮れかけていた。
今日は部屋でゆっくり休もう。
リュカ : しかし本当にタイトなスケジュールだな……ここらへんは彼らの改善点かな?
ロザーリオ : ……寝ませんので、好きに休まれればよろしいかと。
リュカ : あー……そうなんだっけ?
ロザーリオ : 青羽で私が寝ている所なんか見ましたか?
リュカ : ……そういえばずっと机の方にいたな。てっきり、個室で朝方に寝てでもいたのかと思ったけど。
リュカ : 私は睡眠を取らないと動けなくなるから、君には付き合ってやらないよ。
ロザーリオ : 寝坊しそうになったら起こしてやりますよ
リュカ : そんなことになったら、嫌な一日決定だ。
リュカ : 夜更かししてもしょうがないし、私は早めに休んどくよ。君はどうぞ、良い夜を。
ロザーリオ : フフ、ではおやすみなさいリュカ。きちんと起きて下さいね?
リュカ : (手を振り返すに留めて、衣服を少しだけ緩めると寝床に入った)
〜次の日〜
ロザーリオ : 起きていますか。リュカ
リュカ : ……起き、てるよ……わざわざ声をかけなくても大丈夫だっての……。
リュカ : (そう言いつつ、手のしたで欠伸を大きく一つした)
ロザーリオ : 声が随分と寝ぼけた様子ですから。
機材準備も万端、何も抜かりはない……
いよいよあなた達の冒険譚の一片が学園中をドッカンドッカン沸かせる事になる……!
リュカ : ……君の耳がおかしいんじゃない……(少々普段よりは小声で返し、機材へ向き直る)
『はずだったんですが〜〜』
『ごめんなさい……』
そうボードに書き記し、ミルナとリーラはしくしくとうなだれる。

事の発端は依頼の話を終えて別れた後の授業中。
魔法薬を暴発させてしまった二人は、運悪くその煙を吸ってしまい数日声が出ない状態になってしまったのだという。
ロザーリオ : ははあ、それでそんな手で
リュカ : ホストがあの有様って……落ちこぼれっていうか、おっちょこちょいなんだろうねあの二人。
ロザーリオ : やけにあわただしく動きますしね
リュカ : もう足音覚えちゃったもんね~。
本来進行役を務めるはずだった二人がこうなってしまったら、今日の放送は絶望的だろう……。
リュカ : で、こっからどうするんだろうね。
声も無くぼろぼろと涙をこぼし、悔しそうに泣きはらすミルナの隣で、リーラはボードにかりかりと文字を書いてあなた達にみせる。
ロザーリオ : このまま戻っても私としては構わないのですが
『あの、冒険者さん……』
『本当に、勝手なお願いなのですが』
リュカ : 流石に教授に見放されるのは私としては可哀想なんだけど~……ん?なんか書いてる?
『冒険者さん達で、今日の放送の進行とゲスト、両方をお願いできませんか?』
ロザーリオ : ……どうします?
リュカ : んん~……いや、言った通り、個人的には学生へ協力はしてあげたいんだけど~……。
リュカ : ……初見でノープランで進行と、ゲストとしてテーマトークができる自信が互いにあるなら、かなあ。ここでコケたらむしろ私達が足を引っ張るしね。
ロザーリオ : 流石に台本無しの即興だ。何かしらの失態はあるでしょうね
リュカ : ところどころのミスは仕方ない、とにかくは手を付けるなら形を作り上げて完走することだ。……どう?自信のほどは?
ロザーリオ : フフ、即興であれこなせる。
リュカ : そ。じゃあ私も本当に口から先に生まれてきたかどうか、証明してやろうかな。
『わたし達の危機管理能力が無いせいでこうなってしまったのに、こんな事をお願いするのは自分勝手な事だと思います』
『でも……』
『どうしても、このチャンスを無駄にしたくない……!』
今にも零れそうな涙をいっぱいに貯めた目でじっとあなた達を見つめる。
ロザーリオ : 涙は拭いて下さい。どうとでもしてみせる
リュカ : まあ、薬じゃなくて命が吹っ飛ばなくてよかったじゃない。タダ飯と宿だけもらって帰るのもなんだしね。
『カンペも書きます、分からないことは二人で全力でサポートします……
だから、だから……』
ボードを握る指先は力を込めすぎて白んでいた。
ロザーリオ : 筋書きがある程度あるなら上々
あなた達は……
リュカ : オーケイ、元学生の苦労を知るものとして協力するよ。むしろそこに気負いすぎてカンペ落とさないでよね、困るから。
ロザーリオが[協力する]を選択しました
元よりノリノリだったか、二人を見かねたか。
理由はどうあれあなた達は協力する事にした。
『ありがとうございます!!』
『すぐに準備をします、お二人はラジヲの部屋でお待ちください!』
ロザーリオ : 目まぐるしく変わる事だな。まあ、行きましょうか。
リュカ : はいはーい。機材が爆発しなきゃ良いけどね。
二人は涙を零しながらあなた達にお礼を言うと、早速放送の準備へとかかる。
あなたたちも部屋で開始を待とう。
部屋に入ると、ふたつの円が付いた大きめの魔道具と席の目の前に網目状の魔道具が置かれている。
ロザーリオ : …………何?
リュカ : フフン、しょうがないな私が説明してあげるよ。
ロザーリオ : どうぞ。リュカ。
リュカ : ……って言いたいけど、私通信兵でもなければ、流石に他国の技術は詳細わかんないからなあ……。
リュカ : とにかくは君の前にあるのは、集声機だ、多分。そうじゃないと困る。
ロザーリオ : ふぅん、これが
リュカ : だからそこから外れて声を出しても拾われない、ちょっとぐらいなら平気だろうけど……後ろを向いて話すとかするとあんまり乗らないんじゃないかなあ。
部屋の中には防音の陣が張り巡らされているようで、扉とガラス張りの壁を挟んだ外の音は何も聞こえない。
ガラスの向こうから二人がボードで
『その大きな魔道具がオープンリール。魔法石へ音を飛ばす親機です。』

