依頼、落涙洞の27時間

……苦労の末。落涙洞の奥深くに棲み付いた
魔物の討伐依頼を終えた
あなた、もしくはあなたたちは、
暗く狭い洞窟を抜け、入口付近まで戻ってきていた。

ロザーリオ : 久しく苦戦しましたが、これで終わりですね。お疲れ様です
カルロ : はー…… うん、おつかれさま…帰るまでが依頼とは言ったものだが。
ロザーリオ : まあ、戻ってゆっくり休みましょう。
カルロ : ん。…外は雨か…
ロザーリオ : なら止むまで待つか……
しかし、出発前から降り続いていた雨は
いまや雷を伴う豪雨となり、
落涙洞がある荒野の地平線までを、
分厚くどす黒い雲が覆い尽くしている。
カルロ : ……そうだな。これだと戻るのも一苦労だ。
時刻はこれから夕暮れ、夜に差し掛かろうというところだ。
加えて、依頼による消耗もある。
洞窟の探索を終え、魔物を討伐し、来た道を戻る。
その疲労は決して少なくない。
ロザーリオ : 時間もかかるでしょうしね。これ以上酷くならない保証もありませんで
カルロ : (入り口から夕日は見えない。分厚い雲ととめどなく打ち付ける雨に小さく肩を竦めた)
この豪雨の中、リーンまで戻るのは危険だ。
そう判断したあなたたちは、
落涙洞の内部に戻り、野営をすることに決めた。
ロザーリオ : 戻りましょうか。洞窟の中なら雨もしのげるでしょうし
カルロ : 雨には慣れているけれども、ね。ああ。
……入口付近にある開けた空間にキャンプを作り、
簡易なテントを張り、
焚き火の準備をする。
ロザーリオ : 案外と外でこうして休む機会は無かったですね。少し新鮮です。なんて
カルロ : 確かにね。俺は…旅している間には結構あったけれども…案外二人でとなると都市部が多かったし。
カルロ : (手際はよく、それなりに慣れているのが伺える)
ロザーリオ : (その様子を眺めている、然程作業に手を出しもしないが、不慣れなのだろう)
ロザーリオ : 明日には止みますかね。
カルロ : …恐らくは。
ロザーリオ : なら、明朝には出ましょう。止んだ頃には起こします。
カルロ : あの町みたいに長雨だったら暫く出られないな、なんて。
カルロ : ああ、お言葉に甘えて程々に休むよ、さすがに、ね…
ロザーリオ : そうなったら独り占めですが、食物が無ければ困るかもしれませんね。なんて。
雨音は変わらず響き続けている。
恐らく、明朝になれば雨足も弱まっているだろう。
ここで一晩の休息を取り、夜明けに発つ。
その計画で問題ない。

ロザーリオ : ええ、おやすみなさい。
……いいや。
問題ない、はずだったのだ。
──激しい轟音が耳をつんざく!
カルロ : おやすみ―…… ……!
ロザーリオ : っ!?しまっ
『落雷によって洞窟のどこかで落盤が起きたのだ!』
そう思考を巡らせるよりも早く、
地鳴りと崩壊音が周囲を満たし──
──今まさに自分たちの頭上が崩れ落ちてくるのを、
あなたたちは見た。
ロザーリオに21のダメージ ([]+41)/2
ロザーリオに13のダメージ ([]+41)/3
ロザーリオは15のSPを失った ([]+29)/2
ロザーリオは9のSPを失った ([]+29)/3
ロザーリオは2のWillを失った  
ロザーリオは[重傷]になった
カルロに17のダメージ ([]+33)/2
カルロに11のダメージ ([]+33)/3
カルロは14のSPを失った ([]+27)/2
カルロは9のSPを失った ([]+27)/3
カルロは2のWillを失った  
カルロは[重傷]になった
ロザーリオ : まだやれる
カルロ : ハハ……ッ……!
……。
……。
……冷たい岩肌の温度を感じる。
……どうやら、一命は取り留めたようだ。
……だが、……。
どうやら、土砂崩れによって
落涙洞に閉じ込められてしまったらしい。
……周囲を見回しても、出口らしきものは見えない。
ロザーリオ : …………ご無事で?
カルロ : ……けほっ… …ロザーリオ… ああ、なんとか。
……あなた、もしくはあなたの仲間たちの状態を確認する。
土砂崩れに巻き込まれた際に、傷を負ってしまったようだ。
浅くはないが、致命傷ではない。
……幸いなのは、この洞窟に棲む魔物は、
先の探索時にあらかた排除していることか。
カルロ : 血と泥の味がする… はぁ…
カルロ : そっちは大丈夫か…?折れてない…?
