冒険者が依頼書を持って行くと、宿の主人は顔を上げ、口を開く。
アルマ:その依頼ね。若い女性の方が持ってきた依頼で……古い屋敷の片付けを手伝ってほしいそうよ。
ロザーリオ : おや、片付けですか。
カルロ : 屋敷の片づけ。ただの掃除か、それとも曰くつきってやつ…?
アルマ:たぶん、力仕事とかを頼みたいんじゃないかしら。
  仕事のできる冒険者二人に来てほしいそうよ。
ロザーリオ : それなら丁度いいかな。やりますか
カルロ : ん、悪くないね。聞いてみますか。
アルマ:それで、屋敷は街はずれにあるから、とりあえず街中の喫茶店で待ち合わせたい……って言ってたわ。
アルマ:……これくらいかしら。受けてもらえる?
ロザーリオ : 構いませんよ。
カルロ : 受けるぜ。
ロザーリオが[承諾する]を選択しました
アルマ:ありがとう、助かるわ。それじゃよろしくね。
冒険者は [地図] を受け取った。
冒険者は指定の場所を聞き、地図を受け取った。
さて、依頼人の元へ行こう。
喫茶店の隅の席、指定された場所で、冒険者は依頼人を待つ。
各々飲み物などを注文しただろうか、冒険者が時間を潰していると、やがて、店外にそれらしき人影が見えた。
ロザーリオ : (水がそのまま置かれている)
カルロ : (珈琲に砂糖入れてミルクも入れた…)
ドアベルの音。依頼人と思しき女性が駆け寄ってくる。
依頼人:……お待たせしました!あなた方が、依頼を受けてくださった冒険者さんですよね。
ロザーリオ : ええ、そうですね。貴方が?
カルロ : 依頼人かな。そうだぜ。
急いで来たらしい、依頼人は忙しなく一礼をした。
荷物を置き、冒険者に向き直る。
依頼人:依頼の事、お話します。……祖先の屋敷の片付けに、冒険者さんの力をお借りしたいのです。
カルロ : 祖先の屋敷…。(珈琲をくるりとティースプーンでかき混ぜて、一口飲み)
ロザーリオ : 曰く付きというヤツです?やはり
依頼人:それも、ただの片付け、という訳ではなくて……
依頼人は口ごもった。やがて、意を決したように口を開く。
依頼人:屋敷に残る魔道具を、ひとつ残らず破壊してきてほしいのです。それも、こちらの指定したやり方で。
ロザーリオ : 魔道具ですか、専門外だな。とはいえ指定したやり方があるのなら楽に済みますかね。
カルロ : 魔道具……近くはあるが、専門じゃあないな。(マニュアルあるなら大丈夫だろと付け加え)
依頼人:それから、ええと……
カルロ : その屋敷って?
カルロが[屋敷について]を選択しました
依頼人:屋敷は街はずれにあります。その屋敷の元・主……私の祖先は、魔法使いだったようなのです。
ロザーリオ : ふむ
依頼人:そのため、部屋の配置などは、魔法によって歪められているそうです。……最後に人が入ったのは大分昔のお話なので、私は親から聞いただけですが……
カルロ : 術師ね…。
カルロ : 一種のダンジョンと化していても、おかしくはなさそうだな。
ロザーリオ : 用心するに越したことはありませんね
依頼人:ええと、それで。最近になって、その土地を買い取りたいっていう……多分お貴族様でしょうか……がいらして。
  私が、そのための準備を任されたのです。
依頼人:とはいえ、私は魔法使いではありません。魔法使いの骨董品が眠る家なんて、手に負えなくて……
ロザーリオ : それは災難でしたね
カルロ : 難儀なことで。
依頼人:それから、ええと……
ロザーリオ : それで、魔道具とは?
ロザーリオが[魔道具について]を選択しました
依頼人:魔道具は生活に使うものから危険なものまで、何でも置いてある、と、そう聞きました。
依頼人:それから……祖先に最後に会った人の記録によると、祖先は『永遠を実現する魔道具を手に入れた』、と話していたとか。
カルロ : 永遠を実現する魔道具……。
ロザーリオ : 眉唾物だな……
依頼人:……それ以上の詳しいことはあまり。
  お力になれずすみません。
依頼人:それから、ええと……
ロザーリオ : いえ、構いませんよ。
カルロ : 壊す方法は?
カルロが[指定する破壊方法とは]を選択しました
依頼人:祖先がひとつひとつの破壊方法を指定し、記録に残していると聞いています。簡単な儀式……魔法に通じていなくてもできるようなもの、でしょうか。それをすると、壊れるようになっているとか。
ロザーリオ : それなら助かるかな、魔法に関してはよくわかりませんで
カルロ : ふむ。分かった。
依頼人:手元に二冊、記録をまとめている冊子がありますので、また後程お渡ししますね。
ロザーリオ : ええ、どうも
依頼人:それから、ええと……
カルロ : こんなところかね。