ロザーリオ : (声が届かないだろうことを見て確認して、頷いてみせる)
リュカ : へーこれが親機……ん?ってことは、ラジヲってのは親機の名称じゃないのか……?(ぶつぶつと呟きながら)
『席の手元にあるのがマイク。そこに声を集めることでより聞こえやすくしています。』
『そこに沢山あるボタンはBGMと効果音です。
雰囲気を変えたい時や盛り上げたい時に使ってみてくださいね』
ロザーリオ : 効果音
『カンペはそちらにご用意しました。
不必要でしたらお使い頂かなくても大丈夫です。』
マイクに並んでカンペが置いてある。
リュカ : 何?劇の裏方担当まで私たちなの?
『では、みなさんの心の準備が出来ましたら魔道具を作動させます。
合図をください。』
準備が出来たら二人に合図を送ろう。
ロザーリオ : ……
リュカ : ……楽しい?(効果音回りを触る男に頬杖を付きながら尋ねる)
ロザーリオ : (全部の効果音ボタンをとりあえず手当たり次第に触った、無表情)
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ロザーリオが[戻る]を選択しました
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ロザーリオが[Tea or Caffee ?]を選択しました
ロザーリオ : 曲も色々あるようですね
ロザーリオ : いえ、色々確認はしておいた方が良いかと思ったまでです。使わないなら使わないで良い物でしょうし
リュカ : なーるほど?通信ってわけじゃないから……こういう曲をかけながらってのもありなのか。
リュカ : 流石に話しながらそこまでやれって言われても困るしね~……。
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リュカが[Black Friday !!]を選択しました
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ロザーリオ : 気になる曲でもありました?
リュカが[Mock Moon]を選択しました
リュカ : ん~……。
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リュカが[次へ]を選択しました
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リュカ : 変わった音楽が多いなあ、流行り?
リュカが[Cat Walk]を選択しました
ロザーリオ : さあ?
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リュカが[次へ]を選択しました
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リュカが[nv22]を選択しました
リュカ : 君的にはどうなの?一応芸術家寄りでしょ。
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リュカが[ShakujiiPark]を選択しました
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ロザーリオ : 音楽は別の担当のが居ましたし……然程
リュカが[FM Kid's]を選択しました
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どのBGMにする?
ロザーリオ : 弾くことはあれどこだわりはありませんでした
リュカ : 悪い先生についたものだ、それは。
リュカ : 個人的にはこれか、君が掛けたやつかなあ、どっちか選んでよ。
ロザーリオ : ……
ロザーリオ : では私が選んだもので
リュカが[Tea or Caffee ?]を選択しました
リュカ : こっちだっけね、オーケイ。
ロザーリオ : 席はどちらに着きます?
リュカ : あー……。
リュカのダイスロール : (1D2) ->([2])=2
リュカ : じゃあこっち。
リュカがメインパーソナリティ2をする?
リュカが[はい]を選択しました
ロザーリオがメインパーソナリティ1をする?
ロザーリオが[はい]を選択しました
ロザーリオ : ではそのように。
カンペやおたよりが並んでいる
鉄の棒に網のようなものに覆われた楕円型の球体がはめ込まれている。
これが「マイク」というらしい。
ちょっと試しに喋ってみようか…?
ロザーリオが[これが収音機だとか言っていましたよね]を入力しました
ロザーリオ
これが収音機だとか言っていましたよね
リュカ : そうそう。そんな感じで喋ってる限りは音声が拾われないってことはないはずだよ。
鉄の棒に網のようなものに覆われた楕円型の球体がはめ込まれている。
これが「マイク」というらしい。
ちょっと試しに喋ってみようか…?
リュカが[こんな風にね。今はまだ電源自体入ってないみたいだけど。]を入力しました
リュカ
こんな風にね。今はまだ電源自体入ってないみたいだけど。
ロザーリオ : なら何かしら、打ち合わせる必要のある部分はこれの範囲の外でがいいですかね
リュカ : そうだね、それか機材自体の電源を落としても良い、子機端末だからこれごとに多分切り替えが……(と顔を近づけ)
ロザーリオ : 寄りすぎでは
リュカ : 五月蝿いな、目が弱ってるんだ。
リュカ : 正直君の面がどうなってるかもまだよく見てない。
ロザーリオ : 大まかな色と形程度しかわからないんでしょう?
リュカ : そう、君が本当に金髪だってことはわかった。(と返しながら、スイッチを探し当てて)うん、これっぽい。入れっぱなしでヤバイこと喋ったりしないでよ?
リュカがサブパーソナリティ2をする?
リュカが[やっぱやめ]を選択しました
ロザーリオ : 当然
リュカ : まあ、フガクやダミアンじゃないし、そこらへんはやらかさないかあ。
リュカ : さて、私の準備は万全。君は?
ロザーリオ : いつでもやれる
リュカ : 上々。作戦開始といこうかあ。
スタートしていい?
リュカが[いいよ]を選択しました
二人へと合図を出せば、オープンリールの輪がゆっくりと回り出す……
ロザーリオ