ロザーリオ : 迂闊でした、すみません……いえ、私は大丈夫ですよ
カルロ : …… 不幸中の幸いだ。
……どれくらいの間、気を失っていたのだろう。
光は差し込まず、雨音も聞こえない。
まるで、この洞窟だけが外界から隔絶されてしまったかのようだ。
カルロ : 謝ることはないだろ、俺も予見できなかったし…
カルロ : ……生き埋めみたいだなあ…
ロザーリオ : いえ、中で休もうかと言ってしまいましたし……話した所で巻き戻りはしない、切り替えます。
……あまりにも帰還が遅ければ、
アルマをはじめとする「羊のしっぽ」の皆が異変に気付くはずだ。
だが、捜索隊が派遣されるとして、
救助されるのがどれほど先になるか、見当もつかない……。
ロザーリオ : 思ったよりは時間が経っているかもしれませんね。
カルロ : そうかもしれない。依頼に出てることは宿で分かってるはずだ、そのうち…
カルロ : …いや、すぐにとはならないだろうが… …ともかく糸口を探す他ないか。
ロザーリオ : それを待てる身ではありますが、出るだけの努力を怠るつもりも無い……、ええ。他に出口が無いか探すべきでしょうね
丸一日……二日……
ひょっとすると、もっと遅くなるかもしれない。
その間、どうにかして生き抜く術を見出さなくてはならない。
……いずれにせよ、
このままうずくまって、待っているだけでは埒が明かない。
少なくとも、水と食糧。
それから、火種を探さなくては。
あなたたちは痛む身体を奮い立たせ、
洞窟内を探索することにした。
あなたたちは、泥だらけになったバックパックを発見した。
自分たちが持ち込んだものだ。
だが、土砂に巻き込まれ、
ほとんどの道具が使えなくなってしまっている……。
……かろうじて、いくつかの食糧と、
僅かな水が無事だった。
だが、先の依頼で既に消費していたこともあり、
その量は決して多いとは言えない。
安心するにはまだまだ足りないが、
それでも、無いよりはマシだろう……。
あなたたちは、食糧と水を回収した。
ロザーリオ : どうです?まだ使えそうで?
カルロ : 無いよりはマシかな。
[なけなしの食糧] を手に入れた。
[わずかな水] を手に入れた。
ロザーリオ : なら良いか……
カルロ : ……一度死んだ身なのに、不便なことだよ。
ロザーリオ : ……私はそういう所も好きですよ。
ぐしゃぐしゃになったテントの跡だ。
辛うじて身を横たえられそうな部分は残っている。
……だが、今は休んでいる場合ではない。
カルロ : ん、んん… あ、ありがと…でいいのか…?も、もう…
カルロ : (顔をそむけた…)
ロザーリオ : いえ、食べてる所も好きだなと思って……あー……今する話でもない……気が緩んでるな……
焚き火跡だ。
落盤の衝撃で火は消え、
薪は泥と雨水で湿っている……。
これではもう使えないだろう。
冷たい空気が頬を撫でる。
……地面と岩肌の隙間に、
身をよじれば進めそうな空間がある。
進みますか?
*ぴちゃっ*
……水滴がしたたり落ちた。
この先が出口のようだが……。
……落盤による土砂崩れが酷く、道は閉ざされている。
更に、土砂を退ければ別のところが崩れてくるかもしれない……。
この道を使おうとするのは危険だ。
ロザーリオ : 進めそうな場所はありますね。
カルロ : ここ…進めるかも
ロザーリオ : なら進んでみますか、潰されはしないでしょうし……
……地面と岩肌の隙間に、
身をよじれば進めそうな空間がある。
進みますか?
カルロ : これ以上埋められるのは困るな。…ああ。
……!
遥か眼下から、水の音が聞こえる。
カルロ : …水音。
ロザーリオ : 飲み水には困らないかもしれませんが……
カルロ : ……だいぶ下まで降りないといけないな。
ロザーリオ : 一旦保留ですかねこれは
だが、切り立った崖のようになっており、
道具も無しにこれを降りるのは極めて危険だ。
……何か縄のようなものがあれば、
すぐそこの岩に結び付けて垂らすことで、
崖の下に降りられるかもしれない。
カルロ : …そうだね。
……行き止まりだ。
落盤の影響だろうか……。
……行き止まりのようだが……。
注意深く観察する……。
目標値:10 <= 3d + 感覚補正 + パーセプション
……!
カルロ : む
行き止まりを調査していた者が、
奥に続く道を発見した!
ロザーリオ : どうしました?
カルロ : こっち。道がある。
ロザーリオ : なら行ってみますか
進みますか?
