国家転覆

[決闘の礼儀]を覚えました。
 ……今日はどのくらい飲めそうかな?
カラスが[多めに飲める]を選択しました
カラスは[酒耐性:強]になった
ロイ : (宿の扉をくぐれば、人の姿に気が付き) ——お、今日も先客さんだ
カラス : ん、こっちで人見るのは久々だな……アンタも飲みに?
ロイ : や。今晩は。 そうそう、この間ここで少しやってさ。結構気に入ったから今日も~と思って
カラス : 色々飲めるしな……昨日は賑わってたのか
取引をしました。
5ルド失った。
[ウイスキー] を手に入れた。
ロイ : 僕はもう少し種類があると嬉しいけどね~。 この間はどれくらいだったかなあ。4人はいたかも。そんなに大人数ってわけじゃないよー
ロイ : (「ここ座るね~」と角の席に着き)
ロイは[酒耐性:強]になった
カラス : 安いの1つで十分だからそこは俺とは違うな……4人か、多いな。大体一人で飲む事多いし
カラスは、ウイスキーを使った。
すーっと香り高い風味が鼻に抜けていく……
カラスは[ウイスキーを飲む人]になった
飲酒判定【☑…成功!】
ロイ : あ~。タイプ違う人かあ。僕は色々混ぜたりしながら種類飲むのが好きなんだよねえ。 …となるとこないだは僕が思ってたより大所帯だったのかあ。その時が初めてだったからそんなもんかと思ってたよ
カラス : 混ぜんの……
カラス : ええ?どれとか混ぜる?
ロイ : 混ぜるよ~。コーヒーにウィスキーとか入れちゃうよ~
カラス : 酒は酒だけでじゃないのか……
ロイ : この間はオレンジジュースで純米酒割ったよ~
ロイ : そのまんまでも好きだけど、僕は割るのも好き~。味変っていうかお手軽カクテルっていうか
カラス : 普段エールしか飲まねえからやったことねえな……
取引をしました。
5ルド失った。
[ウイスキー] を手に入れた。
ロイ : それじゃ今度暇があったらやってみなよお。意外とハマるかもよ?
ロイ : なんだったら今何か作ってもいいしね~
カラス : じゃあおすすめの頼むわ、何おすすめ?
ロイ : んへへ、早速頼まれちゃった。 ちょっと待ってねー。なんか良さそうなの見繕うから
カラスは、ウイスキーを使った。
すーっと香り高い風味が鼻に抜けていく……
カラスは[ウイスキーを飲む人]になった
飲酒判定【☑…成功!】
カラス : (カウンターに入っていく姿を見送って、もう一杯飲んだ)
ロイ : ん~ (冷蔵庫の中を物色) 君ってワインはいける?
カラス : 何でも飲めるよ、アルコール入ってれば大体好きだし
ロイ : いいね。そこは僕と一緒だ。 それじゃこれとこれにしよっかなー (冷蔵庫から赤ワインとオレンジジュースを取り出した)
カラス : まあ仕事終わりに飲むヤツなんて大抵はそうだよな……
ロイ : あ、生のオレンジある。丁度いいし切っちゃお
ロイ : はは、仕事終わった後は混ぜるとか言う頭ない事多いしね~。寝る前に酔えればじゅーぶん
 ロイはレッドワインクーラーを作った!
カラス : 寝る前に酔って倒れられるならそれが一番いいしな……
ロイ : はい、おまちどおさま。(グラスの端にカットしたオレンジの添えられたカクテルグラスをひとつ寄越した)
ロイ : あはは、同感~。フワっとしたまま寝ちゃうのが一番だよねえ。僕寝酒って大好き
カラス : 飲むか……、オレンジ乗せてんの良いな、洒落た感じで
カラス : (そう言いつつ、一気に飲もうとしたが改めて、慎重に飲んだ)
ロイ : 上等な感じしていいでしょ。味もいいよ~。悪くなった安ワインの味誤魔化すときとかよくやるの。
カラス : あ~……悪くなると香り無いしな……柑橘で誤魔化してるのか……
ロイ : そーゆー事~。 あと渋くなったり酸っぱくなったりするじゃない?ああいうのもいくらかマシになるからさー
カラス : 合理的だな……
ロイ : えへん。真似しちゃっていいからねえ
カラス : 気力ある時に真似するわ……そういや名前聞いて無えな、何?