リュカ

(話し方はいつも通りでも大丈夫です。)
さあ、今日も始まりました。
いつもはミルナとリーラの二人でお送りしているオールミュラーラジヲですが。
本日は急な体調不良でお二人がおやすみの為、今回はゲストの予定であった自分たちでやっていこうと思います。
よろしくお願いします!
リュカ : (前半は君、の合図を出した)
ロザーリオ : さて、今日も始まりました、日頃はミルナとリーラのお二人が為さっているオールミュラーラジヲですが。
リュカ : 今日は二人共体調不良でおやすみだよ。ゲスト予定の私達が全進行を務めるよ~よろしくね?
では、まず最初のコーナーは
『ふつおた(学生から募ったお便りを読むコーナー)』から!

ロザーリオ : ではまず、初めのコーナーはふつおた…皆さんから募ったお便りを読むコーナーですね。
リュカ : アカデミーの学生なんて色んな話があるだろうしね~楽しみにさせてもらうよ。
お便りを読む?
ロザーリオが[読む]を選択しました
ロザーリオ
「では一枚目のふつおたから!」
ラジヲネーム:真夜中のピアノ

ミルナさんリーラさん、こんミュラー。

いつも放送楽しく聴いています。
私は、人前だと緊張してしまって上手く話すことができません。

友達とは普通に話せるのですが、大勢の人の前の発表などだと喉がきゅっとして言葉が詰まってしまいます。
お二人は緊張する事ってありますか?
ロザーリオ : (思いのほか愉快にやった方が良いのだろうと察して)ラジオネーム、真夜中のピアノさんからのお便り。
リュカ : はいこんミュラ~。ミルナとリーラじゃなくてごめんね~。
ロザーリオ : こんミュラ~いつも聞いていただきありがとうございます。ふむ、大勢の前だと緊張してしまうのですか。
リュカ : 君に投げるものとしては向いてるような向いてないような。
ロザーリオ : 大抵の場で緊張を覚えるようなことはありませんしね。ですが
ロザーリオ : 発表などの、より大勢の前であれば、きっと台本があるはずです。台本をよく見て、それから何度も練習をすれば、もし詰まったとしてもすぐに次の言葉を出せるようになるはずです
ロザーリオ : 口に覚えさせる、という事です。リュカならばどうします。
リュカ : 私も割と近いかな~緊張するってことは手慣れてないってことでしょ?言えなくなったらどうしようとか、忘れたらどうしようとかって。
リュカ : つまり圧倒的に経験値不足。自信は自分の経験と知識に裏付けされるものだからね。発表内容だけ作って、そのまま本番ぶっつけじゃあ、こっちのロザーリオみたいに心臓に毛が生えてるようなタイプじゃないと無理。
ロザーリオ : そんな心臓ありませんよ
リュカ : 比喩表現ってやつに決まってるだろ!
ロザーリオ : 随分野蛮な比喩でしたから。
リュカ : 比喩表現に野蛮も何も……んんっ、兎に角は練習一択は無難かな~友だちの前でやって聞いてもらったら?
リュカ : あーあと学生の発表なら一個アドバイス!教授に質問で突っ込まれたくないなら、一個突っ込みどころ満載の箇所を作ってそっちに反らして質疑応答時間を使わせる!これだよ!
ロザーリオ : 経験談ですか
リュカ : あるいは質問者を買収~……あっ、これ学園放送だっけ、ヤバ、忘れて忘れて。
次のコーナーに進む?
ロザーリオが[ちょっとまった]を選択しました
リュカ : ……いやあ~?私は堂々と発表も質疑応答もこなす真面目な学生だったけどお~……?