ゴブリンの死骸だ。
既に事切れてから時間が経過しているらしい。
恐らく、冒険者たちが洞窟を探索する前に
魔物同士の縄張り争いに敗れたのだろう。
これは……ゴブリンが集めたガラクタだろうか。
様々なゴミ同然の道具が、
乱雑に一ヵ所にまとめられている。
ロザーリオ : この部屋まで来た覚えはありませんね。案外この洞窟は広いらしい
カルロ : そうだな… ゴブリン…の収集したガラクタ…(目を眇め)
ロザーリオ : ロープがあれば降りられるかも
ほとんどはろくに使えそうにないが、
縄と、木材の破片を見つけた。
カルロ : …縄、と木の端材。使えるかも。
ロザーリオ : おや、それなら降りられそうかな。
火打石まである。
ご丁寧に、打ち金に使えそうな鉄片も転がっていた。
他に火種になりそうなものがなければ、
これらを用いて火を起こせるだろう。
カルロ : 火打石まで…渡りに船だな。
これで木片は焚き火の燃料になるはずだ。
それに、縄は何かに使えるかもしれない……。
あなたたちは、縄と木片、火種を手に入れた。
ロザーリオ : 少なくとも即座に死ぬような目には遭わなくて済みそうですね
ロザーリオ : まあ、妙な話にはなってしまいますがね
カルロ : お陰様で。……ふふ、でも埋葬されるのはまだ早いでしょ。
ロザーリオ : まあね
進みますか?
……!
遥か眼下から、水の音が聞こえる。
だが、切り立った崖のようになっており、
道具も無しにこれを降りるのは極めて危険だ。
……先ほど見つけた縄を使えば。
すぐそこの岩に結び付けて垂らすことで、
崖の下に降りられるかもしれない。
あなたたちは慎重に岩に縄を結び付け、
崖下へ降りて行った。
カルロ : …よし。
ロザーリオ : では降りますか
カルロ : (頷く)
……!
これは……どうやら地底湖のようだ。
カルロ : ……こんなところに湖が…
ロザーリオ : 随分恵まれていますね。これだけ水があるなら困りはしないでしょうし
水は澄んで、魚影らしきものも見える。
どこかに汲めそうな湧き水や、
魚を獲れそうなところはないだろうか……。
カルロ : …生き物もいる。ありがたいね…
岩壁の隙間から、透き通った湧き水が流れ落ちている。
……飲用にしても問題ないだろう。
あなたたちは、清潔な湧き水を手に入れた。
ロザーリオ : 降りて行かずとも得られる場所にあって良かったです。
カルロ : …うん、飲んでも平気そう。
……魚が泳ぎまわっているのが見える。
ここからなら、腕を伸ばせば獲れるかもしれない。
ロザーリオ : どうかな……獲れそうです?
カルロ : いつもなら泳いで取るんだけどな…
だが、魚はとてもすばしっこい。
捕まえるには、手先が器用なもの……
あるいは、サバイバル術に長けるもの……。
そういったものが挑戦したほうがよさそうだ。
ロザーリオ : 今は怪我もしていますし、此処から取れる範囲でとしましょう
魚を捕まえますか?
(※イベント起動者のステータスで判定します)
ロザーリオ : まあ見ていて下さい。私がやってみます
カルロ : …そうしようか。血で汚しかねないや…頼む。
ロザーリオが[はい]を選択しました
魚を捕まえろ!
目標値:12 <= 3d + 器用補正 + サバイバル
達成値:15([6,3,2]+4)
判定に成功しました
ロザーリオ : 造作もない
お見事!
魚を捕まえることに成功した!
ロザーリオ : …………よし、獲れました。案外上手くやれるものですね
あとは焚き火を起こすことさえできれば、
ひとまず今日の食糧はどうにかなりそうだ。
カルロ : ……流石。器用なもんだな…
ロザーリオ : 気配が希薄ですから、それもあるんだと思います。
カルロ : あんまりこう…イメージなかったんだけど…
カルロ : ああ、確かに…? 案外覚えてなくても以前経験あったりしてね。
ロザーリオ : そうなら嬉しいですがね
……これで、
火を起こすための木片、
食糧と水が揃った。
カルロ : もし水辺で暮らしてたなら同じだ。行ってみたいなと思わなくもないけど(ふ、と目を細めた)
ロザーリオ : フフ、覚えていないだけで行った事はあるのかもしれませんね。
カルロ : (地底湖の澄んだ水が湛える深い青に似た瞳が灰色を映す)そうだな、覚えてなくても"あった"かもしれない。
カルロ : …そういうものが生かしてるんだろうな。(小さく呟いた)
他に探索できそうな場所もない。
一度、キャンプ跡に戻ろう……。
ロザーリオ : 戻りましょうか。一旦
カルロ : うん。
縄を上って洞窟に戻りますか?
……地面と岩肌の隙間に、
身をよじれば進めそうな空間がある。
進みますか?
