カルぺディエム攻城戦・後A

ユニリオ : ……え、あ、(状況が把握できない。動きが止まる)
ラシアム : ……、いざとなれば全員連れ戻すッ……!前を向けッ!終わらせるぞッ!
ハイン : ッ……!了解……ッ!
ロゼッテ : ぁ、……、う……ッ!
ヘクター : ……っ!!ああッ!!
ノア : これ以上やらせない……!!
ロゼッテ : は、っ、い……!
ハイン : (連れ戻すことはきっとできないだろう、と心のそこにその思考を押し込め頷いた)
ベントス : (…戦闘を続行する)
ヘイルメリー : ……、……(死を覚悟した、呆然と立ち尽くすばかり。言葉が出ない。)
Round 2
ヘイルメリー : っ、……ギーゼラさん……ッ!……
レイル : …(凍る、右手が、肩が。…攻撃の体勢を取った。)
ユニリオ : ……、……
ユピテル : 切り伏せる!!!これ以上……ッ
ラシアム : 門が閉じても、オレならやれる……ッ……!(たった一度、成せた事だが、再び成すのにいくら代償を払うかは自身でも知れない、けれど。)
「馬鹿な―――、この、一撃が……。」
ラシアム : 今は前を叩けッ!!
ユニリオ : ッ、……────!!
ハイン : 貴方の……!貴方の願いは、生きる私達が!!
ヘイルメリー : ……ッッ!!
ハイン : 断ち切ります……!!
ハイン : メリー……!やることはわかってますね?!
ヘイルメリー : ………、は、っ、……はぁ、ッ……
ヘイルメリー : ……ッ、勿論ですわッ!!
エレアノール : ……
ハイン : ッ……。それでこそ…椅子のシスターです。
ラシアム : それか、
エレアノール : …………死なせるわけには参りませんね。
ラシアム : ……狙われてる奴は退け。
ヘイルメリー : もう、もう誰もッ……!奪わせませんの、皆を……ッ!
ヘイルメリー : 護る為にッ!!
ユニリオ : ッ、……!(唇が切れるほどに、噛み締めて)
レイル : 冷冥の加護。
幽幻の間に冷気が流れる…
レイルは[音楽]になった
ヘクターは[音楽]になった
シューニャ : ……、……(共に、と伝えるように、震える手が焦げる程に電気を迸らせて……)
ノア : ミストウォーカー!
レイル : ステップ。
レイルは[7,5]へ移動した。
ノアは[方舟の主]になった
ハインは[霧の方舟]になった
エレアノールは[霧の方舟]になった
ハインは、ミックスポーションを使った。
ハインは[霧の方舟]でなくなった
ノアは25回復した。 ([]+50)/2
ノアは18のSPを回復した。 ([]+36)
ユニリオ : 歌うように!
冥王の分霊に刃の嵐が襲い掛かる! 達成値:11([1,1,3]+6)
冥王の分霊は回避しようとした。
冥王の分霊は回避した。 達成値:13([2,1,6,4])
ユニリオは[4,15]へ移動した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:18([1,6,5,4]+2)
ユニリオは回避しようとした。
ユニリオは回避した。 達成値:27([2,6,4]+15)
ヘクターのホークアイは距離が合わず失敗した。
消費APを-1修整した。  
ヘクター : ステップ
ヘクターは[6,7]へ移動した。
ネバー : 至る虚の際涯。
放たれる光が浄化を誘う。([6,6,6]) クリティカル!
冥王の分霊は抵抗しようとした。
冥王の分霊は抵抗に失敗した。 達成値:18([4,6,3,5])
ベントス : (空を舞う、遠くから鳥の声がする) プラーナが発動!
ネバーの力を呼び覚ます!
命中判定の全てのダイスを6に変更した。(([2,5,5]) =>([6,6,6]))
冥王の分霊に38のダメージ ([6,6,6,6]+16)
サンザイ : 路地の後進者!
パチン、と指を鳴らした先には、その刹那にもう一人。
サンザイは[発動者]になった
ネバー : ベントス……!
ヘイルメリーは攻撃した。 達成値:22([3,5,6]+8)
冥王の分霊は防御した。
ダメージを0軽減!  
冥王の分霊に39のダメージ ([3,2,5]+29)
ヴェナーティオ : ソウルスラッシュ…!
魂の鎌を力いっぱい振り上げた 達成値:25([5,2,6]+12)
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
冥王の分霊に26のダメージ ([5,4,2,1,2]+20)
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:18([3,5,2,6]+2)
ラシアムは防御した。
ダメージを4軽減! ([]+7)
対象を変更した。
ラシアムに4のダメージ ([1,2]+12)
シューニャ : ヴァジュラッ!
眩く、矢のような光が走りました。 達成値:9([4,2,3])
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
冥王の分霊に13のダメージ ([6,3,1]+11)
ラシアムは攻撃した。 達成値:11([3,1,5]+2)
冥王の分霊は回避しようとした。
冥王の分霊は回避した。 達成値:15([5,2,2,6])
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:20([4,2,6,6]+2)
ユピテルは防御した。
ダメージを4軽減! ([]+8)
ベントス : キュイー! トルネードストームが発動!
雷が巻き起こる…([5,5,5]) クリティカル!
ユピテルはクリティカルで回避した。
対象を変更した。
ベントス : (高く、高く舞い上がる)
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:13([1,6,2,2]+2)
ノアは抵抗しようとした。
ノアは抵抗した。 達成値:16([2,5,2]+7)
対象を変更した。
ノアに6のダメージ ([5,3]+12)
ユピテルは攻撃した。 達成値:15([4,2,6]+3)
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
冥王の分霊に20のダメージ ([3,3,4]+18)
エレアノール : デストレイル。
紅い風車が、霧を引き裂いて境を描いた 達成値:17([1,2,6,2]+6)
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
エレアノールは[霧の方舟]でなくなった
冥王の分霊に24のダメージ ([4,5,2]+21)
ロゼッテは、ミックスポーションを使った。
ロゼッテは15回復した。 ([]+30)/2
ロゼッテは20のSPを回復した。 ([]+39)
カル : 星砕
星が砕ける。 達成値:10([3,2,5])
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
冥王の分霊に30のダメージ ([6,6,3,5]+18)
ノア : デストレイル!
蒼き刃が、霧を切り裂いて線を描いた。 達成値:24([1,3,5]+15)
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
冥王の分霊に31のダメージ ([2,5,5,4,3]+20)
レイル : 魔紋付与・氷食。
冷えた冷気が蓄えられる…
ハイン : コールドスターリ…
もう一度動くための力を与える。 達成値:17([5,6,4]+2)
ノアは3のAPを回復した。  
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:12([1,2,6,3])
シューニャ : パーラッ!
ユニリオは回避しようとした。
ユニリオは回避した。 達成値:26([4,6,1]+15)
バチ、という音と共に光が走りました。
ダメージを16軽減! ([3,6]+13)
ロゼッテ : こ、来ないで、ください。 『留目布』、……。
軌道が捻じれ、勢いが殺される。
ダメージを11軽減! ([2]+15)
ヘクターは攻撃した。 達成値:19([1,3,5]+10)
冥王に12のダメージ ([5]+12)
ネバー : 至る虚の際涯。
放たれる光が浄化を誘う。 達成値:17([3,2,1]+11)
冥王の分霊は回避しようとした。
冥王の分霊は回避した。 達成値:17([4,5,6,2])
サンザイ : ツジギリ!
空気を裂く音、([6,6,6]) クリティカル!
ベントス : プレイが発動!
冥王の分霊は防御した。
ダメージを0軽減!  
ベントスは祈りを捧げた。
ベントスはWillを使用した!
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([6,2,6]) =>([6,6,6]))
冥王の分霊に27のダメージ ([6,6,6]+11)
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:16([4,2,6,2]+2)
ラシアムは防御した。
ダメージを4軽減! ([]+7)
対象を変更した。
ラシアムに8のダメージ ([1,6]+12)
レイル : 魔紋付与・氷食。
冷えた冷気が蓄えられる…
ラシアムは攻撃した。 達成値:10([1,5,2]+2)
ラシアムはWillを使用した!
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
冥王の分霊に15のダメージ ([4,5]+14)
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:19([3,4,4,6]+2)
ベントス : トルネードストームが発動!
ユピテルは防御した。
雷が巻き起こる…
ダメージを4軽減! ([]+8)
ユピテルは回避した。 達成値:25([2,3,5]+15)
対象を変更した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:19([4,4,3,6]+2)
ノアは抵抗しようとした。
ノアは抵抗に失敗した。 達成値:15([4,1,3]+7)
対象を変更した。
ノアに13のダメージ ([5,3]+12)
ユピテルは攻撃した。 達成値:17([5,5,4]+3)
ユピテルはWillを使用した!
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
冥王の分霊に0のダメージ ([4,3,3]+18)
レイル : 冷気の奔流。
集められた冷気が放たれる… 達成値:21([4,5,1]+11)
レイルはWillを使用した!
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
冥王の分霊に20のダメージ ([4,6,6]+12)
エレアノール : 虚と現、在るべき理を境に刻め── デストレイル。
紅い風車が、霧を引き裂いて境を描いた 達成値:17([2,1,3,5]+6)
エレアノールはWillを使用した!
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
冥王の分霊に25のダメージ ([1,5,6]+21)
ノア : 現と虚、境に在るべき理を標せ── デストレイル!
蒼き刃が、霧を切り裂いて線を描いた。 達成値:20([2,1,2]+15)
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
冥王の分霊に30のダメージ ([3,3,1,6,5]+20)
レイルは、APポーションを使った。
レイルはWillを使用した!
レイルは7のAPを回復した。  
ノアのデストレイルはAPが足りず失敗した。
レイル : 魔紋付与・氷食。
冷えた冷気が蓄えられる…
レイル : 冷気の奔流。
集められた冷気が放たれる… 達成値:24([6,2,5]+11)
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
冥王の分霊に6のダメージ ([2]+12)
消費APを-1修整した。  
ノアのデストレイルはAPが足りず失敗した。
ノアのデストレイルはAPが足りず失敗した。
冥王の分霊は71回復した。  
冥王に71のダメージ  
冥王の分霊は110回復した。  
冥王に110のダメージ  
冥王の分霊は52回復した。  
冥王に52のダメージ  
冥王の分霊は111回復した。  
冥王に111のダメージ  
レイルは[音楽]でなくなった
ヘイルメリーは[宿命]でなくなった
ヘクターは[音楽]でなくなった
ラシアムは[守護]でなくなった
ユピテルは[宿命]でなくなった
ユピテルは[守護]でなくなった
サンザイは[宿命]でなくなった
サンザイは[発動者]でなくなった
冥王は999回復した。  
冥王は999のSPを回復した。  
冥王は1のWillを失った  
冥王は[冥王の槍]でなくなった
冥王は[永遠なる不死の王]でなくなった

