依頼、眠らぬ街の闘技場

冒険者の宿、「羊のしっぽ」。
依頼受注場所と休憩室を兼ねた明るい玄関広場は、今日も今日とて仕事を探す者達でそれなりに賑わいを見せている。
ロザーリオ : 何です急に騒々しい。どこかに出掛けるので?
カルロ : ロザーリオ!依頼に行くぞ!
フガク : すまないな、この師走の時期に…… いやここでは言わんのか
フガク : ということだ
ダミアン : ロサ!!! 見てください!! 私!! 剣を!(カルロに作って貰った剣を見せびらかしている。)
カルロ : (元気!)
カルロ : 俺が作った。
フガク : ということ(ニ回目)
ロザーリオ : ああ、はい、順番に
フガク : この二人を見ればまぁ…わかるな
ダミアン : (~かくかくしかじか~ ダミアンが剣を習い始めた。その実習ということで、剣士であるロザーリオが呼び出されたのだろう。)
ロザーリオ : まあね。それで、私ですか。構いませんよ別に
ダミアン : ロサ!!!!!!!
ダミアン : (嬉しいらしい。無視していいだろう。)
カルロ : ロザーリオは適任だもんね。ふふ、嬉しいな。
フガク : ロザーリオの剣技は本当に卓越しているし…
カルロ : にしてもダミアンのはしゃぎようがすごい
フガク : 今の戦い方なら、己やカルロの剣より、ロザーリオのもののほうが参考になろう(CON)
フガク : というわけで、浮かれて気を抜くなよ
ダミアン : はっ。そうですね。貴方の剣技は散々目前でよくよく理解させられましたが……視点を変えて見えるものもあります。
ダミアン : どうぞよろしく。
フガク : こう、転換期で気が緩み仕損じるものは多い……
ロザーリオ : ええ、抜かり無きよう。
貴方もまたそんな中に加わる冒険者だ。常時そうではないとして、少なくともこの場所で依頼を受ける際にはそういう体である。
日銭のためか、輝かしい功績のためか、あるいはちょっとした暇潰しのためか……何にせよ、一枚の依頼書を手に取ったところだった。

カルロ : 当然。いい依頼はー…
フガク : (依頼書を眺め─)
アルマ
「その依頼にするのね?」

カルロ : じゃ、これ。
微笑みで迎える女主人の前、冒険者が差し出す依頼書はこんな文面だ。
★求む!勇敢な闘士★
☆概要…闘技場への出場者を探しています!
戦いが得意な方、目立ちたい方、大歓迎!
☆場所
常昼の街『テルルマル』
☆依頼内容
闘技場に闘士として出場、観客の前での戦闘
☆募集人数
戦闘に慣れた冒険者の方、最大4名
☆報酬
50L +α
ご活躍によっては増えるかも!?

明るく笑顔の絶えない街です!ぜひ奮ってお越しください。

フガク : …
カルロ : ………
フガク : ……楽しそうだな
ダミアン : 大丈夫なんですか?
ダミアン : 大丈夫なんですか?(確認)
フガク : 闘技場?
カルロ : 適当に取ったら思ったよりキラキラしてるな…
フガク : 闘技場って、闘技場…?
ロザーリオ : 闘技場ですか。
ダミアン : 戦闘初心者ですが!?
カルロ : ま、いいんじゃない?戦い方の実践ならこれ以上もないでしょ。
ダミアン : はわわわわわ…………。
ロザーリオ : そうですね。複数回戦う事になるでしょうし
フガク : (むんしないなぁ)
ダミアン : ひ、人前でっ!? まだ完璧じゃないのですが! 恥ずかしいです!
カルロ : さっきの練習を思い出せばいけるって。
ロザーリオ : 恥ずかしがるほどの腕ならやめておきますか?
フガク : そ、そうか…ロザーリオに見せてやらんのか、修行の成果を…
ダミアン : あ、あわわ……あわわわわ……。
ダミアン : 連れてって……。(か細い声)
フガク : ともかく、皆はこれでよいのか?
ロザーリオ : 構いませんよ。
フガク : ああ、いざとなったら己が守るよ、安心しろ、ダミアン
カルロ : 構わないぜ。
カルロ : なに??
フガク : え?
カルロ : お前……
フガク : は?
カルロ : そういうとこだぞ……
フガク : どういうことだ!
カルロ : はい。
アルマ
「ああ、これ」

ダミアン : ありがとう。頼りにしていますよ。
ダミアン : (終わりだ……)
紙面に視線を落とすなり、アルマは少々笑いを溢す。

フガク : うむ(何も知らない三十路)
カルロ : (笑ってるじゃん…!)
アルマ
「ふふ、ごめんなさいね。だけどなんだか可笑しな文面でしょう?だからよく覚えていて」
フガク : そうさな、変わった文面だ
ロザーリオ : そうですね、依頼としてはかなり妙かと
カルロ : まあ、だいぶ…変わってるかな…(でももっと変な依頼なら見たことあるしな…)
フガク : おしゃれ蛮族…
カルロ : エビフライの背筋直し…
アルマ
「この街の事には詳しくないのだけれど、北国の国境沿いにある観光都市だって聞いてるわ。
少し遠いから、今から出たら着くのは明日の夕方くらいね」
カルロ : ふむふむ
フガク : ほぅ、観光都市…
ダミアン : この時期だと寒そうですね。変に思われないよう、上着を着ていきましょう。
ロザーリオ : かなり遠いですね。
カルロ : 観光…何があるだろ…
フガク : ああ、遠いな… キューズに連絡入れておこう(護符をしたため)
アルマ
「闘技場って言っても命の保証はする、なんて話だったから、戦いに慣れているのならちょうど良いお仕事かもしれないわね」
フガク : 己は万全だ…(実はマフラーなのだ)
ロザーリオ : ダミアンの腕を試すにはちょうどいいのでは?
ダミアン : 妙……とは言いますが、最低限のギルド規格の金額も保障されておりますし。不審な依頼には思えません。
フガク : 命の保証はする……
ダミアン : 私の……私の緊張さえどうにかなれば。
ダミアン : むんっ!
フガク :  
カルロ : 深呼吸~。
アルマ
「私からはそんなところかしら。
再確認だけど、これで良い?」
カルロ : いいぜ。
ロザーリオ : 特に問題はないですよ。構いません
カルロが[これで良い]を選択しました
アルマ
「分かったわ」

ひとつ頷くと、宿の女主人は慣れた手つきで依頼受注の手続きを済ませる。

アルマ
「……これでよし。
それじゃ、準備ができたら馬車で出発をお願いね。
向こうについたら案内の人が待っているって」

フガク : さて、決まれば急ごうか
カルロ : え?コルトなんか今日いっぱい売ってない?
フガク : 米はないか… 🍙
カルロ : さすがにね…
フガク : 一応個人で弁当も拵えた 無理に買わんでも良いぞ
カルロ : そういうとこは流石フガク。
コルト
「ちょっと遠い街なんでしょう?準備はしっかりとね」
取引をしました。
コルト
「いってらっしゃい!」

1ルド失った。
[紅茶] を手に入れた。
ロザーリオ : なら飲み物だけ買っていくかな
ダミアン : ありがとう。じゃあ頼らせて貰うよ。お弁当、楽しみだね。
出発しようか?

ダミアンが[まだ]を選択しました
フガク : うむ、馬車の中で食べようか
アルマ
「気を付けていってらっしゃい」

ダミアン : 準備OKです。
フガク : ロザーリオも多少なら食べられるようになったと聞く
カルロ : 準備出来てるよ。
フガク : よし、いこうか
出発しようか?

フガクが[出発する(全体)]を選択しました
冒険者は身支度などを済ませ、長距離馬車へ乗り込む。
目指すは北だ。

積み荷と冒険者とを乗せて、速い馬車は北へ北へと進む。
道中何事もない、順調な旅行きが始まってから幾刻か。

到着の頃合いが気になるのなら、御者に尋ねるのが良いだろう。
フガク : (揺られつつ、外の景色を眺める)
ダミアン : ♪(すべからくをスルーして、一生読書している……)
カルロ : (ロザーリオに軽く寄りかかってうとうとしている)
ロザーリオ : 長時間ですし、まあ各自暇つぶしはご用意していますよね
フガク : ああそうだ、カル…… あぁ……
フガク : ……(定位置に戻る)
カルロ : んあ……
フガク : すまん、起こしてしまったか?
カルロ : え?なに?……お、起きてるよ
ダミアン : おや。ヒマですか、ロサ。読みます? もう4冊ありますが。
フガク : そうか、 なら遠慮なく…… 箸作りを頼みたくてな 代金は払う。できるか?
ロザーリオ : なら1冊借りようかな。
カルロ : 箸?誰が使うんだ。
ダミアン : どうぞ。
カルロ : まあできるけど。
ダミアン : (ダミアンの自著がでてきた。)
フガク : (ダミアンにあげると耳打ち)(密集)
ロザーリオ : (文字数を数えだした、固有名詞が幾つあるかなどを含めて、内容についてはあんまり……)
カルロ : ……なるほどね。
フガク : まなーこうざ、己も受けててな… その礼に東のまなーをと…
カルロ : あいわかった。
フガク : うむ、ありがとう、また受け取りに行く 料金を見積もっておいてくれ
ダミアン : (ヒューマンよ、今こそアストラル投射せよ!~肉体の殻を脱ぎ捨て、人間は上流の別世界へ昇華される~という題名の本だ。)
カルロ : ああ。
カルロ : ……(ロザーリオ…また文字数えてるなこれ…)
フガク : ロザーリオも本をよく読むな、 読書も趣味か?
フガク : (何も知らない郷照寺冨嶽(32))
ロザーリオ : いえ、暇を潰すには何かを数えているのが一番でしょう。本なら一度内容を読んだ後に文字を数えるのにも使えますし
フガク : なにかオススメの本があればお
フガク : ………?
ダミアン : (ヒューマンよ、今こそアストラル投射せよ!~肉体の殻を脱ぎ捨て、人間は上流の別世界へ昇華される~という題名の本だ。)
カルロ : (横顔を見つめる。何度も見た光景だが、飽きない)……
フガク : 間違い探しの本など、いるか? えっと、成人用の…
ダミアン : (ヒューマンよ、今こそアストラル投射せよ!~肉体の殻を脱ぎ捨て、人間は上流の別世界へ昇華される~という題名の本がある。)
ダミアン : 不満ですかっ!?
ロザーリオ : これはダミアンの自著です。いえ、絵の本よりは文字の本の方が総合的には長時間潰せますから……
カルロ : あー…ちょっとその、吸血鬼みたいなとこあるよな…
フガク : そ、そう、なのか……
フガク : 内容を実学に活かせる本ならば、よいと…おもう、が……人それぞれだな…
フガク : (チョット理解できなかった 剣にストイックなんだなぁと思うことにした)
ダミアン : 内容を読んでください……。
フガク : さて、今はどのへんだろうかな…
気さくな御者
「どうしたね?」

ロザーリオ : もう読みました。幽霊街で数冊置いてたでしょうが
フガク : てるまるる…
フガク : てま
ロザーリオ : テルルマル
カルロ : テルルマルね
ダミアン : ! (ぱぁあ……)
ダミアン : 🎶
フガク : てるるるま
カルロ : 発音が下手
フガク : てるまるという街について、ご存知だろうか
フガク : 知らない?
カルロ : おい…テルルマルな、どう?
カルロが[テルルマルという街について]を選択しました
気さくな御者
「これから行くところかい。貴族のお偉方なんかもたくさん住んでる、でっかい街だよ。最近周りの森の蛮族が消えただとかで、交易ができるようになったんだと」
フガク : そうか・・・・・
フガク : てるるまん
フガク : てる
カルロ : もう黙ってもらっていい?
ロザーリオ : カルロ
フガク : ッ、ぐっ……!!(ぐぅの音)
カルロ : えっ!?
ロザーリオ : 余りからかい過ぎない。
ダミアン : (ぜんぜん読書に戻っている)
カルロ : (窘められたことに驚いた。しゅんとした)揶揄ったつもりは……はい。
フガク : す、すまない、己がうまく発音できないだけだ…
フガク : ……
気さくな御者
「常昼なんて呼ばれている通り、ずっと昼間みたいに明るくてね。人工の明かりで昼も夜も照らしてるんだ。
なんでも、寝る間も惜しんで遊べるようにってことらしい」

フガク : (己と態度が違いすぎるだろ💢)
ダミアン : (遍くを気にせずにページをめくっている)
フガク : 気さくな御者(話聞いてくれよ)
カルロ : (お前のせいだろ🖕)
ロザーリオ : 寝る間も惜しんで……変わった街なんですね
フガク : (何だその指は!!!)
カルロ : (サッ ロザーリオに隠れた)
フガク : し、して、常昼……
フガク : 夜眠れず、体を壊しそうだな
カルロ : へえ…だから常昼…
フガク : 遊べるように、か、考えられん…!(カルチャーショック)
カルロ : ……お前寝ないじゃん(小声)
フガク : や か ま し い!!(ソウルバスター)
ダミアン : うるさいですフガク!!!!!!
ダミアン : (読書に戻った……)
フガク : すまん ⤵
ロザーリオ : 遊ぶ以外にも長時間仕事が出来そうではありますよね。
カルロ : あってめ!!!!やんのか……っ……(黙った。ロザーリオの手前である…)
ダミアン : (むん)
フガク : うまく休めぬ、特有の病気もありそうだな…
カルロ : ……(ロザーリオを盾にしたまま)
ロザーリオ : まあ滞在するにしても数日でしょう。
気さくな御者
「どうしたね?」

