『中途の記録』
Character
グレイ壮年の魔術師。
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アルマ:あ……その依頼に興味がおありですか?
【戦技大会に出場して欲しい】
……そう書かれた依頼書をじっと見ている冒険者に、
アルマが声をかけてきた。
グレイ : む……いいや、知人が気になるかもしれんなと思っただけだよ
アルマ:その依頼、まだ小さな子供が持ってきたんですよ。
歩いて丸一日もかかる、テーレっていう小さな国から、
わざわざ来たと言っていました。
そう言われて、改めて依頼書の文字を見る。
……なるほど、確かにまだ幼さを感じさせる字だ。
グレイ : ……
コルト:テーレといえば、ここから南西の方角に位置する
小国ですね。
確か、古い歴史を持つ騎士団を抱えている国です。
グレイ : 騎士団ねえ……
コルト:この依頼にある 『戦技大会』 も、数年に一度行われる
歴史あるもののはずです。
なんでも、優勝者は、『テーレの勇者』 と誉れ高く称えられる
のだとか。
アルマ:でも、どうして、その戦技大会に出場して欲しい、なんて
子供が依頼に来たのかしらね?
依頼書も報酬もちゃんと渡してくれたから、とりあえず
深い事情は訊かずに受注したのだけど……。
グレイ : 訳有りかもしれんね。
そういってアルマとコルトは、首をかしげる。
……確かに、いまいち依頼の全貌が見えない話だ。
アルマ:あ……でも、話によると、その戦技大会って、
もう2日後らしいのよ!
依頼を受けるなら、今すぐに出発してくれないと間に合わないわ。
グレイ : 何、差し迫っているな……
アルマ:戦技大会っていうくらいだし、手練れが必要よね。
……実力は申し分ないはずよ、依頼、受けてくれません?
グレイ : お、おい
グレイ : ……(視線を彷徨わせるが、他に冒険者の姿は無い)
グレイ : クソ、あの盾男こんな時に限って居やがらない……
アルマ:よかった!
テーレ行きの馬車がもうすぐ出るはずだから、それに乗って
行くといいと思うわ。
頑張ってきてくださいね!
グレイ : はいよ……
コルト:行ってらっしゃい……って、冒険者さん?
もしかして、一人で行かれるおつもりですか?
戦技大会はパーティを組んでの出場らしいですよ?
グレイ : 仕方ないだろアルマに押し切られたんだぞ。僕が他に呼ぶ宛があるとでも思うのかよ
コルト:そ、そうですか……いえ、止めはしませんけれど。
じゃあ、せめてこれを持っていってください。
コルト:魔術師が借金のカタに置いていったものなんですけど……
どうやら、もうすぐ魔力が切れてしまう品だったらしくて。
どうせならそれまでに活用してみてください。
いえ、使うかどうかはお任せしますが……。
グレイ : ほーう……、ま、借りてくよ。
受け取った指輪は、乏しく輝いている……。
あなたはひとまず、ポケットに詰め込んだ。
さて、すぐに出発することになりそうだ。
最低限の荷物をまとめて、宿を出るとしよう……。
グレイ : (フィーラの小瓶を宿に預けた)
グレイ : さて、出るかね……
――――……。
――――決して寝心地の良くない馬車に揺られながら夜を過ごし、
翌朝、冒険者は、南西の小国テーレにたどり着いた。
小国とはいえど、歴史は古い国のようで、
あちこちには年季を感じさせる建造物が多い。
行き交う人々の表情もどこか穏やかだ。
にぎやか、と言うほどではないが、のんびりと落ち着いた国……
そんな印象を受ける風景だ。
町並みを歩きながら、冒険者はアルマから貰った地図を取り出す。
グレイ : さて、
地図を広げると、それは手描きの地図だ。
テーレの町並みが描かれており、ある地点を矢印が指している。
依頼人の家はここ、という意味だろう。
……決して上手とは言えない地図を頼りに、
歩くことしばらく。
街のはずれに近づいてきた頃、冒険者は一軒の家を見つけた。
グレイ : (杖を小突きながら歩いていく)
地図を見る限り、ここで間違いない。
軽くノックをしてみる。
???:……はい?
返ってきたのは幼い子供の声だった。
依頼で来た旨を告げる。
グレイ : 依頼を受けてきた。魔術師のグレイだ。
???:あっ! もしかして、リーンの冒険者さん!?
よかった、どうぞ入って!
驚いたような、助かったような、そんな声だ。
……扉を開いて中に入る。
扉を開けると、まだ幼さの残る子供が出迎えた。
???:冒険者さん、だよね!
僕はリッツ。依頼を出したのは僕なんだ。
グレイ : そうかよ。僕はさっき名乗った通りだ。
目の前の子供は、わりあい礼儀正しい態度で笑った。
リッツという名前は、アルマから聞いている通りの名だった。
どうやら依頼人に間違いなさそうだ。
リッツ:依頼の内容については、もう見てくれてるのかな。
依頼っていうのは、明日この国で開かれる戦技大会に――、
待ちわびていた、とばかり話し始めるリッツ。
……しかし、そこに音が響く。
グレイ : ああ、聞いて……
???:ごほっ、ごほっ……!
グレイ : ……?
部屋の隅にあったベッドから、せき込む声が響いた。
気づいていなかったが、どうやら女性が寝ていたようだ。
リッツはハッとした表情で反応する。
リッツ:母さん!?
ごめん、冒険者さん! ちょっと待ってて……
グレイ : ああ。
そういうと、リッツはベッドへと駆けてゆく。
ルーベラ:ごほっ……。
リッツ:大丈夫? 母さん……。
ルーベラ:大丈夫よ……少し、セキが出ただけだから。
冒険者さんがいらしてるんでしょう?
私は良いから、お話をしてきなさい。
リッツ:うん……水、新しいのを置いておくからね。
リッツ:話の途中で、ごめんね。
うちの母さん、病気で……。
グレイ : いいや。構わんよ。
リッツは申し訳なさそうに言った。
「改めて」と前置きして、続きを話す。
リッツ:ええと……
明日、この国で戦技大会が開催されるのは
冒険者さんも、もう知ってるよね。
リッツ:冒険者さんにお願いしたいのは……
明日、この戦技大会に出場して欲しいんだ。
――僕と、一緒に。
リッツは、真剣な瞳でそう言った。
リッツ:……えっと、順を追って説明するね。
グレイ : ああ。
リッツ:明日の大会は、『テーレ戦技大会』 と言って、
この国の腕自慢たちが集まる大会なんだ。
5年に一度開催されて、そこにはたくさんの観客が集まる。
王様も観に来られるよ。国のお祭りみたいなものだからね。
グレイ : ふむ……
リッツ:この大会は、テーレにとって、すごく大事な意味を持つんだ。
なぜかっていうと、この大会の優勝チームのリーダーは、
『テーレの勇者』 という称号を与えられるからなんだ。
リッツ:『テーレの勇者』 といえば、この国の戦士にとっては、
ものすごい栄誉なんだ!