ロザーリオ : 真面目な学生であるならば、買収だなんて発想はそもそも出て来やしませんよ
ロザーリオ : やってましたね。さては
リュカ : うるさいね、君に学生の苦労がわかると思わないんだけどお!?
ロザーリオ : 真面目にやれば大抵は困らないでしょう?
リュカ : 君にあのレポートと実験室の地獄を見せてやりた……あーいい!次々!次の質問!時間押してるし!!
つぎのお便りを読む?
ロザーリオが[読む]を選択しました
リュカ
「では二枚目のふつおた!」
リュカ : (奪い取るようにして手紙を読み上げる、紙との距離が近い)
ラジヲネーム:ぱくぱくお野菜パーク

ミルナさんリーラさん、こんミュラー!
放送毎回楽しみです!

アカデミーの学食は美味しくてメニューも豊富ですけど、時々お母さんが作ったポトフとかが無性に食べたくなったりしてホームシックに(笑)
お二人は時々無性に食べたくなっちゃうものとかありますか?
リュカ : パクパクお野菜パークさん、うん、めちゃくちゃ食べるの好きそう。健康的そうで何よりだけど。
ロザーリオ : …………(しまった、無いなという顔)
リュカ : こんミュラ~内容としては無性に食べたくなるもの、かあ。このくらいなら二人からも聞き取っとけばよかったな。
ロザーリオ : そうですね。書き出して貰えばどうにか話すことも出来そうですし
リュカ : まあ、次回に二人の口から直接行ってもらおうかあ。私はベリーのタルトとホットチョコレート!学生だったときの鉄板の昼ごはんなんだよね~コレ。
ロザーリオ : ……太りますよ
リュカ : 私の今の体型見てそんな事言える~?
ロザーリオ : 誰も見えませんよ?
リュカ : 有る事無い事言ったら殴るからね。
ロザーリオ : 事実しか話しませんよ
リュカ : まあ、サプリだけで過ごすようなのとか、この世の終わりみたいなパン食ってる奴もいたからだいぶ健康的だったって私は。
リュカ : 君はなんか無いの?
ロザーリオ : ええ……食のこだわりは然程無いのですが。
ロザーリオ : (暫し考えるようにわざとらしく声を洩らした、ラジヲ配慮だ……)
ロザーリオ : 好きな人が作ってくれる物であればなんでも美味しく感じるのではないでしょうかね。失敗した料理であっても、その人がどれだけ努力したか、だとか。そういう部分が魅力になるかと。
リュカ : うわ~……無性に食べたくなるものの解答っていうか、好きな食べ物へのお利口さんな模範解答って感じ……。
ロザーリオ : だまらっしゃい。
リュカ : アカデミーの皆はこういう口の上手い男に騙されないようにね、人柄も大事だよ~。
リュカ : まあ、パクパクお野菜パークさんもお母さんのポトフっていってるし、言ってることが腹立つ以外は割と逸れてないのかもね……。本当に食のこだわりゼロってことだけわかった。
ロザーリオ : 何でも食べますよ。一応はね。
リュカ : 一応は、ってのが余計に強調してるんだよ。まあ私からは以上かな~ホットチョコレートはマシュマロを沢山入れるほど幸せになるよ~。
ロザーリオ : 太りますよ(n回目)
リュカ : 五月蝿いな!
三枚目のお便りを読む?
ロザーリオ : それで3枚目は?
ロザーリオが[読む]を選択しました
ロザーリオ
「どんどんいくよ!三枚目のふつおた!」
ラジヲネーム:ゆらら✝️ふわん

ミルナさんリーラさん、こんミュラー♪
今日も放送お疲れ様です!