*ぴちゃっ*
……水滴がしたたり落ちた。
ロザーリオ : しっかりとした野営にはならないかもしれないですが、やらないよりはマシでしょう。休むためにも
カルロ : ……こう、暗いし外の音も聞こえないと…時間感覚が分からなくなるな…
ロザーリオ : そうですね、永遠に続く夜のようにすら感じる
カルロ : …… うん…
焚き火を起こし、今日はもう休もうか。
カルロ : 火を点ける。休もうか…あんただって消耗はするだろ…
ロザーリオ : ……良くご存知で。
ロザーリオが[はい(クエストを進行します)]を選択しました
……ひとまず、他に探索できるところはなさそうだ。
いたずらに動き回っても体力を消耗してしまう。
カルロ : よく見てるからネ。
あなたたちは、ゴブリンのガラクタから手に入れた
木片を砕いて焚き火を起こし、
捕まえた魚を焼き、野営をすることにした。
……あたたかな焚き火が洞窟内を照らす。
ロザーリオ : なら余り格好悪い所は迂闊に見せられないな……
カルロ : …そんなに意地張らなくてもかっこいいよ。
ロザーリオ : 意地を張っているというか…………まあ、そうかもしれません。でも好きな相手には良い部分を見せたい物でしょう。(小声で)
カルロ : (火の明かりに照らされる輪郭を、うっとりと視線でなぞる)
カルロ : フフ……そういうところ、好きだな。
ロザーリオ : ……もう、揶揄ってます?
カルロ : ちょっとね。でも本気だ。
カルロ : (眩しそうに、双眸が細められた)
ロザーリオ : 私の良くない所を見せたとしても好きで居てくれるなら随分な幸せ者だなと、思いますが…………
ロザーリオ : ……お疲れでしょう。休んでください(心配と、それからほとんど照れ隠し気味に言って)
カルロ : ……もちろん。好きでいるよ、確信がある。
カルロ : "まだ現実だったのだと噛み締めるためには休息も必要"だからな。(くす、と微笑んで)
ロザーリオ : おや、覚えていたので?
カルロ : まあね。
カルロ : おやすみ。ちゃんと休むよ…お互いまだ生きてるから…ね。
地底湖で獲れた魚を焼いて食べ、
水分を補給したあなたたちには、
僅かばかりの活力が戻っていた。
ロザーリオ : ええ。お休みなさいカルロ
ロザーリオは6回復した。  
ロザーリオは6のSPを回復した。  
ロザーリオは1のWillを回復した。  
カルロは6回復した。  
カルロは6のSPを回復した。  
カルロは1のWillを回復した。  
……ひとまず、今日の分は
食糧も水も確保することができた。
だが、焚き火の燃料に使えそうなものは
偶然見つかった木片くらいしかなかった。
……では、明日から先は?
生で魚を食べるわけにもいかない。
いや、その前に、
火が無ければ、凍え、衰弱してしまうだろう。
……土砂崩れからどれだけの時間が経ったのだろう。
アルマたちは、今ごろ捜索を開始してくれているのだろうか。
それとも……。
……不安が尽きることはない。
だが、それでも現状、もはやできることはない。
……ひとまず、区切りがついたら眠ろう。
少なくとも今は、温かな中で休むことができる。
十分に休める時に休んでおかなくては、
今後、どうなるか……何も分からないのだから。
もう休もうか。
カルロ : (身を寄せて、目を閉じる)
ロザーリオ : (眠る様子を眺めて、少しだけ微笑み、そして頭を撫でた)
カルロ : (わずかに微笑みを浮かべ、小さな寝息を立てる姿は、生者となんら変わりない)
ロザーリオ : 生き埋めにするわけにはいかないな……(小声で呟いてから、少しだけ目を閉じる。眠れはしないが休むために)
ロザーリオが[はい(クエストを進行します)]を選択しました
……不安は尽きないが、眠ろう。
あなたたちは、今、
どんな気持ちで眠りに就こうとしているのだろうか。
いずれにせよ、ただ、夜は更けていく……。
……目を覚ます。
焚き火は既に消えていた。
ロザーリオ : カルロ、起きてますか?
カルロ : ……ん…
カルロ : おはよう… といっても火が消えたぶん…夜みたいに思えるが…
……ごく僅かに、洞窟内の温度が上がっている気がする。
恐らくだが、夜が明けたのだろう。
しかし、光も差し込まないここでは、
時間の感覚さえも曖昧だ……。
カルロ : …いや…外は夜明けかな……
ロザーリオ : あの時間帯が夜であったのなら、もう昼かなと思いますが。まあ、曖昧な所ですね
……今日の方針はまだ決まっていないだろう。
だが、できることはやらなくてはならない。
まずは、地底湖まで本日分の水を取りに行こう。
ロザーリオ : 水は取りに行くべきでしょうね。ひとまずは
カルロ : 僅かにだが気温が上がってると思う。…ともあれ、やることはやろうか。
冷たい空気が頬を撫でる。
……地面と岩肌の隙間に、
身をよじれば進めそうな空間がある。
進みますか?