何せ 『勇者』 というくらいだからね。
国一番の戦士であることの証明でもあるし、憧れの的さ。
グレイ : そういうもんかね……
リッツは笑顔で語った。
少し興奮気味だ。……この国の子供にとっては、
よほど憧れの存在なのだろうか。
リッツ:だから、テーレ戦技大会は、
テーレ国民、皆が楽しみにしてるイベントなんだ。
僕や、母さんも、とても楽しみにしてた。
リッツ:……でも、僕と母さんにとっては……
喜べない事情が、できたんだ。
グレイ : (続きを話すよう促した)
しかし、リッツは突然、声を暗くした。
リッツ:……この国にはね、騎士団があるんだ。
リッツ:『テーレ騎士団』 ……。
王様にお仕えする、騎士たちの集まりだ。
その騎士団の、団長が、戦技大会に出ようとしてる。
グレイ : 別に悪い事じゃないだろそりゃあ
リッツ:騎士団長、ガトー。
――この男は、僕の父さんの、仇だ。
グレイ : ……
リッツ:――僕の父さん……サクリスも、騎士だったんだ。
リッツ:父さんは、間違ったことが嫌いな、ガンコな人で……
でも、正しい人だった。
家に帰るのもいつも遅くて、休みの日も、たまに僕に稽古をつけて
くれるくらいだったけど……大好きな父さんだったよ。
リッツ:……だけど、父さんは、ある日突然、
辺境に飛ばされたんだ。
転勤っていうの? 家にも帰らなくなって……
……その命令を下したのが、新しく団長になった、ガトーだった。
リッツ:ガトーは、前の団長を、実力で押しのけて、
新しく団長になった男なんだ。
ガトーが団長になってから、騎士団は、なんだか変わっちゃった。
国の中央にばっかり騎士を集めたり、市民にいばり散らしたり…。
グレイ : ハ、これ以上そいつの思い通りにさせたくないって事かよ
リッツ:……ガトーが、どうして父さんを辺境に飛ばしたのかは、
わからない。
でも、父さんは――――帰ってこなかった。
リッツ:魔物の襲撃があったらしいんだ。
……父さんは、そこの集落を守るために、身体を張って
戦ったんだって、聞いた。
グレイ : フン……そうかよ
そう語るリッツは、少し俯いた。
……肩を震わせているのが、見て取れる。
リッツ:……亡骸を届けてくれた騎士は、立派な最期だったって
語ったよ。
――――でも、そんなの、あんまりじゃないか。
父さんは、危険な辺境に無理やり飛ばされて、死んで……。
リッツ:……ごめんね。
とにかく……ガトーという男のやり方は、間違ってる。
父さんが死んだのだって、ガトーが中央にばかり騎士を集めたからだ。
味方がいれば、父さんは死なずに済んだかも知れない……。
グレイ : ……
グレイ : (何を言った所で無駄だろうな。どうせやりたいようにしかやりやしないんだ。こういった手合いは……)
リッツ:そのガトーが、テーレ戦技大会に出ようとしてる。
……認めたくないけど、ガトーの実力は折り紙つきだ。
テーレでも屈指だよ。間違いなく、優勝候補だと思う。
リッツ:……でも……っ。
あんな奴が……『テーレの勇者』 であって、いいはずがない!
勇者は、あんな男なんかじゃない……っ!
リッツは、小さな拳を握りしめる。
リッツ:――戦技大会に出られるのは、テーレの市民だけだ。
でも、聞いた話によると、身元をチェックされるのは、
リーダー一人だけらしい……!
リッツ:――お願いします、冒険者さん!
冒険者であることを隠して、僕と一緒に戦技大会に出て!
グレイ : ハァ……
グレイ : 僕もここまで来るのは疲れたんだ。何もせずに帰れやしないさ
リッツ:他の全ての出場者に勝たなくたっていいんだ!
ただ、ガトーの優勝を防いで欲しい!
あの男が 『テーレの勇者』 になってしまったら、殺された父さんが、
あまりにも報われない……ッ!
――――リッツは、深く頭を下げた。
リッツ:…………リーンの冒険者は、とっても強いって聞いたんだ。
……どうか、お願いします……!
グレイ : 他の候補者に勝たずともと言うが、どうせ最後までやらされる気がしてならんがね。僕は。
リッツ:っ、あっ、ありがとう!!
よ、よかった……本当に、よかった……!
リッツは、胸に手を当て、深く息をついた。
……大会が目前に迫り、焦っていたのだろう。
リッツ:――そうと決まれば、冒険者さんには、
明日に備えて体を休めて貰わなくっちゃね!
大したもてなしはできないけど、今日はうちに泊まって行って。
寝具もちゃんとあるから。
グレイ : はいはい……
リッツは、顔をほころばせてそう言った。
……ようやく、年相応の表情を見せた気がする。
せっかくの厚意だ、素直に甘えることにしよう。
――夕時。
リッツは、台所で食事を作っているようだ。
馬車の疲れもあった冒険者は、食事の支度は任せ、
明日に備えて、思い思いに身体を休めていた。
ルーベラ:…………。
リッツの母……ルーベラは、リッツが食事の用意をするのを、
ベッドの上から、ふがいなさそうに見守っていた。
……体調がすぐれず、台所に立てないのを、負い目に
感じているのだろう。
冒険者の視線に気づくと、ルーベラは、
薄く笑って会釈をした。
グレイ : (思わず会釈し返した)
ルーベラ:リーンの冒険者さんなのですよね……。
そういえば、名乗っていませんでした。
リッツの母で、ルーベラと申します。
ルーベラ:……正直、割にあわない依頼でしょう。
けれど、それを引き受けてくださって……本当に、
ありがとうございます。
グレイ : 交通費を無駄にしたかないだけだよ。
ルーベラ:あの子はね、『勇者』 に憧れて育ったんです。
……だからでしょうね。
ガトーが 『テーレの勇者』 になるかも知れないとなって、
冒険者に依頼を出そうと言い出したんです。
ルーベラ:テーレの冒険者に依頼しても、ガトーには勝てない
かも知れないと言ったら、
だったらリーンまで行って、強い冒険者に依頼を出して来るとまで
言い出してね。言い出したら聞かない所は、あの人にそっくり……。
グレイ : ハイネみたいなやつだな……(ぼそぼそ)
そう語ると、ルーベラは、一つ、ゴホっとセキをした。
……そういえば、リッツから最低限の依頼概要は聞いているが、
自分たちは、戦技大会のこと等も含めて、知っていることが少ない。
夕食の支度を待つ間、ルーベラに話を聞いてみるとしよう。
ルーベラ:……?
訊きたいこと、ですか?
もちろん、私にわかることでしたら、お答えしますよ。
ルーベラ:何をお話ししましょうか……。
グレイ : 戦技大会ってのはどんなものなんだよ。概要しか聞いてないんでね。話してくれ
ルーベラ:テーレ戦技大会は、『テーレの勇者』 を決めるため、
国が主催する大会です。
ルーベラ:かつて国をおびやかした魔神を打ち倒し、封じ込めた
剣士がいたのだそうです。
その功績を評し、人々は 『勇者』 と呼んで称えたのです。
ルーベラ:テーレは小さな国ですが、それ以来、
『勇者を持つ国』 と言われるようになったのです。
これは国民なら誰でも知っている有名なお話で、テーレの子供は
皆、『テーレの勇者』 に憧れて育つんですよ。
グレイ : ほーう……
ルーベラ:特に今は、現 『テーレの勇者』 が亡くなられた
ばかりで……。
それだけに、次の勇者は誰なのか、注目が集まっていますね。
ルーベラ:……戦技大会のルール、ですか?
登録者をリーダーとして、最大で5人までのチームを組んで、
そのチーム同士で戦います。
国のシンボルのようなものですから、指揮力も大切ということね。
グレイ : そうかよ……
ルーベラ:何をお話ししましょうか……。
グレイ : あの小僧……リッツだったかな。もう少し詳しく話してくれよ
ルーベラ:……あの子は、まっすぐで優しい子です。
昔から、『テーレの勇者』 への憧れが人一倍強い子だった。
夫が休みの日は、いつも剣や魔法の稽古をつけてと
ねだっていましたわ。
ルーベラ:だから、3年前、夫が亡くなった時は、
見ていられないほど落ち込んでいたわ……。
……でも、『自分も騎士になって、正しい騎士団に戻す』 と、
いつも一生懸命、修行をしているの。夫の形見の剣で……。
ルーベラ:……私も、できることなら、家事なんてさせず、
あの子の意思を後押しして上げたい。
この弱い身体が恨めしいわ……ゴホッ、ゴホッ……。
ルーベラ:何をお話ししましょうか……。
グレイ : ……形見の剣ねえ。
グレイ : まあいいや。騎士団ってのは?
ルーベラ:テーレ騎士団は、国に仕える騎士たちの総称です。
騎士になるのは男性ばかりね。
別に規則というわけではないと思うけれど……慣例なのか、
女性の騎士は見ないわ。
ルーベラ:騎士の仕事は、各地の兵士たちを率いたり、
訓練を行ったり……。
つまりは、テーレの国防に携わる仕事の、上官ですね。
ルーベラ:……だから、夫、サクリスが、部下もつけられず、
たった一人で辺境の地の警備に飛ばされたのは、
明らかにおかしなことなのです……。
……今の騎士団は、歪んでいるわ……。
ルーベラ:何をお話ししましょうか……。
グレイ : ハ、外から見た程度でわかるもんかよ。
グレイ : そのガトーってのが団長なんだっけか?