フガク : そうさな…… 観光都市と聞いたが、あまりあの子達を連れてくるのに向いている街かどうかわからなくなってきたな…
フガク : 寝ないとだめ! と怒られそうだ…
ロザーリオ : 御者としては長いんです?随分説明も手馴れてましたし(御者に話しかけている)
ロザーリオが[御者をして長い?]を選択しました
気さくな御者
「俺のことかい? あんたも物好きだね。
それなりさ。良い職だと思ってるよ。
冒険者を引退した暁にはどうだい? ……なんてね」
フガク : (茶目っ気あるな)
フガク : 引退した暁に・・
フガク : (面々を見る)
ロザーリオ : まあ一考しておきましょう。フフ
フガク : (とても "引退"を逸脱した人々)
ダミアン : (ぜんぜん学者である。学者なので本を読んでいる。)
フガク : ……うむ、そう、だな……
カルロ : ロザーリオ、馬を駆るのも似合うよな…
ダミアン : 着きましたか?(うわっ! 急に顔を上げるな!)
フガク : 己も馬は得意だぞ(対抗)
カルロ : (冒険者でなくても鍛冶師である。)
ロザーリオ : 急に大声を上げない。そろそろでは?
カルロ : うわっ。何? あ、はい。
気さくな御者
「どうしたね?」

カルロが[そろそろ到着?(進行)]を選択しました
気さくな御者
「ああ、そろそろだな。……見えてきた」

御者が示す行く手には、既に下りた夜の帳など素知らぬ顔で煌々と光る街がある。
馬車は速度を落として、針葉樹の森に敷かれた街道を進む。
街へ入る準備をしよう。

フガク : …
フガク : 今、夜であっていたな?
ダミアン : そのはずだよ。夜更けなのに人々は活発なのですね。何故でしょうか?(放っておいていいだろう。)
フガク : なんて明るさだ……
フガク : (ダミアン…話聞いてないな)
カルロ : いかにも、これが常昼の街か……(目を眇めつつ、街へ入る支度をした)
ロザーリオ : 話聞いてました?
フガク : こんな力を遊びのために…… 信じられん
カルロ : 本読んでたもんね。
ダミアン : いつの間に話をしていたのですね。そういえばフガクが何か言っていたな……。
ダミアン : (そこから──)
カルロ : ……そこから!?
フガク : 依頼の舞台は常昼の街だそうだ
カルロ : ま、いいや、百聞は一見に如かず。行こう。
ダミアン : はぁい。
ロザーリオ : 全然聞いてませんね。まあ良いでしょう。支障が出る訳でも無し。もとよりこういう方ですし
フガク : そうさな、まずは降り立ってみるか
──門を潜ると、そこはまるで白昼だった。
白壁で囲まれた賑やかしい繁華街を、多くの人が行き交う。どこからか流れる音楽は愉しげで、聞こえる足音は弾むよう。
フガク : (どらい)
フガク : うぅ……(目を細めた)
フガク : 寒くなると思ったが、むしろ暑いぐらいだ…
ダミアン : 大変な賑わいですね。
フガク : (と、予測でいっている 感じないから)
カルロ : お祭りでもやってるのかってくらい賑やかだな。
ダミアン : 人の多さは……。あまり得意ではないかも……。
ロザーリオ : これが常なんでしょうね。常昼と呼ばれる程です
ダミアン : でも、知らない街、知らない文化……。興味深いです!
フガク : これは相当な人数に囲まれての闘技になりそうだ
カルロ : 北国とは思えない熱気を感じるよ。
否応がなく目に入るのは、上空に浮かぶ大きな発光体だ。
ランプにしては眩しすぎ、太陽とするには小さすぎるそれが、街中を照らして真昼とほとんど同じにしているらしい。

フガク : 天候を思わせる術はカルロも操っていたが…
カルロ : ……あの街の灯にも似ているな…。
フガク : ここまで大掛かりで、止めどないものは初めて見たな… 己が国の要塞都市を思わせる
???
「冒険者さんですね! お待ちしておりました!」

ロザーリオ : っと
カルロ : こんな大きなのは俺も初めて見る。…よっぽど栄えてるのか。…と…
フガク : 本当にコレを遊びに…?(まだ言ってる)
街へ足を踏み入れた冒険者へ、一人の男がやたら溌剌とした声を掛ける。
ダミアン : ひゃっ!?
フガク : あ、 失礼した。 己等が此度の依頼を請け負わせていただく
カルロ : ああ、依頼を受けた冒険者だ。
???
「改めまして、ようこそ! 常昼の街『テルルマル』へ!
わー!」
ダミアン : ひぃい……。
カルロ : わー?
ロザーリオ : ええ、どうも
フガク : わ、わー?
フガクが[わー!]を選択しました
???
「元気で良いですねぇ!」
フガク : (そう?)
ダミアン : フッ、フガク。近いですこの人! 距離がっ!(彼の後ろに隠れた……)
ダミアン : 元気じゃないです……。
カルロ : あーあダミアンが怯えてる…
ダミアン : いえ、元気の規格外と申しますか……。
フガク : この陽気さがこの街の常なのだろう…
案内人
「この度は闘技場への出場依頼を受諾いただき、ありがとうございます!
私が冒険者さんの案内を務めさせていただきます。よろしくおねがいしますね!」
カルロ : よろしくな。
ロザーリオ : それはどうも。宜しくお願いします。
フガク : ダミアン、羽織を貸そうか? 視線や日差しが嫌ならかぶるといい
案内人
「早速ご案内したいと思うのです、が!
こういう時は冒険者さんからも依頼について確認事項などあるものですよね? 一旦質疑応答の時間としましょう!」

ダミアン : (そういうところだぞ)
フガク : 質疑応答か、ありがたい
ダミアン : いや、結構だ。人の衣を借りるのが得意でなくて。自前で賄う……。(こっちもそういうところだった。)
冒険者がどういう印象を抱いたにせよ、にこやかな彼がこの明るい街での案内人らしい。
依頼の詳細については、彼へ訊ねるべきだろう。

ロザーリオ : では色々お聞かせ願いましょうか。折角ですし
フガク : そうか、あまり無理はするなよ…
案内人
「何でもお答えしますよ!」

カルロ : (この二人……)(一先ず見なかったことにした)
フガク : さて、依頼の概要を確認しようか
カルロが[依頼の概要について]を選択しました
案内人
「はい! 今回依頼させていただいたのは、闘技場への出場ですね。
冒険者さんには闘士となっていただいて、観客の前で戦っていただくことになります!」
案内人
「戦う相手はこちらで用意しています。
詳しいルールなどは闘技場に着いてからまたお話ししますね! そんなに難しくはありませんけれども」

カルロ : 了解。
案内人
「何でもお答えしますよ!」

フガクが[依頼の概要について]を選択しました
案内人
「はい! 今回依頼させていただいたのは、闘技場への出場ですね。
冒険者さんには闘士となっていただいて、観客の前で戦っていただくことになります!」
フガク : ふむ…
案内人
「戦う相手はこちらで用意しています。
詳しいルールなどは闘技場に着いてからまたお話ししますね! そんなに難しくはありませんけれども」

ロザーリオ : 相手を倒せば勝ちでしょう。まあ難しい事でもなさそうだ
ダミアン : は、はぁ……。(くるまっている)
案内人
「何でもお答えしますよ!」

カルロ : やっぱり結構武人というか…
フガク : 制約がありそうな気配がするが…
フガク : 西の闘技大会は…ずいぶん熾烈だな
カルロ : ……ま、分かりやすいのは嫌いじゃない。
ロザーリオ : 規則があった所で後れを取る訳でも無し。
フガク : この街について、軽く伺ってもいいだろうか
カルロ : ふふ、自信あるね。カッコイイ。
カルロが[この街について]を選択しました
案内人
「ここは常昼の街『テルルマル』、北の王国ウィロストが誇る歓楽都市です!
カジノ、商店街、遊技場に宿まで遊べる場所は何でも揃いぶみ!」
カルロ : 何でも……
フガク : 堂々としている・・ 頼りになるな
ダミアン : 歓楽都市。なるほど、納得いきました。観光収入の為に作られた街なのでしょうか。
案内人
「特に闘技場は目玉ですね!
日々繰り広げられる闘士達の戦いは圧巻ですよ!」
ダミアン : しかしこの街に居続けると、己が腐ってしまいそうです……。(うわっ! 急に喋った!)
フガク : てうるまる
カルロ : メインの興行ってことか…
フガク : うぃおすと
ダミアン : フガク、静かに。
カルロ : 言えてない…
案内人
「……とはいえ、こうして国外の皆様に開かれたのはつい最近のことでして。
観光地として有名になるため目下宣伝中です」

フガク : ⤵
ロザーリオ : それを異邦人に任せるというのは妙な話ではありますね。ああ、なるほど
フガク : か、観光業のために明るくしているのではなく、国民で遊ぶために明るく!???
ダミアン : 公知も兼ねているのですね。上手い商法ではあると思いますが……流石国ぐるみとなると……規模が大きいな。
カルロ : 最近になって外からも受け入れるようにしたんだな。ふうん…
案内人
「何でもお答えしますよ!」

フガク : ブンカワカラン…… てっきりずっと観光都市として発達してきたのかと…
カルロ : 一応聞いていい?あの光ってるやつなんだ?
カルロが[あの光ってるのは何?]を選択しました
案内人
「『太陽』です」
ロザーリオ : ……
カルロ : 『太陽』。
フガク : 太陽、随分と……
ダミアン : 偽の太陽です!
カルロ : ……いや、作りものだよな…
案内人
「……本物ではないですよ?
光を放つ大きな魔石、と言えばお分かりでしょうか? ああして浮かべて街中を照らしているので、ずっと昼のように明るい訳なんですねぇ」
ダミアン : やっぱり。
フガク : だっ、だみ……ここが宗教都市じゃなくてよかった…
ダミアン : ここは北国ですし……何かとほしいものは多いでしょう。すると軍事的に行動を起こす必要がでてきて……兵士の士気を上げるために……推測ですが……(ぶつぶつ)
フガク : 魔石でここまで賄えるものなのか…
ロザーリオ : リーンに強制的に戻される可能性もありましたよ、今のは
カルロ : 『太陽』と名付けているわけか。仕組みは幽霊街の明かりと大差ないな。
案内人
「ちなみにあの『太陽』は二代目です。
一度事故で壊れまして……。その時は夜が真っ暗で大変でした」

ダミアン : ですが……。いえ、郷に入っては郷に従え、ですね。
フガク : カルロは心得があるか、やはり
カルロ : 二代目なんだ… 夜は暗いものだがな。
カルロ : 人の手で作るものはある程度な。
フガク : 二代目…… 流石に制御が難しそうだな
ダミアン : 夜はそもそも真っ暗なもの──(口元を押えた。)ええ、街の周囲に壁でも無ければ……夜盗にも襲われかねません。
案内人
「何でもお答えしますよ!」

カルロ : こんなところか。
フガク : 治安は良さそうに見えるしな……
カルロが[もう聞くことはない(進行)]を選択しました
案内人
「そうですか? それなら闘技場へご案内しますね!
道なりに真っ直ぐ行くと平民街へ抜けますから、まずはそこまで行きましょう」
ロザーリオ : そうですね。行きましょうか
案内人
「今回はお仕事なので、遊んでいってはいただけませんが……少しくらいなら寄り道しても良いですよ?」

広い通りの先を指差すと、案内人は一足先に進んでいった。

フガク : うむ、だいたいわかったぞ
ダミアン : 身なりの良いものが多いと思ったら、やはりここは……。
お洒落な平民
「これから闘技場を見に行くんだ。
今日は何だか特別らしいから、楽しみだなぁ」

露店の店員
「いらっしゃい! お土産品はいかが?」
ダミアン : 行きましょう! 平民──あっ
ダミアン : 待って……!
フガク : かじの…
フガク : かじのって、なんだ?
取引をしました。
露店の店員
「良い昼を!」

3ルド失った。
[太陽のかけら] を手に入れた。
派手な服の貴族
「やあ、観光客かな? 楽しんでるかい?」

舞台の上では華やかな衣装の曲芸師が芸を見せている。

ダミアン : おっ、男ですっ……!
フガク : 貴族街か、警備はしっかりしているな
ダミアン : (恥)
フガク : 最近開いただけある…
カルロ : 太陽の欠片…へえ…良い昼を、か。
案内人
「どうです? なかなか楽しいところでしょう?
本当なら目一杯遊んでいっていただきたいところですが、今日のところはお仕事ですね」
案内人
「闘技場は平民街を抜けた先です!
もう行かれますか?」
ロザーリオ : (曲芸師の姿を見てから、簡単に拍手をして、そのまま去って行った)
カルロが[まだ行かない]を選択しました
案内人
「おや、まだ遊び足りませんか?
もう少しだけですよ?」

