4/骨

ダミアン : びく!!(ぺこ……)
ロザーリオ : ん……おや、すみませんね挨拶もせず……
ダミアン : ぁ! いやこちらこそ……。(本棚のほうからぺこぺこ)
ダミアン : (本棚に本を差し込む隙を探している)
ロザーリオ : 何かお探しで?
ダミアン : あぁ、折角だから伺ってしまおう。
ダミアン : この町のどこかに、まだ使える本棚が沢山ある廃墟が幾つかあった気がしまして……。
ダミアン : ですがうろ覚えですから、こうして町を回っているという訳です。
ロザーリオ : まだ使える本棚ですか。酒場なら本を入れる余地のある場所があったかと思いますが……
ダミアン : ぁ、酒場。……良いですね! 買い出しの結果も気になりますし、少し伺ってみます。
ダミアン : 何分持っている本の数が多いですから、折角ですし共同のものにしたいな、と。教養は誰でも得られるのが理想ですし──
ダミアン : あと自著をね……入れたくて……。(我)
ロザーリオ : へえ、良い心掛けじゃないですか。そういえば研究をなさっているんでしたっけ。その本も?
ダミアン : あ! あへぇえあ……。
ダミアン : はい! 広くで論じられている生気学、及び生命哲学を噛み分けて。現在はアンデッド研究を行っておりまして
ダミアン : 『生命エネルギーの譲渡、及び変化。人間がアンデッドになる理由』を主軸に──(オタク特有の早口)
ロザーリオ : 貴方自身もそうでしたしね。なら少し協力して差し上げてもいいですよ。
ダミアン : ! 本当ですかぁああっ!!! きょ、協力者……うれしい、響き……!
ダミアン : しかし、協力、と申しますと……?
ロザーリオ : 実は私も死んでいまして。ああ、二人だけの秘密ですよ。
ダミアン : あっ。え、えへへ、失礼ながら、”やはり”、と申し上げます。
ロザーリオ : フフ、わかるんです?その筋に精通していると……
ダミアン : いえ。分かるのは私ではなく──ともかく現在幽霊町の一部では、この町の滞在者全員がアンデッドなのでは?という推論が建てられておりまして。
ダミアン : 仮説ですがね。いつでもウソになりえる、心元の無い藁です。
ロザーリオ : 何となく此処を気に入るのも、アンデッド特有の何かがあるのかもしれませんね。他にも居るのであれば。
ダミアン : ゴースト・タウン。何とも洒落のきいた奇縁です。
ダミアン : ……とにかく、アンデッドでしたか。
ロザーリオ : ええ。それで物が食えないわけです。胃も腹もありませんので
ダミアン : ああ、仰っておりましたね。となると、実体、物質に即しているタイプ──学術大区分における、ゾンビあたりでしょうか……?
ダミアン : 先述の推論はありましたが、一見した限り限りアンデッドにはとても……。(ぺらぺら)
ロザーリオ : どちらかというとスケルトンでしょうか。見える部分以外にほとんど皮は残ってないもので
ダミアン : へぇ、その。(手先から視線を滑らせ。)失礼ながら、胸元に触れてみても?
ダミアン : (遠慮がとにかくない。)
ロザーリオ : 構いませんよ。胸骨に当たるだけかと思いますが
ダミアン : (触診のような手つきで無遠慮に、肋骨にあたる部分に触れ。)
ダミアン : あ、全然骨ですね。
ダミアン : (なんて、全く洒落の利かない返答をした。)
ロザーリオ : 衣装の見栄えを保つ程度には残ってますが、運ぶのに不便だとかで。
ダミアン : 心臓にあたる、生体において重要な器官が集まった場所ですが、ここまで損傷していると、流石に生存は無理でしょう。
ダミアン : 折り畳めるんですか?(さらり)
ロザーリオ : おそらくは。頭も空なので人よりはずっと軽いかと。
ダミアン : 失礼。持ち上げてみても?(さらり)
ロザーリオ : 優しくしてくださいね?