ルーベラ:ガトーは、今の騎士団長です……。
剣と魔法、高い指揮能力……それらが評価されて、
若い身でありながら、驚くほどの早さで、団長となりました。
……夫から聞いた話ですけれどね。
ルーベラ:……けれど、ガトーが団長になってからというものの、
騎士団の振る舞いは少しずつ変わっていきました……。
街で、一部の騎士が騒ぎを起こすようになったり、
辺境に人員を派遣しなくなったり……。
ルーベラ:……今や、ガトーの発言力はとても大きいそうです。
国政に口を出そうとしているという噂すらあるほどです。
……もし、ガトーがこの上 『テーレの勇者』 にまでなったら、
きっと、誰も逆らえなくなってしまうわ……。
リッツ:――――母さーん! 冒険者さーん!
夕ご飯、準備できたよーっ!
グレイ : ん、ああ。行くよ
ルーベラ:ん……ありがとう、リッツ。
いつもごめんなさいね……。
ルーベラ:……冒険者さん、よかったら、夕食の席では、
あの子に、今までの冒険の話でも聞かせてやってくださいませんか。
……あの子は、そんな楽しみしか知らない子なんです……。
ルーベラは、悲しそうに笑った。
……冒険者はうなずくと、食卓を囲んだのだった――。
グレイ : 大した話は無いと思うがね。僕の知り合いの騎士の不甲斐ない話でも、ブリキ男の愉快な話でも、聞かせてやるよ。
――冒険者は、リッツ、ルーベラと共に夕食を摂った。
リッツは、冒険者が手帳をめくりながら語る冒険譚を、
ひとつひとつ、目を輝かせながら聞き入っていた。
……ルーベラはそれを見て、ただ優しく微笑んでいた。
グレイ : (様々な話を聞かせてやっているが、自分の失態はわざと省いた)
そんな和やかな夕食も終わり、明日の戦いに備えて
身体を休めようと、それぞれが横になった頃……
ふと、リッツが起き上がり、ごそごそと、部屋の隅にある本棚に
歩いて行った。
リッツ:…………。
グレイ : おい……?
明日に備えて体を休めるべき、と、リッツ本人が言っていたはずだが、
こんな時間にどうしたのだろうか。
……気になって眺めていると、リッツが、こちらの視線に気づいた。
リッツ:!
冒険者さん、起きてたんだ?
グレイ : 煩いから起きたよ。
リッツ:あっ……起こしちゃったんだ。
ごめんね、明日のことを考えると、なんだか目が冴えちゃって……。
申し訳なさそうにそう語るリッツの手元に握られていたのは、
一冊の絵本だった。
あまり分厚いものではなく、子ども向けらしいと見て取れる。
グレイ : そうかよ……さっさと寝ろよ
リッツ:それで、この本を読もうと思って。
昔から、これを読むと、不思議と気持ちが落ち着くんだ。
リッツは、くるりと、本の表紙を見せた。
…… 『導きの勇者さま』 という表題が書かれている。
リッツ:『テーレの勇者』 が生まれるきっかけになったお話の本だよ。
とっても有名なお話。
グレイ : ……
リッツ:ね、冒険者さんも聞いてみて。
ご飯の時、冒険のお話を聞かせてくれたお礼がしたいんだ。
グレイ : ったく……、仕方ねえな。済んだら寝ろよ。
リッツは、こちらの返事も待たずに、嬉しそうな表情で
語り始めた。
……本の厚さからして、大して時間もかからないだろう。
冒険者は黙って耳を傾ける。
リッツ: 「導きの勇者さま」。
むかしあるところに、テーレという小さな村がありました。
おだやかで、みんなしあわせにくらしていた村でしたが、
ある日、やさしい村長さんが病気になってしまいました。
リッツ:それを治すため、村長の一人息子が薬草を
採りにいきました。
湖のまわりにある薬草をさがしに、少年は一人で湖に行きました。
しかし、湖の中から、悪い魔神が現れて言いました。
リッツ: 「我はベーゼル。人間の魂が大好物だ」
「お前の父は強い魂を持っていて、このあたりではいっとう美味そうだ」
「だから我が呪い殺してやるのだ」
「薬草を持って帰らせるわけにはいかん。ここで食ってやる」
リッツ: そう言って、魔神は少年におそいかかりました。
少年はたいへんおそろしかったですが、逃げません。
なぜなら、だいすきな父親が死んでしまうのは、
自分が死ぬよりずっといやだったからです。
リッツ: 魔神のうでが、少年に振り下ろされます。
もうダメだ!
少年がおもわず目をつぶった、その時です。
リッツ: ――突然、横から剣士が飛び出してくると、
剣で、魔神のうでを斬り飛ばしました!
……剣士は、あっけにとられる少年を背中にかばいながら、
魔神とはげしく戦い、ついに魔神をやっつけたのです。
リッツ: 少年は、去っていく剣士にお礼を言うと、薬草を採って
村に戻りました。
少年の採ってきた薬草で、村長は、げんきになりました。
少年は村長に、自分を助けてくれた剣士の話をしました。
リッツ: 村長はそれを聞いて言いました。
「それはきっと、父親のため、おそろしい魔神にも退かず、
ゆうかんにたちむかおうとしたお前を救うため、
神様がつかわした、導きの勇者さまだったのだろう。 」
リッツ: ――それから、少年は剣の練習をはじめて、
だれよりも立派な剣士になりました。
村が大きくなり、やがて町になり、国になるにつれて、
少年は、『テーレの勇者』 と呼ばれるようになりました。おしまい。
リッツ:……仕事ばっかりだった父さんがね、この本を買って、
読み聞かせてくれたんだ。
それから僕、このお話が大好きになった。
リッツ:恰好いいよね、『勇者』 ……!
僕もずっと憧れて、剣を練習するようになったんだ。
いつか、僕も 『テーレの勇者』 みたいな……
強くて、優しい立派な大人になりたい……!
グレイ : 大層な願いだな……そりゃあ
そう語るリッツの瞳は、とても眩しい。
……閉じられた本の裏表紙は、よく見るとあちこちが痛んでいた。
よほど何度も読まれたのだろう。
リッツ:あはは……父さん、読み聞かせがヘタだったけどね。
声に出して読んでくれるけど、すっごい棒読みなの。
グレイ : 普通はそんなもんだと僕は思うがね
リッツ:『剣士は少年を助ける時、なんて言ったの?』
って訊いてみたらね。 難しいカオして悩んで、
『……「がんばったね」……?』 って答えてた。
あはは……もっと恰好いいセリフがあると思うんだけどなぁ。
グレイ : 確かにそりゃシンプルだな
リッツ:そうだよね。
きっと、その勇者だって、もっと恰好よく、颯爽と少年を
救ったはずだよ!
『少年よ、もう大丈夫だ!』 とか!
リッツは、大げさに芝居がかって言った。
……本人のセンスには少し思うところがないでもないが、
その憧憬は、どうやら本物のようだ。
リッツ:ねえ、冒険者さんなら、なんて言う?
勇者になったつもりで言ってみてよ。
グレイ : ハ?
グレイ : 僕に振るかよそこで……
リッツはそんなことを言い出した。
……誰かと、憧れの 『勇者』 について語り合えるのが、
よほど嬉しいのだろうか。
ずいぶんなはしゃぎようだ。
リッツ:魔神の攻撃が迫って、少年は思わず目を瞑る!
もうダメだ!
――そこに、少年の耳に聞こえてきた台詞とはっ?
グレイ : ……
グレイ : ハッ、あいつならこう言うな。どれ真似してやるか。
グレイが[天使の迎えじゃなくて残念だったな、そらもうひと頑張りだ!]を入力しました
リッツ:おぉー……。
『 ――天使の迎えじゃなくて残念だったな、そらもうひと頑張りだ! 』
……って聴こえて、少年が目を開けると、勇者の背中があった。
みたいな?