「我は死を司る王。」
ユニリオ : ッ、まだ……!?
ネバー : こいつ…………
ハイン : ッ……!
冥王は[冥王]になった

「我は永遠なるもの。」
ラシアム : ……、砕けないか。

「その我を殺す事など、できるものか!」
ロゼッテ : ハァ、はぁ、は、ま、まだ……!
冥王は[永遠の綻び]になった

瓦礫が崩れる中、冥王はただ笑っている―――!
Round 3
ヘクター : ……なんて、しぶとい…!
ハイン : ッ……、永遠なんてものは、存在しないから……!今を必死に生きるのよばか!
ユニリオ : ッ、城が……!
ノア : 形を、変えて…………
ハイン : メリーッ……!
ラシアム : ……どこまでやれるか。
エレアノール : ……終わらせて差し上げなさい。
ヘイルメリー : ………、……
ユニリオ : ッ……道が細い、ここは──
ラシアム : 近付け。……幻解で止め続けるしかあるまい。
ヘイルメリー : …………
ヘイルメリー : ……、綻び……
ネバー : ……撃てるかな……
ハイン : ……ユニリオ、シューニャ、ロゼッテ……。メリーのこと、守ってあげてくれる?
ヘイルメリー : ……ッ!穿ちますわ、皆様、……!
ユピテル : ………、 ネバー?
ロゼッテ : ……もちろん。
ユニリオ : ──メリー、行って!
ラシアム : ……ああ、そうか。ヘイルメリー……お前なら……。
ロゼッテ : か、加速の、魔法は、僕が、かけます! い、行って、ください!
ヘクター : 足止めする、頼む!!
ハイン : ごめんね。ノアくん。私も少しだけいってくる。
ユニリオ : そう、それでいい。私を狙い続けなさい。ぜ~んぶ避けてあげますから。
ノア : ……ああ。ここは任せて。
エレアノール : ……いきなさい。ハイン。ヘイルメリー。
ヘクター : ラシアム、今度は僕が護る!!
ヘイルメリー : ───……(地を駆ける、刃を携えて。垣間見えた綻びを見据え……)
ユニリオ : メリー、後ろは見ないでいい! こっちは私が全て引き受けます!
ラシアム : 必要無い、と言いたいところだが……。
ラシアム : ……そうまで言うなら任せるぞ。
ラシアム : フィストッ!
火の粉が舞う
ラシアムは[守護]になった
ラシアム : これでオレが倒れたらお前のせいだからな。
ユピテル : しるべを照らせ。 灼然の星!
ユピテルが守護の構えをとる!
ユピテルは[守護]になった
ヘクター : シャドウブリンガー
冥王の元に闇が迸る! 達成値:23([1,5,4,3]+10)
冥王は[移動禁止]になった
レイル : 冷冥の加護。
幽幻の間に冷気が流れる…
レイルは[音楽]になった
ヘクターは[音楽]になった
ラシアムは[音楽]になった
シューニャ : ……メリー。……ワタシも、まもるから。……いってらっしゃい。
ハインは移動した。
ハインは[13,7]へ移動した。
ユニリオ : 其は高らかに。 歌うように!
冥王の分霊に刃の嵐が襲い掛かる! 達成値:20([2,6,6]+6)
ハイン : ステップ…
冥王の分霊は回避しようとした。
ハインは[10,9]へ移動した。
冥王の分霊は回避に失敗した。 達成値:16([5,2,6,3])
ユニリオは[4,15]へ移動した。
冥王の分霊に30のダメージ ([4,5,5]+16)
ヘイルメリーは移動した。
ヘイルメリーは[9,10]へ移動した。
ベントスは、ミックスポーションを使った。
ヘクター : は、相変わらずの自信だ。
ユピテルは27回復した。 ([]+54)/2
ユピテルは20のSPを回復した。 ([]+39)
サンザイは移動した。
サンザイは[9,10]へ移動した。
ネバーは移動した。
ネバーは[16,15]へ移動した。
ロゼッテ : ヘイスト、……。
ヘイルメリーが加速する! 達成値:21([2,2,3]+14)
ヘイルメリーは[ヘイスト]になった
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:14([5,4,1,2]+2)
ベントス : トルネードストームが発動!
ネバーは抵抗しようとした。
ユピテルは防御した。
雷が巻き起こる…
ネバーは抵抗した。 達成値:14([1,5,2]+6)
ユピテルは回避に失敗した。 達成値:26([6,1,4]+15)
ネバーに5のダメージ ([3,1]+12)
ヴェナーティオは移動した。
ヴェナーティオは[15,12]へ移動した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:23([6,6,5,4]+2)
シューニャ : パーラッ!
ロゼッテ : 『留目布』、……。
ユニリオは回避しようとした。
ユニリオは回避した。 達成値:28([5,5,3]+15)
バチ、という音と共に光が走りました。
軌道が捻じれ、勢いが殺される。
ダメージを10軽減! ([2,1]+13)
ダメージを10軽減! ([1]+15)
カルは移動した。
カルは[11,8]へ移動した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:20([5,6,3,4]+2)
レイル : 魔力凍結。
冷気が魔力を遮る…!
ラシアムは防御した。
ラシアムは抵抗に失敗した。 達成値:18([1,2,1]+14)
ダメージを4軽減! ([]+7)
対象を変更した。
ラシアムに5のダメージ ([2,2]+12)
パレーダーは移動した。
パレーダーは[9,10]へ移動した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:17([3,6,2,4]+2)
ノア : ミストエッジ!
ノアは敵の攻撃に合わせて剣先を振り払う。
ノアは回避した。 達成値:23([1,5,2]+15)
対象を変更した。
冥王 : 幽幻の次元鎌!
「いつまで持つか、試してくれる。」
冥王の行動は失敗した。
ヘクター : 光の道先、昏きを超えて―行けッ!! インタラプト
光が冥王を阻む
ヘクターはWillを使用した!
ラシアムは攻撃した。 達成値:12([3,3,4]+2)
冥王の分霊は回避しようとした。
冥王の分霊は回避した。 達成値:15([5,2,3,5])
消費APを-1修整した。  
ヘイルメリーは移動した。
ヘイルメリーは[9,10]へ移動した。
サンザイ : ピンハネ!
姿勢を正す、それは次の跳躍の為の動作。
サンザイは[準備]になった
ネバーは移動した。
ネバーは[16,15]へ移動した。
ヴェナーティオは移動した。
ヴェナーティオは[17,12]へ移動した。
ヘクター : ソニックステップ
息もつかせぬ、一歩
ヘクターは[7,8]へ移動した。
パレーダーは移動した。
パレーダーは[9,10]へ移動した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:17([2,5,3,5]+2)
ユピテルは防御した。
ダメージを4軽減! ([]+8)
ベントス : キュイー! トルネードストームが発動!
雷が巻き起こる…
ユピテルは回避した。 達成値:24([1,2,6]+15)
対象を変更した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:10([2,3,2,1]+2)
シューニャ : パーラッ!
ロゼッテ : 『留目布』、……。
ユニリオは回避しようとした。
ユニリオは回避した。 達成値:24([2,1,6]+15)
バチ、という音と共に光が走りました。
軌道が捻じれ、勢いが殺される。
ダメージを14軽減! ([6,1]+13)
ダメージを12軽減! ([3]+15)
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:17([6,1,3,5]+2)
レイル : 魔力凍結。
ラシアムは抵抗しようとした。([3,3,3]) ファンブル!
冷気が魔力を遮る…!
カルは抵抗に失敗した。 達成値:26([6,2,4]+14)
ラシアムは抵抗に失敗した。
対象を変更した。
ラシアムに15のダメージ ([4,6]+12)
冥王の分霊の幽雷は距離が合わず失敗した。
サンザイは移動した。
サンザイは[準備]でなくなった
サンザイは[9,10]へ移動した。
ネバーは移動した。
ネバーは[16,15]へ移動した。
サンザイ : ピンハネ!
姿勢を正す、それは次の跳躍の為の動作。
サンザイは[準備]になった
サンザイは移動した。
サンザイは[準備]でなくなった
サンザイは[9,10]へ移動した。
冥王の分霊は0回復した。  
冥王の分霊は0回復した。  
冥王の分霊は30回復した。  
冥王に30のダメージ  
冥王の分霊は0回復した。  
冥王は[移動禁止]でなくなった
ラシアム : いった
ハインは[プロキオン]でなくなった
ハインは[ダンス]でなくなった
レイルは[音楽]でなくなった
ノアは[ベテルギウス]でなくなった
ノアは[ダンス]でなくなった
ヘクターは[音楽]でなくなった
ラシアムは[音楽]でなくなった
Round 4
ユニリオ : 遅い遅い♡
レイル : …薬は僕が使う。守りに集中して。
ラシアム : 頼む……。
ヘクター : 間に合ってよかった、…
ヘイルメリー : ───……ッ、ハインッ!
ユニリオ : ──シューニャ、ロゼッテ! メリーの援護をお願いします!
ハイン : 全力で!!!やって!
ロゼッテ : し、シューニャ、さん、今は、僕が守りますから、く、薬を。
サンザイ : ~~~失礼! ここで止める、っすけど、ハインちゃんは巻き込むっすッ、….そのままだと……!
ハイン : いいよ!
ハイン : 思い切り!やって!
ハイン : それか私が奥にずれるわ!
ネバー : ……、目くらまし程度で、いい……!
サンザイ : ……はいッ! 必要なら、避けてくださいッ!そう出来るようにはしておくっす!
シューニャ : ……ワかりました。……ちょっとだけおマカせ、します。
ハイン : 了解…でも、気にしないで!
ユピテル : ネ、バー……?
ネバー : 家族みたいで、すごい良かった。
ネバー : ごめんね。あの人に顔向けするの……格好良くないとできなくて。
サンザイ : ……ちょっ、ちょっとッ、先輩、何……
パレーダーのミミックはWillが足りず失敗した。
ネバー : 幻解。
ユピテル : 待っ、
ユピテルは抵抗しようとした。
ユピテルは抵抗に失敗した。 達成値:17([1,5,2]+9)
ネバーは[幽幻の炎]カウンターを失った
ネバーは[幻解]になった
冥王の分霊は[13,12]へノックバックした。
冥王の分霊は[よろめき]になった
ヴェナーティオは[よろめき]になった
ユピテルは[よろめき]になった
サンザイ : 幻解!
ベントス : ステップが発動!
ベントスは[16,16]へ移動した。
サンザイは[幽幻の炎]カウンターを失った
サンザイは[幻解]になった
冥王は[よろめき]になった
ハインは[よろめき]になった
パレーダーは[よろめき]になった