ダミアン : 勿論ですとも。貴重な検体です。
ダミアン : (そうして自らより少しばかり高い身長の男の、脇の下に手のひらを潜らせると──背伸びして、ひょいと持ち上げる。)
ロザーリオ : (肉のほとんど無い……と称した通りに骨だけを思わせる重さだ)
ダミアン : (ひ弱な男の腕力でも、簡単に浮き上がるほどの軽さだった。)
ダミアン : ……凄い。本当に、構造的に最低限の器官しか残っていない。
ダミアン : 人為的に切り分けられています。
ダミアン : まるでパペット人形みたいだ。
ロザーリオ : そういう趣向といっていいやら。まあ生前には加工で多少苦しんだ気もしますがね。
ダミアン : (優しくしろ、と言われたので、そっと近くのチェアに置いた。)
ダミアン : ありがとうございます。人為的なアンデッドが発展すれば、武力転用も可能でしょう。
ダミアン : その可能性をうかがわせる……素晴らしいボディです。
ロザーリオ : フフ、武力転用ですか。確かに腕に自信はありますがね。その見込みありと専門家に思わせる加工技術と言われれば悪い気はしませんね。
ダミアン : (生前に加工がおこなわれていた示唆が一瞬頭に引っ掛かったが、目先で大切なのはそこじゃない。そこじゃない、と判断できてしまう男だった。話を続ける……。)
ダミアン : この感じですと、自然発生したアンデッドではありませんね。
ロザーリオ : ええ、自然にこうなったのであれば全てが骨だったでしょうね
ダミアン : あ。ロザーリオさんは綺麗な面立ちをしているから、それは勿体ないです!
ダミアン : ぁ。あ……えへへ……。し、失礼。ロザーリオさんの言い回しがうつったのかも……。
ロザーリオ : フフ、残り半分を見ても同じことが言えるやら。
ダミアン : 仮面、ですか? いやだな、流石に外せとは申しませんよ。(照れたように、顔の前で手をパタパタと動かし。)
ルガダ : ただいま~!
ロザーリオ : おや、お帰りなさい?
ダミアン : おっと。ゴホン。……興味深いお話でした。いずれまた近くに……。(にこ!)
イグニス : ――ん、(扉を潜り、雨具に付いた水滴を払って)
ロザーリオ : フフ、少しばかり貴方と仲良く話せて良かったですよダミアン。どうにも怯えられている気すらしましたから
ルガダ : ありゃ、お母さんお話のお邪魔しちゃった?
ノッカー : ただいま戻りました おや、ダミアン殿…と、そちらの方は
ダミアン : 事実と分かる事実だけを並べられている方が、気楽ですから。
ダミアン : み、みみみ皆さん、おかえりなさいぃ……!
ロザーリオ : いいえ。ちょうど切りの良い所でした。ロザーリオと申します。数日前からこちらの宿にお世話になっていまして。こうしてきちんとお会いするのは初めての方も多いかと
ルガダ : あっ、はじめましてのひと~~!! 看板のお名前だけ拝見してましたあ!
ルガダ : ルガダです、よろしくね~。
ノッカー : おや、そうでしたか ロザーリオ殿…私はノッカーと申します、何卒
ダミアン : い、依頼帰りでしょうか。ご苦労さまです。
ダミアン : で、では……入れ替わりの形になりますが私はこの辺りで。教えて貰った酒場の本棚、確認してきますね。
イグニス : ああ、ダミアン。こんばんは。それからそちらは…ロザーリオか、私はイグニスだ
ルガダ : んふふ、実はただのお散歩帰り~。
ロザーリオ : ええ、行ってらっしゃい。
ルガダ : はあい、いってらっしゃ~い!
ダミアン : (へこへこ……と、ドアを潜った。)
ノッカー : 道中どうぞお気をつけて。またお会いしましょうね
イグニス : ん、もう行くのか…また。(出ていく人に会釈をしただろうか)
ロザーリオ : 折角ですし土産話でもしてくださいよ。外から戻った貴方たちの方が話題には事欠かないでしょうし
ノッカー : そうしたいのは山々なのですが……申し訳ありません、少々眠気がありまして…
ルガダ : そうなの~。お散歩してて、そろそろ寝よっか~ってなったから戻ってきたのよ~~。ごめんなさいね。
ノッカー : またいずれ、日を改めてお話させてください。喋っている途中に寝てしまってはいけません
ロザーリオ : おや、残念。それなら次の談笑の機会を楽しみに待つとしましょう。待たされるのもそれほど嫌いじゃないんです。魅力的な方々の事なら尚。
ノッカー : ふふ、でしたら何よりです。お待たせしてしまった分、楽しいお話ができるように努めますね
ルガダ : お母さんも頑張る! ロザーリオさんのお話も聞かせてねえ。
ルガダ : それじゃあ、おやすみなさ~い!