グレイ : クク……そうだよ。
リッツ:ふぅん……んー、いや、でもどうかなぁ。
僕はもっとこう、ばばーんっ、って感じの台詞の方が、
勇者って感じがするんだけど……。
グレイ : そりゃ騎士のセリフだからな。
腕組みをし、大真面目に考え込むリッツ。
……センスには相違がありそうだった。
そんなやりとりをしていると……
ルーベラ:……ん、んん……。
……部屋の隅のベッドから、ルーベラの寝言が聴こえてきた。
リッツは、あわてて口をおさえる。
リッツ:っと……いっけない、母さんの目を覚まさせちゃう
ところだった。
ごめんね、なんだか楽しくってさ……。
リッツは申し訳なさそうに――しかし少しいたずらっぽく――笑った。
だいぶ、緊張がほぐれたようだ。
グレイ : そりゃ良かったな。さっさと寝な。
リッツ:ありがとうね、冒険者さん。
なんだか元気が出てきた。明日の大会も、これなら頑張れそう。
リッツ:じゃあ、今度こそ、ちゃんと寝るね。
……おやすみなさい。
明日は、よろしくお願いします。
そう言って、リッツは布団をかぶった。
……もう夜も深い。
冒険者もまた、横になって目を閉じた。
――…………。
「……父さん……」
――沈みかけの意識に、そんなつぶやきが聞こえてきた……。
――――そして、夜が明けた。
――翌日。時刻は正午。
リッツと冒険者たちは、テーレ国立コロッセオにやってきた。
昨日歩いた静かな街並みとは打って変わって、
辺りは、浮かれたような、熱気のある雰囲気に包まれている。
リッツ:ついに来たね……うう、緊張する……!
グレイ : とかく外部の者とバレないようにだな……
リッツは、コロッセオの雰囲気を見て、萎縮するように言った。
……内部は、質実剛健、まさに戦いの場という飾り気の無さだ。
今もまだ、多くの観客がぞろぞろと大挙している。
流石は5年に一度の催し。
歴史ある大会だというのも頷ける……
詰め寄せる人々の熱気が、その盛り上がりを何よりも証明していた。
リッツ:っと、僕がそんなに怖気づいてちゃダメだよね。
冒険者さんがいるんだ、きっと大丈夫……よし。
リッツ:――改めて確認しておくね。
僕たちの目的は、このテーレ戦技大会で勝ち進んで……
騎士団長のガトーを打ち負かすこと。
リッツ:トーナメント形式だから、ひょっとしたら、ガトーとは
決勝で当たる可能性もある。
それまでに、一戦たりとも負けるわけにはいかないね……。
リッツ:うまくいくかどうかわからないけど……僕も、なるべく
足手まといにならないように頑張るよ。
……ううん、きっとうまく行かせよう!
リッツは、自らを鼓舞するかのように、ことさら元気よく言った。
パシン! と、両手で頬を打ち、気合を入れている。
リッツ:まずは、受付をうまく誤魔化さないとね。
僕をリーダーにして登録すれば、冒険者さんが他国の人かどうか
チェックはされないはずだ。
……よし、行こう!
門番:む、君たちは観戦で来たのかね?
リッツ:い、いいえ。
僕たちは出場者としてエントリーしに来ました!
グレイ : そうだ。
リッツが告げると、2人の門番は、少し驚く。
……そして、何やら疑わしげに訊ねた。
門番:ほう、君が……?
出場者は募集されているが、この大会は強敵揃いだぞ。
リッツ:わかってます!
ちゃんと身分証明できるものも持ってきますから。
ポケットを探り、自分から、何やら紙を差し出すリッツ。
おそらく、テーレの市民であることを証明するためのものか。
グレイ : (僕はそんなもの持っていないぞ……!)
門番:ふむ…………リッツ=アルフ。歳は14……。
確かに、間違いなくテーレの市民だな。
門番:……わかった、エントリーしておこう。
リーダーは君で良いのだな?
リッツ:は、はい!
門番:よろしい。
すでに開会式が近い。
この通路の突き当りを左に進めば、出場者控室だ。
リッツ:……………………よし!
うまくいったよ。
それじゃあ、頑張ろうね、冒険者さん……!
グレイ : ザルだな……ま、開会式間近ならそんなもんかね……
荷物を抱えた男:こりゃあどうも、ダンナ。
へへへ……見たところ出場者みたいですが……。
荷物を抱えた男:……流石に今はまだ判断できねぇなぁ。
そっちが、この大会で勝ち上がっていく腕前の持ち主なら、
とっておきの話があるんですがね。
荷物を抱えた男:まぁ、もしそちらさんが
【一回でも試合を勝ち進んだ】 なら、その時にでも……。
へへへ……。
グレイ : そうかよ。
リッツ:……うわっ、す、すごい数の人だ……。
リッツ:……! あいつだ、あいつが騎士団長のガトーだよ。
グレイ : ほーう……
……控室は静かな熱気で溢れていた。
入ってきた冒険者に、中の人間の視線が一斉に突き刺さる。
……その中で、ひときわ立派な鎧に身を包んでいる若い男がいた。
目つきは鋭く、4人の揃いの服を着た騎士を引き連れている。
ガトー:…………。
リッツ:あいつが、父さんを……
リッツ:……あんな奴が、テーレの勇者だなんて認めない。
冒険者さん! 絶対に勝とうね……!
グレイ : へいへい
リッツは、小さく拳を作って、熱を燃やした。
リッツ:そろそろ時間って話だったね。
あそこにいるスタッフさんに、競技の説明について訊かないと。
スタッフ:おや、出場者の方ですね?
よかった、もうすぐ締め切るところでしたよ。
グレイ : そうかよ。ギリギリで悪いね
スタッフ:この大会では、リーダーの方を代表として登録する
形になっています。
えーと、リーダーはどなたですか?
グレイ : そっちの小僧だよ
リッツ:ぼ、僕です!
名前はリッツ。
スタッフ:ふむ……リッツさんですね。
スタッフ:わかりました。リッツさんをリーダーとするチームとして、
大会にエントリーさせていただきます。
スタッフ:では、この大会のルールについて説明しておきます。
この大会は、最大で5人までのチーム同士で戦います。
どちらかのチームが、メンバー全員戦闘不能となることで
決着となります。
スタッフ:大会はトーナメント式です。
えー……皆さんの他には15チームがエントリーしていますね。
皆さんを含めて16チームですので、4回勝利すれば、
晴れて優勝となります。
スタッフ:トーナメント表は、AからPまでの番号に割り振られますので、
こちらのクジを引いてください。
ああ、リーダーの方にお願いしますよ。
リッツ:クジ、ですか……。
リッツは頷くと、スタッフが差し出した箱の中に手を入れ、
一枚のクジを引いて、開いた。
…… 『 B 』 だ。
リッツ:……B、です。
スタッフ:はい、ありがとうございます。
それでは、こちらのトーナメントボードにエントリーしておきますね。
スタッフは、出場者のリーダーたちの名前が並んだボードを
取り出し、その『B』の場所にリッツの名前を書き留めた。
……冒険者とリッツは、そのボードから『ガトー』の名を探す。
!
『ガトー』 の名がある。
チーム番号は…………『 K 』 だ。
リッツ:……!
くっ……ガトーは 『K』か……!
参ったな、僕たちとはすごく離れてる……
ぶつかるとしても、決勝戦になっちゃうよ……!
リッツは、トーナメントボードを見て、悔しげに呟く。
握ったクジが、くしゃりと音を立てた。
スタッフ:では、これで説明は終了です。
……あっと! みなさんは『B』なので、『A』のチームと
第一試合ですよ!
グレイ : チッ、運の無い事だな……
スタッフ:準備が整ったら、私の背後の先にある通路を
進んでください。
すぐに試合開始となります。頑張ってくださいね!
リッツ:い、いきなり試合か……!
勝てるかな、大丈夫だよね?
うう……冒険者さん、よ、よろしくね!