ロザーリオ : そうですね。以上でいいかと。
ロザーリオが[質問を終える(進行)]を選択しました
話を終えると、依頼人は冊子と魔道具らしきもの、それぞれ二つを取り出し、テーブルに並べた。
冒険者はこれらの魔道具を確認して……
ロザーリオ : カルロ、見た事あります?
カルロ : ……これは…
カルロ : 通信結晶のようなものか?
カルロが[見覚えがある気がする、と思った]を選択しました
依頼人:それが何の道具か、もしかして、お分かりになりますか?
依頼人:それらは、通信の魔道具です。片方のペンダントの持ち主から、もう片方の持ち主に向けて、念話を送ることが出来ます。
ロザーリオ : へえ、知ってるんですか。なるほど……
カルロ : お、当たったな。
それから、と、依頼人は二冊の冊子を示す。
依頼人:これらの冊子は、魔道具の破壊方法などが書かれた、祖先の遺した書物……と、その写しです。
ロザーリオ : これの通りにやれば良いと。
カルロ : 了解。
依頼人:どちらも同じ内容……というか、同じ仕掛けが施されていて、条件を満たすと読めるようになる、と聞かされています。
ロザーリオ : そうなんですね、台本に従うのは得意ですよ、お任せを。
カルロ : 今の段階では分からないんだね。(手元で確認し)
依頼人:……祖先の屋敷の中には、私も入ったことがありません。万が一、ではありませんが、いずれも何かの役には立つかと思います。
  荷物になるでしょうが、それぞれ、持って行ってください。
依頼人:私から話が出来るのは、これくらいです。
  ……どうか、よろしくお願いします。
ロザーリオ : ええ。お任せを。
カルロ : ああ。任せてくれ。
依頼人は深々と頭を下げる。
……それぞれ荷物を受け取って、依頼の地へ向かおう。
ロザーリオ : どちらが良いです?
カルロ : んじゃあこっち。
赤の魔道具と冊子だ。
カルロが[持って行く]を選択しました
誰が手に取る?
カルロが[カルロ]を選択しました
赤の魔道具と冊子を手に取った。
ロザーリオ : では私は此方を。
緑の魔道具と冊子だ。
ロザーリオが[持って行く]を選択しました
誰が手に取る?
ロザーリオが[ロザーリオ]を選択しました
緑の魔道具と冊子を手に取った。
カルロ : よし、行きますか。
ロザーリオ : 行きますか。
準備はいいだろうか。
カルロが[出発する]を選択しました
冒険者は依頼人に見送られ、指定された屋敷へと向かう。
冒険者が屋敷に着いた頃には、既に日が傾き始めていた。
ロザーリオ : それなりにかかりましたね。
カルロ : そこそこ離れてるな…ま、だからこそずっとそのままだったのか。
依頼人に指定された場所は、ここで間違いない。
ロザーリオ : さて、何が出るやら。
冒険者は、中へ入ろうとした……しかし、扉は固く閉ざされている。
カルロ : ……む。
ロザーリオ : 閉まってますね
……ひとりでに、本がめくれるような音がする。
依頼人に渡された冊子に、文字が浮かんでいた。
ロザーリオ : ……っと
【扉には、来客の合図を。】
……何の事だろうか。
ロザーリオ : 来客の合図と。
カルロ : ……あれじゃないか、戸を叩く。
ロザーリオ : ああ、やってみますか。
閉ざされた扉だ。
ロザーリオが[ノックをする]を選択しました
扉から、鍵の外れるような音がする。
ロザーリオ : もし、旅の者です(演技がかった動きでドアを叩いて)
カルロ : (微笑んで)ごめんください。
……冊子に浮かんでいた文字は、いつの間にか消えていた。
ロザーリオ : さて、お邪魔しましょうか。
扉は開けられそうだ。
ロザーリオが[中へ]を選択しました
冒険者は、屋敷の中へと足を踏み入れる。
屋敷の中は静かだ。
僅かに差し込む夕日が、室内を照らしている。
……
……背後の扉は、ひとりでに閉じられた。
ロザーリオ : おや、帰してはくれないかもな。
カルロ : 戸締りまでしっかりしてら。
カルロ : 早速お出迎えのようだぜ。
ロザーリオ : ならしっかりやらなくてはかな。
ロザーリオ : やりますか。
カルロ : ああ。(頷く)
……人形が立っている。
それらは、冒険者に気付くと、……小さなナイフを抜いた。
彼らも、魔道具のひとつなのだろう。冒険者は武器を構える。
ロザーリオ : (剣を構えて)
カルロ : (鏡合わせのように、刀を抜いた)
Round 1
ロザーリオは移動した。
ロザーリオは[6,6]へ移動した。
カルロは移動した。
カルロは[4,3]へ移動した。
人形は移動した。
人形は[4,5]へ移動した。
人形は移動した。
人形は[5,7]へ移動した。
ロザーリオ : カウンター