実は、実は実は!私、見ちゃったんです!
この学園の七不思議の一つ、『旧校舎階段のミュラーさん』!

1人で歩いているのに後ろからヒタヒタ……ヒタヒタ……足音が!キャー!
……実際はただの雨漏りだったんですけどね。
お二人は何か怖いものとかってあったりしますか?
ロザーリオ : ミュラーさんと名付けられる辺りかなり昔から居るような物なんですかね?
リュカ : そもそも、有名な話って先輩の先輩のそのまた先輩……くらいから続いてるようなものじゃないと残らないしね~割と歴史はありそう。
リュカ : というかコレ見てなくない?雨漏りって分かってるじゃない。
ロザーリオ : その時はそのものだと信じていた、という所ですよ。それで、怖い物ですか。
リュカ : (この範疇だと私達怖がられる属性なんだけどね~とマイクから逸れて呟いて)
ロザーリオ : (まあそうですが、そこはそれ、上手く躱す話題ですよこれは)
リュカ : (流石にパニックを起こす気はないよ、と肩をすくめ)
リュカ : 君って怖いもの知らずって感じだけど。あるの?そんなの。
ロザーリオ : フフ、どう思います?なんてね。犬は不得手ですよ。酷い噛まれ方をしたことがありますから。
リュカ : ええー!?それこどギムレットがいたじゃない!
ロザーリオ : いえ。苦手と言っていたので寄らないように配慮して頂いたと思います
リュカ : ああ、公言してたんだ……。確かに話せ……んんっ、話せば分かるってくらい、賢いもんね~。
リュカ : ……マジの話なの?それこそネタのために即興してない?
ロザーリオ : それで、私にだけ話させて貴方は無しとはいきますまい。本当の話ですが?
リュカ : ん~確かに、動物には好かれなさそうな感じがある……。えー私い?
ロザーリオ : はい。どうぞ?
リュカ : 怖いことかあ、そういえばそんな話を昔したなあ。
リュカ : 私が見習い技師時代の話なんだけど~基本的には、工房の機械の電源なんかを夜間は全部落として、戸締まりするってのが下っ端の仕事だったわけ。
ロザーリオ : ええ、そうですね。電源が必要な物であれば電源は落とすべきでしょうし
リュカ : それでまあ、いつも通りやり終えてさあ戸締まりってところで、部屋の奥が光ってるわけ。
リュカ : あー忘れてたなあとおもって。まあ光ってるし、もう慣れた工房だから電灯の電源はつけずにそのまま機械の方へ行って、手でスイッチを探し当てて~……ってところで、ものすっごい衝撃と一緒に機械に手が吸い寄せられみたいになっちゃって。
ロザーリオ : それはまた何故……
リュカ : ……ま、オチをいえば機械から漏電してたとこに私が適当に触っちゃったもんで、感電したってこと。感電したことある?
ロザーリオ : 無いですね
リュカ : すっごいよ、マジで離れなくなるからね。
ロザーリオ : 人生で1度もやりたくない経験ですね
リュカ : やっば、死んだ!って思ったら、チーフのドロップキックでなんとか助けてもらって。……あ、感電してる人の対処法はドロップキックだよ。覚えた?
リュカ : 私もやりたくない。ってことで、私の怖いことは~感電と、ドロップキックと、事故報告書!以上!
ロザーリオ : そんな機会に遭遇することは無さそうですがね。
ふつおたはこれで全部みたいだ
ロザーリオ : お便りはこれで全てのようですね
リュカ : わかんないよ~ここだとわりとありそう。薬爆発してるし。
リュカ : そうみたい?まだコーナーあるんだっけ。
リュカ : あーなので、アカデミーの生徒諸君は機械の電源を落とすときは明るいことでやることと、漏電してるかの確認をね~先輩からのアドバイスだよ~。
次のコーナーに進む?
ロザーリオ : では次のコーナーにしましょうか。
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次のコーナーは、いつもおなじみ
『あれこれ!突然!やってみて!』のコーナーです。
このコーナーでは皆さんから募ったお題を今!ガチでやってみちゃいます!