看板が出ている。
「↑カジノ・テルルマル」
今回は用がない。
眠そうな衛兵が守るのは白い登り階段だ。
階段の向こうには、いっとう煌びやかな街並みが見える。

気怠い衛兵
「……おっと、この先は貴族街だよ。
許可が無ければ入れないんだ、悪いね」

狼頭の貴族
「いやあ、今日もお綺麗ですなあ!
貴女の前では太陽も翳むようだ」

ドレスのご婦人
「ホホ、お上手ですこと」

ダミアン : もう爵位がないので入れません……。
フガク : (ジャムを買った!ブラックベリージャム)
カルロ : あっまってロザーリオ…早い…
ロザーリオ : ああ、すみません。つい
ロザーリオ : 気になるところはありました?
フガク : ふむふむ、なかなか良さそうな品だ
ダミアン : へえ、今日は特別な武道会なのですね。よそ者を呼び込んで拍を付けようというわけです!
フガク : (この人達バラバラに観光しすぎてある)
フガク : (太陽のかけら) え、これ……売っていいものなのか!?
カルロ : …それなりに。曲芸師って初めて見たな。まあ仕事だからこの程度にしておくよ。
フガク : ジャムよりも安いが… いや、模造品、であろうな、さすがに
ダミアン : しまった……夢中になり過ぎました!
フガク : ダミアン、元気になったようでよかった
ロザーリオ : 興行が盛んでしょうし、今後も大勢見るかもしれませんよ。
フガク : 初代太陽、バラバラに砕け散ったのだな……
ダミアン : 私は常に体調が万全ではありませんが、最高のコンディションで挑めるように(以下略)
フガク : 戦場は最高のコンデてぃんしょ ごん おんでぃしょ こ… こんでぃしょんであることは少ない
カルロ : なるほど…華やかで見てて飽きないよ。
フガク : どんな環境でも適応していかんとな
カルロ : ……年長二人のがはしゃいでるようだけど…(見つつ)そろそろ行くか?
フガク : は、はしゃいどらんわ!
ダミアン : はしゃいでします。
カルロ : はしゃいでるって。
フガク : お土産は必要だ… 遠出したのだし…
ロザーリオ : そうですね。フフ、構いませんよ。こういう場ではしゃげる位には余裕があるようで
フガク : い、いくか…
カルロ : フフ…
ダミアン : そうでもないともったいな……
案内人
「どうです? なかなか楽しいところでしょう?
本当なら目一杯遊んでいっていただきたいところですが、今日のところはお仕事ですね」
ダミアン : 待って~!
案内人
「闘技場は平民街を抜けた先です!
もう行かれますか?」
カルロが[行く]を選択しました
案内人
「ご案内します、こちらへ!」

ロザーリオ : そうですね。構いませんよ。行きましょうか
案内人は街の下層へ続く階段を降りていく。
続こう。

フガク : 下に降りる形なのだな
冒険者の眼前に広がるのは、整然とした白い家並み。
どこも明るく照らされて、時が正午で止まったようだ。

フガク : ううっ 眩しい……っ
カルロ : 層になっているんだな…
カルロ : そんなに?まあ眩しいけども…
ロザーリオ : 時の感覚が消え失せてしまいそうな
フガク : (シパシパ)
ダミアン : こういうのは大概、高位の者ほど高い場所に住むんです。大概の地域がそう……。
ダミアン : ですから、ううん。平民街より低い場所となると……。
カルロ : 夏の昼間みたいなものじゃないのか。
フガク : 白い家がより眩しさを増長させている…
ダミアン : まあでも、冒険者の扱いなんてそういうものでしょうか……。
カルロ : それはそうかも…
案内人
「こちらは平民街、一般市民が暮らす場所です。こういうところをぶらっと歩くのも観光の醍醐味ですよね!
食事処もありますよ」
案内人
「さて、闘技場はここを道なりに降りた先です!
さぁこちらへ!」

フガク : あまり高いとより眩しそうだな…
民家のようだ。

つまらなそうな女の子
「あなたもとーぎじょーに行くの? 良いなぁ。
あたしはお父さんとお母さんがとーぎじょーから帰ってくるまで、弟のお世話をしないといけないのよ」
つまらなそうな女の子
「もうちょっと大きくならないと、とーぎじょーには入れないんだって!
つまんないの」

元気な男の子
「今日はとーぎじょーがある日だから、夜ふかししてもいいんだ!
おねーちゃん!
ホーリーライトマンごっこしよ!」

カルロ : ホーリーライトマン?
店主
「いらっしゃい!
当店自慢の煮込みスープはいかがですか?」
フガク : ほーりーらいとまん
フガク : しかし本当に治安が良いな……
店主
「良い昼を!」

カルロ : 有名な戦士なのかも。
ロザーリオ : 何か食べるんです?ダミアン
フガク : 干し柿だ、食べるか?(目線を合わせるように腰を下ろし)
ダミアン : 北国ですし、温まるものが多いですね。
フガク : あっ こら、その帽子は!!(子供に絡まれていた)
ダミアン : 文化の違いも遠出の醍醐味ですよ。スープ飲みます?
ダミアンは、煮込みスープを使った。
ほかほか…
ダミアンは5回復した。  
カルロ : (フガクを置いてった)
フガク : 人の帽子をとってはいかんぞ……(子供と遊んだ)
ロザーリオ : いえ、私は良いです。仕事前ですし
ダミアン : 美味しいのに……。
カルロ : 一杯くらい…と思ったけど結構度数が高そうだ。
ダミアン : そちらのほうが身体が温まりますからね。
フガクは、煮込みスープを使った。
ほかほか…
フガクは5回復した。  
フガク : …いただきます
ダミアン : ……カルロって血は流れて(幸い、酒場の喧騒に飲まれてもめごとは起こらなかった……)
フガク : ~ (おいしいになった)
カルロ : しっかり食べてる
フガクは、煮込みスープを使った。
ほかほか…
フガクは5回復した。  
カルロ : ……え、流れてるけど、何か…?
フガク : (おかわりしてる)
カルロ : めちゃくちゃ食うじゃん
ダミアン : ! 神霊なのに! 不思議! 今度よく見せてください!
フガク : うっ、な、なにを見ている 見世物じゃないぞ
カルロ : ……正直俺もその神霊ってやつよく分かってないぞ… え、あー…うん
ロザーリオ : ばらすような真似はしないように
カルロ : いや見てない。
フガク : 酒は……たしかにこれは度数が高そうだな…
フガク : (身体が入れ替わった際色々知ってしまったが言わないでおく)
ダミアン : (🎶やった~🎶 前科4犯である。)
カルロ : (ちょっと怖くなってロザーリオに隠れた)
フガク : あまり強要はするなよ
カルロ : え?なに?
カルロ : 何したの……??
カルロ : 断っていいか?あんまり…身体見せたくないし…
フガク : (えらい)
ダミアン : (がーん!)
ロザーリオ : 胡散臭い言い方をするからそうなる
カルロ : (警戒している)
ダミアン : そうですか……。神霊なんて存在、あまり世にはいないですから。貴重な機会になると思ったのですが……。
フガク : 言い方の問題なのだろうか…
ダミアン : 胡散臭いっ!?
ダミアン : そんな…………。
ロザーリオ : 採血して少し調べさせてほしいですだとか、工程と目的について明かせば良いのをあまりそのあたりには触れないでしょう?
フガク : 貴重な機会で神を暴くのはだいぶ…… 気をつけてくれ
フガク : 目的がカルロの利害に一致していればたしかにな…
ダミアン : 大概一言目で断られてしまうんですっ!
カルロ : ……ロザーリオ以外に晒すようなことはしたくない…(小声。隣に聞こえるか否か。)
フガク : (店員に怪訝そうな顔で見られた)
ダミアン : それにカルロはカルロでしょうに。彼は神さまではありませんよ。
フガク : こ、ここでする話ではないのでは…?
ロザーリオ : ……
カルロ : それはそうだがそれとこれと話が別~…そうだ、仕事だぞ。
ダミアン : なので、同意さえあればいいのです。あ、だめ? そう……。
フガク : 彼自身もよく理解していないことだ、そして対応できるものも居ない…
ダミアン : (幸い、酔っ払いの戯言にしか受け取られなかったようだ……)
ロザーリオ : やっぱり駄目です。私としても。仕事に集中しましょう
フガク : 互いに慎重にな
カルロ : (ぴゃっと逃げた)
民家のようだ。

民家のようだ。

フガク : (保護者している…)
民家のようだ。

案内人
「あちらが今日の舞台、テルルマルが誇る闘技場です!」

フガク : さて、ここが……
案内人が指し示す先、更に下層へ降りる階段の向こうには、円形の建造物が見える。
すり鉢状の街の、ちょうど中心部あたりだろうか。
フガク : ふむ、書物で読んだとおりだ すり鉢のような形をしている…
カルロ : 闘技場を中心に発展してきたとでもいう感じだな…
冒険者は歩を進める。

ダミアン : おかしいですね。一般に、低位の者は外側に……。
ロザーリオ : 華やかに見せるためにそうしているような……
闘技場内部は薄暗く、どこか浮足立ったような空気に満ちている。
どうやら既に多くの観客が集まっているらしい。
席があるのであろう外からのざわめきが、冒険者達を包むようにして絶え間なく響いている。
フガク : ……
フガク : ……(空気が変わった それは全員が感じているだろう)
カルロ : ……ここでもざわめきが聞こえるな…内側に響いてくるみたいだ。
案内人
「冒険者さん、こちらですよ!」

ダミアン : うぅ……。
案内人
「それではいよいよ、闘技場のルールを説明させていだきますね。
と言ってもそんなに難しい事はありませんよ!」
案内人
「今日の闘技は4回戦まであります。出場は各1名のみ。
冒険者さんにはその都度出場者を決めていただくことになります」
ロザーリオ : へえ、一人ずつですか
フガク : 一名…!
カルロ : なるほど。
ダミアン : いっぱいいても仲間を切ってしまいかねません。
カルロ : じゃあ一人一回で丁度いいかな。
案内人
「本来は命懸けの戦いな訳ですが、お客様の命に別状があってはいけませんので。万一負けてしまっても控えの衛兵がお助けする手筈ですのでご安心を!」
フガク : ダミアン、怖いことを言うな 普通の依頼だったらどうするつもりだったんだ…
カルロ : 前もって聞いていた通り、一応客人扱いなんだな。
案内人
「戦って、できれば勝って、大いに盛り上げていただきたい所存です!」

フガク : そう、か … はぁ
案内人
「ということで、あちらの衛兵にお声掛けの上、出場の手続きをしましょう!」

ダミアン : 事実でしょう。まだ不慣れですし。まあ、そこは衛兵がいるなら信用できますね……。(それに私達、アンデッドだし!)
ロザーリオ : 良いでしょう。

年寄りの衛兵
「フガフガ……もう食えん……ぐう……」

若い獣人衛兵
「おっ、冒険者だ。がんばってくれよ!」

紙を束ねただけの本が放置されている。
表題にはこうある。

『闘士名鑑』
カルロ : どーも。
☀焼尽のファレン
亡国の元騎士団長。エルフ族。
捕虜となった仲間の解放の為闘士となった。
忠賢のジョンに敗れた。

☀忠賢のジョン
多額の借金の返済の為身を売った元商人。
知恵を武器に闘った。
鉄鎖のアンスガーに敗れた。
フガク : む、呼び よばれてない
☀鉄鎖のアンスガー
元孤児。
幼い頃よりその恵まれた力と残虐性で以て、百戦錬磨の闘士として成り上がった。
五剣のエステルに敗れた。

☀五剣のエステル
反逆の罪によって闘士となった元海軍兵。
並外れた剣術で長■に渡■闘った。
日餐■の■■■に■■た。

☀日餐■の■■■
■■■■■■■■■ナ■■ン人。
■■■■■■■■■闘■■。
■■獣■■■、『■陽』■■し■■逃■。

若い獣人衛兵
「読めないだろ?
さっきじいさんがブラックベリージャムを零してさ。そんなになっちゃったんだよ」

紙を束ねただけの本が放置されている。
表題にはこうある。

『闘士名鑑』
フガク : (フガフガ言ってる老人だった)
強き者の名をここに記す。
☀ ザ・ブーギー マギー
☀ 自称平穏動物 オービス
☀ 冒険者 旅人ゲイル
☀ 双対の アルウィル
☀ 水面の月 静美
☀ 冒険者 ファライラ