機先の構え
ロザーリオは[見切り]になった
カルロ : チャージッ!
カルロは力をためた!
カルロは[チャージ]になった
人形の攻撃は距離が合わず失敗した。
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃 達成値:11([1,1,3]+6)
ロザーリオは[見切り]でなくなった
ロザーリオは[7,7]へ移動した。
人形に17のダメージ ([4,3,4]+9)
カルロ : 明鏡止水ッ!
一瞬の静寂。
カルロは[準備]になった
カルロ : 驟雨ッ!
一閃。 達成値:10([2,5,3])
人形は防御した。
ダメージを2軽減! ([]+3)
カルロは[準備]でなくなった
人形に31のダメージ ([2,1,6,1,3]+23)
人形は[重傷]になった
人形は[気絶]になった
カルロは[チャージ]でなくなった
Round 2
人形 : 『悲鳴』!
人形は悲鳴を上げた。 達成値:12([4,1,4]+3)
ロザーリオは抵抗しようとした。
カルロは抵抗しようとした。
ロザーリオは抵抗した。 達成値:14([6,2,2]+4)
カルロは抵抗した。 達成値:12([4,1,3]+4)
カルロに1のダメージ ([4]+2)
ロザーリオに2のダメージ ([6]+2)
ロザーリオは攻撃した。 達成値:14([3,1,4]+6)
人形は防御した。
ダメージを2軽減! ([]+3)
人形に6のダメージ ([1,1]+9)
人形は[重傷]になった
Round 3
ロザーリオ : 加減しすぎたかな。
カルロは移動した。
カルロは[6,7]へ移動した。
人形 : 『悲鳴』!
人形は悲鳴を上げた。 達成値:17([5,5,4]+3)
ロザーリオは抵抗しようとした。([4,4,4]) クリティカル!
カルロは抵抗しようとした。
カルロは抵抗に失敗した。 達成値:13([3,4,2]+4)
ロザーリオはクリティカルで抵抗した。
カルロに3のダメージ ([5]+2)
ロザーリオに0のダメージ ([2]+2)
カルロ : ……意外と頑丈だ。
ロザーリオは攻撃した。 達成値:13([1,4,2]+6)
人形は防御した。
ダメージを2軽減! ([]+3)
人形に12のダメージ ([6,2]+9)
人形は[気絶]になった
カルロは攻撃した。 達成値:11([3,4,4])
人形に27のダメージ ([3,2,2]+23)
人形は[昏睡]になった
人形たちは動かなくなった。
……冊子のめくれる音がする。
ロザーリオ : お見事。さて、今度は何をやらされるやら
カルロ : そちらこそ。(冊子に目をやる)
【人形には、その胸にナイフを。】
ロザーリオ : では止めを。
カルロ : わざわざ胸に突き立てるとはね。……ああ。
人形は、その手にナイフを握っている。
人形は、その手にナイフを握っている。
ロザーリオが[胸にナイフを刺す]を選択しました
……人形は、完全に動きを止めた。
ロザーリオ : 終わりましたね。
カルロ : 止まったな。
そして、冊子に浮かんでいた文字も消える。
この扉には、鍵は掛かっていないようだ。
この扉には、鍵は掛かっていないようだ。
カルロが[進む]を選択しました
扉を開け、冒険者は先へと進む。
ロザーリオ : そのまま行けそうだな
カルロ : 行こう。まだ先がある。
部屋の中心に、磨かれた鏡が置いてある。あれも魔道具だろうか。
ロザーリオ : ふむ、鏡か……
カルロ : 鏡か……
カルロ : (少し表情が曇った)
ロザーリオ : どういう物かな……
カルロ : (鏡面を、目を眇め…睨むように見ている)
鏡が置いてある。
あなたの顔が、そこに映っている。
鏡に映る、あなたは。
ロザーリオ : ふむ、特に妙な様子は無いかな……どうです?こっちも色男でしょう?なんて
カルロ : し、知ってるって。
ロザーリオ : (そう言いつつ鏡を検分するように触れてみる)
ロザーリオが[鏡に触れる]を選択しました
鏡に映る顔が、笑った気がした。
ロザーリオが鏡に触れる。その時。
ロザーリオ : っと
水面のように、鏡面が揺れる。そして、
カルロ : !
鏡の向こうから、誰かが、ロザーリオの手を引いた。
ロザーリオ : おっと……!
カルロ : ……ロザーリオ!
目眩に襲われる。
ロザーリオは[?]所在不明]になった
……それが収まるころには、ロザーリオの姿は、鏡の前から消えていた。
カルロ : 嘘だろ……。
鏡が置いてある。
……触れても、鏡面が揺れることはない。
磨かれた鏡にはあなたの姿と、
ロザーリオの姿が、映っていた。
……鏡から、声は聞こえない。
カルロ : ……あぁ…。