「なんだ、あの魔力の高まりは―――!」

冥王は、視線を目の前の少女から、遠くの男へ。
ヘクター : シャドウブリンガー
冥王の元に闇が迸る! 達成値:32([5,6,5,6]+10)
冥王は[移動禁止]になった
ベントス : ぴ……
ハインの待機は状態によって失敗した。
ユニリオ : 終わらせて、メリー! そうですね、…… 歌うように!
冥王の分霊に刃の嵐が襲い掛かる! 達成値:14([1,2,5]+6)
冥王の分霊は回避しようとした。
冥王の分霊は回避に失敗した。 達成値:12([5,2,4,1])
ネバー : 無視できるか、冥王────!
ユニリオは[4,15]へ移動した。
冥王の分霊に29のダメージ ([5,4,4]+16)
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:9([2,3,1,1]+2)
ラシアムは防御した。
ダメージを4軽減! ([]+7)
対象を変更した。
ラシアムに5のダメージ ([2,2]+12)
ラシアムは[重傷]になった
ラシアム : チッ……!
ベントスは、ミックスポーションを使った。
ネバーは28回復した。 ([]+56)/2
ネバーは17のSPを回復した。 ([]+33)
ヘイルメリー : (地を踏み飛び上がり……)
ヘイルメリーは移動した。
ヘイルメリーは[8,10]へ移動した。
ノアは、ミニポーションを使った。
ノアは8回復した。 ([6]+2)
ノアは7のSPを回復した。 ([5]+2)
ベントス : クルル……
レイルは、ミックスポーションを使った。
ラシアムは29回復した。 ([]+58)/2
ラシアムは17のSPを回復した。 ([]+34)
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:12([1,2,4,3]+2)
ノア : ミストエッジ!
ノアは敵の攻撃に合わせて剣先を振り払う。
ノアは回避した。 達成値:26([4,6,1]+15)
対象を変更した。
ユピテルのwillポーションは状態によって失敗した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:21([4,3,6,6]+2)
ユニリオは回避しようとした。
ユニリオはWillを使用した!
ユニリオは回避した。 達成値:33([5,5,2,6]+15)
ロゼッテ : じ、じゃま、しないでください! 『留目布』、……。
軌道が捻じれ、勢いが殺される。
ダメージを10軽減! ([1]+15)
冥王の分霊の幽雷は状態によって失敗した。

「………くっ、その程度で我が倒れるとでも……ッ!」
シューニャは、ミックスポーションを使った。
ネバー : ベントス!!(補助を受けながら、身体を保たせる……)
シューニャは20回復した。 ([]+40)/2
シューニャは26のSPを回復した。 ([]+52)
ヴェナーティオのソウルスラッシュは状態によって失敗した。
冥王の死出の一撃は状態によって失敗した。
ハインの断ち切れ!は状態によって失敗した。
ラシアムは移動した。
ラシアムは[9,10]へ移動した。
ヘクターは、willポーションを使った。
ヘクターは1のWillを回復した。  
ヘイルメリーの幻絶【真打】はAPが足りず失敗した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:16([3,5,1,5]+2)
ラシアムは防御した。
ダメージを4軽減! ([]+7)
対象を変更した。
ラシアムに4のダメージ ([1,2]+12)
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:18([1,5,5,5]+2)
ノア : やらせるか…… ミストエッジ!
ノアは敵の攻撃に合わせて剣先を振り払う。
ノアは回避した。 達成値:20([1,2,2]+15)
対象を変更した。
冥王の分霊の幽雷は状態によって失敗した。
シューニャは移動した。
ヘイルメリー : アクセル!
ヘイルメリーは3のAPを回復した。  
ヘイルメリーは[乱理]になった
ヴェナーティオ : (彼は見ていた……ヘイルメリーの姿に被さったそれを。
シューニャは[8,10]へ移動した。
ハインの断ち切れ!は状態によって失敗した。
ネバー : この挽歌は、僕の為に…… 挽歌惺掌。
光闇、相撃つ。 達成値:28([5,2,4]+17)
ユピテル : ネバー……!
ユピテルは抵抗しようとした。
ユピテルは抵抗に失敗した。 達成値:20([3,6,2]+9)
ネバーは[挽歌惺掌]になった
ネバーは2のWillを回復した。  
ハインの断ち切れ!は状態によって失敗した。
ネバー : 挽歌惺掌。
光闇、相撃つ。 達成値:1029([2,6,5]+1016)
ユピテル : 置いて、いかな─、
冥王は抵抗しようとした。
冥王は抵抗に失敗した。 達成値:18([5,6,2]+5)
ユピテルは抵抗しようとした。
ユピテルは抵抗に失敗した。 達成値:20([4,3,4]+9)
ネバーは[昏睡]になった
冥王に37のダメージ ([4,5,2,1,4,3,2]+16)
冥王に48のダメージ ([4,5,6,5,5,3,4]+16)
ヘイルメリーの幻絶【真打】はAPが足りず失敗した。
冥王の分霊は0回復した。  
冥王の分霊は0回復した。  
冥王の分霊は29回復した。  
冥王に29のダメージ  
冥王の分霊は0回復した。  
冥王は[よろめき]でなくなった
冥王は[移動禁止]でなくなった
ハインは[よろめき]でなくなった
ヴェナーティオ : (被さって見える、着物の姿……その太刀筋。
ヘイルメリーは[乱理]でなくなった
ユピテル : ──あ、
冥王の分霊は[よろめき]でなくなった
ノアは[方舟の主]でなくなった
ラシアムは[守護]でなくなった
ヴェナーティオは[よろめき]でなくなった
ユピテルは[守護]でなくなった
ユピテルは[よろめき]でなくなった
パレーダーは[よろめき]でなくなった
Round 5
ハイン : ネバーさん…?!
ラシアム : ……。
ノア : バ、なにを…………!
ユピテル : 嫌、いやだ、ネバー、 ね、
サンザイ : ………   先輩……?
冥王は[よろめき]になった
ヘクター : …………
ネバー : (煙の中で、光が漏れる)(朽ちる光源の中に、燻る灯はなかった。)
ロゼッテ : (先ほども見た、それ。けれどネバーはもう一度立ち上がっては、来ない。)
ユピテル : あ、ああ あああ、
ユピテル : ああああああああああ!!!!!!!!!!!