ロザーリオ : ええ勿論。おやすみなさい。しっかり休息を取ってくださいな
ノッカー : ええ、おやすみなさい ルガダ嬢。どうぞごゆるりと
イグニス : ああ、おやすみ ルガダ。今日は付き合ってくれて有り難う、また。
ルガダ : こちらこそ混ぜてくれてありがとうね~。ショッピングの約束わすれないでね~!
イグニス : ふふ、勿論。
ノッカー : ふふ、無論ですとも
ルガダ : もちろんいただきました~! うふふ、ではでは、おやすみなさい~!
ロザーリオ : 賑やかな方だ。これは退屈しないだろうな、期待しておきましょう。
ノッカー : では私もそろそろ上へ。今日はありがとうございました、イグニス。ロザーリオ殿もまたいずれ…
イグニス : ああ、ノッカーも。散歩に連れて行ってくれて有り難う、楽しかったよ
ノッカー : ふふふ、それは良かった。また出かけましょうね(お二人へにこ、と微笑んで 階段を上っていく)
ロザーリオ : (進んで行く方へと会釈を返して)
イグニス : ああ。(会釈で返し、階段を上る背を見送った)
イグニス : ――さて、私も休むとしようか。すまないな、ロザーリオ
ロザーリオ : いいえ、ちょうど良い所に戻られたので少しはしゃいでしまいました。休まれている所は見た事のある御方でしたから。つい。
ロザーリオ : 夜も遅い事です。喋り過ぎてしまうのも悪い。常の宿を共にするのであればまた会える、そうでしょう?
イグニス : 私も、貴殿の名や休んでいる姿に覚えがある。故に話してみたいとは前々から思っていたが…、そうだな。
イグニス : どうせならばたっぷり時間を取って、色々な話がしたいものだ。
イグニス : 故に、今宵は休んでおくよ。また話せる機会を楽しみにしている
ロザーリオ : フフ、奇遇にも同じ気持ちだ。やはり縁があるのかもしれません。ええ、おやすみなさい。良い夢を。
イグニス : ああ。貴殿も、良い夢を。(そちらへ会釈した後、階段を登って奥の大きなソファへ向かうだろう)
ロザーリオ : (その姿を見送って、暫くすれば足音を気にかけた様子で外へと)
カジヤ : んあ。センセ、こんなとこに……
ロザーリオ : ……おや、すみませんね。気付かなかったもので
ロザーリオ : 酒は見つかりました?
カジヤ : うーうん。気にすんなって。なんか思索にふけってるっぽかったンでね…
カジヤ : バッチリよ。
ロザーリオ : フフ、それなら良かった。指定した場所に無かったかも、だとかそんな話を聞いたものですから
カジヤ : そ、一カ所目はハズレたんだが…おかげさまで探してくれてな。
カジヤ : 言ってみるモンだな。
カジヤ : あんた飲めないンだっけ…残念だな…。
ロザーリオ : それはそれは……フフ、あちこち行ったのならその土産話でもしてくださいよ。
カジヤ : そうそう!港町でおにぎり…故郷の料理見つけたり…リーンの商業地区で葡萄酒と麦酒と…
カジヤ : オムライスってェいって…米使った料理。初めて食った。あれうまいな。
ロザーリオ : 故郷の料理、というと。東洋の方でしたっけ。此方でも見つけられるのは幸運ですね。
ロザーリオ : おや、そんなものまで食べたんですか。良いですね。
カジヤ : ありがてェこって。もう二度と米食えねェかと思ってたがそんなこた、なかったぜ…。
ロザーリオ : そんな死人の今際の言葉のような言い方、フフ、まだお若いんですからこれからも機会はあるでしょうよ
カジヤ : 故郷にゃ当分帰らねェと決めてッからよ…。
カジヤ : ……先生いくつ…?
ロザーリオ : 幾つに見えます?
カジヤ : ンー……西の人はおれの感覚じゃ分かりづれェが……二十後半から三十路…?
ロザーリオ : フフ、想像に任せますと言っても良いのですが。折角ですし教えてあげましょうか。25ですよ
カジヤ : よし凡そ合ってた!
ロザーリオ : 私からするとカジヤは随分年下に見えるのですが、20も行かないでしょう?