リッツは、自分に言い聞かせるように握りこぶしを作った。
……さて、準備は特に必要なさそうだ。
まずは第一回戦。リッツの緊張をほぐしてやるつもりで臨むとしよう。
司会:――テーレの市民皆様方! 大変長らくお待たせしました!
司会:これよりッ!
第7回、テーレ戦技大会を開催します!
――凄まじい熱気だ!
会場に降り立った瞬間、四方八方から歓声が上がり、
割れんばかりの拍手が響き渡る!
司会:今大会は、テーレ国王、ルマンド=テーレ様の主賓で
行われます。
開会に当たりまして、まず、挨拶を頂きたく存じます!
ルマンド:――――うむ。
ルマンド:――この大会に集いし、勇敢なる戦士諸君。
ルマンド:まずは、諸君らの熱意を褒め称えよう。
そして問おう。
――諸君らは、名誉を欲しているかっ?
ルマンド:この大会に優勝せし者に与えられる、
『テーレの勇者』 の称号。
それは、国を背負う一騎当千の猛者の証であり、
テーレ市民として最高位の名誉でもある。
ルマンド:闘いは厳粛に、この私、ルマンド=テーレが見守ろう。
存分に己を武を振るって欲しい。
そして証明してくれ。
自らが 『勇者』 にふさわしき武の持ち主であると!
司会:ルマンド=テーレ陛下、真に感謝致します!
――それでは! さっそく第一回戦を開始します!
司会:西に陣取るは、チームA!
テーレ国の冒険者の宿、『竜のうろこ亭』 に所属する、
新進気鋭の冒険者パーティー!
新米戦士:おや……君たちは、控室で会ったかな?
いきなり手ごわそうな相手だが、俺たちも負ける気はない。
正々堂々、勝負と行こうじゃないか。
司会:東に陣取るは、チームB!
こちらは……おっと? 滑り込みでエントリーしたチームです!
リーダーのリッツ少年はまだ14歳との事ですが、
どんな戦いを見せてくれるのでしょうか……?
観客:おい……あんなガキが戦えるのか?
観客:そうだぜ、この大会がどんな大会かわかってねぇのか?
リッツ:……ううっ……。
グレイ : (杖を地に小突いた)
辺りから漏れる猜疑の声。
リッツはそれを受けて、帽子のつばを少し深めに被る。
――緊張と不安を促進されてしまっているようだ。
???:――――リッツー……!
リッツ:……!
母さん!
体調が悪いのに、わざわざ観に……?
ルーベラ:リッツ!
……頑張りなさい、あなたはできる子よ……!
ルーベラ:あなたは勇敢なお父さんの子なのよ……
たとえ勝てなくても、後悔だけはしないように、
今出せる全力でやってみなさい……!
リッツ:…………。
……うん。
リッツは、一度大きく深呼吸をした。
そして、冒険者に向き直る。
リッツ:――そうだよね、会場に呑まれてちゃ、絶対にガトーは
倒せない。
リッツ:冒険者さん、僕、頑張るよ!
冒険者さんたちにはかなわないけど、せめて全力で、
後悔のないように戦う……!
肩の力の抜けた様子で、リッツは長剣を抜いた。
……構えはぎこちないが、もう余計なものは気負っていない。
冒険者もまた、敵と向き合い、獲物を構える。
グレイ : ハ、集中しろよ。
司会:それではっ!
テーレ戦技大会、第一回!
司会:いざ、尋常に!
――――始めッ!!!
Round 1
新米魔法使いは移動した。
新米魔法使いは[8,10]へ移動した。
新米戦士は移動した。
新米戦士は[9,11]へ移動した。
新米盗賊は移動した。
新米盗賊は[7,11]へ移動した。
新米射手は移動した。
新米射手は[10,10]へ移動した。
新米侍祭 : ブレッシング!
新米射手は[ブレッシング]になった
グレイ : さっさと終わらせるぞ 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
リッツ : ヘイスト!
グレイが加速する! 達成値:11 ([1,2,5,3])
グレイは[ヘイスト]になった
グレイ : どうも
グレイ : リンギンベル!出番だ 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:23 ([5,5,4]+9)
新米戦士 : カバーリング!
新米射手 : フェアリーステップ!
新米侍祭 : プロテクション!
新米戦士は新米射手を庇った!
新米射手は軽やかなステップで攻撃を避ける。
新米射手の前に魔法の障壁が現れる!
対象を 新米戦士 に変更した。
新米射手は回避に失敗した。 達成値:19 ([1,2,1,6,6]+3)
ダメージを0軽減!
ダメージを12軽減! ([]+8)/2+([6]+2)
新米戦士に39のダメージ ([3,5,4,6]+21)
新米魔法使いに34のダメージ ([3,5,4,4]+21)
新米射手に19のダメージ ([2,2,6,1]+21)
新米戦士は[重傷]になった
新米魔法使いは[重傷]になった
新米射手は[重傷]になった
新米戦士は[気絶]になった
新米魔法使いは[気絶]になった
新米射手は[気絶]になった
リッツは移動した。
リッツは[7,12]へ移動した。
グレイ : ウィザーバウ!からかってやるがいいさ 『カーテルの琥珀』!
グレイは杖を掲げた 達成値:21 ([6,3,3]+9)
新米戦士は[烈風]になった
新米盗賊は[烈風]になった
新米魔法使いは[烈風]になった
新米盗賊に8のダメージ (([2]+21))/2
Round 2
グレイ : ハ、大したこたぁ無いな。
グレイは移動した。
グレイはWillを使用した!
グレイは[11,12]へ移動した。
新米盗賊 : フェイント!
新米盗賊は攻撃するふりをする!
リッツは3のAPを失った
リッツは攻撃した。 達成値:12 ([1,1,6,4])
新米侍祭 : プロテクション!
新米盗賊は回避しようとした。
新米盗賊の前に魔法の障壁が現れる!
新米盗賊は回避した。 達成値:20 ([2,1,6]+11)
ダメージを12軽減! ([]+8)/2+([6]+2)
新米盗賊 : クイックトリック!
新米盗賊は素早い攻撃を行った! 達成値:14 ([1,4,6]+3)
リッツのプロテクションはAPが足りず失敗した。
リッツに11のダメージ ([5,5]+8)
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:23 ([4,5,5]+9)
新米侍祭 : プロテクション!
新米侍祭の前に魔法の障壁が現れる!
ダメージを12軽減! ([]+8)/2+([6]+2)
新米侍祭に16のダメージ ([3,3,3,2]+21)
新米侍祭は[重傷]になった
新米盗賊に10のダメージ (([6]+21))/2
新米盗賊は[重傷]になった
Round 3
グレイ : 『ラアナの白灰』!
グレイは杖を振り翳した 達成値:20 ([3,3,5]+9)
新米侍祭 : プロテクション!
新米侍祭の前に魔法の障壁が現れる!
ダメージを8軽減! ([]+8)/2+([2]+2)
新米侍祭に17のダメージ ([4]+25)
新米侍祭は[気絶]になった
新米盗賊 : フェイント!
新米盗賊は攻撃するふりをする!
リッツは3のAPを失った
リッツは攻撃した。 達成値:12 ([3,4,1,4])
新米盗賊は回避しようとした。
新米盗賊は回避した。 達成値:16 ([2,1,2]+11)
新米盗賊 : クイックトリック!
新米盗賊は素早い攻撃を行った! 達成値:10 ([1,4,2]+3)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!([5,5,5,6])
リッツはWillを使用した!
リッツのクリティカル!
ダメージをすべて軽減!
リッツに0のダメージ ([5,3]+8)
新米盗賊に7のダメージ (([1]+21))/2
新米盗賊は[気絶]になった
リッツ は全回復しました。
グレイ は全回復しました。
司会:――――そこまでッ!!
勝者、チームB! 代表者リッツ!!
グレイ : ハ、口ほどにも無いな。終わりだ
観客:すげえっ! 圧勝じゃねえか!
観客:相手チームも、テーレじゃかなり注目株の
パーティだったってのに……!
リッツ:はぁっ……はぁっ……!
す、すごいや冒険者さん!
強いとは思っていたけど、まさかここまでだなんて!