ロザーリオ : 読めませんね。
……ふと、冒険者へ声がかかる。

カルロ : こぼしたんだ…
やる気なさげな衛兵
「おい、件の冒険者だな。
少しこっちに来て話さないか?
戦う相手の情報が欲しいだろ」

右手の部屋奥で、衛兵らしき人物が手招いている。
話を聞いてみても良いだろう。

フガク : む?
フガク : なんでしょうか…
やる気なさげな衛兵
「よう、冒険者。これから出場するんだろ?
対戦相手の事を教えてやろうか。どうする?」
フガク : 対戦相手のことを…? なぜ…
ダミアンが[なぜそんなことを?]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「あー。それはだな」
やる気なさげな衛兵
「ここだけの話、偉いさんと賭けをしてるんだよな。俺は冒険者が勝つ方に。そっちは勝てて、俺は金儲け。その可能性は上がる。お互い悪い話じゃないだろ?」
フガク : 賭けを……
フガク : (表では治安がよく見えたが、  まんまとそう見せられているのかもしれないな…)
カルロ : よくある話ではある…
ダミアン : なるほど。上手い話ですね。不利な賭けをするほうがよくないです。
ロザーリオ : なら教えて貰いましょうか。誰が出るのか決めた方が有利でしょうし
やる気なさげな衛兵
「そう言う訳だから、ほら」

衛兵はへらりとした笑みを冒険者へ向ける。

やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

ダミアンが[闘技場について]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「聞いただろ? この街の名物だよ。
闘士や獣なんかが血で血を洗う闘いの舞台さ。市民や観光客は無料で観戦できる」
フガク : 話は構わないが、あまり身を滅ぼすようなことはせぬようにな… 知られたら大変だぞ
フガク : …
カルロ : へぇ…
ダミアン : 何で儲けているのでしょう……。観戦ついでのツマミかな。
ロザーリオ : 賭けの胴元で儲けているとか
カルロ : おそらく賭けだろ。
やる気なさげな衛兵
「人ってのは争いが好きなもんだが、この街の連中は平和主義だからね。争い事は闘技場の中でだけ。俺達の代わりに闘士達が血を流してくれる。ついでに愉しい。平和ってもんよ」

フガク : ……
カルロ : なるほど……だからこの外は平和に見えると。
フガク : へいわ、しゅぎ…
ダミアン : 成程。それは平和ですね。仕事は分担しなくては。きっとここの住人の仕事は愉楽に耽ることでしょう。
やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

フガク : ……(口数がどんどん少なくなっていった)
ダミアンが[1回戦の相手について]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「犬だ。でっかいやつ。
ここじゃ闘士になって最初の相手は犬なんだよな」
フガク : 犬……
カルロ : 犬。
カルロ : 闘犬ってやつ…?
ダミアン : い、犬……。わ、私、いや、きっと獰猛な犬です。手加減したらこちらがやられます。
ロザーリオ : 犬ですか
ロザーリオ : 苦手なんですよね
フガク : …
フガク : 己が出よう
ダミアン : (骨だからかな……)
カルロ : そういえばロザーリオ、苦手だったね…
ダミアン : ありがとうフガク、頼んだよ。
フガク : はじめは勝手がわからん 己は多少丈夫だし、最低でも恥をかくなら一番うってつけだ
やる気なさげな衛兵
「3匹くらいかなぁ。一気に駆け寄ってきて囲まれて吠えられるから、それだけで怖がる奴もいる。
それさえどうにかなれば、戦い慣れした奴なら勝てるんじゃないか?」

フガク : ふむ…
やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

ダミアン : 後者はよくわからないけれど、最も経験を積んでいると言えるのはそうだね。
ロザーリオ : そうですね。可能なら頼みたいかな
カルロ : 他の相手がどうなのかは勝ってみないと分からないか。
ダミアン : それにほら、君、あれが使えるでしょう。範囲魔法。
フガク : 術式も、相手が多数なら最も有効だ
カルロ : 名乗り出るなら任せるぜ。
カルロが[聞くことはない]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「ま、頑張ってくれよ」

フガク : ああ、任せてくれ 遅れはとらんさ
フガク : お、薬品だ 使えそうだな…
ダミアン : じゃあよろしくね。衛兵に任せられなければ手当は私に。
ロザーリオ : 頼みました。どうも苦手な相手のようですから。
古そうな薬品が雑多に詰められた箱だ。
使えそうなものは持って行っても良いだろう。

取引をしました。
[なぞの薬品] を手に入れた。
[なぞの薬品] を手に入れた。
[Willポーション] を手に入れた。
[Willポーション] を手に入れた。
カルロ : …なんで苦手なんだ?
カルロ : (こそこそ)
案内人
「そちらの衛兵のところでお手続きをお願いしますね!」

フガク : そうだな、ロザーリオが苦手とは
カルロ : おまっ
ロザーリオ : まあ色々ありまして
フガク : 懐かれたのか?
カルロ : こっそり聞いたのに…ッ
フガク : 声が響いていたぞ…
カルロ : うるせー
カルロ : あんまりいい思い出ないってことか…
ロザーリオ : 野犬の類は懐きませんよ。これで勘弁して頂いても?
フガク : ……すまん、あまり詮索しないでおこう
カルロ : 大体わかった…。
ダミアン : 私は犬、好きですよ。(そう……。フォローのつもりらしい……)
衛兵
「ご苦労様です!次もよろしくお願いします。
ではさっそくですが……」
衛兵
「闘士の方だけ引き続き、個別に手続きをお願いします。
他の方はもう少し控室内でお待ちください」

フガク : さて、手続きをしようか
カルロ : フォローになってないが…
フガクは[闘士]になった
フガク : よし、いこう
衛兵が下り階段を示す。
衛兵に伴われ、薄暗い通路を進んで行く。
鉄格子の嵌った扉をいくつか通り過ぎた。
正面に見える眩しい光と、ざわめきが近づく。

衛兵
「出場者の方のみ真っ直ぐ進んでください……」

カルロが[進む]を選択しました
ダミアンは[観客]になった
[声援]を覚えました。
[ブーイング]を覚えました。
カルロは[観客]になった
[声援]を覚えました。
[ブーイング]を覚えました。
ロザーリオは[観客]になった
[声援]を覚えました。
[ブーイング]を覚えました。
フガク : 夜霧ノ陣
血の代わりに蒼い炎が散る
フガク : (躊躇なく身を切り裂く) 夜霧ノ陣
血の代わりに蒼い炎が散る
フガク : 夜霧ノ陣
血の代わりに蒼い炎が散る
フガク : 夜霧ノ陣
血の代わりに蒼い炎が散る
ロザーリオ : 応援してやるのが一番良いかな。
フガク : すぅ……(深呼吸する、手首から蒼い炎をほとばしらせ、傘にまとわせる)
フガク : よし、参る
闘技場内に響く声
「紳士淑女の皆さま! お待たせ致しました!
本日の闘技のために、特別な闘士をお迎えしています!」
ダミアン : がんばれ~(近かったので何も考えずにロザーリオの隣に陣取り、応援している。)
ロザーリオ : フガク、頑張ってくださいね
カルロ : あっおい… ああっ(人ごみに流された…)
闘技場内に響く声
「さっそく入場してもらいましょう!

――冒険者、極東の武人フガク!!」

フガク : (騒乱に紛れ、仲間の声は聞こえない)
カルロ : (ちょっと離れてる)(ちょっと不安になったが…)…がんばれ~
フガク : (しかし、刃を握れば環境や言葉は関係ない ただ、先を見据えた)
重たい音を立てて鉄格子が開く……

闘技場内に響く声
「それでは第1回戦を始めましょう!
最初の相手は……」
闘技場内に響く声
「冒険者たるもの、旅先の安全は自分で確保しなくては!
ただの獣さえも、時には敵となる!」

大きな犬達
「ガルルルル……!」

ダミアン : わっ。大きい……。
ダミアン : 可愛くない……。
ダミアン : 獰猛……。
フガク : ……
カルロ : さすがに獰猛だな…
今や鉄格子は閉ざされた。
高い壁に囲まれた闘技場で、冒険者とそれらは向かい合う。

――道はひとつだ。
フガク : (道は一つ、これよりこの場は修羅)
フガク : ……来い
Round 1
フガク : (駆け寄る犬へ、傘を開くと護符が舞う)
大きな犬 : 取り囲む!
「グルルル!」
大きな犬は[12,9]へ移動した。
大きな犬 : 取り囲む!
「グルルル!」
大きな犬は[12,9]へ移動した。
大きな犬 : 取り囲む!
「グルルル!」
大きな犬は[12,9]へ移動した。
フガク : 影ノ陣
護符が結界を作り出す 達成値:29([4,6,6,3]+10)
大きな犬は[10,9]へ引き寄せられた。
大きな犬に20のダメージ ([6,6]+9)
大きな犬は[移動禁止]になった
大きな犬は[重傷]になった
大きな犬は[気絶]になった
大きな犬は移動した。
大きな犬は[7,8]へ移動した。
大きな犬は移動した。
大きな犬は[9,10]へ移動した。
フガク : 逃がすか
フガク : 影ノ陣
護符が結界を作り出す 達成値:29([6,6,1,6]+10)
大きな犬は防御した。
ダメージを1軽減! ([]+1)
大きな犬は[10,9]へ引き寄せられた。
大きな犬は[10,9]へ引き寄せられた。
大きな犬は[10,9]へ引き寄せられた。
大きな犬に10のダメージ ([1,2]+9)
大きな犬は[移動禁止]になった
大きな犬に14のダメージ ([5,1]+9)
大きな犬は[移動禁止]になった
大きな犬に16のダメージ ([6,2]+9)
大きな犬は[移動禁止]になった
大きな犬は[重傷]になった
大きな犬は[昏睡]になった
フガクは2のSPを回復した。 ([]+7)/3
大きな犬は[移動禁止]でなくなった
大きな犬は[移動禁止]でなくなった
Round 2
カルロ : さすが。
ロザーリオ : この調子なら余裕かな
ダミアン : 流石だフガク、随分よくなった。私よりも術の地点指定が上手いかも……。
フガク : ……捕えろ 影ノ陣
護符が結界を作り出す 達成値:22([1,5,1,6]+9)
フガクはWillを使用した!
大きな犬は防御した。
大きな犬は防御した。
ダメージを1軽減! ([]+1)
ダメージを1軽減! ([]+1)
大きな犬は[10,9]へ引き寄せられた。
大きな犬は[10,9]へ引き寄せられた。
大きな犬は[10,9]へ引き寄せられた。
大きな犬に12のダメージ ([1,4]+9)
大きな犬は[移動禁止]になった
大きな犬に11のダメージ ([1,3]+9)
大きな犬は[移動禁止]になった
大きな犬に17のダメージ ([3,6]+9)
大きな犬は[移動禁止]になった
大きな犬は[重傷]になった
大きな犬は[気絶]になった
大きな犬は[気絶]になった
フガクは2のSPを回復した。 ([]+6)/3
Round 3
……観客の声が場内に降っている。
ダミアン : やるねフガク。これくらいは彼にとっては朝飯前かな。
フガク : (近づかせる前に足元に蒼い炎が渦巻き、檻のように捉える)
カルロ : お見事。余裕だったな(パチパチと拍手を送る)
フガク : 刀を抜くまでもなかったな
ダミアン : (ぱちぱち)
   「やっちまえー!」   「もう終わりか?」
「キャーッ!」   「すごいぞ冒険者!」
     「殺せーー!」
フガク : ……
フガク : (なんの疑問もなく、背を向け鉄格子へ)
フガク : (これいつ開くんだ?)
……観客の声が場内に降っている。
   「いけー冒険者!」   「やっちまえ!」
「やれーー!」   「まだ終わりじゃないぞ!!」
     「殺せーー!」
フガク : …
フガク : (一体どこで決着を判別しているのだろう)
汚れた大きな体に、しつらえの良さげな首輪が不釣り合いな犬達だ。倒れ伏している。

どうするにせよ、冒険者の勝ちだ。
ダミアン : これ以上何かやることが有るのかな。
フガク : 開けてくれ!もう決着はついた!
フガクが[もう何もしない]を選択しました
止めの一撃を与えることなく、勝者は敗者に背を向ける。
1戦目は終わりだ。
一旦戻ろう。
案内人
「お疲れ様です、冒険者さん!
いやあ、さすがの戦いでしたね! 次も頑張ってくださいね!」
ロザーリオ : ええ。お見事でした。
フガク : うむ、この程度はな
カルロ : やるじゃん。
ダミアン : ご苦労様、フガク。いい動きだったよ。
フガク : 戦場と慣れば心は乱れんさ
案内人
「それでは少し休憩していただいて、第2回戦の準備をしましょうか。
先程と同じです、奥へどうぞ!」

フガクは[闘士]でなくなった
ダミアンは[観客]でなくなった
[声援]を忘れました。
[ブーイング]を忘れました。
カルロは[観客]でなくなった
[声援]を忘れました。
[ブーイング]を忘れました。
ロザーリオは[観客]でなくなった
[声援]を忘れました。
[ブーイング]を忘れました。
ロザーリオ : それで、次は何でしょうね
ダミアン : どなたが出ましょうか……。
やる気なさげな衛兵
「お疲れさん。良い戦いだったぜ」
やる気なさげな衛兵
「なかなか面白いな、こういうのも。
……と、俺の感想は後だ。
とりあえずは第2回戦か」
衛兵はへらりとした笑みを冒険者へ向ける。

やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

フガク : む、貴方か…
フガク : 先程の犬は… 随分、筋肉のわりに痩せていたが
カルロが[さっきの相手について]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「ただの犬だったろ?
狼なんかと違って、犬なら簡単に手に入るからな。
どこぞの偉いさんが飼ってたんじゃないか? 主人でも噛んだのかね」
フガク : …な
フガク : …… 憶測、憶測だな……
フガク : ……(ギムレットに触れたのを思い出す。猟犬のしっかりとした筋肉に、ふわふわの毛並み)
ダミアン : 躾がなっていなかったのでしょうか? どちらにせよ、生死が問われる場にほっぽり出すのはかわいそうです。
フガク : (先程の猟犬は人を襲うように限界まで絞られ、その視線からなにまでまさに凶器そのものだった)
フガク : 何も言うまい……己等で都市一つの方針に声はあげられん…
カルロ : ……見世物の道具としてはそんなものか。
やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

ロザーリオ : まあ良いでしょう。勝ちは勝ちです
カルロ : 次の相手は?
カルロが[2回戦の相手について]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「ゴブリンらしいよ。
冒険者は見飽きてるって聞いたけど、外にはそんなにいるのか?」
カルロ : まあよくいる相手だな…
やる気なさげな衛兵
「2匹……匹なのか? 2人? ともかく、片方は魔法を使う奴だ。
一度戦ってるのを見たが、火を飛ばしたり仲間に障壁を張ったり回復したり、結構芸達者だったぞ」
フガク : ゴブリン…
フガク : 仲間に障壁?
ダミアン : 衛兵がさような台詞を吐くとは……この地域にはあまり分布していないのでしょうか。
カルロ : …火を飛ばしてくるのは見るけど、障壁や回復は見たことないな。
やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

フガク : 聞いたことがないな 訓練されているのか?
カルロが[聞くことはない]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「ま、次も頑張ってくれよ」

フガク : さて、お前たちなら心配はあるまい?
ロザーリオ : 仲間に障壁となると連続で叩けるのが向いてるでしょうね。そういう術師を残すと手間です
カルロ : それじゃ俺が出るか?
ダミアン : 私は難しいかな……カルロ、お願い。
ロザーリオ : ではお願いします。良い所見せてください
カルロ : 任せてよ。
フガク : カルロ、任せたぞ
ダミアン : 頑張ってくださいね。
衛兵
「ご苦労様です!次もよろしくお願いします。
ではさっそくですが……」
衛兵
「闘士の方だけ引き続き、個別に手続きをお願いします。
他の方はもう少し控室内でお待ちください」

カルロは[闘士]になった
カルロ : よし。
フガク : 支度は済んだな
フガクは、ポーションを使った。
フガクは7回復した。 ([4]+3)
フガクは、ポーションを使った。
フガクは6回復した。 ([3]+3)
カルロ : それじゃあやっちゃりますか!
ロザーリオ : では行きますか
ダミアン : いってらっしゃい。
衛兵が下り階段を示す。
正面に見える眩しい光と、ざわめきが近づく。

衛兵
「出場者の方のみ真っ直ぐ進んでください……」

カルロが[進む]を選択しました
フガクは[観客]になった
[声援]を覚えました。
[ブーイング]を覚えました。
ダミアンは[観客]になった
[声援]を覚えました。
[ブーイング]を覚えました。
ロザーリオは[観客]になった
[声援]を覚えました。
[ブーイング]を覚えました。
闘技場内に響く声
「紳士淑女の皆さま! お待たせ致しました!
これより第2回戦を始めます!!」
闘技場内に響く声
「さっそく入場してもらいましょう!

――冒険者、翠雨の カルロ!!」

ダミアン : 楽しみですね。
重たい音を立てて鉄格子が開く……

闘技場内に響く声
「それでは始めましょう!
第2回戦の相手は……」
フガク : 華麗に捌いてくれるだろう、安心して見られる
ロザーリオ : ええ、信頼してます
カルロ : (目を閉じ、一呼吸深く吸う。歓声が体の内側に響く)
カルロ : (両の目を開いた。向こう側を見据える)
闘技場内に響く声
「冒険者おなじみの敵と言えばこいつら!
知能は低いが魔法を使う奴もいるらしい……! ?」

2匹のゴブリンが肩を並べて、警戒したように歩み出る。

フガク : やはり、見慣れたものとは少し雰囲気が違うな
ロザーリオ : そのようで。
ダミアン : 魔力の気配を感じます!
カルロ : (右眼だけが動いて、それぞれを定めるように睨む)
ゴブリン
「ゴブゥ……」

今や鉄格子は閉ざされた。
高い壁に囲まれた闘技場で、冒険者とそれらは向かい合う。

――道はひとつだ。
Round 1
フガク : …(殺気立っている)
フガク : (あの犬と同じ、追い立てられたように)(周囲の状況とのギャップが、この男には肌寒く感じた)
カルロ : (真っ先に奥へと駆け出す。)
ロザーリオ : 術師から狙う、基本ですね
カルロは移動した。
フガク : 声援ノ陣
フガクは声援を送った!
消費APを-1修整した。  
カルロは[7,9]へ移動した。
ゴブリンソルジャーは移動した。
ゴブリンソルジャーは[10,10]へ移動した。
カルロは移動した。
カルロは[7,9]へ移動した。
カルロ : そこだ、 ルミナスレイン!
構え、瞬撃 達成値:8([1,3,2]+2)
ゴブリンシャーマン : プロテクション!
ゴブリンシャーマンの前に魔法の障壁が現れる!
ダメージを9軽減! ([4]+7)
カルロは[7,9]へ移動した。
ゴブリンシャーマンに11のダメージ ([1,3]+17)
カルロ : 間合いだッ、 シャインスラスト!
きらめく、一閃 達成値:11([2,5,2]+2)
カルロはWillを使用した!
ゴブリンシャーマン : プロテクション!
ゴブリンシャーマンの前に魔法の障壁が現れる!
ダメージを8軽減! ([3]+7)
消費SPを-2修整した。  
消費APを-2修整した。  
カルロは[7,9]へ移動した。
ゴブリンシャーマンに19のダメージ ([6,2,3]+17)
ゴブリンシャーマンは[重傷]になった
ゴブリンシャーマンは[気絶]になった
カルロ : 間合いだッ、 シャインスラスト!
きらめく、一閃 達成値:9([1,4,2]+2)
カルロはWillを使用した!
消費SPを-2修整した。  
消費APを-2修整した。  
カルロは[10,10]へ移動した。
ゴブリンソルジャーに24のダメージ ([1,1,6]+17)
ゴブリンソルジャーは[重傷]になった
Round 2
ダミアン : 護身の術を獲得していますね。あれは体得するのが大変な者も多いと聞きます。
ロザーリオ : さて、そろそろ決まるかな。
フガク : …来る
カルロ : カウンター!
口火を切る
カルロは[見切り]になった
ゴブリンソルジャーは攻撃した。 達成値:12([6,2,1]+3)
ゴブリンソルジャーの行動は失敗した。
カルロ : これで仕舞いッ! リポスト!
間隙を狙う
カルロは[見切り]でなくなった
ゴブリンソルジャーに29のダメージ ([4,6,3]+17)
ゴブリンソルジャーは[気絶]になった
ゴブリンソルジャーは[昏睡]になった
Round 3
……観客の声が場内に降っている。
フガク : うむ、当然だ
ロザーリオ : 流石の腕です。
カルロ : (剣を収め、一礼する)
   「ウオオーー!」   「冒険者ーー!」
「ゴブーッ!」   「討伐だー!」
     「殺せーー!」
フガク : しかしカルロの連撃をある程度凌ぐとは…
ダミアン : わあ、かっこいい!
冒険者ならばよく見かける魔物だ。
今は足枷を嵌められて、互いに手を伸ばし合うようにして倒れている。

どうするにせよ、冒険者の勝ちだ。
フガク : なかなか手練だったな、あの術師の子鬼
ダミアン : カルロの一撃、結構響くんだよね。あのゴブリンもすごいなあ。
カルロ : …(わずか、ゴブリンたちの手を、交わらないそれを見つめ)
カルロ : (慣れた手つきで短剣を取り出し、振りかざした)
カルロが[止めをさす]を選択しました
止めの一撃が、容赦なく敗者の命を奪った。
割れんばかりの大歓声が上がる。
2戦目は終わりだ。
一旦戻ろう。
案内人
「お疲れ様です、冒険者さん!
いやあ、さすがの戦いでしたね! 次も頑張ってくださいね!」
ロザーリオ : お疲れ様です。
フガク : (ついでの連撃に見え、特に何も疑問も)
カルロ : こんなもんでしょ。ふふん。
案内人
「それでは少し休憩していただいて、第3回戦の準備をしましょうか。
先程と同じです、奥へどうぞ!」

ダミアン : 生きていたのに……。
フガクは[観客]でなくなった
[声援]を忘れました。
[ブーイング]を忘れました。
ダミアンは[観客]でなくなった
[声援]を忘れました。
[ブーイング]を忘れました。
カルロは[闘士]でなくなった
ロザーリオは[観客]でなくなった
[声援]を忘れました。
[ブーイング]を忘れました。
カルロ : ……?
フガク : お疲れ様、カルロ
ロザーリオ : そろそろ馴れたものですね。次は何でしょうね
ダミアン : どちらにせよ、ご苦労様です。
カルロ : うん!
フガク : しかし西の闘技は熾烈だな…
カルロは、コーヒーを使った。
ダミアン : あまりこういうのは見に来たことがなくて……あそこまでやるものなんだね。
フガク : 彩京では身代わりの護符が燃え尽きたらそこで終いだった
ロザーリオ : まあ観客が求めるのならばそうしますね
フガク : ……
ダミアン : 生死を掛けた仕事とはいえ……。(むむ、みたいな顔。)
カルロ : (勝利の一杯)場所によって違うものか。…俺はそうするものだと思ってしたけど。
やる気なさげな衛兵
「お疲れさん。良い戦いだったぜ。
次は第3回戦か。折り返しだな」

フガク : (衛兵に声をかけられ)ああ
衛兵はへらりとした笑みを冒険者へ向ける。

ダミアン : 命を弄んでます……。
ロザーリオ : そうですね。次からはもっと強くなります?
カルロ : …あのまま続けさせても同じことだったろうしな。
やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

フガク : しかし、ちょっとしまったな…
ダミアン : どうしたの、フガク?
カルロ : さっきのゴブリン…
フガク : これからどんどん強くなる中で、ダミアンは早めに出てもらうべきだったか…
カルロが[さっきの相手について]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「街に来る時に森を通っただろ? さっきのもそこで捕まえたらしいよ。どこにでもいるらしいとは言え、街の中の人間からすれば物珍しいもんさ」

フガク : 捕まえ……
ダミアン : 仕事じゃないんですか!?
カルロ : ふうん……
フガク : 内部は、本当に安全なんだな……
ダミアン : ゴブリンにも自我があるのに……。
やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

ロザーリオ : 人じゃありませんしね。
カルロ : 次の相手は?
カルロが[3回戦の相手について]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「次はいよいよこっちが用意した闘士との対戦だな。
今のところ負け知らずの、槍の使い手だ。戦い慣れてるからな、そのつもりで挑んだ方がいい」
ダミアン : 襲ってきたならまあ、仕方がありませんが……。ものを考えられるなら……。あっ、あっ。
カルロ : 槍使いか。
フガク : しかし子鬼は人を殺めることもある… 意思の疎通ができなければ、こういう利用をする国もあるのだろうな…
フガク : …人間……
やる気なさげな衛兵
「攻撃の後、間合いを取ってからの素早い一突きがうまい。
捕まえて殴り合いか……遠くから狙い撃ちか……、腕の見せ所だね」

ダミアン : これ以上は分が悪い。今のうちに出ます。私がやります……。
ロザーリオ : 槍使いですか。ダミアン、どうします?腕試しなら先に出て頂いても構いませんが。ああ、どうぞ
ダミアン : (こくこくこく)
カルロ : 間合いならダミアンだって負けてはない。
フガク : いいのか、正真正銘の人間だぞ
フガク : 腕を心配しているわけではないが……
ダミアン : なおのこと私が出るべきでしょう。仮に殺してしまっても、私なら……。
フガク : 子鬼のことも大層心配しているようだから
フガク : ……
やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

カルロが[聞くことはない]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「ま、次も頑張ってくれよ」

フガク : 彼の意思と、この地の法律にのっとるんだぞ… 
ダミアン : きっと昏睡もさせられませんよ、私の練度なら。
フガク : 行くのであれば応援している 武運を
衛兵
「ご苦労様です!次もよろしくお願いします。
ではさっそくですが……」
フガク : いや、そういう問題では…
衛兵
「闘士の方だけ引き続き、個別に手続きをお願いします。
他の方はもう少し控室内でお待ちください」

カルロ : 練習の成果、見せてくれよ。
フガク : (観客の声、殺す権利 まぁ、ダミアンならば心配は無いと思うが…)
ロザーリオ : 上手くやってください
ダミアン : むん!
ダミアンは[闘士]になった
フガク : おい!
フガク : 装備が乱れてるぞ…
フガク : これでよし
衛兵が下り階段を示す。
正面に見える眩しい光と、ざわめきが近づく。

衛兵
「出場者の方のみ真っ直ぐ進んでください……」

ダミアンが[進む]を選択しました
フガクは[観客]になった
[声援]を覚えました。
[ブーイング]を覚えました。
カルロは[観客]になった
[声援]を覚えました。
[ブーイング]を覚えました。
ロザーリオは[観客]になった
[声援]を覚えました。
[ブーイング]を覚えました。
ダミアン :  
カルロ : あっロザーリオ…
フガク : 頑張れダミアン…!!(むんっ)
ダミアン : むりです…………。
カルロ : ……あっ…(離れてる…!!)
ロザーリオ : (少し遠くに座っている、さっきもそうだったので)
ダミアン : 衆目の前、無理です…………!
フガク : ダミアン、出て来ないな…
ダミアン : 消えてなくなりたい……。
カルロ : (おろおろ…)
フガク : (肉厚な三十路が阻んでいる)
ダミアン : こんなの見世物ですぅ……!
カルロ : クソ……
闘技場内に響く声
「紳士淑女の皆さま! お待たせ致しました!
これより第3回戦を始めます!!」
フガク : 何だ、人を見て悪態をつくな
カルロ : 邪魔なんだもん
ロザーリオ : (視線に気づいて手を振った)
フガク : なんだとぉ…
ダミアン : 観客席に戻らせて下さ~い!!
闘技場内に響く声
「さっそく入場してもらいましょう!