カジヤ : よく分かったな、東のは幼く見えるっぽいけど…おれァ18。
ロザーリオ : 目測よりは上だな。
ロザーリオ : てっきり15歳くらいかと
カジヤ : まじか。
カジヤ : んまあ故郷じゃ15で大人みてェなもんだし間違ってねェかもしれね。
ロザーリオ : へえ、それなら鍛冶屋として仕事をしているというのも頷けます。
カジヤ : そゆこと。大抵のこた、自分でできるようにしてる。
ロザーリオ : フフ、年下相応に扱うのはそりゃ失礼かもしれませんね。大人だと言うのなら
フガク : (ひとだま)
カジヤ : そうだぜ。おれぁ立派に大人… ……
ロザーリオ : どうされました(振り返り、漂う人魂へと視線を向けた)
カジヤ : 人魂ういてらぁ……帽子だなてめェ……
フガク : 貴様ッッッッッッッッッッッッ!!!
フガク : どこをほっつき歩いている!!!!!
カジヤ : うっわ
ロザーリオ : おやおや
カジヤ : (脱兎)
フガク : 少しぐらい手伝わんか!!!(燃えるように人魂が大きくなり、男が現れた!)
フガク : む、すまない
カジヤ : (すかさず盾にした!)
ロザーリオ : お友達とのお約束を忘れて私と遊び惚けていたわけです?
フガク : お主ら、傘を持て(一般通過傘配り)
∞ : おや。なんだ、修羅場か?
∞ : 雨に紛れる!
∞は[雨紛れ]でなくなった
ロザーリオ : ほら、弁明があるのであれば前に出てしなくては(スイッチ!!腕を引いて入れ替わる)
カジヤ : いや?帽子一人で大丈夫だな~と思いまして。
フガク : む、なんだ、見ない顔ばかりだな
カジヤ : ひゃっ!あああ
フガク : 全員傘をさせ!!風邪を引いてしまうぞ
カジヤ : おれぁ風邪なんか引かねェよ!
∞ : どうも。随分と賑やかだな。
フガク : なんと情けない……
ロザーリオ : フフ、今更風邪を引く質でもありませんよ
カジヤ : 金のでかいのまで…
ロザーリオ : それにカジヤとは暫く話し込んでいましたし。もう手遅れかと
カジヤ : そうだぞ。
フガク : 全く、口ではそう言っても雨は体にわるい……
∞ : 私も風邪とはあまり縁が無くてな。平気だ。だが気配りは受け取っておこう。
フガク : どうぞ(傘
∞ : (受け取った。だが差さない──……)
フガク : あー、こほん、己は冨嶽<フガク>という名だ お前たちは……
カジヤ : 傘配りに来ただけなのか……金色のは散歩か?
ロザーリオ : ロザーリオと申します。お見知りおき下さいな。
フガク : かじやが体調崩しとらんか見に来たのもある 元気そうで何よりだ ならば手伝え
∞ : その通り。私の事を良くわかっているようだ。フフ。
フガク : (急に治安が悪くなったな)
∞ : 私はラシュサハと記す者。よろしく頼む、フガク。
カジヤ : あっ象にやられた傷が…
∞ : 象。
ロザーリオ : おやおや、心配されていますよ。フフ、見ての通り元気じゃないですか。ご友人の厚意を無下にするんですか?カジヤ
フガク : らしゅさは… らしゅ、さは…(なれないようで指で異国語で手になぞっている)
カジヤ : ……おれは鍛冶屋。
カジヤ : いや友達じゃねェけど。
フガク : ろざーりお……だな お前たちもここで暮らし始めている者たちか?
フガク : まぁ、同じ目的をもつものといったところだ
フガク : 酒場を復活させようとしている
ロザーリオ : ではフガクが見知らぬ他人にも気を配れるお優しい方という事で。フフ、興味が湧きました。
カジヤ : む……。
フガク : ……なにかむず痒い物言いだな……
ロザーリオ : 暮らしているというほど大層ではありませんが。この辺りをさまよってはいます。
フガク : せめて暮らしてくれ…更によくない
∞ : ああ、こちらに滞在している。酒場の修繕やら何やらを行ってくれるのだろう?