ロザーリオ : 突然やってみて!のコーナーです。皆さんからのお題を今からガチでやります
リュカ : なんで初見でガチでやらされてるんだろうね~全然わかんないけどねー!
ロザーリオが[突然ロシアンシュークリーム]を選択しました
今回は突然ロシアンシュークリームです!

人数分用意されたシュークリームを一つずつ選んでいっせーので食べよう!
一個だけがクリームを模した激辛からし入りだ!
ロザーリオ : (くじを読み上げて)
リュカ : 二人でこれは面白いの!?50%じゃん!
ロザーリオ : まあ、面白いんじゃないですか?
一番低かった人がアタリだ!
目標値:10 <= 3d
ロザーリオ:失敗・・(7)([1,2,4])
リュカ:失敗・・(ファンブル)([2,2,2])
リュカ : いやあ、やっぱり私では駄目だね。
ロザーリオ : おやおや
リュカ : ってかラジヲ向きじゃないんじゃ、声しか届かないんだよねコレ?……ちょっと!準備早いな!!
ロザーリオ : まあまあそう言わずに。頂きます…………(食べている)
リュカ : まあ残り物には福があるっていうし……?(残った一つを手にとって)
ロザーリオ : どうでした?リュカ
リュカ : ……ん、美味しいじゃない!やっぱこういう学園都市みたいなとこって割と、
リュカ : 甘味、は……、…………。
リュカ : ……ハ、!?かッ……!!ッ、~~~む゛り゛ッ!!(口元を押さえてのたうち回っている)
ロザーリオ : ふ、フフ……残念でしたね
ロザーリオ : リュカの方に当たったみたいです。
リュカ : それ、がッ、残念な顔かあ゛ッ!?
ロザーリオ : だって面白いくらいのたうち回っていますよ。見せられないのが残念なくらいです。ふふ。
リュカ : クソが、ゲホッ……やばいやばいマジで、む゛り゛ッ!
リュカ : (ようやっと水を差し入れられて飲み干す)……あ゛~……口いったいんだけど……トークのゲストにやる仕打ちい……???
ロザーリオ : 運が悪いようですね
リュカ : ゲホッ……あ゛~……唐辛子のほうじゃなくてよかったあ……。……聞きたいんだけど、君って辛いの平気なわけ……?
リュカ : うるさいな50%だろ。
ロザーリオ : そうですね、辛いのはどちらかといえば得意な方かと。唐辛子だとかそっちの方が得意ですがね
リュカ : お前に当たれよ゛ッ!(過去一の声を張り上げて、ロシアンシュークリームを机の端に追いやる)
リュカ : あー、これ絶対二回戦やらないからね、次!次のコーナー!あるいは締め!!
ロザーリオ : フフ、見た目からはわかりませんし、それに面白い反応が出来る方が……
次のコーナーに進む?
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次のコーナーは、いつもおなじみ
『あれこれ!突然!やってみて!』のコーナーです。
このコーナーでは皆さんから募ったお題を今!ガチでやってみちゃいます!

ロザーリオ : ……
リュカ : さっきやったあ!!!!!!!!
ロザーリオ : 同じコーナーでは?
ロザーリオ : ですが番組の流れに逆らうべきではありません
ロザーリオが[突然早口言葉]を選択しました
今回は早口言葉です!

では順番に一人ずつ早口言葉を言ってみますね
今回の早口言葉のお題は~…?