縄を使って地底湖に降りますか?
カルロが[はい]を選択しました
澄んだ湧き水を手に入れた。
[澄んだ湧き水] を手に入れた。
……キャンプに戻ろうか……。
カルロ : …よし…
ロザーリオ : これで一旦は困らずに済みそうですね
あなたが縄に手をかけ、
崖を上ろうとした……その時。
カルロ : ……!
ロザーリオ : カルロッ!
カルロ : まず、
……!
縄が切れてしまった……!
カルロ : …ごめん……もう少し持つと、思っていたんだが…
幸いにして怪我はないが、
これではもうキャンプへ戻ることはおろか、
崖を上ることさえできない……。
ロザーリオ : いえ、怪我が無くて良かったです。もう少し上った所だったら更に怪我をしていたかも
カルロ : 見立ても扱いも杜撰だったな… … あ、ああ、怪我はないよ。ありがと…
……絶望の状況。
だが、まだ何かあるはずだ。
あなたたち冒険者は、いつだってそうやって
難局を突破してきたはずだろう。
ロザーリオ : 幸い、水には困りません、どうするか考えましょう
カルロ : …こうなったら他の手を探すしかあるまい…
この状況を打破できる光明を探るべく、
あなたたちは再び、地底湖の探索を開始する。
……!
切り立った崖をよく観察してみると、
中腹あたりに側方へと抜ける横穴が見える。
カルロ : 崖の中腹に穴がある…行けなくもない、かな…
岩壁も足掛かりになりそうな突起が多く、
うまく位置取りをすれば、なんとか横穴までは進めそうだ。
ロザーリオ : 進めそうではありますね……
カルロ : (目を眇め)それなりに危険だけども。
しかし、現在の疲労した状態では、
更に体力(HP)を消耗してしまうことは免れないだろう。
加えて、一度上ってしまえば、降りることも難しそうだ。
……他に探索できそうな場所はないか?
それを確認し、よく考えてから行動するべきだろう。
ロザーリオ : 登った先がどうであれ、降りるのは難しいでしょうね
カルロ : だな。…もう少し他も見てみようか。
ロザーリオ : ええ
……!
地底湖をよく観察してみると、
向こう岸に道が続いているのが見える。
カルロ : …向こう岸に道がある。
ロザーリオ : なら進んでみるのも手ですかね
カルロ : 泳ぐ必要があるけど…
水深もそこまで深くない。
装備を着たままでも、なんとか対岸までは進めそうだ。
カルロ : …いや、まあこれくらいなら歩いても…いけるか
ロザーリオ : …………沈まないくらいであれば良いんですがね
しかし、現在の疲労した状態では、
更に気力(SP)を消耗してしまうことは免れないだろう。
加えて、一度渡ってしまえば、戻ることも難しそうだ。
カルロ : 沈ませないよ、俺がいるもの。 崖と、湖…二つかな…どうしようか。
……どうやら、
この地底湖を渡るか、
崖上の横穴か。
そのふたつしか、道はなさそうだ。
ロザーリオ : なら偶には頼らせて貰いましょうかね……体力を消耗するよりは、気力の方がマシな気もします
どちらを選ぶにしても、消耗は免れない。
よく考えて決定するとしよう。
カルロ : 任せて。
気力(SP)は使いそうだが……。
湖を渡り、対岸の道へ進みますか?

※一度進むと戻ることはできません。
カルロ : (手を取り、湖へと踏み出す)
ロザーリオ : (しっかりと手を掴んで、慎重に歩みを進める)
ロザーリオが[はい(SPを消耗し、クエストを進行します)]を選択しました
……あなたたちは、浅い地底湖を渡り、
対岸の道へ向かうことに決めた。
水深が浅いとはいえ、泥濘に足を取られる。
加えて、冷たい水温が徐々に体を蝕む。
じわじわと気力を消耗していく……。
ロザーリオは3のSPを失った ([]+11)/3
カルロは3のSPを失った ([]+10)/3
……だが、あなたたちは見事、
湖を渡りきり、対岸へと辿り着いた!
カルロ : ……大丈夫?
ロザーリオ : ……ええ、どうにか。思いのほか足を取られました、軽いからですかね……
カルロ : …浅くて流れがなくてよかった… 軽いのか……
ロザーリオ : 見た目よりは軽いですよ。運ぶのに困らない程度には
カルロ : (骨の身体を思えば当然で、理解はしているつもりだったが改めて聞くと不思議な感覚だった)
カルロ : その…運ぶのに困らないって…そういう理由なのか?