リッツ:冒険者さんの力があれば、きっとガトーにも勝てるよ!
依頼を受けて貰えて、本当によかった……!
グレイ : ケッ、そうかよ。油断するな。
慣れない疲れからだろうか、リッツは肩で息をしながらも、
目を輝かせて冒険者に礼を言った。
――しかし、まだ一回戦が終わったばかり。油断はできない。
リッツ:そうだね。
とにかく、本当にありがとう!
次も、どうかよろしくお願いします! えへへ。
司会:第一回戦から、実に見ごたえのある試合でした!
両チームに、改めて拍手を!
グレイ は全回復しました。
リッツ は全回復しました。
リッツ:――ふうっ。
さっきの試合は緊張したね。
ようやく疲れも取れてきたかな?
冒険者は、リッツと共に控室に戻り、
戦いで消耗した身体を休めていた。
リッツ:スタッフさんに聞いてきたんだけど、
次の出番がくるまでは、自由にしてて良いらしいよ。
あ、でもコロッセオから出るのは、進行に差し障るからダメだって。
グレイ : はいよ。
リッツ:どうしよっか。
ちょっと歩いてみる?
それとも、ここで次の試合に備えてようか?
冒険者さんに任せるよ。
リッツ:もう次の試合を待つだけになったら、スタッフさんに
伝えようね。
グレイ : 少し見て回るかね。
荷物を抱えた男:へへへ、おたく、意地が悪いねぇ。
試合、見ましたぜ。
あんないい腕前なら、もっと早く言ってくれりゃよかったんですがね。
グレイ : フン、隠しとくべきだろそりゃあ
荷物を抱えた男:あっしはね、この大会で、ちぃとばかし
小遣い稼ぎをさせて貰ってる身でして。へぇ。
おたくらがもし望むなら、【ポーション類】 を提供しましょう。
もちろん、心ばかりのお礼は頂きたいんですがね、へへへ……。
荷物を抱えた男:アンタらも、もうすでに、一度は勝ち進んでる身だ。
ここまで来て負けたくはないでしょう?
ご協力しますんで、その代わり、門番たちには内緒にしておいて
くださいよ。……ってぇことです。へっへっへ……。
グレイ : 良いぜ。聞いてやるよ
荷物を抱えた男:てなわけで、がっつり買っていってくだせえ。
へっへっへ……。
取引をしました。
荷物を抱えた男:そんじゃ、ご武運を願ってますぜ。
200ルド失った。
グレイ : じゃ、こいつを1つ。
スタッフ:おや、チームBの皆さん。
特に御用がなければ、ここで次の試合まで待ちますか?
出番になったらお報せしますよ。
グレイ : 特にないよ。待たせてもらおう。
スタッフ:わかりました。
それではしばらく、待機していてください。
スタッフ:お待たせしました、チームBさん、第二戦目ですよ!
相手は一度は勝ちあがってきたチームですから、油断せずに
頑張ってきてください!
グレイ : はいよ
司会:――さあっ!
ここからは第二戦目となりますっ!
すでに一度は勝った者同士の戦い、ますます激しいものに
なることは請け合いです!
司会:西に陣取るは、チームD!
テーレの冒険者……としかデータにはありませんが、
とにかく冒険者のみなさんです!
盗賊風の男:………。
盗賊風の男は、剣を構えてこちらを舐めるように睨みつけている。
他の男たちも同様だ。
剣を構え、無言でこちらを見ている。
闘志を燃やしている……というよりは、まるで縛り付けるかのような
視線だ。
違和感
目標値:12 <= 3d+感覚補正+メモライズ
グレイ:失敗・・(ファンブル)([1,1,1]+3)
リッツ:成功!(18)([3,6,6]+3)
グレイ : フン
……冒険者は気づく。
彼らは、服装こそ違えど、全員が剣を装備している。
――そして、その剣には一様に共通する点がある。
グレイ : (……)
グレイ : む、そ、そうか……
柄だ。
剣の柄に、すべて同じ紋章が刻まれている。
――それは、控室で、騎士団長ガトーが持っていた剣のそれと同じものだ。
グレイ : (リッツに教えて貰ったらしい。良く見ろ)
リッツ:!
あの柄の紋様……騎士団の剣だ!
ほら、僕が使ってる、父さんの形見の剣にも同じ紋様がある!
リッツは自分の持つ剣の柄を見せた。
――薄汚れ、損傷しているが、その紋様は間違いなく、
目の前の男たちが持っているそれと同じだ。
リッツ:……どうして、あの人たちが騎士団の剣を持っているんだ?
冒険者には推測がついた。
……トーナメントで安全に勝ち進む方法、それは、
自分の手のかかった別のチームを紛れ込ませることだ。
おそらく、彼らは騎士団員。
……団長であるガトーのために、他の出場者を蹴散らす。
そして、ガトーと当たった時はわざと敗北する……。
もし負けてしまっても、戦いの情報はガトーに伝えられる。
リッツ:…………っ!
あいつ……っ!
ぎりっ、と、リッツは歯ぎしりする。
――憤りを露わにしているようだ。
リッツ:冒険者さん……絶対に、勝とう。
こんな……卑怯な真似をする奴は、やっぱり、絶対に『勇者』
なんかじゃない!
リッツは、真っ直ぐに剣を構える。
司会:東に陣取るは、チームB!
第一回戦では、滑り込みのチームとは思えない、
鮮烈な戦いを見せてくれました!
観客:今度も勝つと思うか?
観客:俺はあのガキ共に期待するぜ!
おーい、頑張れよー!
一回戦の戦いが印象づいたのか、心なしか声援もある。
……良い流れだ。
この期待に応えなければならない。
ルーベラ:リッツ、頑張るのですよ……。
リッツ:――――よしっ!
リッツは一度目を閉じると、深呼吸した。
そして目を開く。
その瞳はやる気に満ちている。
司会:それではっ!
テーレ戦技大会、第二回戦!
司会:いざ、尋常に!
――――始めッ!!!
Round 1
舞踏家風の男 : ジグ!
舞踏家風の男が軽快なステップで踊りだす! 達成値:10 ([5,2,4]-1)
刺客風の男は[ダンス]になった
舞踏家風の男は[ダンス]になった
盗賊風の男 : ダッシュ!
盗賊風の男はダッシュした!
盗賊風の男は[9,14]へ移動した。
射手風の男は移動した。
射手風の男は[10,12]へ移動した。
リッツは移動した。
リッツは[9,13]へ移動した。
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
戦士風の男は移動した。
戦士風の男は[8,12]へ移動した。
刺客風の男 : クローキング!
刺客風の男は身を潜めた!
刺客風の男は[ステルス]になった
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:20 ([5,4,2]+9)
戦士風の男に34のダメージ ([4,5,5,2]+21)
射手風の男に36のダメージ ([6,6,3,3]+21)
戦士風の男は[重傷]になった
射手風の男は[重傷]になった
射手風の男は[気絶]になった
刺客風の男は移動した。
刺客風の男はどこかへ移動した。
舞踏家風の男は移動した。
舞踏家風の男は[7,9]へ移動した。
グレイ : 『カーテルの琥珀』!
グレイは杖を掲げた 達成値:16 ([3,3,1]+9)
刺客風の男は[烈風]になった
刺客風の男に14のダメージ (([6]+21))/2
Round 2
グレイは移動した。
グレイはWillを使用した!
グレイは[11,16]へ移動した。
舞踏家風の男は移動した。
舞踏家風の男は[7,12]へ移動した。
盗賊風の男のクイックトリックは距離が合わず失敗した。
刺客風の男は移動した。
刺客風の男はどこかへ移動した。
戦士風の男は移動した。
戦士風の男は[8,13]へ移動した。
盗賊風の男のクイックトリックは距離が合わず失敗した。
刺客風の男は移動した。
刺客風の男はどこかへ移動した。
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
戦士風の男 : バッシュ!
戦士風の男は武器を力強く叩きつけた! 達成値:26 ([6,3,5]+12)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
リッツはWillを使用した!
ダメージを17軽減! ([]+9)/2+([4,6]+2)
リッツに4のダメージ ([1,2,1,2,5,1]+16)
グレイ : 『ラアナの白灰』!