ロイ : 言われてみればそうだった! いやあ、お酒の話出来ると楽しいからつい忘れちゃうね。 僕はロイエスティード。長いからロイでいいよ。 君は?
カラス : ロイな。覚えとくわ。カラス、弓師。覚えなくても良いよ
ロイ : あはは、残念。人の名前の憶えは悪くない方なんだ。 で、君はカラス君、と。 ちょっと変わった響きのお名前だねえ?
カラス : 一応本名だけどな。東の方ではないよ
ロイ : あ~ そっかそっか、東の方の言葉に似てるんだ! どっかで聞いたことあるような感じだったから納得~。 個性的でいいねえ。なんか意味とかあるの?
カラス : さあな……付けたの俺じゃないし、東洋の方じゃ黒い鳥の事らしいけど。家に戻る事ももう無いだろうし……謎は謎のままかもな。
カラス : アンタも名前に意味とかあんの?その言い分だと
ロイ : ありゃ、もしかして結構踏み込んだ話だった? ごめんねえ、つい興味で。
ロイ : お詫びに僕の名前の意味~、って言いたいけど、正直僕もそこは分かんないんだよねえ。確かめようがないのもカラス君と一緒かなー
カラス : 飲んで口軽くなってんのかもな……気にしてないから良いよ別に……
カラス : 事実だし
ロイ : あはは、お酒は怖いねえ。僕も気を付けないとうっかり変な事言っちゃったりしてー
カラス : もう言ってるかもな?
ロイ : え~? 何それえ? まだ口は滑らせてないと思うんだけどなあ
取引をしました。
5ルド失った。
[ワイン] を手に入れた。
ロイ : ……思うんだけど、言ってないよね?
カラス : 冗談、言ってないと思うよ。判断付かないけど
カラスは、ワインを使った。
芳醇でありながら、シルクのような口当たりだ…
カラスは[ワインを飲む人]になった
飲酒判定【☑…成功!】
ロイ : 脅かさないでよお。ホントに言ってたら僕3日くらい恥ずかしくて部屋から出て来れなくなっちゃうかもしんないからさー
ロイは、ワインを使った。
芳醇でありながら、シルクのような口当たりだ…
ロイは[ワインを飲む人]になった
ロイは[ほろ酔い]になった
カラス : 3日も引きこもるのか、ちょっと吐かせたくなるだろそういうの言われると
ロイ : こわあ。今から逃げる準備しよっかな。それかどうにかしてカラス君も道連れにしなきゃ……
ロイ : (ワインを飲むにしてはだいぶ早いペースでグラスを空けていく……)
カラス : 道連れにされたところで俺は変な事言っても引きこもったりはしないよ、そこまで稼ぎ無いから……
取引をしました。
5ルド失った。
[ウイスキー] を手に入れた。
ロイ : ちぇ。つれないなあ。まあその日暮らしの仕事なのは僕もだから実際は3日も部屋には居れないだろうけどねえ。無職とそこまで変わんないし
カラス : 冒険者とかほとんど無職だよな……
ロイ : ほとんどっていうか、僕は今日までずっと自分の事無職だと思ってやってきたよ、この仕事
カラス : 正しい認識だろ
ロイ : たまにお手伝いすると、お小遣いがもらえる
カラス : あ~……わかる……
ロイ : お手伝いがあるからギリギリ社会のすみっこにいても許されてるみたいな所あるじゃない? (少し酔いが回っているのだろうか、卑屈な単語がちらほら漏れ出ている)
カラス : 何でも屋とかそういうのって他に出来る事ねえからだもんな……
ロイ : ああ~~~っわかるな……。そうなんだよ、なんでも請け負うってことは逆に絶対にこれっていうのがないんだよ、僕たち
カラス : 冒険者じゃないとってなるのってそれ位の金しか出せねえとかそういうのだろ
ロイ : お金あったら騎士団とか自警団に頼めばいいんだしね……。カラス君よく分かってるじゃない……
ロイ : 冒険者に憧れるちっちゃい子とか見ると不安……。 わざわざこんな低層に落ちてこなくていいのに……
カラス : ほぼ最底辺だよな、小遣い貰ってるだけ無じゃねえけど、資格も何も無しにやれる時点で……
ロイ : うん…………
カラス : 何か辛気臭くなってきたな、飲むか。もう少し
カラスは、ウイスキーを使った。
すーっと香り高い風味が鼻に抜けていく……
カラスは[ウイスキーを飲む人]になった
飲酒判定【❎…失敗!】
カラスは[ほろ酔い]になった
ロイ : 仕事回されなかったら僕らただの浮浪者だからね。ウワッヤダヤダ僕も飲む
ロイ : おいてかないで
ロイは、ビールを使った。
ごくごく………ぷはーっ!