ロザーリオ : 恐らくは。あちこちに移動していたと思いますし……
カルロ : …そうか……
ロザーリオ : 日頃は話さない事ですしね、それにもう終わった事です。整理が付けられて来たという事かもしれません
カルロ : ん……
これは……。
感じる。マナを含んだ泉だ。
……地底湖の水質とは違う。
何故こんなものがここに?
カルロ : …魔力を感じる。
ロザーリオ : おや、それなら気力を戻すのに役立ちますかね
……とはいえ、消耗しているところには思わぬ救いだ。
あなたたちはマナを含んだ水を飲み、気力を回復した。
ロザーリオは8のSPを回復した。  
カルロは8のSPを回復した。  
カルロ : …地脈に繋がった水系か…それとも晶石か…
カルロ : ともあれ、助かったな…
ロザーリオ : ええ。剣を使える程度には回復出来たと思います
カルロ : ああ。進めるうちに進もうか。
進みますか?
……暗かった洞窟内に、突然青い光が差し込む。
カルロ : …これは…
ロザーリオ : っと、妙だな……
進んだ先は、大きなすり鉢状の空洞だった。
下り坂が螺旋のように続いている。
そして、その最下部にある穴から、
青白い光が漏れ出している……。
出口だろうか?
いや、恐らく違う。
崖の地底湖から、更に下り坂。
ここは、地下の奥深くのはずだ。
加えて、この青白い光……。
マナを含んでいる。
先程のものは、これが原因だろう。
カルロ : …魔力が含まれてるみたいだ、さっきの水はこの影響を受けてるんだろう。
……疑問は尽きないが、いずれにせよ。
あなたたちは、あの光に向かって進む他ない。
カルロ : ……。
ロザーリオ : 私達がアレで回復したように、魔物か何かが居るのなら影響を受けていてもおかしくはないでしょうね。
段差になっているが、
この程度なら問題無く降りられそうだ。
カルロ : …暗闇で、光るのは…
カルロ : 誰かに見つけてほしいからだって… …
ロザーリオ : ……
カルロ : 誰が言ったんだっけな…(青い光を見つめ)
ロザーリオ : (青白い光の中の貴方を少しだけ目を細めて見つめたが、すぐに遅れまいと続く)なら、見つけてやりましょうか、なんて
カルロ : …ああ。行こう。
やはり、この奥から光が差し込んでいる……。
進みますか?
カルロが[はい]を選択しました
……長いトンネルのようになっている。
……。
……!
トンネルを……抜ける……!
……!
ロザーリオ : …………
カルロ : …………
……青白い水晶が、いくつも生えている。
恐らくは、この空間に満ちるマナが結晶化したものだろう。
ロザーリオ : この状況でなければ、もう少し素直に綺麗な場所だと喜べたんですが
カルロ : すごい…… あ…っ…(割と素直に喜んでいた!)
ロザーリオ : フフ、続けて構いませんよ?
カルロ : ……ええと、はい… 恐らく、長い、長い時間をかけてできた魔力の結晶…
きっと、何か理由があるものではない。
これは、単純な自然の神秘。
地中深くで眠っていた、落涙洞の真実の姿だ。
ロザーリオ : カルロの眼と同じ色ですね、綺麗だ
カルロ : 鍾乳洞は石灰岩の割れ目から雨が滴り、溶解浸食することによってできた洞窟で…さらに湧き出した水が集まって地底湖になるって…同じように、魔力が水のような… あっ…
カルロ : ……
ロザーリオ : ……続けて?
カルロ : ぁー…
カルロ : あんたにはかなわないよ…(お手上げだとばかりに肩を竦めた)
ロザーリオ : 楽しそうにしてくれる、その様子が一番好きなんです、いつも通りで居てくれてありがとうございます。なんて
カルロ : うう……
ロザーリオ : 続きは外に出てからかな。
カルロ : …はい……
……幻想的な雰囲気の大きな空洞を、
あなたたちは進んでいく。
カルロ : はぁ…ほんとに、…もう…
進みますか?
カルロ : ……
ロザーリオ : ……居ますね、何か
カルロ : 魔物はあらかた退治してる、んだが… いるな…
ロザーリオ : 此処までは来ませんでしたしね。
水晶の通路を歩いていると、
また開けた空間に出た。
……!