「グオオオオオオオオーーーーーッ!!!」

その一撃で、冥王は大きく体勢を崩す
ユニリオ : ッ、……──
ラシアム : ……己でそれを選ぶならば、引き戻せはしないな。
ハイン : ッ……(目まぐるしい戦場で、放たれる圧に、手が止まる……でも、まだ伸ばさなければ)
ベントス : ……
ヘクター : …、……
カル : 決めろ、眼鏡―――。
ヘイルメリー : …………、……ッッ!!!
ハイン : メリーッ…もう一度っ…。
ラシアム : 斬れる。あの刀ならば……。
ユニリオ : ッ──隙は出来ているッ! メリー!!
ロゼッテ : お、ねがい、します、ヘイルメリー、お姉様……ッ!
ヘイルメリー : ……
シューニャ : ……メリー……!
ヘイルメリー : (感じる感覚、真正面に、見えない誰かがいることを。同じ構え、同じ太刀筋、同じ剣。)
ヘクター : 今なら―…
ヘイルメリー : これで、……ッ!!
サンザイ : ……ネバー、…… 先輩、……(なんで、ではなく、納得もあるから、ただ名前だけを呼んだ。声は届かず、今から自分が塞ぎに行く先だ。……眼前、昨日の終焉の軌跡を、見上げ、)
ヘイルメリー : ……もう、終わりですわ、……!(生まれた隙きに放たれるのは、幻を穿つ、絶対の一撃。)
ユピテル : (眩む視界で立ち続ける。僕も、僕も。失っていく。それでも。) 灼然の星!
ユピテルが守護の構えをとる!
ユピテルは[守護]になった
ラシアム : フィストッ!
火の粉が舞う
ラシアムは[守護]になった
ユニリオは移動した。
ユニリオは[4,15]へ移動した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:18([6,3,3,4]+2)
ノア : ミストエッジ!
ノアは敵の攻撃に合わせて剣先を振り払う。
ノアは回避した。 達成値:28([5,2,6]+15)
エレアノールは移動した。
エレアノールは[18,8]へ移動した。
エレアノールは[ジャンプ]になった
ヘクター : ソニックステップ
息もつかせぬ、一歩
ヘクターは[9,10]へ移動した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:17([6,4,1,4]+2)
ベントス : トルネードストームが発動!
ユピテルは防御した。
雷が巻き起こる…
ダメージを4軽減! ([]+8)
ユピテルは回避した。 達成値:22([2,1,4]+15)
対象を変更した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:11([1,4,1,3]+2)
レイル : 魔力凍結。
冷気が魔力を遮る…!
ラシアムは防御した。
ラシアムは抵抗した。 達成値:28([3,5,6]+14)
ダメージを4軽減! ([]+7)
対象を変更した。
ラシアムに1のダメージ ([3,3]+12)
シューニャは移動した。
シューニャは[8,10]へ移動した。
冥王の分霊の幽雷は距離が合わず失敗した。
シューニャ : アクセルッ!
パレーダーは移動した。
パレーダーは[11,10]へ移動した。
サンザイは移動した。
サンザイは[10,10]へ移動した。
カルは移動した。
カルは[11,8]へ移動した。
レイルは移動した。
レイルは[8,6]へ移動した。
レイルは[ジャンプ]になった
ノアは移動した。
ノアは[15,7]へ移動した。
ヘイルメリー : 夢幻を、此処に絶つ…… 幻絶【真打】!
幽幻の狭間に決意が吹き荒ぶ─── 達成値:24([6,6,5]+7)
ヘイルメリーは[幻絶の構え]になった

ユピテル : 其処だ!
ユピテルが俊敏な一刺しを放つ! 達成値:24([5,4,6,6]+3)
冥王の分霊は防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
冥王の分霊に29のダメージ ([2,6,5,6]+18)
ハイン : 断ち切れ!…
貴方に祝福を! 達成値:9([3,3,2]+1)
ヘイルメリーは3のAPを回復した。  
ヘクター : ソニックステップ
息もつかせぬ、一歩
ベントス : ステップが発動!
ベントスは[13,13]へ移動した。
ヘクターは[9,10]へ移動した。
シューニャのカペラはAPが足りず失敗した。
パレーダーは移動した。
パレーダーは[10,10]へ移動した。
ノアは移動した。
ノアは[13,7]へ移動した。
冥王の分霊の幽雷は距離が合わず失敗した。
ヘクター : ソニックステップ
息もつかせぬ、一歩
ヘクターは[9,10]へ移動した。
冥王の分霊の幽雷は距離が合わず失敗した。
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:14([4,2,5,1]+2)
レイルの魔力凍結は距離が合わず失敗した。
ラシアムは防御した。
ダメージを4軽減! ([]+7)
対象を変更した。
ラシアムに9のダメージ ([5,3]+12)
冥王の分霊 : 幽雷!
達成値:14([1,3,2,6]+2)
シューニャのパーラはAPが足りず失敗した。
ユニリオは回避しようとした。
ユニリオはWillを使用した!
ユニリオは回避した。 達成値:37([5,6,5,6]+15)
ロゼッテ : こ、来ないで、ください。 『留目布』、……。
軌道が捻じれ、勢いが殺される。
ダメージを11軽減! ([2]+15)
ハイン : 断ち切れ!…
貴方に祝福を! 達成値:8([2,1,4]+1)
ハインはWillを使用した!
ヘイルメリーは3のAPを回復した。  
ヘイルメリー : 幻絶【真打】!
幽幻の狭間に決意が吹き荒ぶ─── 達成値:24([6,2,4,5]+7)
冥王は[魂絶]になった
ハイン : 断ち切れ!…
貴方に祝福を! 達成値:15([6,3,5]+1)
ハインはWillを使用した!

ヘイルメリーは3のAPを回復した。  
冥王の分霊は0回復した。  
冥王の分霊は0回復した。  
冥王の分霊は0回復した。  
冥王の分霊は29回復した。  
冥王に29のダメージ  
エレアノールは[ジャンプ]でなくなった
レイルは[ジャンプ]でなくなった

「馬鹿、な……。」
ヘイルメリー : (共に貫いた刃は、綻びを穿ち───)