ロイは[ビールを飲む人]になった
カラス : 依頼があるだけマシ、マシだけどさぁ……
ロイ : 依頼が…… この世界から依頼がなくなっちゃったら…… 僕たちはどこに行けばいいと思う……?
ロイ : …………定職就きてえ~………………
カラス : どこに……あ~……死ぬ?
ロイ : やっぱ死? 安定の最終就職先ってそこになる?よね???
カラス : 定職就くか最初は考えてたんだけどな……耐えられなかったからやっぱ死ぬしかねえよ
ロイ : どーせ国にも帰れないし頼れる人とかいないしねえ……
ロイ : 今から定職探そうよ。安定した給料が明るい未来を創るよ、たぶん
カラス : そうか~……?国で死ねばギリギリ役に立てる気するけど、あ~……でも酒飲みすぎだし、駄目かも
ロイ : 僕はぜ~~~ったいヤだなあ、国で死ぬの……。どうせ国で死ぬなら全力で迷惑かけてからにしたいかも……
カラス : そんなひどい目遭ったのかよ
ロイ : 嫌いなんだよね~。上はみん~なお金と才能が大好きだからさー。全然国のためにがんばろっ!って気持ちになんない
カラス : どこも好きだよな金と才能……
ロイ : 好きだねえ~。そういうのってどうやったら出来るだけ痛い目見てくれるんだろ。見返したいなあ~でもあっちまで行く元気ないなあ~
カラス : 社会の構造だからそこ壊すとなるともう国自体を壊すしかないだろ……
ロイ : じゃあ…… なろっか!テロリスト!
ロイは、ウイスキーを使った。
すーっと香り高い風味が鼻に抜けていく……
ロイは[ウイスキーを飲む人]になった
ロイ : (いつの間にか手元に届いていたウィスキーを煽り)
カラス : 失敗したら死ぬし多分とんでもない生き恥晒して終わりだろ
カラス : あ~、生きたら生き恥だし死んでも損……
ロイ : 考えてもみなよ、国で死ぬかどうかって話してるんだよ、僕たち。
ロイ : それに冒険者になった時点で落ちるところまで落ちてるんだからそれ以上はもう何やったって誤差だよ!!!
カラス : わかる……冒険者やってる時点で誤差だし、正直親にも見られたくねえし恥
カラス : ハァ~~~~…………
取引をしました。
2ルド失った。
[ビール] を手に入れた。
ロイ : やっぱりやろうよっ!テロリズム! 爪痕のこそっ!!
カラスは、ビールを使った。
ごくごく………ぷはーっ!
カラスは[ビールを飲む人]になった
飲酒判定【☒失敗…】
カラスは[ほろ酔い]でなくなった
カラスは[酩酊]になった
ロイ : …… 何の話してんだ? (急な賢者タイム)
カラス : テロなぁ”~……何か案ある?井戸に毒?