フガク : 緑の宿と、紫の酒場を修繕する予定だ
フガク : もっとしっかりと雨風をしのげよう
カジヤ : 所々雨漏りしてるし長雨で腐りかねェかんな。
フガク : 昨日は雷雨だったしな……止みそうもない
ロザーリオ : 暫くは雨な気もしますね。晴れるとは思えない気も
∞ : ここは雨に好かれるらしい。まあそれも楽しめばいいだけのことだ。
フガク : 崩れてはいかん。 貴様らはたしかに雨風にあたろうと丈夫そうではあるが、年齢性別で差別はすまい
カジヤ : おれァ雨が好きだしどんとこいだぜ。
フガク : あまり体を冷やすなよ……(つめたい)
カジヤ : 心配性めェ……へいへい。
フガク : そんなこと言っていると、お前の工房も時期に潰れるぞ…
カジヤ : (なお冷たいのである…)
カジヤ : まだ雨漏りしてねェしいける。
カジヤ : なんか…なんかがいたけど……。
フガク : な。なんか?
∞ : なんか。
カジヤ : 何?あれ。クマのぬいぐるみみてェなやつ。
ロザーリオ : 他にも住んでる方が居たのでは?
フガク : ねずみの一匹もいないが…
フガク : ……
∞ : クマ。
カジヤ : ウン。
∞ : なるほど。
フガク : べるやじるが置いたのではないか
カジヤ : 金色、知ってンのか?
∞ : いや?知らないが。まあクマのぬいぐるみも居ることもあるだろう。
フガク : 🐻
フガク : いやなかろうが
カジヤ : 知らねェのかよ!いいけど。
ロザーリオ : 私と見に行ったときには無かったものです?ならわからないな
カジヤ : そうそう。無かった。
フガク : この街は最近になって多数の人を引き付けている……
カジヤ : 今日になって初めて。
フガク : まだ己等が遭遇していない人が置いたのかもな
カジヤ : 結構デカイよ?
フガク : 鍵もサビてくさり、開きっぱなしならばしかたない
カジヤ : まあ気になるなら見てみてくれや。
フガク : でかいのか🐻
フガク : …後で見てこよう
フガク : 間違っても破損はさせるなよ
フガク : というか、全員  暇か?
ロザーリオ : まあ、持て余してはいますよ。こんな水辺で喋り続ける程度には
カジヤ : 邪魔にならねェとこにいたし壊さねェよ。
カジヤ : んまあ…暇っちゃあ暇。
フガク : せめて釣りなどの目的で来てほしいものだな……
∞ : 暇になったところだ。依頼帰りでな。
カジヤ : 散歩も目的だろうがよ。
フガク : 井戸端ではないのだぞ 雨風はよくない
フガク : 傘させ
カジヤ : やだ。
∞ : (☆差さない──……)
ロザーリオ : 剣で手がふさがっていまして。
フガク : コヤツら……
フガク : 鞘はどうした
カジヤ : (傘差さナイツ)
∞ : 雨に濡れるのも好いものだとも。
カジヤ : 水も滴るいい男ってやつだな。
ロザーリオ : どこに行ったんでしょうね?冗談です。気が向いた時には刺しましょう。
フガク : そういう種族ということにしておこう…趣向をあまり咎めもせん
フガク : そうはならんだろ
フガク : まったく、街だと補導だぞ…
カジヤ : え?故郷じゃ普通だったぜ?
フガク : この町に来るべくしてと言った感じがするな、貴様ら…
フガク : 補導は傘じゃない、剣だ!
∞ : (大剣を背負っている。)
カジヤ : (刀を虚空から取り出した)
∞ : そうは言っても冒険者であるからな。
ロザーリオ : 居心地が良い物で。おやおや。補導される歳でもありませんよ。それに流れ者が剣を持つのは当然でしょうし
∞ : そういうことだ。
フガク : で、暇だな?
カジヤ : そうそう。
ロザーリオ : ええ。重ね重ねになりますが。
フガク : …頼みたいことがある
∞ : ほう。頼みたいこと。
フガク : 少し、討伐などはできないだろうか
ロザーリオ : 構いませんよ。腕には自信がありますので
フガク : 修繕の資金が尽きそうだ(カジヤに5000L持ってかれたため)
フガク : 無論、持ち分は持って帰っていい
カジヤ : おっ。剣が間近で見られるンなら願ってもねェな。
フガク : 4人でわって十分な報酬のでるものに往きたい
∞ : 私も構わない。
カジヤ : いいぜ。
フガク : では、ゆくか(ドキ!精悍な死んでる男マルチ)
∞ : むしろ是非、とでも言っておこうか。他者の技を眺めるのは好きでな。
フガク : 己も、鈍っていないか確認せばな…
ロザーリオ : ええ。それでは行きましょうか。フフ
カジヤ : おっしゃ。お手並み拝見と行きますか…。
フガク : (人魂になり、闇に消える)