「この我が、冥王が……。」
ヘイルメリー : (溢れる涙と共に、その幽幻を断ち切った。)
??? : 「ざぁまぁ見ろ…だ。」

「………消える?………このような人間の………一撃ごときで………。」

「オオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」

………………。

………………。

………………。

*エピローグマップへ移動します
ヴェナーティオ : ………終わった…?
ラシアム : ……、……。
ユニリオ : ……、……
ラシアム : ……一先ず帰ったな。
ヘイルメリー : は、……っ、………
ノア : …………
ヘクター : ……終わった、んだ…
ハイン : ………お、わった……ね。
ロゼッテ : (立っているのもやっとのような心地で、ふらふらと、歩を進めた。)
ロゼッテ : ぉ、……つ、かれ、さまです……。
ノア : ……、ああ……。
レイル : …終わった、のか…
ユピテル : ……………
ヘクター : (さすがにつかれたのか壁に寄り掛かり)
ラシアム : ……さて、というところでも、あるが……。
ベントス : (乗っかる)
ヘクター : (ベントスに乗られる)……ふふ、…おつかれさま…
ヘイルメリー : ……………、……。(握る刃を見下ろす。聴こえてきた声、……失った様々な者。絶ち切っても未だ、心の整理は付かない。)
ハイン : (隅っこまでいって…壁偽を預ける。そこでやっと、一息)
ユニリオ : ……メリー、……。
ラシアム : ………、ギーゼラを連れ戻す必要があるかどうかだけ、一先ず、確認したい。
ユピテル : 、 …、 …………。
ラシアム : 門を閉める前、なら……まだ何とかなるかもしれん。
ロゼッテ : (ふらふらと、犠牲者たちの並ぶ場所へ向かい。膝をつき、祈りの形に手を組んで。)
ヘイルメリー : ……
ロゼッテ : ……、……。(もはや声になっていない声で、願い、祈った。)
ハイン : ……私、は…(ギーゼラのことを思い出す…)
ハイン : ………。(何も言えず、沈黙を選んだ)
ヘイルメリー : (声をかけられ、ユニリオを見やる。撃ち勝ったとは言え、とても喜べるような心情では無かった。)
ヘイルメリー : ……お疲れさま、ですわ。(絞り出すように微笑んで。)
ラシアム : 特に希望が無いのであれば、本人に聞きに行くことにするが……。
ユニリオ : ……。
ヴェナーティオ : ………(ゆっくりと、その場で鎮魂の祈りを捧げて
ゼルトナー : ……終わったか。
ヘイルメリー : ……ギーゼラさんは……
ゼルトナー : ギーゼラは……
ノクス : …(未だ傷が癒えぬまま寝ていたが、声が聞こえてくれば体を起こし)
ユピテル : (ふら、と歩き出す。)
ゼルトナー : ……あいつは元々、残り少なかった。
ヘイルメリー : ……、…………
ゼルトナー : 今連れ戻してもそのことは変わらないだろう。
ラシアム : ………そうか。
ノア : ……(手のひらの、終ぞ使うことのなかった金の枝を見やる)
ゼルトナー : ……そういう"契約"だったと。聞いている。
ロゼッテ : (一年は持たぬと、何でもないことのように微笑んで言われた声を、思い出す。明日には忘れていくかもしれない声を。)
ラシアム : ……なら、いい。……正直、一人連れ戻すのにどれ程のコストがかかるのか不透明だ。
ハイン : (心身共に激しい疲労を抱えた。肉体をいたわるように……。少しだけ目を閉じた)
ユピテル : ネバー、(未だ止まらない涙を流したまま)
ノクス : (この体でしきりに戦いに参加しにいこうとしていたせいでベッドに縛り付けられているため、姿を見に行くことができない…)
ユニリオ : ……(拳を強く握り締める。“予感”など全く気付いていなかった自分に憤る。 ……さりとて気付いていたところで、何が出来たかなど)
サンザイ : (呆然と歩いて、動かない人々を見ている。……名を呼ぶ声を聞いている。)
ノア : …………。
ラシアム : ……お前達がそれで納得出来るのなら、それでいいのだろう。
ゼルトナー : 尤も、まだ遊んでやるつもりではあったかもしれんが。…
ヘイルメリー : (ゼルトナーの言葉に同調するように。首を縦に振る。頷いたのか、項垂れたのか、曖昧な程に弱々しく。)
ロゼッテ : ……ぃ、まは、ただ……。安らぎを、祈る、しか……で、きません。
カル : ………、冥王は斃れた、あとはどうとでもなるか。
ヴェナーティオ : ………もし、まだ金の枝があるならば……今の、この一瞬だけは…まだ。
ロゼッテ : (染み付いた習慣でもある祈りを、ただただ、捧げる。)
ラシアム : ……あぁ。どうとでも出来るよ。
ヴェナーティオ : いつ効力が失われるかもわかりません…。
ハイン : ……、おやすみなさいの、挨拶を、できなかったことは、心残りだわ……。
ノア : ……(ふと、立ち上がった。皆の居る方へと、歩みだす)
ラシアム : 枝ならオレの魔法より確実だ。……使える内に使っておくのもいい。
ゼルトナー : ……、……あいつの覚悟を。意思を、汚したくはない。 …
ハイン : …ノアく…?
ノア : ……ここに、ひとつ、ある。(手のひらを開く。見覚えの在るものは分かるだろう。それは神話の奇跡を起こす一度きりの鍵)
ユピテル : (振り返る。)
ゼルトナー : ……(目を伏せた。正解は分からない。何度も見送ってきた、何人も)
ノア : だが……一人を、決めれるなら、だ。この、状況で……(それは、金の枝)
ユピテル : あ、 ……………
ラシアム : ……、……望むかどうかだけ聞いてくるのもいい。二人目に権利が必要なら、オレがやる。
ノア : ……無茶苦茶言うね、君は。まったく……
ラシアム : ………、皆で戻ろうと言ったのはオレだ。……本人の意思を挫いてまでの言葉では無かったが……言ったことは果たす。
レイル : …連れ帰る話なら、僕が聞いて来よう。…結局は、本人が戻りたいかどうかだ。
ユピテル : ……ノア、………… それ、 それ、……を、 ……。……………。
ゼルトナー : …そうだな。
ノア : ……僕は、僕には、決められない。だから、僕が持っておく。
ロゼッテ : (レイルの言葉に、力なく頷いた。)
カル : 1つ、助言をするなら
サンザイ : ……無茶は、……もう、やめて、欲しいっす。……今度は、引きずってでも、止めますよ…… ……心配、なさそう、すけど。
ユピテル : ………、(伸ばされた手はだらんと降りた。)
カル : …………死んだやつは、自分は生き返りたいなんて思ってないよ。
サンザイ : …… …
ノア : …………。
カル : だから、呼び戻すなら
カル : 我儘で呼び戻せ。
ユピテル : …………………………。
ラシアム : ………、そうだな。
ノア : ……ああ、そうだね……きっとそうだ。
ゼルトナー : わかるのか、じじい。
レイル : …(足を止めた。)
カル : 本人の意思を聞くとか、そんなことをしてたら
カル : 誰も帰っちゃ来ない
ユニリオ : ……説得力が、……違いますね……。
カル : 腕をひっつかんで連れ戻せ。戻したいやつがいるならな。
ゼルトナー : ……なら見送ってやるだけだ。それでも我儘を貫き通したいやつだけ行け。
カル : …………、………それだけだよ。
ユニリオ : ……。
ロゼッテ : ぼ、くは……この、は、話に、何も、言うことは……ありません。
ラシアム : ……ま、後はお前達で決めろ。オレは力を貸すだけだ。
ユピテル : ………ああ、そうだった。
ユピテル : 僕は、はじめから。
ハイン : (奥の皆の話し声が扉越しのように聞こえる。ぼんやりと小さな皆の声を聞きながら少女は1人、入り口まで歩いた)
ロゼッテ : た、ただ……望むなら、や、安らかで、あってほしいと、それを、守り続ける、だけ、です。
ゼルトナー : (人ごみから離れて、空の寝台へと寄った)…最後の我儘くらいは、な。
ヘイルメリー : ……ロゼッテ、………。
ロゼッテ : ぇ、枝、は……み、皆さんで、決めて、ください。ぼ、僕はもう……失礼、しますね。
ユニリオ : ……、……
ロゼッテ : ほ、本当に……ぉ、お疲れ様、でした。
カル : ………ああ、おやすみ、ありがとう。
ラシアム : 助かったよ。……また。
ユニリオ : ……ありがとう、ロゼッテ。何度も助けられました、……どうか、……ゆっくり、お休みください。
ヘイルメリー : ……お疲れ様ですわ、ロゼッテ……。今日は本当に助かりましたわ、……お休みなさいまし……
ロゼッテ : (深く頭を下げて、空いている簡易ベッドへ向かっていった。)
ノア : …………これから、人を見送っていく、見送っていかなきゃいけない、その覚悟を、それを持った上で。
シューニャ : ……おやすみ、なさい。ロゼッテさん。
ロゼッテは[すやすや]になった
ノア : それでも、もう一度奇跡を願うなら、僕はこの鍵を託そう。
ゼルトナー : どうか、安らかな眠りを。(煙草に火を点けて…静かに祈った)
ユピテル : (歩を進める。)
ベントス : ……
ユピテル : ………ノア。
ゼルトナー : ……
ノア : ……ユーテル。