ロイ : 井戸に毒はかなりいいねえ。でもなあ、僕下町の子たちは結構好きだったからなあ。どうにか上の方だけ良い感じに潰し合ってくれないかなあ~ (束の間の賢者タイム。 男は再び酒を煽る)
ロイは、純米酒を使った。
甘い口当たりの後、果実のような芳香が抜けていく…
ロイは[純米酒を飲む人]になった
カラス : 折角やるなら全員やろう……国1つ終わらせるならそれくらい必要な犠牲じゃないの
ロイ : うーん、一理ある~。国の仕組みが嫌いなんだから、一回丸ごとなくしてからやり直す方が早いもんねえ?
カラス : だろ……?
ロイ : うんうん
ロイ : そっかあ…。じゃあみんなとはここでお別れで~す。えい(先程作ったカクテルのグラスに残っていたオレンジをグラスの中に落とした)
カラス : あ”~……国家転覆”~……
ロイ : 国家転覆ってこんなに気分がいいんだあ~~~~ ウェヘヘヘヘヘ
ロイ : 楽しくなってきちゃったな。やっぱお酒だよお酒
カラス : へへ……あ”~もう酒出せねえの~?ハァ~……?
取引をしました。
[水] を手に入れた。
カラスは、水を使った。
ゴクゴク…
カラスは[水を飲む人]になった
カラス : (水を頼んで飲んだ、既に酔ってる)
ロイ : マスターマスターマスター僕はもっとくれるよね? ね?
ロイ : 僕はまだ…… いけまあす!!
ロイは、ビールを使った。
ごくごく………ぷはーっ!
ロイは[ビールを飲む人]になった
カラス : ズルいぞ~…………おい~~”!!
ロイ : あ”~~~~
ロイ : イヒヒヒヒ いいでしょ 僕のほうが肝臓強いんだあ!!!
カラス : 肝臓の性能で負けたわ……あ”~なんか食う、なんか、なんか出せマスター……
取引をしました。
1ルド失った。
[あげじゃが] を手に入れた。
カラスは、あげじゃがを使った。
ほくほく…
カラスは[あげじゃがを食べる人]になった
ロイ : あ、すごい。お酒飲んだのにまだご飯入るんだあ! 胃の容量は負けかも
ロイ : でも僕にはちゃんぽんがあるからねえ!
カラス : 何も食ってないからまだ行ける……朝も昼も食ってねえし
ロイは、ウイスキーを使った。
すーっと香り高い風味が鼻に抜けていく……
ロイは[ウイスキーを飲む人]になった
ロイ : え~? 不摂生だなあ。  僕もあんまり人の事言えないけど
カラス : 水飲んだらなんか……食う気なくなったし……後輩?あ~そういうの……に呼ばれてたから付き合ってやってたら食い忘れた……
ロイは、純米酒を使った。
甘い口当たりの後、果実のような芳香が抜けていく…
ロイは[純米酒を飲む人]になった
ロイ : あ~。完全にお酒飲む人のお腹だねえ。 うわ!いいなあ後輩とかって。しかも仕事行ったんだ……。僕が夕方まで寝てたっていうのに…………
カラス : 俺の勝ち……
ロイ : くそおおおお~~~~ (アルコールエンジン、追加投入)
ロイは、ビールを使った。
ごくごく………ぷはーっ!
ロイは[ビールを飲む人]になった
カラス : クソ生意気だけどたまに頼ってくんだよな……まぁ悪い気はしねえけど……
ロイ : いいじゃないのさ~。お小遣いが貰える無職の僕たちは横のつながり大事だよ~~~? 可愛がってあげなよ~~~~
ロイ : 僕は5年もやってそういうのまだ一人もいないけど・・・・・・
カラス : 5年かァ~……長いな、他の仕事やれなくなるレベルじゃねえの……
ロイ : そうなの! 困ってるの! なんかダラダラやってたらこんなになっちゃってさあ、色々職業病…? みたいな感じになって見付かる仕事も見付からないんだよぉ~ 助けてよう
ロイ : 来年こそは辞めたいよう
カラス : 無理~……俺も同じ底辺だから……
ロイ : うわあん 同じ穴のフェレットだあ
ロイは、ウイスキーを使った。
すーっと香り高い風味が鼻に抜けていく……
ロイは[ウイスキーを飲む人]になった
カラス : 俺も大体3年か4年だし似たような物だし、1回落ちて這い上がれると思うな……
ロイ : 怖いよぉ~!!!!