その時、手元のペンダントが微かな光を放った。

カルロ : ! …これがあったな。
ロザーリオは[所在不明]でなくなった
ロザーリオは、気が付くと、部屋の中に立っていた。

先程の鏡のあった部屋だろうか。しかし、どこか風景に違和感がある。

全てが鏡映しなのだ。調度品、壁紙。目につくあらゆるものが。

ロザーリオ : 引き込まれてそれから、居ないな……参った。
部屋の中心には、やはり鏡があった。
鏡が置いてある。触れても、鏡面が揺れることはない。
ロザーリオ : ふむ、此方から干渉することはもう出来ない
鏡の中には、カルロの姿が映っていた。
……鏡から、音は聞こえない。
ロザーリオ : 困ったな。それなりに不安そうだったし一人にしてしまった

その時、手元のペンダントが微かな光を放つ。

ロザーリオ : っと
……依頼人は、通信の魔道具だと言っていた。
ロザーリオ : カルロ、聞こえます?
ロザーリオが[ペンダントに向けて、声をかける]を選択しました
ロザーリオは[ペンダントの交信]になった
カルロは[ペンダントの交信]になった
ペンダントから、ロザーリオの声が聞こえる。

カルロ : ……ロザーリオ!そっちは…大丈夫か…?
カルロ : 聞こえてる?
ロザーリオ : はい、動けますよ。聞こえないな。
どうやら、ペンダントを通じて会話が出来るらしい。
カルロ : …兎も角こっちは大丈夫。鏡は触ってもびくともしないケド。
ロザーリオ : なら良かったです。寂しくて泣いてやしないかと。此方からも鏡は動きませんでした。
今は依頼の途中だ。そして、片方は鏡の中に居る。
……何とか、この状況を打破できないだろうか。
カルロ : 誰かさんじゃあるまいし。
一先ず、先に進んでみるのが良いかもしれない。
ロザーリオ : どうだか
カルロ : この部屋にはほかに何もない…先に進んでみるよ。
ロザーリオ : ええ。
先へ進もうか。
カルロが[進む]を選択しました
次の部屋に足を踏み入れる。
そこは、丁寧に食事の用意が整えられた食堂だった。
……まるで、時が止まっているようだ。
カルロ : …先の部屋。食事をとる部屋らしい。
清潔なクロスが敷かれている。
置かれた料理からは、いまにも湯気が立ち上りそうだ。
ロザーリオ : へえ、食事か……
カルロ : 妙だな……まるで料理が今置かれたもののように見える…
カルロ : 人の気配はしないけれど。
ロザーリオ : もてなしてくれているのかもしれませんよ。なんて
カルロ : 歓迎されてるって?ふふ。
カップや食器が置かれてある。全て二人分あるようだ。
扉は開かない。
カルロ : ……他に変わったところはないな。そっちはどう。
さて、どうしようか。
カルロが[視点を切り替える]を選択しました
向こう側の冒険者に呼び掛けよう。
ロザーリオ : なら見て見ましょうか。
先へ進もうか。
ロザーリオが[進む]を選択しました
次の部屋に足を踏み入れる。
そこは、丁寧に食事の用意が整えられた食堂だった。

……食卓に、二人の人影が見える。
女:私、嬉しいわ。あなたと一緒に居られるのが。
男:ああ、僕もだ……愛しいきみ。
  ……願わくば、このまま、時が止まって欲しい。
女:そうね、……ごほ、ごほっ……
咳き込む女を、男は悲壮な表情で見ていた。
これは、この場に残る映像だろうか。
冒険者が声をかけようと、応えることはない。
ロザーリオ : 男女の、夫妻かな。食事中のようで。
……
二人の影は、姿を消した。
ロザーリオ : っと、消えました。
カルロ : …こっちにも食器は二組だった。…ふうん…。
清潔なクロスが敷かれている。
置かれた料理からは、いまにも湯気が立ち上りそうだ。
カップや食器が置かれてある。全て二人分あるようだ。
扉は開かない。
ロザーリオ : おっと、時計があるな。そちらにはありましたっけ?
カルロ : いや……なかったような…
時計だ。夕刻で時が止まっている。
……本がめくれる音がする。
ロザーリオ : 夕刻だな。
【時計は、】
……浮かんでいく文字は、途中で途切れた。
ロザーリオ : 時計は、参った。途切れました。そっちでも時計のある辺りを見て貰っても?
ロザーリオ : 棚の逆側にあるはずです。
カルロ : 分かった、見てみるよ。
さて、どうしようか。
ロザーリオが[視点を切り替える]を選択しました
向こう側の冒険者に呼び掛けよう。
時計があるはずの空間に手を伸ばす。
……何か、固い感触がある。
カルロ : ……この辺り… …見えないけど、何か…
瞬きの間に、置き時計が姿を現した。
隠蔽の魔法でも掛けられていたのだろうか。
ロザーリオ : どうです?
カルロ : わ……時計が出てきた。…隠してあったのかな。
……本のめくれる音がする。
【時計は、その針を重ねて。】
カルロ : …「時計は、その針を重ねて。」……
時計だ。夕刻で時が止まっている。
ロザーリオ : 針を重ねて。ふむ
カルロ : 針が動かせそうだ。
カルロが[針を動かす]を選択しました
何時に?(1~12)
ロザーリオ : 短針と長針が重なる時間なら何でも良いんですかね。
カルロ : 重なる時間といえば…
カルロが[12]を入力しました
何分に?(0~59)
ロザーリオ : 昼時かな。
カルロが[0]を入力しました
鐘が一つ鳴る。そして、
カルロ : (鐘の音がそちらにも聞こえるかもしれない…)
……整っていた風景が寂れていく。元の姿を取り戻したらしい。
ロザーリオ : どうです?
カルロ : 景色が変わった。魔法が解けたみたいだ。
扉は、風化して崩れていった。
カルロ : …扉が、崩れ落ちた。先に進む。
ロザーリオ : それならそっちは進めそうかな。頼みます。
先へ進もうか。
カルロが[進む]を選択しました
廊下に出る。……そこには、玄関で遭遇した人形が四体。
正直に戦うとなると、それなりの苦戦を強いられそうだ。
カルロ : ……人形が… ひいふうみい…四体か。
人形は、冒険者にはまだ気づかない。
仲間に相談してから進むのもいいかもしれない。
ロザーリオ : 数の利は向こうにあり。ですか。
カルロ : やれなくはないが、少々骨は折れるぜ。
カルロ : そっちも見てもらえるかな。
ロザーリオ : 構いませんよ
さて、どうしようか。
カルロが[視点を切り替える]を選択しました
向こう側の冒険者に呼び掛けよう。
時計だ。針は零時に合わさっている。
先へ進もうか。
ロザーリオが[進む]を選択しました
廊下に出る。……そこには、玄関で遭遇した人形が四体。
ただ、玄関で見たものと違って、動き出す様子がない。
これなら、容易に対処が出来るだろう。
ロザーリオ : こっちでは倒れてますね。全て。
人形は、その手にナイフを握っている。
カルロ : ……それなら。任せた。
ロザーリオ : ではご随意に。
ロザーリオが[胸にナイフを刺す]を選択しました
人形たちは、完全に沈黙した。
向こうの状況は、どうなっているだろうか。
確認してもいいかもしれない。
ロザーリオ : これでどうかな。止まっていればいいんですが。
さて、どうしようか。
ロザーリオが[視点を切り替える]を選択しました
向こう側の冒険者に呼び掛けよう。
人形たちが、倒れていく。
……力を失ったようだ。もう、放っておいてもいいだろう。
カルロ : 糸が切れたみたいに倒れていったよ。
ロザーリオ : それはなにより。
カルロ : よくできてるけど呆気ないな。…先に進む。
先へ進もうか。
カルロが[進む]を選択しました
棚がある。中に、使えそうな薬を見つけた。
カルロ : …薬品棚…
ロザーリオ : 少しは人形と遊びたかったです?おや、次はそういう感じで……
カルロ : ちょっと楽しんでないか?もう…早く合流できるに越したことないからね。
カルロは、古いSPポーションを使った。
カルロは古いSPポーションを飲んだ。
カルロは8のSPを回復した。 ([6]+2)
棚がある。中に、使えそうな薬を見つけた。
朽ちかけた机だ。上に、古びた日記が置かれてある。
いくつか、読めそうな頁を見つけた。
カルロが[12月23日の頁]を選択しました