――冒険者、修練中 ダミアン!!」

カルロ : !(パァ……)
重たい音を立てて鉄格子が開く……

闘技場内に響く声
「それでは始めましょう!
第3回戦の相手は……」
闘技場内に響く声
「冒険者が倒すのは獣や魔物ばかりではありません!
賊退治だってお手の物!?」

武器を持った男が歩み出る。
ダミアン : こ、こんにちは……。
ダミアン : お名前……。
今や鉄格子は閉ざされた。
高い壁に囲まれた闘技場で、冒険者とそれらは向かい合う。

――道はひとつだ。
フガク : (目が血走っている 正気ではない)
フガク : ……ダミアン……
ダミアン : ダミアっ……聞いてくれない……。
Round 1
闘奴(槍)は[闘奴の執念]になった
ロザーリオ : 見た目よりは手強そうです。おそらく……
ダミアン : いやっ……むさくるしい……。来ないで……。
カルロ : すごい気迫だ…執念じみた…
フガク : うむ…… それに、ダミアンが竦んでいる
ロザーリオ : 気絶させようとしたところで止まらない。執念だけで立つ
フガク : ダミアン!!!迷うな!!!
フガク : (でっかいこえ!)
ダミアン : ひぇぇ……! フガク……!!
カルロ : 臆せばやられるぞ、気をつけて…
ダミアン : (おろおろしている。舞台やステージ苦手人だ。)
ダミアンは移動した。
フガク : しっかりしろ! ダミアン! 声援ノ陣
フガクは声援を送った!
消費APを-1修整した。  
ダミアンは[14,9]へ移動した。
闘奴(槍)は移動した。
闘奴(槍)は[10,9]へ移動した。
Round 2
ダミアン : フガク……。
フガク : 君は騎士になれる! 大丈夫だ!
闘奴(槍)は移動した。
闘奴(槍)は[12,9]へ移動した。
ダミアン : トマホーク
闘奴(槍)に向かって武器を投げつける! 達成値:18([1,6,6]+5)
闘奴(槍)は防御した。
ダメージを2軽減! ([]+4)
フガク : 君は強い、自分を信じろ! 声援ノ陣
フガクは声援を送った!
消費APを-1修整した。  
闘奴(槍)に15のダメージ ([6,2,3]+10)
Round 3
ダミアン : (あ、やれるなこれ)
カルロ : 間合いだな…
フガク : (防具のない上半身裸の男には、斬撃がすぐに紅い鮮血になる)
闘奴(槍) : ピアース!
闘奴(槍)が俊敏な一刺しを放つ! 達成値:18([3,5,5]+5)
ダミアンは防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)
カルロ : あの槍…さすがに粗悪だな ブーイング!
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ダミアンに13のダメージ ([1,2,6]+12)
ダミアン : トマホーク
闘奴(槍)に向かって武器を投げつける! 達成値:11([3,1,2]+5)
ダミアンはWillを使用した!
闘奴(槍) : ディフレクション!
闘奴(槍)は武器を使って敵の攻撃を回避しようとした!
闘奴(槍)は回避した。 達成値:13([4,3,1]+5)
ダミアン : トマホーク
闘奴(槍)に向かって武器を投げつける! 達成値:21([6,4,6]+5)
ダミアンはWillを使用した!
闘奴(槍) : ディフレクション!
闘奴(槍)は武器を使って敵の攻撃を回避しようとした!
闘奴(槍)は回避に失敗した。 達成値:12([1,2,4]+5)
闘奴(槍)に15のダメージ ([4,4,2]+9)
ダミアン : オーバーロード
ダミアンが暴走する! 達成値:15([3,3,4]+5)
ダミアンは[暴走]になった
ダミアンのトマホークはAPが足りず失敗した。
Round 4
フガク : な、武器で弾いた…! 防具がない分…
ダミアン : つ、強いな……。流石手練れ。教科書通りにはいかない……。
ロザーリオ : 次から応援してやるか、こっちから向こうの士気を下げてやった方が良いな
フガク : 落ち着いていけダミアン…!!
闘奴(槍) : ピアース!
闘奴(槍)が俊敏な一刺しを放つ! 達成値:18([4,5,4]+5)
ロザーリオ : その動きでは駄目かな ブーイング
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
カルロ : 粗悪な武器でも弾くには十分とでも? ブーイング!
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ダミアンに19のダメージ ([3,4,5]+12)
ダミアンは[重傷]になった
ダミアン : ウォークライ
ダミアンは雄たけびを上げた! 達成値:15([5,4,1]+5)
カルロ : 負けないでよね? 声援!
フガク : 死力を尽くせ…! 声援ノ陣
カルロは声援を送った!
フガクは声援を送った!
消費APを-1修整した。  
消費APを-1修整した。  
ダミアンは10回復した。 ([]+32)/3
ダミアン : トマホーク
闘奴(槍)に向かって武器を投げつける! 達成値:15([1,3,6]+5)
闘奴(槍)は回避しようとした。
闘奴(槍)は回避した。 達成値:16([5,5,2]+4)
ダミアンは[暴走]でなくなった
Round 5
ロザーリオ : おやおや
カルロ : いけるか…?
ダミアン : あわわわわ……! バラバラになっちゃう……。
ロザーリオ : さて、いけるかな
闘奴(槍)のピアースはAPが足りず失敗した。
ロザーリオ : ブーイング
ブーイングの嵐!
ダミアンは防御した。
ダミアンはWillを使用した!
消費APを+2修整した。  
カルロ : 当たらないでくれよ… ブーイング!
フガク : ダミアン!!避けろ!!!!!!!!!! ブーイングノ陣
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ダミアンのトマホークはWillが足りず失敗した。
Round 6
ロザーリオ : ダミアン、あまり冷静ではないですね。
カルロ : 無理もないが…
ロザーリオ : 相手の間合いから離れてください、とりあえず
フガク : ダミアン… いつもの君なら必ず勝てるはずだ…
ダミアン : (いつもの私じゃないんですぅ~~~!)
闘奴(槍)のピアースはAPが足りず失敗した。
ロザーリオ : ブーイング
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
カルロ : そのまま内に寄って… ブーイング!
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
フガク : 落ち着け、まだ終わってはいない! ブーイングノ陣
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ダミアンは移動した。
ダミアンは[13,9]へ移動した。
ダミアンは攻撃した。 達成値:14([3,4,2]+5)
闘奴(槍)のディフレクションはAPが足りず失敗した。
闘奴(槍)に11のダメージ ([1,2,3]+9)
闘奴(槍)は[重傷]になった
Round 7
フガク : よし…!
ダミアン : 早いんですって──あっ。
ロザーリオ : 逃げますね。あのままだと
ダミアンは攻撃した。 達成値:16([3,4,4]+5)
闘奴(槍) : ディフレクション!
闘奴(槍)は武器を使って敵の攻撃を回避しようとした!
闘奴(槍)は回避に失敗した。 達成値:11([1,3,2]+5)
カルロ : まだ諦めないで! 声援!
カルロは声援を送った!
消費APを-1修整した。  
闘奴(槍)に17のダメージ ([2,5,5]+9)
闘奴(槍)の攻撃はAPが足りず失敗した。
ロザーリオ : 逃げるつもりなんです? ブーイング
フガク : …ッ ブーイングノ陣
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
カルロ : それはするな! ブーイング!
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
闘奴(槍) : 間合いを取る!
闘奴は間合いを取った。
闘奴(槍)は[11,8]へ移動した。
敵が膝をつく。
勝敗は分かたれたと思われた。

――その一瞬は。
カルロ : ……!
ダミアン : あれっ。深く刺さったと思ったんですが……。
フガク : よし…!!
フガク : ……いや、あれは……!
闘奴
「……まだ戦える……
   生きて……自由に……」
闘奴(槍)は2のWillを失った  
男は立ち上がる。
ぎらつく眼差しが冒険者を睨んだ。

Round 8
フガク : まだ、立つのか……
ダミアン : 私……このまま倒れてもいいかも。
フガク : なんて執念だ……
ダミアン : あっでも、死んでないとおかしいな……。
カルロ : 不屈の闘志だな…
フガク : ダミアン……!!
フガク : 惑わされるな! 極めるんだろう、皆に肩を並べるんだろう! 剣で!!
ダミアン : でも、それと命は関係ないでしょう。ここは遊技場なんでしょう?
ダミアン : 戦場ではない筈です……。
ダミアン : 幸いにも私はアンデッドです。相手が良かった分、彼は幸運でしょう。
闘奴(槍)のピアースはAPが足りず失敗した。
ロザーリオ : ブーイング
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
フガク : 征け、自分の腕を信じて ブーイングノ陣
カルロ : 命がけってわけなんだろうが…! ブーイング!
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ダミアンは移動した。
カルロ : 躊躇うな! 声援!
カルロは声援を送った!
消費APを-1修整した。  
ダミアンは[12,9]へ移動した。
ダミアンは攻撃した。 達成値:19([5,4,5]+5)
闘奴(槍)の防御はAPが足りず失敗した。
闘奴(槍)に19のダメージ ([6,2,6]+9)
Round 9
フガク : (一撃、また一撃と斬撃がはいる)(防具のない男は嫌でも血に濡れる)
ダミアン : (何故人間はこんなことするのでしょう……。)
ダミアン : (ダミアンは少し憤懣していた。)
フガク : ダミアン………あの顔色は、怒り…?
ダミアンは攻撃した。 達成値:16([6,4,1]+5)
闘奴(槍)は回避しようとした。
闘奴(槍)は回避した。 達成値:20([5,6,5]+4)
フガク : そうさな、この空間は、少し……
カルロ : 振り抜け、俺の打った剣だからな! 声援!
カルロは声援を送った!
消費APを-1修整した。  
闘奴(槍)は攻撃した。 達成値:15([1,4,5]+5)
ダミアン : ソウルバスター
ダミアンは受けた力を放出する!
闘奴(槍)は[昏睡]になった
フガク : …………ダミアン…… ブーイングノ陣
カルロ : 腕も執念も、悪くはないよ ブーイング!
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ダミアンに17のダメージ ([6,1,5]+10)
ダミアンの攻撃はAPが足りず失敗した。
Round 10
……観客の声が場内に降っている。
   「やっつけろー!」   「ワーー!」
「私の掛け金が……」   「ダミアン! ダミアン!」
     「殺せーー!」
人間の男だ。武器を失い力無く横たわる。
剝き出しの背中には、太陽を象った焼印が捺されている。

どうするにせよ、冒険者の勝ちだ。
フガク : ッ
ダミアンが[もう何もしない]を選択しました
止めの一撃を与えることなく、勝者は敗者に背を向ける。
3戦目は終わりだ。
一旦戻ろう。
カルロ : ……ギリギリ、勝ったか…
案内人
「お疲れ様です、冒険者さん!
いやあ、さすがの戦いでしたね! 最後まで頑張ってくださいね!」
ロザーリオ : お疲れ様です。
ダミアン : …………。(むす)
案内人
「それでは少し休憩していただいて、最終戦の準備をしましょうか。
奥へどうぞ!」

フガク : ダミアン、怪我の治療を…
フガクは[観客]でなくなった
[声援]を忘れました。
[ブーイング]を忘れました。
ダミアンは[闘士]でなくなった
カルロは[観客]でなくなった
[声援]を忘れました。
[ブーイング]を忘れました。
ロザーリオは[観客]でなくなった
[声援]を忘れました。
[ブーイング]を忘れました。
ダミアンは、ポーションを使った。
ダミアンは5回復した。 ([2]+3)
ダミアンは、ポーションを使った。
ダミアンは4回復した。 ([1]+3)
フガク : よくが… いや、お疲れ様
ダミアン : うん。
ダミアン : (めちゃくっちゃ不機嫌になっている…………。憚らない…………。)
古そうな薬品が雑多に詰められた箱だ。
使えそうなものは持って行っても良いだろう。