ロイ : 怖いからもう一杯いっちゃお。。。。。。。。
ロイは、ワインを使った。
芳醇でありながら、シルクのような口当たりだ…
ロイは[ワインを飲む人]になった
カラス : クソ~俺も飲ませろよ~……あ”~~(酔ってる相手に酒は出さない、まともなマスター)
ロイ : お酒を飲みたがっている人にお酒を出さないだなんて…… そんなあ…………
取引をしました。
[水] を手に入れた。
カラスは、水を使った。
ゴクゴク…
カラスは[水を飲む人]になった
カラス : あ”~~~水しか飲めねえ~……
ロイ : (死にかけの小型犬のごとく亭主に抗議を送っているが、アルコールによって死にかけた小型犬に道理などない。亭主は首を横に振るばかり)
カラス : 抗議しても無駄だろ……、社会はその程度じゃ変わらねえ……
ロイ : やっぱ国家転覆するしかねえ・・・・・・・
カラス : あ”~そんなんだから犯罪者予備軍扱いされるんだぁ”~……
取引をしました。
1ルド失った。
[コーンスープ] を手に入れた。
カラスは、コーンスープを使った。
ほかほか…
カラスは[コーンスープを飲む人]になった
ロイ : う”ぅ”!!! 犯罪者予備軍だなんて酷い事言って! ホントの事言った罪で暴力を働くぞお!!!!
カラス : 乱闘するなら外でって怒られるだろ、困るだろそれは
ロイ : それは嫌…… もっと飲みたいから…… (スン…)
ロイ : あ~、もう一杯……(酒類を頼もうとしたところで、男は気が付く。お腹がいっぱいである)
ロイ : ……
カラス : それとも殴り合いたかったのか……?
ロイ : やだよおそんなの。めんどくさいじゃない。
ロイ : でも分からせる必要があるならそれもしょうがないかなとは思ってるの、僕……
カラス : たまに居るだろ……殴り合って決めるとかそういうヤツ……
カラス : 模擬戦ってパターンもあるけど……
ロイ : あー、僕はそういうの無理。めんどくさいし。
カラス : 怠い、同意
ロイ : そんな事で体力使って痛い思いしなきゃいけないなら不戦敗でいいじゃんねえ?
カラス : 負け扱いされんのはなんか腹立つな……
ロイ : そお? 僕はさっさと終わるならそれが一番だなあ
ロイは、白湯を使った。
ぽかぽかと温まる…
ロイは[白湯を飲む人]になった
カラス : だって俺のがやれると思うし……
ロイ : それは僕もそうだけど…………
ロイ : やばもうお湯しか入んない
カラス : 酒だけで腹膨らませてんだろ……
ロイ : あんまり若くないから…… すぐお腹いっぱいになっちゃうの……
カラス : あ~……幾つ?
ロイ : 今年で32ぃ
ロイ : もうとっくに峠は越えてるの、胃袋の
カラス : あ~俺より大分上……
ロイ : ふふ。25過ぎると一気に来るから気を付けなよ
カラス : まあそんな歳関係ないか……冒険者に年齢も資格も関係ねえしな……
カラス : マジ?
ロイ : そうだよお。だ~からこの歳にもなってクダ巻いてるんじゃない
ロイ : マジ。ほんとにびっくりするくらいすぐお腹いっぱいしになるし、胃もたれって言葉の意味を身をもって知るようになるよ
カラス : マジか~……嫌だな……30なる前には死にてえな……
ロイ : じゃカラス君と話してる僕は幽霊かもなあ
ロイ : うっへへへ。35になったら俺も進退考えよう。人生の
カラス : 幽霊なっても冒険者やってんの可哀相だな……あ”~成仏しろ~成仏~……
ロイ : あ”~~~枕元に出てやる 毎晩夢のない仕事の話してやるう
カラス : 夢のねえ仕事……あ~”?例えば?