12月23日
結婚をして、新しい家に移り住んだ。
魔法を研究して暮らす僕を、気味悪がらない、優しい彼女。

僕は、彼女のために生きよう。

ロザーリオ : 死ぬと少しばかり危機に楽観的になるもので
カルロ : ……分からなくは、ないけどね。
カルロ : 日記がある。ここの主のかな。
ロザーリオ : 読み上げてくださいな。
カルロ : (パラパラと捲り、めぼしい箇所を読み上げていく…)
いくつか、読めそうな頁を見つけた。
カルロが[04月19日の頁]を選択しました

04月19日
彼女に人形をあげた。
喜んでいたのでたくさん作ったら、苦笑いをされた。

いくつか、読めそうな頁を見つけた。
カルロ : (ちょっとげんなりしてきた)
カルロが[11月28日の頁]を選択しました

11月28日
彼女は、不治の病にかかってしまったらしい。

いくつか、読めそうな頁を見つけた。
カルロが[06月14日の頁]を選択しました

06月14日
彼女の病は悪化するばかりだ。
身体の時は止められない。

いくつか、読めそうな頁を見つけた。
カルロが[……]を選択しました
カルロ : ……読めそうなのはこれくらいだ。
ロザーリオ : 不治の病か
ロザーリオ : 先ほど私が見た男女なんですかね
カルロ : そうかもしれないな。
カルロ : ……ダミアン先生と似たような奴だろうかね。
ロザーリオ : そこまでこじれた関係でもない気はしますがね
カルロ : ああ今の関係というよりは、…役柄?
扉に、鎖が巻かれている。その真中に錠前がある。
……本がめくれる音がする。
【錠前は、】
……冊子には、半分だけの文が浮かんだ。
カルロ : …扉には鎖と、錠前。…頁は… 半分だけか。
カルロ : ……そっち見てみて。
さて、どうしようか。
カルロが[視点を切り替える]を選択しました
向こう側の冒険者に呼び掛けよう。
ロザーリオ : ええ
先へ進もうか。
ロザーリオが[進む]を選択しました
光景が見える。食堂で見た男女が、向かい合って笑っている。
男:僕が、きみを幸せにする。ずっと一緒だ。
女:ええ…… 私たち、永遠に一緒に居ましょうね。
男は、力強く頷く。
……
……そこで、光景は途切れた。
ロザーリオ : 夫婦の一幕とやらかな。見せつけられました。
カルロ : …見せつけられたか…。
朽ちかけた机だ。上に、古びた日記が置かれてある。
……鏡文字で、読めそうにない。
ロザーリオ : こっちの日記は読めそうにもないな。鏡文字をすらすら読めるのは鏡の国の住民だけでしょうよ。
棚がある。中に、使えそうな薬を見つけた。
取引をしました。
[古いSPポーション] を手に入れた。
扉に、鎖が巻かれている。その真中に錠前がある。
ロザーリオ : (扉に近づいて)
……本がめくれる音がする。
【錠前は、誓いの日に。】
錠前には、数字を入れるダイヤルが4つあるようだが、動かせない。
向こう側の錠前は、どうだろうか。
ロザーリオ : 錠前は、誓いの日に。此方からは錠前は動きませんね。
ロザーリオ : 思い当たる4桁があるのならば、そちらで入れて見て下さい。
カルロ : 誓いの日に、ね。
さて、どうしようか。
ロザーリオが[視点を切り替える]を選択しました
向こう側の冒険者に呼び掛けよう。
カルロ : やってみる。
扉に、鎖が巻かれている。その真中に錠前がある。
錠前には、数字を入れるダイヤルが4つあるようだ。
カルロが[数字を入れる]を選択しました
一桁目は?(0~9)
カルロが[1]を入力しました
ニ桁目は?(0~9)
カルロが[2]を入力しました
三桁目は?(0~9)
カルロが[2]を入力しました
四桁目は?(0~9)
カルロが[3]を入力しました
……錠前が外れた。
カルロ : 結婚記念日を鍵の暗号にするか…。
ロザーリオ : やたらと見せつけて来る。
カルロ : はは……(苦笑いが漏れた) 開いたよ、先に進むね。
先へ進もうか。
カルロが[進む]を選択しました
ロザーリオ : ええ
カルロ : ……寝室か。
女の屍が、寝台に寝かされている。
……その手には、指輪が嵌められている。
カルロ : 女の死体。
……本がめくれる音がする。
ロザーリオ : 永遠、手に入ったんですかね
カルロ : (手に目をやって)……指輪…
カルロ : (それから本のページへ)
【指輪は、】
……冊子には、半分だけの文が浮かんだ。
屍の傍に、紙片が落ちていた。日誌の頁と似た紙だ。
カルロ : 指輪は、 ……