開けた空間の中心部に、
一匹の大きな獣が佇んでいる。
恐らくは、この濃いマナの影響を受けて変質したのだろう。
前足が分厚い水晶に覆われ、ハンマーのように隆起している。
恐らく、この先へ進むのであれば戦闘は避けられない……。
ロザーリオ : 手強そうですし、通してもくれそうにないな
カルロ : 魔力に影響を受けた魔物か…
……あるいは。
誰かひとりでも、奥までたどり着くことができれば、
獣は獲物が縄張りから離れたと認識し、
それ以上は追ってこないだろう。
カルロ : (剣を手に、獣を見据える)
加えて、奥に続く道は上り坂のような形状になっている。
それも、非常に長く続いているようだ。
ひょっとすると、あそこを進んでいけば、
地上に出られるかもしれない……!
ロザーリオ : (同じく構える、後顧の憂いは払うべきだ)
……いずれにせよ、ここが正念場だ。
こんなところで倒れるわけにはいかない。
あなたたちは、疲れ果てた身体を奮い立たせ、
決意をその身に宿した!
……あと一歩でも踏み込めば戦闘になるだろう。
温存している食糧があるのなら、
今食べてしまったほうがいいかもしれない。
[決意の表れ]を覚えました。
[決意の表れ]を覚えました。
カルロ : チャージ!
カルロは力をためた!
カルロは[チャージ]になった
カルロ : パーマネンス!
カルロの変化を止める! 達成値:15([2,6,6]+1)
カルロ : パーマネンス!
カルロの変化を止める! 達成値:15([6,3,5]+1)
戦闘を開始しますか?
カルロが[はい]を選択しました
……侵入者の存在に、獣が気付いた。
ロザーリオ : 気付かれましたね
カルロ : そのようで。尤も、忍ぶつもりもないが。
恐らく脱出に向けて、ここが最後の鬼門だ。
決意を胸に宿し──さぁ、武器を構えよ!
ロザーリオ : 倒してしまいましょう、それくらいは余裕でしょう?
カルロ : 勿論!
カルロ : (貴方に教わった通りに、細剣を構える)
ロザーリオ : (その様子に少しだけ目を奪われた)
Round 1
カルロは移動した。
カルロは[5,5]へ移動した。
ロザーリオは移動した。
ロザーリオは[5,5]へ移動した。
クリスタルビーストは移動した。
クリスタルビーストは[4,9]へ移動した。
カルロ : ルミナスレイン!
閃光が迸る。 達成値:12([6,2,1]+3)
クリスタルビーストは防御した。
ダメージを3軽減! ([]+5)/2
カルロは[5,7]へ移動した。
クリスタルビーストに18のダメージ ([3,1,2,3]+17)
ロザーリオ : レイスラスト
構え、連撃 達成値:13([5,1,1]+6)
クリスタルビーストは防御した。([3,3,3]) ファンブル!
ロザーリオは[5,7]へ移動した。
クリスタルビーストに13のダメージ ([2,3]+13)
クリスタルビーストの移動はAPが足りず失敗した。
カルロ : シャインスラスト!
―きらめく一閃。 達成値:14([4,4,3]+3)
消費SPを-2修整した。  
消費APを-2修整した。  
カルロは[5,7]へ移動した。
クリスタルビーストに28のダメージ ([4,2,5,3]+19)
クリスタルビーストは[重傷]になった
ロザーリオは移動した。
ロザーリオは[5,7]へ移動した。
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃 達成値:19([4,5,4]+6)
ロザーリオはWillを使用した!
消費SPを-2修整した。  
消費APを-2修整した。  
ロザーリオは[5,7]へ移動した。
クリスタルビーストに14のダメージ ([1,4,5]+9)
クリスタルビーストは[気絶]になった
カルロ : 間合いだッ、 シャインスラスト!
―きらめく一閃。 達成値:15([1,6,5]+3)
カルロはWillを使用した!
消費SPを-2修整した。  
消費APを-2修整した。  
カルロは[5,7]へ移動した。
クリスタルビーストに34のダメージ ([4,4,6,6]+19)
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃 達成値:19([3,4,6]+6)
ロザーリオはWillを使用した!
消費SPを-2修整した。  
消費APを-2修整した。  
ロザーリオは[5,7]へ移動した。
クリスタルビーストに17のダメージ ([4,4,5]+9)
カルロ : 間合いだッ、 シャインスラスト!
―きらめく一閃。 達成値:13([6,3,1]+3)
カルロはWillを使用した!
カルロは[5,7]へ移動した。
クリスタルビーストに24のダメージ ([2,2,4,2]+19)
クリスタルビーストは[昏睡]になった
なんとか獣を撃退したあなたたちは、
残る体力を振り絞り、奥の通路へと駆けだした!
ロザーリオ : ……お見事、教えた以上だ
カルロ : …やり過ぎたな、加減ができないとこまで似てしまった、なんて…
ロザーリオ : フフ、加減はしませんよそりゃあね
カルロ : フフ、お褒めにあずかり光栄だ。行こう!