ヴェナーティオ : ……すぅ……私も、一先ずは…休みますか。
ラシアム : 疲れた奴はどんどん休め。
カル : 勝ったのに祝杯って雰囲気じゃないな、これは。
ベントス : (誰もいなくなった寝台にのり、羽を膨らませた)
ユピテル : ……僕の我が儘、聞いてくれる?
ノア : ……ああ、聞くよ。
ラシアム : ……ま、憂いなく、というわけにはいかなかったな。
ユニリオ : ……メリー。シューニャも。 ……今は一度、休みましょう……、
ユピテル : 欲しいんだ。その金の枝が。
カル : とりあえず休むか、今は。
ヘイルメリー : ……、……
ノア : ……ああ。
ゼルトナー : ……休めるときは休んでおけよ。
ノクス : …戻ってきてたか。(傷跡を抑えつつも、メリーたちの元に寄り)
ラシアム : お前との決闘を楽しみにしていたが……まあ消耗もしていることだ。
ユニリオ : ……ノクス。
ノア : ……ユーテル。
カル : 何、これからいくらでもできる。
ヘイルメリー : ……ええ、……そう、……
ノクス : 悪いな、最後の最後に…付いて行ってやれなかった。
ユピテル : ……何、かな。
ノア : ……終の終、この奇跡に手をかけるのは
ノア : この戦いで倒れていった者たちの死。そのすべてを背負うということだ。
ノア : ……君には、その覚悟は、あるかい。
ゼルトナー : (ノクスに任せることにしたらしく、軽く肩をぽんとして去る)
ヘイルメリー : …………大丈夫、ですの。……貴方の受けた疵は、わたくしを庇ってのものですから……
ラシアム : ……、……。
ユピテル : ………………
ノクス : ン゛(肩ぽんがちょっと響いたらしい。)
シューニャ : ……ユニ。……これからちゃんと、ヤスむ……けど……ワタシ……もうちょっと、ぼーっとしてて……いい……?
サンザイ : (声が聞こえている。……己で選んだ人を、その事実の上に引き戻しに行く覚悟は、自分には、……なかったから。)
ヘイルメリー : わたくしが、決戦の地に立てたのも貴方のおかげですわ、ノクス。
サンザイ : (ただ聞いていた。)
ユニリオ : シューニャ。 ……
ユニリオ : ……はい。ご無理は、……なさらないでくださいね……。
ユピテル : ……僕は。四人殺した。
ノクス : ッあー…そうか。ならこれだけの傷を負った意味があるってもんだよ。
ノクス : さっさと治療受けてこい。どうせ無茶したんだろ。
ユピテル : 今更覚悟が決まってない、なんて。そんなことあるはずないじゃあないか。
ヘイルメリー : ……、……ええ。……
ノア : ……それでも、問わなきゃならない。一人を選ぶっていうのは、きっとそういうことだ。
シューニャ : ……ありがとう、ユニ。(その場にしゃがみ込んで、火傷が増えた自分の手を見つめ出しました。)
ノア : それでも。それでも、と。君は手を伸ばしたいんだね?
ノクス : …ユニリオとシューニャもな。(遠くで話している二人に、治療受けとけよと言い)
ユニリオ : ……今のアナタに言われてしまっては、立つ瀬がありませんね……(ノクスには、力なくも、そう冗談めいて返し)
シューニャ : ……はい。(ノクスへ、一言だけ返して)
ユピテル : そうだ。僕は。 ……“僕”じゃあない、あの人を。取り戻したい。
ハイン : ……(少女は数枚の紙を持って戻ってきた…)
ノア : …………。
ハイン : ……(小さく彼、ユーテルの服を摘んで、引っ張った)
ラシアム : ………、………全く呆れるな。アレには……。(ユピテルを見つめ、息を吐いて、壁に寄りかかった)
ノア : ……ハイン?
ノクス : ハ、俺の怪我はヲルテにでも治してもらうさ。…あの治療場は戦ってきたヤツの物だ。
ノクス : …俺は先に戻る。また、後で。
ユピテル : …………(ハインに視線を向けた。)
ハイン : ……(ぐいっと手紙を一枚彼に押し付けた)
ノア : それは……
ユニリオ : ……、……ノクス、
ノクス : …何だ。(呼ばれれば、振り返り)
ユピテル : (半ば呆然としながら押し付けられたそれを、見た。)
ユニリオ : ……傍に居てあげてくれませんか? 怪我人にお願いするのも、少し悪いですが。
ユニリオ : きっと、……それが必要ですから。(誰の、とは言わなかったが。言う必要も無いだろうと思った)
ノクス : …(横目でヘイルメリーを見て…)
ハイン : ……(少女はそれを押し付けると、黙った)
ユニリオ : ……励まして、とか……そういうのじゃないんです。ただ、……傍に居てあげて、ください。
ノア : ……さきに、読んであげて。
ノクス : …ああ、分かった。(何かあったんだろうな、と察し)
ヘイルメリー : ……(ベッドに横たわるでもなく、部屋の隅に蹲るように座っていた。このまま眠れる訳も無く、方々から聞こえてくる言葉に耳を傾けている……)
ユニリオ : ……ありがとうございます。
ノクス : (特に何を言う訳でも無く、メリーの横に座った。)
ラシアム : ……何も全て今決断しなくてはいけないこともあるまい。手紙を読んでから考えた後でも遅くはない。……はずだろう。
エレアノール : …………(綻びかけの身体を、壁に寄りかけて、女は眠ったようにまぶたを閉じていた)
ヘイルメリー : ……、……(蹲った顔を上げ、ノクスを横目に見やり……)
ノクス : …(蹲っているメリーの頭に手をポンとやり、ぐりぐりと撫でた。)
ヘイルメリー : っ、に"……
シューニャ : (隣の貴方へ目をやって)……ユニは……テアテ……ウけてこない、の?
ユニリオ : ……私も、少し、ぼうっとしていようかな、と。
ユピテル : (その手紙に黙ったまま視線を落としている。文字を追って、瞬いて、追って、)
ユニリオ : ……それに、幸いほとんど避けられましたし。傷は浅いですから。 ……アナタこそ、平気ですか?
ノクス : (特に何を言うでも無かった。…自らの言葉選びが下手だと分かっているからこその想い…なのかもしれない。)
ハイン : (手紙を渡し終えたので仕事を終えたと、少しぽへっとしている)
ユピテル : 兄さん………
ユピテル : ………、 …………僕は
ノクス : …落ち着くまでは横に居てやる。
ユピテル : 僕は、 ………… …
ユピテル : ──レディ・ハイン。感謝する。(一瞬、その瞬間だけ。声色が変わった。)
シューニャ : ……テは、ジブンのせいだし……カラダがイタいのは、キョウ……ずっと、だから。
ハイン : …(首を横に振った)
ラシアム : ………、………。
ユピテル : ……ノア。
ユニリオ : ……だったらなおさら、ですよ。
カル : ……………、……。
ノア : ……ああ。
ヘイルメリー : ……ありがとう、…………
ヘイルメリー : ……
ユピテル : 背負って、……張ってみせるよ、……僕は。
ノア : …………わかった。
ノア : …………君に託す。ユーテル。
ノアは、手帳を使った。
ノア : (彼の手から、金の枝が、差し出された)
ユピテル : (その金の枝をしっかりと受け取る。輝く光を確かに掴む。)
ノア : 時間は、あまり……いや、殆どない。
ノア : ……行くなら、急いで。必ず帰ってきて。
ユピテル : ……うん。ありがとう。
ユピテル : 行ってくるよ。
ノア : ……(その言葉には、こくりとひとつだけ、頷きを返した)
ユピテル : (金の枝を仕舞いこむ。携え続けていた道繋ぎの鏡が金を反射して。道は繋がるのだろう。)
ノア : ……(彼は、最後の奇跡を、見送った)
ユピテル : (外套を翻して向かっていく。)
ハイン : ……いってらっしゃい。
ユニリオ : ……(その背を無言で見送り)
シューニャ : ……じゃあ……、……テアてしてもらうまで、カンガエごと、スコしだけヤめちゃおう。……トモダチに……シンパイさせると、いけないから。(ユピテルを目だけで見送り、ユニリオへそう笑いかけると、片足だけでふらふら立ち上がって……)
ラシアム : ………あのバカが手紙程度で諦めたらどうしようかと思った。
ハイン : 手紙は……まぁ内容はしらないけど。
ユニリオ : ……はい。私も今日は、……救護室のそばで、休みます。
カル : 全くだ、剣の奴らにはどうにも慎ましいやつが多すぎる。
ハイン : ……剣の人は、諦めの悪い人の集まりでしょう?覚悟を決める助けになるといいなと思って。急いで持ってきたよ。頼まれてたから。
ノア : ……。(重すぎる荷を降ろすかのように、おもわず大きく息が漏れた)
ラシアム : ……あのバカ、オレの魔法の説明をして、門を閉じた後も生き返りを続けようかと話をした際、自分がやりたいとか宣ったんだぞ。
ラシアム : 諦めてたら殴ってた。
ハイン : 剣の人って怖い人ばっかりね。
ユニリオ : (シューニャに連れ添って救護室まで向かい、……部屋の隅に視線を投げて)
カル : ……なるほど……。
シューニャ : (二人を邪魔したら悪いかな……と、反対の端の方へ足を向けようと)
ノア : (そのまま、近くの壁へと、半分倒れるように寄りかかる)
ハイン : ……ノアくん。(ぽんぽんと自分の膝を叩いた)
ユニリオ : ……ゆっくり休んでくださいね、シューニャ。
ノア : ……ん、う……ん。(そうして雪崩れるように、誘われるまま横になった)