彼女が呼吸をしなくなった。
……私が死ぬまでに、彼女の蘇生法を探さなければ。
カルロ : …日記の断片がある。読み上げるよ…

鏡を手に入れた。
映すものを永遠にする、呪われた鏡だ。
ロザーリオ : お願いします

私は、それに、自身を映すことにした。
これで、彼女の蘇生法を探し続けることが出来る。

全ては、二人の永遠のために。

紙片の文章は、そこで途切れている。
カルロ : …………。
ロザーリオ : …………
カルロ : だそうで。
ロザーリオ : 参ったな。あの鏡がそうだとしたらどうします?
カルロ : 永遠なんてない。
カルロ : 何が何でも取り戻すまで。
ロザーリオ : フフ、そうだと良いな。
カルロ : 未だ路は途絶えてる。そちらを見てみて。
さて、どうしようか。
カルロが[視点を切り替える]を選択しました
向こう側の冒険者に呼び掛けよう。
先へ進もうか。
ロザーリオが[進む]を選択しました
 『永遠など嘘っぱちだ』
       『鏡像ごときが、魔物が!』
   『成り代わりなど認めない』

『封じよう、この、自分と一緒に。』
洪水のように、声が、聞こえた気がした。
ロザーリオ : っと、
ロザーリオ : そちらにも聞こえました?
カルロ : ……概ねは…
ロザーリオ : 少し調べてみますね。
古びた寝台だ。軋む音がする。
カルロ : うん。
屍が、寝台の傍で座っている。
いつの間にか、傍に指輪が落ちていた。
ロザーリオ : 落としてますね、指輪
……本がめくれる音がする。
【指輪は、かの人の指先に。】
……冊子に、文が浮かんだ。
ロザーリオ : 指輪は、かの人の指先に
ロザーリオ : なら、こいつの指先に嵌め直してやろうかな。
カルロ : ……こっちの女は指輪をしていた。
ロザーリオ : ならその通りに。
屍が、寝台の傍で座っている。
……傍に、指輪が落ちている。
ロザーリオが[指輪を嵌める]を選択しました
屍の指に、指輪を嵌める。すると、
ロザーリオ : (指輪を恭しく嵌めてやった)
屍は、灰になって消えた。
部屋の奥に、大きな扉が姿を現す。
ロザーリオ : 灰になってしまいました。やはり永遠は無かったかな。
カルロ : …儚いものだね。
それはひとりでに、軋んだ音を立てて開く。
ロザーリオ : 扉が
……そして、その先に、大きな鏡が見えた。
ロザーリオ : ……
ロザーリオは[ペンダントの交信]でなくなった
突然、ペンダントが光を失う。
声が聞こえなくなる。……何か、妨害が入ったように。
ロザーリオ : ……しまった、鏡について話すべきだった……
どこかから、気配が近づいてくる。
ロザーリオは、目眩に襲われた。
不意の事態に、落としたペンダントが床を転がる。
ロザーリオ : っと、ぁ
……目の前に、人の気配を感じる。
ロザーリオは、その姿を窺った。……音もなく現れた、その姿は、
冒険者と、瓜二つのカタチをしていた。
まるで、鏡に映したように。
ロザーリオ : 趣味が悪いな、どちら様で。
ロザーリオが[何者か、問う]を選択しました
そしてそれは、口を開いて。
この存在は、あなたの口調を真似た。
ロザーリオ?
「私は、貴方です。そうでしょう。」

(敬語口調。硬すぎない。~です。~ですね。)
口調:敬語
一人称・二人称の変更
一人称変更
ロザーリオが[私]を入力しました
一人称:私
ロザーリオ?
「私は、貴方です。そうでしょう。」
ロザーリオ?:
私は、貴方です。そうでしょう。
ロザーリオ : そっくりそのまま真似して来る……
ロザーリオ?:
感謝します。貴方のお陰で、私は、外に出ることができます。
身体が重くなる。相手の行動を、止めることはかなわない。
ロザーリオ : 待て、クソ、何だっていう……
ロザーリオ?は[ペンダントの交信]になった
通信魔道具を手に取り、
冒険者の姿をしたモノは、冒険者と違わない声で告げる。
ロザーリオ?:
仕掛けを動かしました。
――広間で会いましょう、カルロ。
カルロ : ……今、通信が… ああ。
ロザーリオ?は[ペンダントの交信]でなくなった
違和はあっただろうか。追及の前に、それは魔道具を投げ捨てる。
そして、本物の冒険者を置き去りにして、