グレイは杖を振り翳した 達成値:17 ([2,3,3]+9)
盗賊風の男に25のダメージ ([6]+25)
戦士風の男に27のダメージ ([5]+25)
射手風の男に23のダメージ ([1]+25)
盗賊風の男は[重傷]になった
戦士風の男は[気絶]になった
刺客風の男に11のダメージ (([1]+21))/2
Round 3
リッツは移動した。
リッツはWillを使用した!
リッツは[9,15]へ移動した。
舞踏家風の男は移動した。
舞踏家風の男は[8,13]へ移動した。
盗賊風の男のクイックトリックは距離が合わず失敗した。
刺客風の男は待機した。
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
刺客風の男は待機した。
刺客風の男のインベナムは距離が合わず失敗した。
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:17 ([2,5,1]+9)
舞踏家風の男 : フロントステップ!
舞踏家風の男は優雅な足さばきで回避する!
舞踏家風の男は回避した。 達成値:26 ([6,3,3]+14)
舞踏家風の男は[11,16]へ引き寄せられた。
盗賊風の男に32のダメージ ([4,1,6,6]+21)
戦士風の男に34のダメージ ([4,6,2,4]+21)
刺客風の男に33のダメージ ([6,1,2,3]+21)
刺客風の男は[重傷]になった
盗賊風の男は[気絶]になった
刺客風の男は[気絶]になった
舞踏家風の男は攻撃した。 達成値:10 ([2,4,5]-1)
リッツに14のダメージ ([1,3,6]+11)
グレイ : 『カーテルの琥珀』!
グレイは杖を掲げた 達成値:21 ([4,2,6]+9)
舞踏家風の男は抵抗しようとした。
舞踏家風の男は抵抗に失敗した。 達成値:16 ([3,4,4]+5)
盗賊風の男は[烈風]になった
戦士風の男は[烈風]になった
刺客風の男は[烈風]になった
舞踏家風の男は[烈風]になった
舞踏家風の男に7のダメージ (([3]+21))/2
Round 4
舞踏家風の男 : ソードダンス!
舞踏家風の男がまるで踊るかのように辺りを切り裂く! 達成値:6 ([3,1,3]-1)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
リッツはWillを使用した!
ダメージを17軽減! ([]+9)/2+([4,6]+2)
リッツに0のダメージ ([5,2,1,4,1]+11)
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:22 ([4,5,4]+9)
舞踏家風の男 : フロントステップ!
舞踏家風の男は優雅な足さばきで回避する!
舞踏家風の男は回避した。 達成値:30 ([5,5,6]+14)
舞踏家風の男は[11,16]へ引き寄せられた。
リッツ : ヒール!
リッツの傷が癒える! 達成値:17 ([2,5,4,6])
リッツは8回復した。 ([2]+6)
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:20 ([5,4,2]+9)
舞踏家風の男 : フロントステップ!
舞踏家風の男は優雅な足さばきで回避する!
舞踏家風の男は回避した。 達成値:24 ([1,3,6]+14)
舞踏家風の男は[11,16]へ引き寄せられた。
舞踏家風の男に7のダメージ (([3]+21))/2
Round 5
グレイ : チッ、手間だな。寄られても面倒だ。ずらかるぞ
舞踏家風の男 : ソードダンス!
舞踏家風の男がまるで踊るかのように辺りを切り裂く! 達成値:12 ([2,6,5]-1)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
ダメージを8軽減! ([]+9)/2+([1]+2)
リッツに7のダメージ ([1,4,3,2,1]+11)
リッツは攻撃した。 達成値:17 ([4,6,2,5])
舞踏家風の男 : フロントステップ!
舞踏家風の男は優雅な足さばきで回避する!
舞踏家風の男は回避した。 達成値:19 ([2,2,1]+14)
舞踏家風の男は[9,15]へ引き寄せられた。
グレイは移動した。
グレイは[9,16]へ移動した。
グレイは移動した。
グレイは[7,16]へ移動した。
グレイ : 『カーテルの琥珀』!
グレイは杖を掲げた 達成値:19 ([4,2,4]+9)
舞踏家風の男は抵抗しようとした。
舞踏家風の男は抵抗に失敗した。 達成値:11 ([1,2,3]+5)
舞踏家風の男は[烈風]になった
舞踏家風の男に7のダメージ (([3]+21))/2
舞踏家風の男は[ダンス]でなくなった
Round 6
グレイ : そいつは待って居りゃ倒れる。根競べといこうじゃないか。
舞踏家風の男 : ソードダンス!
舞踏家風の男がまるで踊るかのように辺りを切り裂く! 達成値:5 ([1,4,1]-1)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
ダメージを12軽減! ([]+9)/2+([5]+2)
リッツに10のダメージ ([1,5,2,5,5]+11)
リッツは[重傷]になった
リッツ : ヒール!
リッツの傷が癒える! 達成値:13 ([4,5,1,3])
リッツは8回復した。 ([2]+6)
グレイは移動した。
グレイは[6,14]へ移動した。
舞踏家風の男に9のダメージ (([6]+21))/2
舞踏家風の男は[重傷]になった
舞踏家風の男は[気絶]になった
リッツ は全回復しました。
グレイ は全回復しました。
司会:――――そこまでッ!!
勝者、チームB! 代表者リッツ!!
観客:おおっ、あいつらやりやがったぜ!
観客:相手チーム、1回戦で相手をコテンパンにしてたのに……!
リッツ:はぁっ……はぁっ……!
や、やったっ。なんとか勝てたね!
グレイ : ハ、どうってこたぁないよこの程度。
かなり厄介な相手ではあった。
しかし、冒険者としての経験と場数が、こちらに勝利をもたらした。
……一度、大きく息を吐く。体が弛緩した。
リッツ:冒険者さん、本当にすごいんだね……
僕、役に立ててるのかな。
場違いに映るかなぁ。
リッツは、たはは、と笑って呟いた。
司会:さすが二回戦、今まで以上に迫力のある戦いでした!
その戦いを制した、チームB! リッツたちに大きな拍手を!
グレイ : 君が居なきゃ僕に攻撃が来る。囮が居なきゃ面倒だ。
リッツ は全回復しました。
グレイ は全回復しました。
リッツ:――いよいよ相手チームも強くなってきたね。
それに、この控室もけっこう人が少なくなってきたか。
そろそろ次の僕たちの出番も近いね。
グレイ : そうだな
リッツ:……ガトーは、さすがにまだ残ってるみたいだね。
もう、この時点でベスト4か。
リッツ:ガトーをなんとかするためにも……
まずは、この次の試合を、きっちり勝たないと。
よろしくお願いします、冒険者さん……!
リッツ:次の試合に行くなら、スタッフさんに伝えようか。
まだ時間はあるし、自由に行動できる時間は一応あるね。
どうするかは冒険者さんに任せるよ。
グレイ : はいはい
スタッフ:おや、チームBの皆さん。
特に御用がなければ、ここで次の試合まで待ちますか?
出番になったらお報せしますよ。
グレイ : 待つよ。
スタッフ:わかりました。
それではしばらく、待機していてください。
スタッフ:お待たせしました、チームBさん、第三戦目ですよ!
セミファイナルです、頑張ってくださいね!
司会:……さあっ!
いよいよ持って第三試合!
バトルの激しさは高まるばかり、会場のボルテージも昂ります!
司会:ご覧ください!
16組のチームは厳しい戦いによりふるい落とされ、
残るはわずか4組!
すなわち、ここに集うはテーレの4傑でございます!
司会:いずれも素晴らしい戦いを見せて、ここまで
勝ち上がってきた猛者です!
さあ、それでは紹介いたしましょう!
司会:西に陣取るは、チーム……いえ、チームと言って良いのか!?
たった一人でこの準決勝まで勝ち残ってきた、謎多き魔術師!
エントリーナンバーGです!
フードの祈祷師:…………。
……漆黒のローブとフードに身を覆い隠した魔術師は、
無言で、手にした長杖を構えた。
グレイ : キャラ被りもいいところだな
司会:東に陣取るは、チームB!