長い上り坂が続く……。
ロザーリオ : ええ……!
……!
外の光だ!
長い長い上り坂を抜けると、
そこは荒野にある岩山の、
切り立った崖の上だった。
ロザーリオ : ……!
カルロ : ……、
さっきまで地下の奥深くにいたはずなのに、
これは道理で上り坂が長かったわけだ。
ロザーリオ : 外まで続いている道で良かったです。
カルロ : 随分…登ったなあ… うん…
カルロ : (ゆっくりと、息を整える。雨上がりの空気が肺を満たす)
……雨はすっかり止み、
斜陽が頬を優しい赤に染め上げる。
穏やかな風が心地よい。
ロザーリオ : 雨も丁度上がっているらしい。
カルロ : (風に黒髪がふわりと揺れる。西日に照らされる貴方に、思わず見とれていた)
カルロ : ……綺麗だ。
ロザーリオ : フフ、貴方と見るからです、なんて
カルロ : ……い、いや…俺はその
ロザーリオ : 何です?
カルロ : …あんたのことを見て言ってた… …
ロザーリオ : ………………あ~……ええと、
ロザーリオ : 予想外だ……(小声で)
カルロ : えっ…………
カルロ : ……
ロザーリオ : ……
カルロ : あ~……(暫し逡巡して)
カルロ : (傍に寄ってそっと抱きつく)……もう少し、自惚れてもいい…
ロザーリオ : ……なら貴方の前でだけは、もう少しだけ自惚れようかな(傍に寄った貴方をもう少しだけ傍にと抱き寄せる)
カルロ : ああ、いや、…真、なのだから、自惚れるというよりは…信じて。
ロザーリオ : 自信が無いというわけでも無いのですが、ただそうだな……素直に賞賛して貰えることは少なかったんです
カルロ : …ふふ。じゃあ気前よく讃えよう。いつだって、この気持ちを抱いたことは変わらない。
ロザーリオ : 随分言うようになった、私だけにしてくださいよ?
カルロ : あんたのせいだ。そうだろ。……貴方だけのものだ。これからも。
カルロ : 海のように限りがなく、深く、あげるほどに湧いてくる。
ロザーリオ : 空の果てまで続きそうな言い分だ。その目と同じように(少しだけ頭を撫でて、遠い空に視線を向けた)
カルロ : きりがない。ああ、でも心配はいらないな… …(夕日のせいだけではなく頬を赤く染めて、つられるように視線を空へと向ける)
ふと崖から地上を見下ろした……その時。
アルマ:……あ!!
ほ、ほら、皆さん!
あそこです! あそこに……!!
ロザーリオ : おや
カルロ : あ…
ロザーリオ : 随分長く居座っていたらしい
カルロ : (咄嗟にロザーリオの外套の陰に隠れた…)そのようで…
ロザーリオ : なんです、急にしおらしいな。
カルロ : い、いやあ…その…人がいると思ってなかったから…
ロザーリオ : 見せつけてやれば良いでしょう?なんて
カルロ : うう
……アルマだ!
どうやら捜索隊を伴って、様子を見に来てくれたらしい。
洞窟の中の方を探していた捜索隊に声を掛けたあと、
あなたたちを見上げ、嬉しそうに手を振る。
カルロ : (控えめに手を振った…)
ロザーリオ : (手を振って居場所を知らせてやる)
アルマ:よかった、本当によかった……!
けど、信じていました。あなたたちなら、きっと無事だって!
ロザーリオ : ええこの通り、無事ですよ
カルロ : …お陰様で。
待っててね、今、捜索隊の方に向かってもらうから!
ええと、岩山の方に回り込んで頂いて……。
……どうやら、助かったらしい。
これでもう、一安心といったところだろう。
ロザーリオ : 帰りは楽に済みそうですね。良かった
カルロ : ありがたいことだね。(安堵の息を吐いた)
空が近い崖の上で、
心地好い風に身を委ねながら、
捜索隊の到着を待つとしようか。
ロザーリオ : 一時はどうなるかと思いましたが、無事に済めば案外悪くも無かった、かもしれません
カルロ : ……そうだな。良いものも見れた。
カルロ : こうしてまだ生きてると、感じられる。
ロザーリオ : ええ。無事で良かった
カルロ : (貴方に軽く寄りかかる様にして、柔らかく微笑んだ)
……かくして。
波乱に満ち、長時間に及んだ落涙洞での冒険は。
土砂と岩肌だらけの暗闇から一転。
幻想の景色と、美しい夕焼けを経て……
今ようやく、幕を下ろしたのだった。
カルロ : さよならだけが人生だ
ロザーリオ : お疲れ様でした
[報酬袋] を手に入れた。