鏡の向こうに、踏み出した。

向こうで何かがあったらしい。魔道具の通信は途切れたまま、
いつの間にか、何もなかった壁に扉が現れている。
……他に進めそうな場所はない。一先ず、行ってみようか。
カルロ : ……また途絶えてる。
先へ進もうか。
カルロ : 進むしかないか。
カルロ : 待ってて。
カルロが[進む]を選択しました
広間についた冒険者を、ロザーリオの姿をした存在が出迎える。
ロザーリオ?:
お待ちしていました。カルロ。
カルロ : …ロザーリオ。 ……
それは笑って、カルロの手を取ろうとした。
カルロ : (惹かれるように、導かれるようにその手を)
カルロが[応じる]を選択しました
それは、一層笑みを深めた。……その時、
ロザーリオは[ペンダントの交信]になった
空間の奥に、鏡を見つけた。
その向こうに、もう一人の仲間が見える。
ロザーリオ : カルロッ!!
カルロ : ぁ…………
向こうの空間が、大きな鏡越しにはよく見えた。
ロザーリオ?:
……
ロザーリオの姿をした存在は、冒険者から距離を取った。
カルロ : (弾かれるように、同じく距離を取る)
ロザーリオ : 参ったな。とんだ名役者だ。我ながら反吐が出る。
カルロ : お前は…。
カルロ : 何だ……?
カルロ : (違和に、青い目を眇めて)
ロザーリオ : 成り代わられまして。参ったな。正真正銘此方が本物だとは、信じて貰えるかな
カルロ : あぁ……そうか、鏡の魔物。
ロザーリオ : その通りで。向こうでしてやられました。
カルロ : あんなこと言うから。なんて。
カルロ : まだそこにいるのならば、直ちに。(虚空から作り出した、刀を手にする)
ロザーリオ : お願いします。
カルロ : チャージッ!
カルロは力をためた!
カルロは[チャージ]になった
カルロ : 明鏡止水ッ!
一瞬の静寂。
カルロは[準備]になった
それは、苛立ったような顔で冒険者を見た。
そして、ロザーリオの持つものと同じ、あるいは模倣の武器を構える。
ロザーリオ : 上手いな。確かにそういう顔をするかも。
カルロ : 感心しないでくれよ。
ロザーリオ : つい。
カルロ : ふ。
この、冒険者の姿をした存在は、鏡の魔道具から出てきた存在だ。
……冒険者がどう考えたにしろ、
依頼の完遂のため、破壊しなければならない。
カルロ : これは模倣だ。
カルロ : 贋作が、真の貴方にはかなうまい。けして。
ロザーリオ?:
何故、拒むのですか?“私”は永遠になったのです。
カルロ : 永遠なんてない。
ロザーリオ : 求めても居ない
カルロ : (射貫くように鏡像を見据える)
鏡像は、冒険者に敵意を向けた。
冒険者は、武器を構える。
カルロ : (息を吐く。刃の切っ先を、向けた)
Round 1
向こう側に鏡像が生まれる。
本体から分かたれた一部だろう、ダメージを与えることが出来るかもしれない。
ロザーリオ : 此方にも居るな。ならば
ロザーリオ : レイスラスト
構え、連撃 達成値:13([2,3,2]+6)
ロザーリオは[6,4]へ移動した。
“鏡像”に13のダメージ ([6,4]+13)
カルロは移動した。
カルロは[準備]でなくなった
カルロは[6,8]へ移動した。
“冒険者?”は移動した。
“冒険者?”は[6,10]へ移動した。
“鏡像” : “攻撃”!
ロザーリオに攻撃した。 達成値:16([4,2,4]+6)
ロザーリオは防御した。
ダメージを7軽減! ([]+12)
ロザーリオに3のダメージ ([5,6]+9)
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃 達成値:17([4,6,1]+6)
消費SPを-2修整した。  
消費APを-2修整した。  
ロザーリオは[6,4]へ移動した。
“鏡像”に15のダメージ ([5,6,5]+9)
カルロ : 未だ止まぬ、 驟雨ッ!
一閃。 達成値:12([5,4,3])
カルロはWillを使用した!
“冒険者?”に28のダメージ ([5,2,5,2,1]+23)
“冒険者?” : “違わぬ一撃”!
カルロに攻撃した。 達成値:19([4,3,6]+6)
カルロ : 鏡花水月ッ!
刹那、雨がカルロを現から隠す。
カルロは回避した。 達成値:111([4,3,4]+100)
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃 達成値:14([2,2,4]+6)
消費SPを-2修整した。  
消費APを-2修整した。  
ロザーリオは[6,4]へ移動した。
“鏡像”に4のダメージ ([2,1,2]+9)
“鏡像”は[重傷]になった
カルロ : 未だ止まぬ、 驟雨ッ!
一閃。 達成値:13([2,5,6])
カルロはWillを使用した!
“冒険者?”に32のダメージ ([6,1,5,6,1]+23)
“冒険者?”は[重傷]になった
カルロ : 未だ止まぬ、 驟雨ッ!
一閃。 達成値:5([3,1,1])
カルロはWillを使用した!
“冒険者?”に32のダメージ ([5,5,4,3,2]+23)