ユニリオ : ……。 ……
ハイン : ……お疲れ様。ありがとね。
ノア : ……ハインも……
ユニリオ : ……(救護室の外、壁に背を預けて空を見上げ)
ハイン : ……うん。
ノア : …………ちゃんといる
ハイン : 今日も、ちゃんと居ますよ。
ラシアム : ……ハァ……覚悟はしていても苦労するものだな……。
ノア : うん……
ハイン : ……もう、休む?疲れたでしょう?
カル : (うとうとと数度瞬きをして)………。
カル : うん………?
ノア : うん…………。(途切れ途切れで、曖昧な声が返ってきた。それでも彼の体温はいつものように暖かい)
ラシアム : ……寝ろ眼鏡。(隣を軽く小突いた)
シューニャ : ……。……おや、す……、……ねぇ、ユニ。
ユニリオ : ……どうかしましたか、シューニャ。
ハイン : おやすみなさい。ノアくん…(柔らかく暖かな彼の髪を指で梳いて。眠りの挨拶を)
カル : …………、この街の最後の景色だ。
シューニャ : ……ユニのチカく、で……やすんで、いい?
カル : もう少し眺めていたい。
ユニリオ : ……でしたら、……私がそちらに行きますよ。
ノア : …………(だんだん、ゆっくりとした呼吸にかわっていく。彼の纏っていた霧も、そこで静かに揺蕩い出した)
ラシアム : ……いつでも、帰って来れるだろ。
ハイン : ……(ゆっくりとした手付きで彼の頭を撫でながら彼が微睡みに意識を落とす姿を見ていた)
シューニャ : ……ありがとう……んひ、ひひ……これで……サミしく、ないや……
ユニリオ : ……ん。 ……おやすみなさい、シューニャ……。
カル : ここいる全員を眺める事はきっともうない……用がすんだヤツは出ていくだろうしな。
エレアノール : ……、……。
ラシアム : まぁ、……言われてみれば、この光景は今だけか。(長い生の果て、何度か帰って来られることはあっても、それは今ではないと気付くのに、時間がかかった。)
シューニャ : ……おやすみ、ユニ……また、あした。
ユニリオ : ……またあした。
カル : ……………ああ。
エレアノール : (カツ、コツ、ヒールの鳴る音が、緩慢な間隔で響く)
ハイン : ……(響くヒールの音に耳を傾けた)
ユニリオ : ……(簡易テントだろうか、いずれにしても無機質だろう天井を見上げ、)
エレアノール : ……少々、夢などみておりました。久方ぶりに。
ハイン : ……いい夢だった?
ユニリオ : (……身を寄せてきたあなたをそっと撫でると、休みやすいように位置を変え)
エレアノール : ……わかりません。ただ。
カル : 他に比べれば長い間この街には留まることになった。………思い入れもある。
エレアノール : ……いえ。いい夢と、そうしておくのが、よいのでしょうね……
ラシアム : ……、次来る頃には、随分人も変わるものなのだろうな。
ハイン : ……エレアは、その夢楽しかった……?
ヘイルメリー : ……(何処かから流れ込んでくる風、手に添えられる感触が握ったままの剣に触れ、……)
エレアノール : …………
カル : ………人も街も、随分と変わる………門が閉じたら、尚更だろう。
エレアノール : ……楽しくて、寂しゅうございました。
シューニャ : (暖かとは言えない程の熱を持った身体を、貴方へ寄せて……聞こえないほど小さな寝息を立て始めて)
ラシアム : ………そうか。良い方向に変わればいいが。
ヘイルメリー : ……ぁ、…………
ユニリオ : ……がんばったね、……(熱い程に篭もっているのだろう温度を感じながら、もう一度頭を撫でて)
ハイン : ……そっか。私の夢も……。楽しかった…けど……私も……少しだけ、寒かったかも。
ヘイルメリー : (魂を絶つ力も、殺意の源たる力、握っていた刃ははらはらと音もなく崩れる。)
シューニャ : ……(少女は安らいだような顔で、眠りの中へ落ちて行きました。)
ヘイルメリー : ……ッ、……(辺りを見回し……)
カル : ああ、君という魔術師に会った記念の街だ。どうか、いい方向に。
ユニリオ : ……?(部屋の隅、焦るような気配を感じて視線を向け)
ラシアム : はは……まあ後は残る奴らの力次第だ。
エレアノール : ……けれど、きっと、そのあまねく全てに、意味と価値が、あるのでしょうね……ハイン……。
ヘイルメリー : (崩れた刃の握りだけが、手元に残されていた。)
カル : ………冗談の通じない奴……。
ユニリオ : ……あれ、……メリー、その剣、……
ハイン : 私のこの……気持ちも、行動も……。他の人に意味を求めないわ……。私が意味と、価値をつけるの。
ヘイルメリー : …………、……
ヘイルメリー : ……役目を、……終えたという事なのでしょう……
ラシアム : ……え?冗談……?
エレアノール : …………。
ハイン : ……でも、そうね。きっと……。
ユニリオ : ……そう、ですか。 ……。
カル : ……………、…………。
ハイン : これからの長い人生で、意味あるものに、なるよ。きっと……どんなことも。……エレアの教えも、全部、ね。
カル : (小突いた)
エレアノール : …………お強く、なられましたね。
ヘイルメリー : …………
ラシアム : ………、…………?
ラシアム : (小突き返した)
ハイン : ……皆が強くしてくれたの。もう……1人じゃないから。(少女は…少年の手を握った)
カル : なんだお前。
ラシアム : お前が先にやったんだろうが。
エレアノール : ……ええ。ええ。
ヘイルメリー : (手元に残った柄を握りしめ、額に充てがう。……どうか、安らぎをと……)
エレアノール : ……ならば、私ばかり、泣いているわけには参りませんね。
ユニリオ : ……。
ハイン : ……エレア……。
エレアノール : …………、私には、きっとまだ、役目が残っておりますから。
ユニリオ : ……私も、……少し、休みます。メリー、アナタも……休んでくださいね……。(眠れる精神状態とは思っていない。それでも)
ハイン : ……そっか。じゃぁ……一緒に頑張ろうね。
ヘイルメリー : ……ええ、今日は本当に、お疲れ様……ユニリオ……。
エレアノール : ……ええ。
ユニリオ : ……、……
ハイン : エレア(少女は…彼女に手を伸ばす)
エレアノール : …………。
エレアノール : ……ハイン。
ユニリオ : ……メリー、
ハイン : ……エレア。私、頑張ったよ。
ヘイルメリー : ……何ですの…………?
ハイン : ……褒めて、くれるかなぁ?
エレアノール : ……ええ。よく、がんばりましたね……ええ……(そっと、女の手がハインに触れる。彼女よりもずっと、冷たい手だった)
ユニリオ : ……、……アナタが無事で、よかった。 ……ありがとう。(──思うことは様々あるだろう。託された、失われたものの上に成り立つ無事でもある。それでも、今伝えておきたい素直な気持ちだった。)
ハイン : ……うん。頑張ったよ。……もう、二人に、心配かけないように……。強くなったよ。(久しぶりの姉の指は氷よりも冷たくて、それが生きていない証として少女に伝わる。でも…なら、きっと少女の手は彼女にぬくもりと与えられただろうか)
エレアノール : ……安心、致しました。
ヘイルメリー : ……ユニリオこそ。……無事で、……良かった、ですわ。
ユニリオ : ……。 ……うん。
ヘイルメリー : ……貴女が居なく成ると、わたくし……行く先に困りますもの。
ユニリオ : ……。
ハイン : ……うん……(少女と、彼女の繋がれた手に少しだけのぬくもり。シリウス……。貴方の手を、私は握りに今日この場に来たのです)
ユニリオ : 私も、……  ……からかえるオモチャがいなくなるのは、困りますから。
ヘイルメリー : 何をぉ~……?……
ユニリオ : ……ふふ、……
ユニリオ : ……  ……行こうね、……海。
エレアノール : ……全てが過ぎ去っても、彼方から。標はあなたを照らしています。(わずかな温もりをその手に残して、女は、ゆっくりと離れていった)
ヘイルメリー : ……ええ、……
ユニリオ : ……うん。 ……おやすみ、……メリー。
ヘイルメリー : おやすみなさい………
ユニリオ : また、……あした。
ハイン : うん。もう、私の星をみつけたから、迷わないよ。(手が離れる1秒でも、少しでも、あぁ、でも、後もう少し…と、名残惜しそうに最後まで触れていた指先が離れ…。……それでも、少女は微笑んだ)
エレアノール : ……ええ。(女は、そこに笑顔を遺して)
ハイン : ……。……。
ヘイルメリー : ……またあした、……
ハイン : ………。(あぁ、でもやっぱり。生ぬるいしずくが少女の頬を濡らすのだった)
ヘイルメリー : …………。
エレアノール : ……(そのまま、背を向けて)
ユニリオ : ……(シューニャを抱きしめながら、静かな寝息を立て始めた)
ヘイルメリー : (ぼうっと、エレアとハインのやり取りを見ていた。伝えたい事は、部屋に訪れた時に全て伝えていたから。割って言葉を告げる事も無かった。)
ハイン : ……(溢れるしずくを無理に拭った…残るなら、最後まで笑顔がいい。)