ロイ : え~~~ なんだろ…… 日給10ルドのドブさらいしか依頼が残ってなかった時の話とかかな……
カラス : うわ
ロイ : タイルの青い所だけ数えるバイトの話のほうがいい?
カラス : それであれだろ、スライムとか他の魔物とか住み着いてて最悪になるヤツな
カラス : 何だよそれは
ロイ : そうだよ! 下水にいちゃいけないやつが出てきて臭いし安いしで最悪になる奴だよ!
ロイ : タイルはねえ。……
ロイ : ……なんだったんだろうねあれ。なんで数えさせられたのかもわかんないんだけど、新手の金持ちの道楽に付き合わされたんじゃないかって最後まで疑ってた
カラス : 臭い最悪になるやつはマジでカスだわ、戻って酒飲むのもキツイし
カラス : 何なのかわかんねえのかよ
ロイ : あーいう臭いってすぐには取れないから食欲もなくなるもんねえ。
ロイ : わかんない……。でもまだたまに依頼見るからまだ数えてるんじゃない? 怖いねえ……
カラス : マジ?あんの?怖
ロイ : ある……。ほんとに時々だけど……。 他に仕事なくても取らない方がいいと思うな、僕は!
カラス : 宿の奴に振られたら……断れねえな……嫌だな……
ロイ : 時々強引に仕事渡してくることあるしねえ。まあそん時は逃げな、窓から
カラス : 窓から
カラス : 割ったら怒られそうだな、開けて出るか
ロイ : 玄関は塞がれるかもだし……
ロイ : 大丈夫! この間食器棚壊したけどこの通りまだ生きてるし窓はまだマシだって
カラス : マジ?食器棚はマズいだろ
ロイ : あ、僕じゃないよ? 僕と一緒だった人ね? でもわりとしっかりブッ壊しちゃったかも
カラス : ヤバい奴と付き合ってんな……
ロイ : そん時は土下座で切り抜けようと思ったんだけど、隙を突いて逃げて来た
カラス : 友達選んだ方が良いよ
ロイ : 僕もちょっとそれは思った。
カラス : 幾ら冒険者とはいえな、面倒なの引き込む奴とは離れた方が良い
ロイ : あはは、ホント仰る通り……。次になんか壊したら考えよ
カラス : あ~あ、そうやって次~って言ってまた次に回すんだろ、離れられねえやつだよそれ
ロイ : そんな事言ったってえ。僕にも付き合いあるしさあ。食器棚はヤバいけど、ジャムの瓶壊すのに武器使おうって言ったこっちにもちょっとは非があるしさあ
カラス : まあ人付き合い出来ねえと仕事無くなるもんな……
ロイ : そうだよお。 ちょっと一緒に死を垣間見るくらいが丁度いいって
カラス : 一緒に死ぬの嫌だな、一緒に埋められそうで
ロイ : 共同埋葬は流石に僕もイヤ
カラス : 埋められるのもあんま嬉しくねえしな……
カラス : あ~~死ぬなら消滅が良い……あ”~~~
ロイ : うん、まず埋められたくない。なんていうか見られたくない、いろんなものを
ロイ : 人間ってなんで死ぬとジュワ!って消えてくれないんだろうねえ。ボンッ!でもいいけど
カラス : 爆発して吹っ飛ぶしかねえな……派手でイヤだけど
カラス : なんか酔い醒めてきたわ……依頼でも行くか?
ロイ : 爆発で何人か巻き込んでいきたいかも。あっそれだと良い感じの国家転覆できない?
カラス : あ~死体の爆発で1国潰す的な……
ロイ : 今からあ? 真面目さんだねえ。僕はもうちょっと…… え。何よマスター。やあだよ!もっと飲む! 死体の爆発を連鎖させてフルコンボするんだよお!!
ロイ : ワ~!! (椅子から立たされた)
カラス : アンタもそろそろ飲めない扱いだろ……へへ……じゃあ広場な
ロイ : ううん、しょうがないなあ。了解~
 ……この通りを外れると、リーンの広場がある区域へと出られるが…
 そのまま銀色通りを抜けて先へ、先へ。
 …君は、そうして歩を進めていく。