『町長早朝、長寿症鳥獣の聴取率調査、調査中』
早口言葉、言えるかな?
目標値:12 <= 3d + 感覚補正
ロザーリオ:成功!(16)([6,6,2]+2)
リュカ:失敗・・(10)([4,2,3]+1)
リュカ : いやあ、やっぱり私では駄目だね。
ロザーリオ : 造作もない
ロザーリオ : 町長早朝、長寿症鳥獣の聴取率調査、調査中
ロザーリオ : (どうぞ、とそちらを指す)
リュカ : 町長早朝、長寿、しょ、症!ちょうぎゅうのちょうしゅ、あ゛~!!!!順番!ねえ!!口が回らないって!!
ロザーリオ : なんです?下手だな
リュカ : 口痛いつってるだろ!無いのか耳!
リュカ : 早口言葉とロシアンシュークリームをセットにするな!これは番組の改善点として上げておくからね!!!
ロザーリオ : もしかしたら無いかもしれませんよ?なんてね。
リュカ : 第二のミュラーさんとして就職する?君。
ロザーリオ : 困りますね。こっちで仕事となると
リュカ : アカデミーもこんなのは追い出したいだろうね、生徒の教育に悪そう。ってかこれ番組コーナーとして成立するのお……?単純な発声練習じゃないの……。
ロザーリオ : 失敗するのが居ると滑稽で面白いじゃないですか
リュカ : 殴ってやろうかな、ホント。
次のコーナーに進もう
リュカ : はいはい次!次行こう!同じコーナーで尺を稼ぐな!
次のコーナーに進む?
ロザーリオが[すすむ]を選択しました
次のコーナーは、特別企画。
『教えて、冒険者さん!』のコーナーです。

冒険者さん達に日頃聞いてみたい質問をここの学生たちから大募集しちゃいました!

さっそくいってみましょ~!
ロザーリオ : 特別企画、教えて冒険者さん
リュカ : ようやく私達が来る意味のあるのが来たね……何?エンターテイナーを目指してたのあの二人は?
リュカ : まあ、とにかくは、どんな質問来てるかは私達も知らないんだよね~何が来るかな。
ロザーリオ : とかく、読み上げて見ましょうか
お便りを読む?
ロザーリオが[読む]を選択しました
ロザーリオ
「では最初の質問!」
ラジヲネーム:タカダノ=ババーママ

冒険者さん達が今までで一番びっくりした依頼ってなんですか?
ロザーリオ : びっくりした依頼ですか。
リュカ : 割と現在?リーン公用語が話せる冒険者募集って見たことなかったもの。
ロザーリオ : ああ、そうですね。喋れるだけで受けられる依頼というのはかなり珍しいものですね
ロザーリオ : あとはゴブリン退治でゴブリンファイターとして悪のゴブリンファイターを討ったりした辺りが驚きましたかね。
リュカ : あーあとは依頼で驚いたってよりは……何?なんて?
リュカ : 何って?
ロザーリオ : ゴブリンファイターとして悪の
リュカ : ……ああ、君って子供向けの劇もやるんだ。
ロザーリオ : 求められる役なら大抵はこなしますよ。
リュカ : 仕事を選ばないからプロなのか、最低限選ぶべきなのか……。
リュカ : 全く意味分かんないと思うけど、私も意味分からないから大丈夫。こんな依頼ばっかやってるわけじゃないからね~ホントだよ~。
ロザーリオ : 仕事を選べる冒険者なんて然程居ませんよ。そう思ってください。
リュカ : 何回いい風にまとめてる……。
お便りを読む?
ロザーリオ : では次です
リュカ : はいはーい。
ロザーリオが[読む]を選択しました
リュカ
「では次の質問!」
ラジヲネーム:身から出た五月雨

冒険者さんが見た中で一番印象に残った景色ってありますか?
リュカ : 一番印象に残った景色~うんうん、冒険者への質問としては良いやつじゃない。
ロザーリオ : そうですね。
ロザーリオ : リュカからどうぞ?
リュカ : 私い?近日まで視力が無いに等しかったんだけどな。
リュカ : うーん……そうだな、私は目が弱くてね~。今もあまり見えてなくて、色と、輪郭が見えるかどうかって塩梅なんだけど。
リュカ : ある遺構が存在する空島に調査で向かっていたことがあってね、そこで始めて空を見たときはすごかったなあ。今、地上で見上げるのと変わらない色のはずなんだけどね。今でもあの青さは覚えてるよ。
ロザーリオ : 良い話じゃないですか
リュカ : 私が何か馬鹿みたいな話でもすると思った~?ちゃんと話すよ、こういうときはね。
ロザーリオ : もう少しくだらないのが出てくる可能性もあるなと思っていました。なんてね
ロザーリオ : 私は秘密にしておきます。
リュカ : ちょっと!それは無しでしょ!
リュカ : さっきから自分が話したんだからお前もってスタンスなのにここぞとばかりに!
ロザーリオ : 子供にはまだ早い。
リュカ : うわっ、追い出してやろうかな。
ロザーリオ : というわけで秘密です。
リュカ : こういう大人になるとすっごいつまらないからみんなはやめようね~。
お便りを読む?
ロザーリオが[読む]を選択しました
ロザーリオ
「では次の質問!」
ラジヲネーム:つぶアンパイ屋