フガク : 先程の相手、なにか言っていたのか?
カルロ : おつかれさま、ダミアン。よく頑張ったな…
古そうな薬品が雑多に詰められた箱だ。
使えそうなものは持って行っても良いだろう。

取引をしました。
フガク : しかし、おもったよりも……厳しい実践となってしまったな…
フガク : (ポーション手渡しつつ)
ロザーリオ : そうですね。先にやらせた方が良かったかな。まあ、熟練者とやった方が上手くはなるでしょう。
ダミアン : ううん、構わないよ。誘ってくれてありがとう。(戴いて魔力を回復しつつ)
フガク : だが、剣技としてはよかったぞ……
カルロ : 一時はどうなることかと思ったけど…
ダミアン : ありがとう、こういうところもあるものだね。趣味じゃないけど、勉強にはなる。
ロザーリオ : 場の空気も比較的ダミアンを応援する空気になっていましたしね
フガク : (衛兵が4人を呼ぶ)
カルロ : うんうん、あの手練れを倒すくらいだ、誇っていい。
フガク : む……
ダミアン : 君達の声援もありがとね。あれがなければ私は倒れていたかもしれない。
やる気なさげな衛兵
「お疲れさん。良い戦いだったぜ。
次は最終戦か。大詰めだな」

ロザーリオ : そうですね
衛兵はへらりとした笑みを冒険者へ向ける。

やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

フガク : 声、届いていたのだな…
ロザーリオ : それで、先ほどの相手は?
ロザーリオが[さっきの相手について]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「どうだった? 相手になったかね?
あれが我が街が誇る闘士だよ」
やる気なさげな衛兵
「動物や魔物も良いけどさ、戦ってるのが自分と同じ姿をしていた方が、何て言うの? 自己投影? 共感? できて盛り上がるだろ」

フガク : …
ダミアン : ……ふふ。(ちょっと笑った)。恥ずかしいくらいだったよ。
フガク : (眉をひそめた 歯の奥が鳴る)
ロザーリオ : まあそうですね。
フガク : (ダミアンには咳払いしつつ)
カルロ : ……そうだな。人と人の戦いこそ盛り上がるものではあるかもしれない。
やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

カルロ : 次の相手は…
ロザーリオ : 他人事であるよりは自分ももしかしたら、そう思えた方が面白い。共感出来なければ面白く感じるのは難しいですから
フガク : (最高の盛り上がりであった、それは否定できない…)
フガク : あの、闘士…とは
カルロが[闘士について]を選択しました
やるきなさげな衛兵
「なんだ、興味あるのか?
あいつらは基本的に闘うための奴隷だよ。闘奴って奴だな」
カルロ : 闘奴…
カルロが[闘奴?]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「罪人とか、借金返せなくなった奴とか、身寄りのない孤児とかを貴族のお偉い方が買って、闘技場に出すんだよ。勝ちまくったら出してやるよとか言っておけば、大体皆頑張るらしいぜ。えらいもんだよな」

フガク : ……
ダミアン : ああ、なるほど。それが聞けて良かった。
ダミアン : 彼らも相応の行いをしたのであれば、納得できます。
フガク : 身寄りのない、孤児……
カルロ : ……そうか。
フガク : ……罪人、だろうと……いや
ダミアン : 最後については、本人の意思がないのですから、悪趣味ですが……。
フガク : ……国を隔てたら、家吉様でもお救いになれなかった…… 何も、言うまい……
カルロ : この檻の中で生き続けるんだな…。
やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

ダミアン : (ダミアン自身も元罪人だ。相応の行いを経た上でここに居る。)
ロザーリオ : それが良いでしょう。国が違えば規則も違います。それで、次の相手は?
ロザーリオが[最終戦の相手について]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「何を隠そう……ドラゴンだ」
フガク : (言っておけば なので一生でない可能性もある否)
ロザーリオ : おや、人じゃないんですか
カルロ : ドラゴン。
カルロが[ドラゴン?]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「こんなところにいる訳ないって思ったか?ところがお貴族様が張り切ってね……。どこかしらから卵を仕入れてきたのさ。
なんで知ってるかって? 賭けのお相手がその貴族だからだよ」
フガク : (出れたやつは、居ないのだろう)
ダミアン : わ。
カルロ : なるほど…
フガク : ど、どらごん?
カルロ : じゃ、竜退治ってわけだ。
やる気なさげな衛兵
「でもせいぜいまだ孵ったばかりの小さい奴だよ。
ちょっと前に仕入れたワイバーンに暴れられて痛い目に遭ったし、招いた客人を焼き殺す訳にもいかないし、ドラゴンって名目だけだろ」
カルロ : さすがに成体は無理だったか。
ダミアン : 凄いな。物語の中の話みたい。私達がア……頑丈で良かった──ああそう。
ロザーリオ : まあそうでしょうね。命の危険が無い場で出るかと言われるとそうでしょうし
やる気なさげな衛兵
「……とは言え、火なんか吹かれたらひとたまりもないな。
万が一の時は岩陰にでも逃げ込んだらいいんじゃないか?」

ロザーリオ : 御忠告には感謝を。まあ上手くやります
フガク : 意外と子供のほうが出会わん故、未知数だな……
カルロ : ちゃんと火は吹くんだ…
やる気なさげな衛兵
「なんでも聞けよ」

カルロが[聞くことはない]を選択しました
やる気なさげな衛兵
「ま、最後も頑張ってくれよ。
じゃあな、冒険者」

ダミアン : 頑張ってくださいね、ロサ。貴方ならやれます。
カルロ : …最後はロザーリオだね。応援してる。
ダミアン : 貴方は私じゃないし、遠慮はしなくていいですよ。
フガク : 卵からか…人に懐いた、彩京にも神竜から賜り、共に暮す竜がいるが…
ロザーリオ : まあ好きなようにやりますよ
衛兵
「ご苦労様です!最後もよろしくお願いします。
ではさっそくですが……」
衛兵
「闘士の方だけ引き続き、個別に手続きをお願いします。
他の方はもう少し控室内でお待ちください」

衛兵
「最終戦は貴方が出られるということでよろしいですね?」
衛兵
「それではお手続きをさせていだだきますね」
ロザーリオは[闘士]になった
衛兵
「それでは今回の闘士はロザーリオさんということでよろしいですね。
ちなみにこう……かっこいい通り名などはありますか? ほら、冒険者ってそういうのがあるんでしょう?」
フガク : ……この場だ、きっと……荒ぶっているのだろうな
衛兵
「そうですか……? それならお名前だけで……よし」
衛兵
「お待たせ致しました。出場手続きが終わりましたので、準備が出来たら階段を降りてお進みください!」

ロザーリオ : (簡単に手続きをして、階段の方へと向かう)
衛兵が下り階段を示す。
フガク : しかしロザーリオは心配あるまい
正面に見える眩しい光と、ざわめきが近づく。

衛兵
「出場者の方のみ真っ直ぐ進んでください……」

ロザーリオが[進む]を選択しました
闘技場内に響く声
「紳士淑女の皆さま! お待たせ致しました!
これより本日最終戦を始めます!!」

闘技場内に響く声
「草原を歩き、砂漠を越え、時には海を渡る冒険者……。
その冒険譚の最高峰と言えば?
――そう、ドラゴン退治!」

フガクは[観客]になった
[声援]を覚えました。
[ブーイング]を覚えました。
ダミアンは[観客]になった
[声援]を覚えました。
[ブーイング]を覚えました。
カルロは[観客]になった
[声援]を覚えました。
[ブーイング]を覚えました。
闘技場の真ん中に、赤い鱗の獣が鎮座している。

冒険者の記憶、あるいは想像にあるものよりずっと小さく幼く見えるそれは、しかし紛れもなく。

闘技場内に響く声
「これに立ち向かう勇者は……

――冒険者、 ロザーリオ!!」

重たい音を立てて鉄格子が開く……

ロザーリオ : (剣を手に、さてどのように振舞ってやるべきか)
ダミアン : ……流石、盛り上がりますね。
カルロ : いっとう盛り上がってるな…
フガク : (仮面の剣士と竜、まるで舞台そのものだ)
ドラゴンの子

       「ギィアアアアア!!」

小さなドラゴンが、敵を認識して吠える。

――道はひとつだ。
フガク : (観客の声も希望に満ちている─)
フガク : (中央にいる、子竜を除いて)
ダミアン : あまり言いたくないですが、よく映える。
ロザーリオ : (冷徹に殺すべきか、それとも栄誉に笑うか、その時の風向きで決めれば良い、即興には馴れている)
カルロ : 本当に、物語の剣士みたい…
Round 1
ダミアン : かの小竜も、無理はしないで早めに退いてくれると嬉しいのですが……。
フガク : ……あの立ち振舞、本当に…絵巻のようだな
ロザーリオは移動した。
ダミアン : 声援
フガク : 泣いて…いる…?
ダミアンは声援を送った!
消費APを-1修整した。  
カルロ : がんばって、ロザーリオ…! 声援!
カルロは声援を送った!
フガク : (息を呑む)(物語の妨げになるようで、声が出ない) 声援ノ陣
消費APを-1修整した。  
フガクは声援を送った!
消費APを-1修整した。  
ロザーリオは[9,9]へ移動した。
子竜 : 母を呼ぶ声!
「ギギギギギギ!!」 達成値:1([5,4,2]-10)
ロザーリオ : (その叫び声を意に介した様子もなく、
ロザーリオは抵抗しようとした。
カルロ : ……物悲しい鳴き声… ブーイング!
ロザーリオは抵抗した。 達成値:14([3,1,6]+4)
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
鉄格子に0のダメージ ([2]+7)
鉄格子に0のダメージ ([6]+7)
岩に0のダメージ ([2]+7)
岩に0のダメージ ([6]+7)
岩に0のダメージ ([6]+7)
ロザーリオに5のダメージ ([6]+7)
岩 : 岩陰!

岩 : 岩陰!

岩 : 岩陰!

ロザーリオ : レイスラスト
構え、連撃([1,1,1]) ファンブル!
ロザーリオは、なぞの薬品を使った。
ロザーリオはをなぞの薬品を飲んだ!
ロザーリオは7のAPを回復した。  
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃 達成値:13([1,3,3]+6)
ロザーリオ : っと
子竜は防御した。
ダメージを2軽減! ([]+4)
ロザーリオは[9,9]へ移動した。
子竜に28のダメージ ([5,6,6]+17)
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃 達成値:19([2,6,5]+6)
ロザーリオは[9,9]へ移動した。
子竜に17のダメージ ([1,2,1]+17)
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃 達成値:18([4,5,3]+6)
ロザーリオはWillを使用した!
ロザーリオは[9,9]へ移動した。
子竜に17のダメージ ([5,1,2]+13)
子竜は[重傷]になった
ロザーリオのチェインスラストはAPが足りず失敗した。
Round 2
フガク : …!(この瞬間で決まるかのように見えた)
ロザーリオ : 仕損じたな。まあ、それでどうと言う事も無い。
カルロ : !……今、手元…でも、大丈夫……
フガク : (観客のどよめく声、戦場などわからない有象無象にとってはさながらヒーローピンチといったところ)
フガク : (竜が暴れ狂い、口を開け、赤い炎が──)
ロザーリオ : (硝子細工の金眼はそのまま赤竜を睨んだかに見える)
フガク : ……(拳を握った)
子竜 : 必死の抵抗!
子竜は啼き喚いて暴れだした。 達成値:-7([1,1,1]-10)
ロザーリオ : (外套を翻して、それから跳ねる
フガク : ブーイングノ陣
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ダミアン : 観客の罵声。『竜なら連撃などその身で受けてしまえ!』 ブーイング
カルロ : ……危ない! ブーイング!
ロザーリオは回避しようとした。
ロザーリオは回避した。 達成値:9([1,6,1]+1)
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ブーイングの嵐!
消費APを+2修整した。  
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃 達成値:13([2,1,4]+6)
子竜は防御した。
ダメージを2軽減! ([]+4)
カルロ : (祈り、その剣筋を目に焼き付ける) 声援!
カルロは声援を送った!
消費APを-1修整した。  
ロザーリオは[9,9]へ移動した。
子竜に20のダメージ ([5,2,6]+13)
子竜は[気絶]になった
岩 : 岩陰!

岩 : 岩陰!

岩 : 岩陰!

ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃 達成値:15([1,4,4]+6)
ロザーリオはWillを使用した!
ロザーリオは[9,9]へ移動した。
子竜に12のダメージ ([1,1,1]+13)
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃([3,3,3]) ファンブル!
ロザーリオはWillを使用した!
……観客の声が場内に降っている。
カルロ : ……!!勝った…!!
フガク : 流石だな……(あまりにも華麗な撃破 程よいブレさえも、物語の一部に見える)
カルロ : ロザーリオ……!!
ダミアン : 彼の素性を知っています。でも……イヤだな……綺麗です……。
ロザーリオ : っはは、フフ……良いですよ。期待通りにやってやる(連撃、それこそ日頃はやる事のない跳躍を見せてから、切り返して)
   「冒険者ー! 最高だ!」   「いいぞーー!」
「ヒュウーー」   「やれー!」
     「殺せーー!」
炎と同じ色の鱗の、ドラゴンの子だ。
力尽き、倒れている。

どうするにせよ、冒険者の勝ちだ。
フガク : (仮面の下を伺い知れるほど、敏感な男ではなかった)(拍手を送る)
カルロ : (拍手を送る。ここでは観客のひとりだった)
ロザーリオが[止めをさす]を選択しました
止めの一撃が、容赦なく敗者の命を奪った。
割れんばかりの大歓声が上がる。
ロザーリオ : (そのまま首を横薙ぎに刎ねる。竜殺しなら全員がそうするように、首を取り上げて、観客の期待通りに見せてやる)
フガク : (今日一番の大歓声だ…)
ダミアン : (流石役者だな、という気持ちと、しかし小竜がかわいそうだ、という気持ちの二律相反を起こしている。)
フガク : (手を合わせ、目を伏せた)(なんの慰めにもならないが)
フガク : (依頼としては本当に大成功だろう) 凄まじいな……本当に
カルロ : ……興行をよく分かってる。あいつらしいや。(目を細めた。眩しいものを見るように、わずかに寂しい色を浮かべて)
ダミアン : 私は……。(目を逸らす。)多分この場で一番、あの景色に目を奪われちゃいけないんです。
カルロ : (観客に求められるままにある。無数の視線に応えている)
ロザーリオ : (剣の血を払う、そうして鞘に納める。そして一礼。笑っている)
フガク : (もう何度目かの大歓声だ)
フガク : ……役者、か……
カルロ : (嬉しくもあり、どこか遠い人を見るようで、切なかった)
仕事は終わりだ。
戻ろう。

カルロ : (隣をどついた)
カルロ : (両隣を)
フガク : ガッッ!?
ダミアン : なんでっ!?
ダミアン : 正しい行いをしたはずなのに……。(そうではない)
フガク : (スマッシュ  弾かれてダミにぶつかる)
ダミアン は全回復しました。
フガク は全回復しました。
カルロ は全回復しました。
ロザーリオ は全回復しました。
[声援]を忘れました。
[ブーイング]を忘れました。
繁華街は来た時と変わらぬ明るさで、闘いを終えた冒険者を出迎える。
戦闘の余韻ただそれだけが、時の移ろいを感じさせた。

案内人
「本日は大変お疲れさまでした!
本物の冒険者さんの戦いを見れるだなんてなかなかないことですから、大盛り上がりでしたよ!」
ダミアン : そうですね。
ロザーリオ : 然程相手にもなりませんでしたが、まあ、盛り上がったでしょう?
カルロ : バッチリ活躍は見せられたんじゃない。
カルロ : カッコ良かったよ、ロザーリオ。
フガク : うむ……
ダミアン : (じ、と横目で見て、すたすたと歩いて行った……。)
案内人
「ぜひまたいらしてくださいね! もちろん観光にも」
フガク : まだ耳が少し痛いな、海の渦のようだた
フガク : ……
ロザーリオ : なら良いですよ。ええ、求められるのならそうしましょう。
フガク : (とても、あの子達は連れてこれないなと黙った)
ダミアン : (話を聞いていない……ので、選択権を持たない。)
カルロ : ……
カルロ : (ロザーリオの袖を引いた)
ロザーリオが[肯定する]を選択しました
案内人
「ありがとうございます!」
ロザーリオ : っと、
フガク : しかし案内感謝する、どうか息災に
カルロ : ……(何か言いたげだったが、案内人がいる手前、おし黙る)
案内人
「さてさて、名残惜しくはありますが、お仕事はこれで終わりです。
とは言え帰るまでが何とやら。帰りの馬車はばっちり用意させていただきましたよ!」
フガク : 遊ぶということは、裏で働くものがいるのだ… 身体を大切にな
案内人
「街を出た所で待たせていますから、のんびり向かっていただければと」
案内人
「……おっと、一番大事なお礼を忘れるところでした」

ロザーリオ : ええ。そうします
ロザーリオ : なんです?
案内人ははじめと同じ笑顔で、しつらえの良い報酬袋を差し出した。
そして丁寧に一礼する。

案内人
「それではあらためまして、本当にありがとうございました!
またお会いできるのを楽しみにしておりますよ」

フガク : (ずっしりとした報酬袋…)
カルロ : …ん、どうもね。
案内人は両手を振って、冒険者を見送る。

……用がなければ帰ろうか。

ドレスのご婦人
「あなた、あの一撃をご覧になって!?
ここの闘士達では見られない闘いでしたわ!
ああ、冒険者、ずっと居てくださらないかしら……」

狼頭の貴族
「お気に召されたようですな!
それなら次は私が冒険者ギルドへ依頼を出しましょう。
貴女のために……」

ドレスのご婦人
「本当に!? 嬉しいわ……!」

フガク : (ロザーリオさんの話で盛り上がっている)
お洒落な平民
「あれっ、もしかしてさっき戦ってた冒険者さん?
サインください!」

ロザーリオ : (求められればさら~っとサインを書いてやった)
カルロ : ロザーリオ、人気だな…
派手な服の貴族
「観光客と思ったら今日の主役だったとはね。
愉しませてもらったよ、ありがとう」

カルロ : あっ……
舞台の上では華やかな衣装の曲芸師が芸を見せている。

フガク : ……
フガク : 帰ろうか……
ロザーリオ : 帰りましょうか。少し目立ち過ぎた。
フガク : どっと疲れた 一番何もしとらんのにな(こえがびがび)
ダミアン : ふん。
カルロ : ホントにね。…帰ろう。
カルロ : ……
馬車へ向かおうか。

冒険者は光り輝く常昼の街を後にする。

カルロ : ダミアンどうしたの?
フガク : ダミアン……
積み荷と冒険者とを乗せたのは、行きと同じ馬車だった。
荷台に揺られて、整備された街道を行く。

気さくな御者
「お疲れさんだね。テルルマルはどうだった?
……いや、多くは聞かないよ。今は早く休みたいだろ?」

どんな返答をするにせよ、返答自体をしないにせよ。御者はいたって穏やかに、冒険者へ向かって笑いかける。

ロザーリオ : いえ。面白かったですよ。
ダミアン : 悪趣味です。
カルロ : 新鮮な経験ではあったな。
フガク : なんというか… 色々故郷とは逸脱した街だった、な
ロザーリオ : 何故?いっとう盛り上がったでしょう?
ダミアン : せめて闘士の志願制であれば心置きなく楽しめたものを……。
ダミアン : ふん。(ロザーリオと口を聞かない素振り……。)
カルロ : ご機嫌斜めだ…
フガク : 聞いたことはある…あのような暴力性を発散させる催し物を開くと、市民の不満や反乱が減るらしい
カルロ : ね、大盛況だったけど。
カルロ : ……ふうん。
ロザーリオ : あと1手で成り上がれるだとか、そういう話を付けてやった方が盛り上がりますから。志願じゃそうはいきませんよ
フガク : 統治的な意味合いもあるのかもしれんな……
フガク : 己等には……ただ……明日もまた、剣を握るしかできまい
カルロ : ……(詳しいな、と思ったが黙った)
ダミアン : まあでも、ご苦労様です。綺麗だったんじゃないですか。
フガク : 志願制では…名乗り出るものも居なかろう…
ロザーリオ : 剣を弾かれた時はどうしようかと。なんてね
フガク : ……ううん……
カルロ : ほんとに?うん、まあ…ちょっとヒヤッとしたけどね。
フガク : (行きとは違った、微妙な空気)
カルロ : でも流石だったよ、ロザーリオ。
カルロ : ありがとう、おつかれさま。
フガク : 火を吹かれていたらただでは済まなかったろうな
ダミアン : (御冗談を。しめたとでも思ったのでしょう。と言おうとしたが、カルロの真っ直ぐな武人としての視線に押し黙った。)
フガク : 呆気にとられて言い忘れていた、ロザーリオ、君の剣技はやはり卓越している… お疲れ様
ロザーリオ : そうですね。だから早々にと。フフ、そう言って貰えるのなら捨てたものじゃないな
フガク : 次はもう少し、張り切って剣を振れるものにいこうか……
ダミアン : (ぷんぷんダミアンだった。行きと同じように、読書を始める……。)
カルロ : (ロザーリオは多くを語らないが―このように観客が望むように、応えてきたのだろう。)
フガク : 剣も魔術も、視点を変えれば奪うものである事実は、忘れてはならないな…
フガク : (再び馬車の外を見た)
フガク : お弁当にするか…… 街での食材で拵えた
ロザーリオ : そうですね。
カルロ : ……。
ダミアン : あ、……食べます。(食い意地。)
カルロ : あ、食べる。
フガク : うむ、皆のぶんもある。あまり日持ちするものではないから早めにな あらびあーただ
フガク : (パスタ!)
カルロ : パスタ、珍しいじゃん。
フガク : 紅茶も入れよう
ロザーリオ : おや、珍しい。
ダミアン : この飾り付け、漁師風ですね……。母国の方では見ないな。
カルロ : こういうのは弁当向きじゃないだろ、どういう風の吹き回し?
フガク : いいものが売っていたからな さすがは栄えている街だ
ダミアン : (もく……。一口。)おいし。
フガク : たまには、な……(ミンナニゲンキニナッテホシカッタ)
フガク : 口に合う方が良いかと思って 西の料理だ
ロザーリオ : 好きな味です。そうして考えてくれたなら嬉しいな
カルロ : ふうん。ま、いただきます。……(もくもく…)(ウィシュでのことを思い出す)
ダミアン : その……。べつに間違ったことは言っていないとは思いますが。否定的な態度はとってしまったと思います。
フガク : おお、よかった(大変うれしになった)
ダミアン : 誘ってくれてありがとうフガク。剣の鍛錬として、よい勉強になったのは間違いない。
カルロ : ……好きだって言ってたね。
ロザーリオ : ええ。好きです。
フガク : そう、か…… 色々感じたとは思うが、鍛錬としては良きものだったなら、よかった
カルロ : えへへ……
カルロ : 言えてたじゃないか、ロザーリオ。好きだって。
フガク : ……(安心)
ロザーリオ : フフ、他にも色々見出せたら良いですね。そういうの
フガク : また、皆で行こう……依頼へ
フガク : 今日はこの4人で行けてよかった。この地に
フガク : 目を背けても、世界が変わるわけではないからな…
ダミアン : 好きですね……。まあ、諸々含めて。総括して言えば、悪くなかったですよ。
カルロ : ああ、これからもたくさん見て、触れて…好きなもの、見つけていこう。
フガク : ……
フガク : たまには二人旅の思い出話でも聞かせてくれ、カルロ
フガク : また今度でいいのでな
カルロ : それはどうしようかな。なんてね。
ロザーリオ : 良いですよ。私が話すとカルロの話ばかりになりそうですが
フガク : (天堕ちてかえらなかった己等だが、新しく進んでいくことはできるから─……)
フガク : カルロが話してもロザーリオの話ばかりだぞ?(おい)
カルロ : あっ話すの!?……あ、ちょっと!
フガク : 悪いことではなかろうが
ダミアン : ほら、そろそろリーンですよ。降りる支度を!
カルロ : べ、べつにそもそも話してないじゃん!!ばーか!!
フガク : (片付け^~)
ロザーリオ : 戻りましょうか
フガク : 馬鹿ってなんだおい!!!
カルロ : だーっ!!
カルロ : 帰ろ帰ろ!!
ダミアン : もう……。(さっさと荷物をまとめて、降りる準備を終えてしまった。)
気さくな御者
「リーンに着く頃には夜かな……」

御者が小さく呟いた。

馬車は速度を速めて、針葉樹の森に敷かれた街道を進む。
幌の隙間から見える空には正真正銘の太陽が輝いている。
やがて訪れるのだろう静かで暗い夜に、想いを馳せた者があっただろうか。
どうあれ、南へ向かう馬車は冒険者の体を運んで行く。

フガク : 己に対しては随分と軽んじているというか態度が違いすぎんか!?
フガク : (ガミガミ)
カルロ : 五月蠅いな、そういう頭ごなしにガミガミと押し付けるのなんとかならないの!?
異郷の闘士に沸いた常昼の街は、少しの後に北方の観光地としてそれなりに名を馳せる事となるのだが。

それはまた、別のお話。

フガク : 貴様が余計なことを─
フガク : (ガミガミは続くのであった)
ロザーリオ : (その様子を見て笑った、普段通りに)
カルロ : ばか!あほ!にぶちん!どーてー!(以下程度の低い罵倒)
フガク : きさまぁああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
眠らぬ街の闘技場

     END 『勝敗は誰が為に』
ダミアン : やかましい!!!!
カルロ : また、次の舞台へ
ロザーリオ : お疲れ様でした
フガク : 帰るまでが依頼だ