“冒険者?”は[気絶]になった
ロザーリオ : チェインスラスト
踏み込み、一閃 達成値:15([5,2,2]+6)
ロザーリオはWillを使用した!
ロザーリオは[6,4]へ移動した。
“鏡像”に8のダメージ ([1,3,5]+9)
カルロ : 驟雨ッ!
一閃。 達成値:11([6,3,2])
“冒険者?”に26のダメージ ([2,2,2,1,6]+23)
カルロは[チャージ]でなくなった
“冒険者?”に40のダメージ  
“鏡像”は41回復した。  
“鏡像”は[重傷]でなくなった
像は消え失せ、ロザーリオの姿をした敵は膝をついた。
ロザーリオ : っと、
カルロ : (刀を納める)
ロザーリオ?:
――……。
カルロ : ……
ロザーリオ : 私より強かったですか?
カルロ : そんなことはない。脆いものだ。
それは憎らし気に冒険者を睨んでいたが、やがて、
ロザーリオ : なら良かったと答えておきましょう。
カルロ : (貴方もこんな表情をするのか、と言いかけて…口を噤んだ)
鏡の割れるような音とともに、姿を消していた。
鏡だ。
カルロが[触れる]を選択しました
……
【鏡には、映る者の名を。】
冒険者達は、
ロザーリオ : 今度こそ戻れるならば良いのですが。
カルロ : 次こそ、整ったろう。台本の通りに。
ロザーリオ : では、ロザーリオ・チェザーリと。お呼びください。
カルロ : (鏡越しに微笑んだ。確かめるように、貴方の名を呼ぶ)
カルロが[相手の名を呼んだ]を選択しました
互いに呼び合う。魔道具越しだった声は、いつしか明瞭になる。
ロザーリオ : こっちは付けてやった名で良いかな。カルロ!
カルロ : ロザーリオ! 確かに、此処に。
ロザーリオは[ペンダントの交信]でなくなった
カルロは[ペンダントの交信]でなくなった
……
そうして、鏡は、役目を終えたようにひび割れた。
ロザーリオ : 行きましょう。用済みです(手を取ろうと伸ばして)
カルロ : (安堵の溜息を吐いた。自然とその手に手を取られる)
ロザーリオ : 次は間違えないでくださいね?なんて
カルロ : あはは…悪かったね、もう大丈夫。
冒険者は、広間の外へ歩き出す。
……本がめくれる音がする。
【屋敷は、その役目を終えて。】
地が揺れる。
屋敷は、その役目を終えた。
ロザーリオ : 完全に壊れてしまうかな。これは
カルロ : これ自体が生きる魔道具だったか。
壁が崩れる。天井がひび割れる。
カルロ : っと……
ロザーリオ : 早く出ましょう。生き埋め、いいや妙な言い方だな……それは困るので
ロザーリオ : とかく、出ましょう。
カルロ : ふふ、勿論。
轟音が、冒険者を飲み込んだ。
……逃げ場はない。たまらず、目を瞑る。
ロザーリオ : マズい、
カルロ : ……、
……長い、長い時間が過ぎて。
……
……
ロザーリオ : …………ご無事で?
カルロ : ……っ… …なんとかね。
……目を開けると、屋敷の前に居た。
来た時と同じ夕暮れに、屋敷は静かに佇んでいる。
ロザーリオ : 崩れちゃいないな。アレ自体も幻だったのやら。
カルロ : そうかもしれない。やれやれ…
……本がめくれる音がする。
……冊子には、冒険者に読める形で、お礼の言葉が綴られていた。
ロザーリオ : 本に感謝されるとはね
カルロ : わざわざどうも
もう、魔道具の壊し方が浮かび上がることはない。
ロザーリオ : 帰りましょう。依頼も終幕だ。
カルロ : ああ。行こうか。
報告に戻ろうか。
ロザーリオが[歩き出す]を選択しました
冒険者達は、屋敷に背を向けて歩き出す。
リーンの片隅、喫茶店にて。冒険者は慌てた顔の依頼人に迎えられ、
ぺこぺこと何度も頭を下げられていた。
依頼人:そ、そんなに危険があるとは知らなくて……でも、冒険者さんが無事で、本当によかった……。
ロザーリオ : いえ、こうして無事に戻ってきましたから。
カルロ : 初めからだいぶきな臭くはあったけどネ…、まあこの通り。
……依頼人はすっかり萎縮しているらしい。
……
その後も依頼人は何度も頭を下げた後、成果の確認を終えて立ち上がる。
ロザーリオ : まあ、ご満足いただけたようで何より。
依頼人:なんだか、祖先ともどもすっかりお世話になりました。
  ……本当に、ありがとうございました!
そう言って、一足先に店を後にするのだった。
ロザーリオ : 忙しない御方だ。
カルロ : どういたしまして。…ホントにね(背を見送り、息を吐いた)
ロザーリオ : まだ何か頼みます?それとも帰る?
カルロ : 帰ろう、置かれる水が増えていくもの。
ロザーリオ : フフ、それもそうだな。
さて、どうしようか。
ロザーリオが[依頼完了(クエストクリア)]を選択しました
冒険者はこの後すぐ帰ったかもしれないし、あるいは喫茶店でしばらくの時を過ごしたかもしれない。
カルロ : (微笑み返して、帰路へと)
こうして、一つの依頼は終わるのだった。

「映出す屋敷の片付け依頼」END

カルロ : さよならだけが人生だ
ロザーリオ : お疲れ様でした
[報酬袋] を手に入れた。