冒険者さんが冒険者になってよかったって思ったのはどんな時でしたか?
リュカ : 割とさっきからラジヲネーム?のセンスがあるな……。
ロザーリオ : 面白い名前の方が読み上げられた時に映えますからね
リュカ : そういうものかな~。
リュカ : けどこれ解答割と困るな~今度こそ君からやってよ。
ロザーリオ : あちこちの街を転々としていたのですが、そこで会う人から色々な話を聞いたり、方々の問題を解決したり、ささやかなお礼をしていただいたり、どちらかと言えば旅の醍醐味といった側面の話ですかね。これは
ロザーリオ : (す、とそちらに手を出して、どうぞの仕草)
リュカ : 模範解答すぎて怖……。
リュカ : ん~……そうだなあ。私は今でも本業としては技師の方だと思ってるんだけど。
リュカ : 故郷で技師として働いたままだと多分こうやって別の街や国を訪れて、新しい技術を学ぶって機会はおそらく一生なかったから……そこかなあ~?
ロザーリオ : どちらもある意味凡庸な回答になってしまいましたね。
ロザーリオ : ですが凡庸ということは冒険者なら大抵はそう思う、という所でしょう。
リュカ : 冒険者、自由ってメリット以外は割りと、ねえ……?
ロザーリオ : まあ、はい。
リュカ : ……次行こう!次!
質問はこれで全部みたいだ
そろそろエンディングの時間だ
ロザーリオ : なんて話していたらそろそろお時間のようですよ
リュカ : え、ホント?長かったような短かったような……。
ロザーリオが[すすむ]を選択しました
(エンディングのイントロ)

では、名残惜しいですが本日もお時間が来てしまいました。

来週はいつも通りミルナとリーラで頑張りますので、これからもオールミュラーラジヲをよろしくお願いします!
リュカ
また、番組ではお便りを募集しています。
ロザーリオ
おたよりは募集要項を読んで「 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe1pwxMzctwvkW1dpFEbXheiod1LoF4897umG8HbUrKzaVJOA/viewform 」に送ってね!

ロザーリオ
では本日は
ロザーリオ

リュカ
でお届けしました。
『それではまたいつか!
バイバイ!』
…………。
オープンリールの回転が止まる。
オンエアーのライトが落とされる。
ガラスの方を見れば、『大大大成功!!』のボードを掲げながら互いを抱きしめあう二人の姿。
リュカ : はー……終わったあ。
ロザーリオ : お疲れ様です。
防音室を出ればわ!と二人が冒険者たちの前に立ち。
リュカ : はいはーい、君もお疲れ様……うわっ。
「本当に…本当にありがとうございました!!」
「冒険者さん達のラジオ、最高でした……!」
二人はずびずびと鼻水や涙を垂らしながら喜んだり泣いたりと表情がころころと変わり。
ロザーリオ : おやおや
リュカ : そこまでえ……?割と割とだったよ、特にコイツ……。
ふと、外が騒がしいのに気が付けば。

部屋の中からでも聞こえる、ボタンではない本物の拍手と歓声。
……無事、収録終了のようだ。
ロザーリオ : なんです?こっちまで来て聞いてたんですか
リュカ : わーよかったあ。教職員からのクレームじゃなくて。
リュカ : ま、報酬分の仕事はしたってことで。作戦完了でいいよねえ?
ロザーリオ : そうですね
ロザーリオが[(進行)]を選択しました
〜後日、羊のしっぽ〜
その後、二人は何度と何度もあなた達に頭を下げて感謝の言葉を伝えた。
生徒や教師たち評判も上々で、研究の支援も良い方向で検討するという打診があったそうだ。
帰り際、冒険者さんにはまた是非パーソナリティを、とねだられてしまったが、それにあなた達がどう答えたかは、また、別の話。
ロザーリオ : リュカは面白そうでしたし、もう一度やってみては?
リュカ : なんだかんだ一番面白がってたのは君だろ。
ロザーリオ : 私は請われればそうするというだけですよ
リュカ : 物は言いようってやつだ。まあ、予算も無事下りるって話だし、ゲストなら考えないこともないかな~。
リュカ : 二度とロシアンシュークリームはやってやらないけど。
オープンリールを止めないで


ロザーリオ : お疲れ様でした
リュカ : いい評価点は出せたかい?
[報酬袋] を手に入れた。