ハイン : ───……。
ハイン : ……おやすみなさい。エレア。
ヘイルメリー : (その様子を見ていると、椅子の一員として戦場に立つ前の事を思い出す。愛されていたハインを、妬ましく思っていた時の事を。)
ヘイルメリー : (けれど……やはり。ヘイルメリーにとって、現実ではなく姉二人は幽幻の存在、一時の夢であったのだ。)
ヘイルメリー : ……
エレアノール : ……おやすみなさい。どうか、平穏と、安息の眠りと…………
エレアノール : ……実りある人生がありますように。
ヘイルメリー : おやすみなさい……(遠くから、小さく、零すように。その幻を見送った……)
ハイン : ……。良い、眠りを。(ぼやける視界をごまかすように目を閉じて……)
エレアノール : (そうして、女はどこかへ、歩んでいく)
エレアノールは[幻灯]になった
ヘイルメリー : …………、……
ハイン : ………。メリーねた?
ヘイルメリー : 起きてますわよ……
ハイン : ねれそう?
ヘイルメリー : あまり……
ハイン : わたしも。
ヘイルメリー : …………。
ヘイルメリー : ……………貴女と話す時は、どうにも……上手く言葉が出てきませんわ。……
ヘイルメリー : ……、良かった、……ですわね。……
ハイン : ……うん。よかった……。あんなに大変なことがあって……。正直まで、夢のような心地。
ヘイルメリー : ……。私も、ふわふわしてますの。色々な事が有りすぎて……あれ程、頭の中を巡っていた物も……
ハイン : ……でも、最後かっこよかったね。
ヘイルメリー : ……。
ハイン : まるで、そうね……。一番星みたいだった……。
ヘイルメリー : ……そうでしょうか、……
ハイン : ……そら、飛べたんじゃない?
ヘイルメリー : 少しだけ、飛べたかもしれませんわ。けれど、……(刃の崩れた剣の柄を持ち上げて見せ……)
ヘイルメリー : ……この通りですの。
ハイン : ……じゃぁ、これからは……。
ハイン : 別の方法でとばないとね……。
ヘイルメリー : ええ……、今度は。今度こそ。……自分の力で飛んでみせますわ。
ハイン : ………。
ハイン : ノクスにとばしてもらうのもありかもよ?(ふふっとからかいを含んだ声で)
ヘイルメリー : 何ぉ~……??
ハイン : え、だって……ねぇ?
ハイン : 付き合ってるんじゃないの……?
ヘイルメリー : い、っ、だからぁッ!止めて下さいましっ、人の居る場所でそういう事を云うのはッ!
ハイン : え~…。
ヘイルメリー : 付き合っ、付き……
ハイン : 皆もうねてるって~
ヘイルメリー : んんん………
ハイン : それに恋バナ、してみたかったんだもん。
ヘイルメリー : ……
ヘイルメリー : 付き合ってますわよ………………
ヘイルメリー : ハインこそノアさんと付き合ってますわよねッ!?
ハイン : え?ううん。付き合ってないよ。
ヘイルメリー : じゃあ何なんですの!?ハインにとってノアさんって
ヘイルメリー : 結局何ですのッ!?
ヘイルメリー : さっ……酒場の時から思ってましたけどぉ~ッ!
ハイン : ……(彼の頬を少し撫でて)
ハイン : 大切な人。勿論好き。暖かい、私の太陽みたいな人……でも。
ハイン : ……私の星。
ハイン : あ、あげないよ?
ヘイルメリー : …………
ヘイルメリー : ……ほんとっ、ズルいですわよねハイン……!
ハイン : え~……ちゃんと素直にいったのに……。
ヘイルメリー : ……奪おうったって無理ですわよ…………
ヘイルメリー : ……
ハイン : メリーは?
ヘイルメリー : ……
ヘイルメリー : 正直、正直に言えば……まだ、……よく分かりませんの。
ヘイルメリー : 支えてくれて、護ってくれて……頼りがいがあって。わたくしの大切な人で……
ハイン : うん……。
ヘイルメリー : でも、恋人って何なのか……恋って、どういう事をすれば良いのか、……よく分からない儘……
ヘイルメリー : 明日、死んでしまうかも……死んだら伝えられないかも、って。そんな気持ちに急かされて……
ハイン : ……そっか。
ヘイルメリー : ……だから、……
ハイン : ……だから?
ヘイルメリー : わたくしは、ノクスと一緒に、……これから見つけていきますの。
ヘイルメリー : ……
ハイン : ……素敵だね。……メリーと、ノクスの気持ちが一緒になると、いいね。
ヘイルメリー : ……ええ、……
ハイン : 恋かどうか一発でわかる方法あるけど。
ヘイルメリー : (そのまま、静かに俯いて。眠るでもなく、けれど身体を休ませようと……───)
ヘイルメリー : (思いっきりカオを上げた。)
ハイン : ゥォ。
ヘイルメリー : 何、何ですのッ!?
ハイン : え~……。
ヘイルメリー : え~じゃありませんわよッッ!!!!!!
ハイン : そうだな。ノクスを試すようでもうしわけないけど
ハイン : じゃぁちょっといい雰囲気になったら。
ハイン : 目を閉じて10秒ノクスの方見上げておくといいよ。
ハイン : そうしたらわかるかもしれないしわからないかもしれない。(あやふや)
ヘイルメリー : ……
ヘイルメリー : それやりましたわよ。
ハイン : !?
ハイン : うそだ・・・・・・・・・・・。
ハイン : めりーがそんなことできるはず…………。
ヘイルメリー : 何ですのその言い方は~ッッ!?!?!?
ハイン : いやだってそんな自分の気持ちに鈍感なめりーが……。
ハイン : そんなことを!?
ヘイルメリー : (こほんと強く咳払いをする。渋い表情をしたまま……)……本屋に行って、カルさんに恋愛小説を紹介されましたの。
ハイン : (バッっとカルの方をみた)
ヘイルメリー : それを参考にですね、このわたくしも……ちょっとバカにし過ぎじゃありませんのわたくしの事ッ!?
ハイン : だって~~~~~~~~。小さいのに!?
ラシアム : ………、…………。(色んなことがあるんだなあ、という顔)
ハイン : じゃぁもうキスすれば?
ヘイルメリー : もうすぐ同い年ですわ!!!
ハイン : 私ももうすぐで17です~~~
ヘイルメリー : あれっ、二個上でしたっけ!?!?
ハイン : そうだよ…。
ハイン : メリーより色々大きいからね。
ハイン : 色々。(二度言った)
ヘイルメリー : はぁぁ~~~…………
ヘイルメリー : せ、正確に言えば少し違いますわ。『オレは口下手だから、行動で示す事にする。』なんて言うものですから。
ハイン : うん。
ヘイルメリー : 『本当に?』って暫く、じっと覗き込んでみましたの。
ハイン : (コレ私聞いていいのか?まぁいいっか)
ハイン : うん。
ヘイルメリー : なんかぽかんとして。
ハイン : うん。
ヘイルメリー : 呆れてカオを離したら、頬にキスしてくれましたわ。
ハイン : ヘタレじゃん。
ハイン : 嘘ゴメン。頑張ってるね。
ヘイルメリー : 今心の声が漏れましたわね。
ハイン : いやなんか……ごめん………。普通に口にキスくらいするかなって…。
ヘイルメリー : 良いんですの~~まだ距離感を図ってる段階ですの~~シーソーゲームですの~~
ハイン : いろじかけでもしたら?
ヘイルメリー : わたくしその服は無理ですわ。
ハイン : なんで喧嘩うったのかなぁ?
ハイン : いーんですー。ノアくんはーすきっていってくれたもん~。
ヘイルメリー : 先に売ったのはそっちでしょう!?!?
ハイン : ごめんつい。
ヘイルメリー : はぁぁ~~…………
ハイン : でもまぁ……。メリーは。
ハイン : キスされても、イヤじゃないんだ?
ヘイルメリー : ……そっ、……そりゃぁ~……
ヘイルメリー : 恋人にキスされて嫌がる人なんていませんわ?……、多分……
ハイン : じゃぁ好きなんじゃない?
ヘイルメリー : ……
ハイン : あ、決して雑に言ってるわけじゃなくて……。パーソナルスペースってほら、案外意識してなくても身体は拒否したりするからさ。
ハイン : それにキスって口じゃなくても恥ずかしかったり抵抗が強かったりするでしょう?
ヘイルメリー : …………それは、……そうかも。……
ハイン : ふふ、でも、これ以上はノクスと二人でゆっくりたしかめあっていけばいいか。
ヘイルメリー : …………。
ヘイルメリー : やぁ~っぱり、……ハインは上から目線で気に食わないですわ……
ハイン : いやコレに関しては完璧に私が高みじゃない?
ヘイルメリー : (ギーッ、と威嚇のカオをした)
ハイン : (べーっと舌を出した)
ヘイルメリー : (ふん、と顔を背けて、また顔を膝に埋める。)
ヘイルメリー : ……、これから、……頑張りましょう…………。
ハイン : 勿論……。……だから、今は、休もう、か。
ヘイルメリー : ……ええ、………。
ハイン : ……おやすみ。メリー。
ヘイルメリー : おやすみ、……ハイン。
ハイン : また、明日。(それだけ告げれば少女は微睡みに落ちていった)
ヘイルメリー : (同調するように、微睡みに落ちていく……)
ヘイルメリー は全回復しました。
ヘイルメリー は全回復しました。
*リーンへもどりますか?