滑り込みながらも、素晴らしい戦いを見せてくれている注目株!
若干14の少年、リッツをリーダーとするチームですっ!
フードの祈祷師:…………。
グレイ : (同じく長杖を構えた)
リッツ:……あの人、控室で隅に居た人だ。
な、なんだか得体が知れない感じがするね……。
グレイ : さてな。油断はするなよリッツ
リッツ:それにしても、たった一人でエントリーだなんて……
ものすごく強いのかも知れない。
気を抜かずにいこうね、冒険者さん!
グレイ : それを僕の前で言うかね……(ぼそぼそ)
リッツは、気を引き締めるように、自分の頬をパンとはたいた。
そして、腰につるした長剣を引き抜き、正眼に構える。
――冒険者もまた、獲物を構えた。
司会:それではっ!
テーレ戦技大会、準決勝戦……
司会:いざ、尋常に!
――――始めッ!!!
Round 1
フードの祈祷師 : メディテーション!
フードの祈祷師は瞑想を始めた。
リッツは移動した。
リッツは[7,12]へ移動した。
グレイは移動した。
グレイは[11,13]へ移動した。
フードの祈祷師 : クイックキャスト!
フードの祈祷師は魔法を詠唱した!
フードの祈祷師は[高速詠唱]になった
リッツは移動した。
リッツは[8,10]へ移動した。
グレイの『カーテルの琥珀』は距離が合わず失敗した。
Round 2
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
リッツは移動した。
リッツは[8,9]へ移動した。
フードの祈祷師 : アースシェイク!
フードの祈祷師が辺りに地震を引き起こす! 達成値:20 ([3,5,3]+9)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
リッツはWillを使用した!
ダメージを15軽減! ([]+9)/2+([2,6]+2)
リッツに7のダメージ ([4,2,2]+17)
グレイ : 『カーテルの琥珀』!
グレイは杖を掲げた 達成値:28 ([4,3,6,6]+9)
グレイはWillを使用した!
フードの祈祷師は[烈風]になった
リッツの攻撃はAPが足りず失敗した。
グレイ : 『カーテルの琥珀』!
グレイは杖を掲げた([2,2,2]+9)
グレイのファンブル!
フードの祈祷師に1のダメージ (([6]+21))/2
Round 3
グレイ : チッ、気分屋め……!
グレイ : リッツ!防御に集中してくれ
フードの祈祷師は移動した。
フードの祈祷師は[10,7]へ移動した。
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:16 ([1,4,2]+9)
フードの祈祷師 : リーフエッジ!
リッツを木の葉が切り裂く! 達成値:19 ([6,1,3]+9)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
リッツはWillを使用した!
ダメージを15軽減! ([]+9)/2+([2,6]+2)
リッツに7のダメージ ([5,2,4]+14)
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:24 ([3,6,6]+9)
フードの祈祷師に1のダメージ (([6]+21))/2
フードの祈祷師は[高速詠唱]でなくなった
Round 4
グレイ : クソ、ちょうど外しやがった……!手間かけさせやがって
フードの祈祷師 : クイックキャスト!
フードの祈祷師は魔法を詠唱した!
フードの祈祷師は[高速詠唱]になった
リッツは移動した。
リッツは[9,8]へ移動した。
グレイは移動した。
グレイは[11,11]へ移動した。
リッツは攻撃した。 達成値:22 ([5,6,5,6])
フードの祈祷師 : ミラージュ!
幻影が攻撃を惑わせる。
フードの祈祷師は回避した。 達成値:23 ([2,6,4,2]+9)
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:21 ([3,3,6]+9)
フードの祈祷師は抵抗しようとした。
フードの祈祷師は抵抗に失敗した。 達成値:20 ([3,2,6]+9)
フードの祈祷師に11のダメージ ([1,1,1,5]+21)
フードの祈祷師のリーフエッジは対象がいない。
フードの祈祷師に0のダメージ (([1]+21))/2
Round 5
フードの祈祷師 : リーフエッジ!
リッツを木の葉が切り裂く! 達成値:15 ([2,1,3]+9)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
ダメージを11軽減! ([]+9)/2+([4]+2)
リッツに11のダメージ ([4,4,3]+14)
リッツは[重傷]になった
グレイは移動した。
グレイはWillを使用した!
グレイは[11,13]へ移動した。
リッツは攻撃した。 達成値:13 ([4,6,1,2])
フードの祈祷師 : ミラージュ!
幻影が攻撃を惑わせる。([5,5,5]+9)
フードの祈祷師のクリティカル!
フードの祈祷師はクリティカルで回避した。
グレイは待機した。
フードの祈祷師 : リーフエッジ!
リッツを木の葉が切り裂く! 達成値:18 ([2,5,2]+9)
リッツのプロテクションはAPが足りず失敗した。
リッツに19のダメージ ([4,2,2]+14)
リッツは[気絶]になった
グレイは移動した。
グレイは[11,11]へ移動した。
フードの祈祷師に0のダメージ (([1]+21))/2
Round 6
グレイ : 後が無いか、ならば……だ!
フードの祈祷師 : リーフエッジ!
グレイを木の葉が切り裂く! 達成値:22 ([5,6,2]+9)
グレイは抵抗しようとした。
グレイは抵抗に失敗した。 達成値:13 ([3,2,6]+2)
グレイに22のダメージ ([4,1,4]+14)
グレイは[重傷]になった
グレイ : チッ
グレイは移動した。
グレイは[10,9]へ移動した。
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:20 ([6,3,2]+9)
フードの祈祷師は抵抗しようとした。
フードの祈祷師は抵抗した。 達成値:22 ([1,6,6]+9)
フードの祈祷師に8のダメージ ([3,6,2,5]+21)
フードの祈祷師のリーフエッジは対象がいない。
フードの祈祷師に1のダメージ (([6]+21))/2
フードの祈祷師は[重傷]になった
フードの祈祷師は[烈風]でなくなった
フードの祈祷師は[高速詠唱]でなくなった
Round 7
フードの祈祷師 : クイックキャスト!
フードの祈祷師は魔法を詠唱した!
フードの祈祷師は[高速詠唱]になった
グレイは移動した。
グレイは[10,8]へ移動した。
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた([2,2,2]+9)
グレイのファンブル!
フードの祈祷師は抵抗しようとした。
フードの祈祷師は抵抗した。 達成値:20 ([3,2,6]+9)
フードの祈祷師のリーフエッジは対象がいない。
Round 8
グレイ : なっ、
グレイ : クソが……ッ!リンギンベル!!後で覚えていろ……!!
フードの祈祷師 : 祈る!
フードの祈祷師は、何かに対して祈りを捧げた……。
フードの祈祷師は24のSPを回復した。 ([6,6,3]+9)
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた([4,4,4]+9)
グレイのクリティカル!
フードの祈祷師は抵抗しようとした。
フードの祈祷師は抵抗に失敗した。 達成値:19 ([4,5,1]+9)
フードの祈祷師に26のダメージ ([6,6,6,6]+21)
フードの祈祷師は[気絶]になった
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:22 ([6,4,3]+9)
フードの祈祷師に18のダメージ ([6,1,6,6]+21)
リッツ は全回復しました。
グレイ は全回復しました。
司会:――――そこまでッ!!
勝者、チームB! 代表者リッツ!!
グレイ : ハ……、最初からそうしていろよ……ッ!
観客:やるぅ!
勢いがあるぜっ!
観客:あのフード、ついにやられたか!
なんだかんだ勝ち残ってたが、やっぱり実力のあるチームに
複数人でかかられたら敵わねえか……!
リッツ:……ふうっ。
一流の相手だったみたいだけど、冒険者さんが相手じゃあ、
さすがに一人じゃ太刀打ちできなかったみたいだね。
少し、拍子抜けかも?
グレイ : 難敵だったぞ……
フードの祈祷師:…………。
フードの祈祷師:……素晴らしい。
フードの祈祷師 は全回復しました。
……フードの祈祷師は、少しよろめきながら立ち上がると、
何かを呟いて、控室へと戻っていった。
司会:さあっ! いよいよ決勝に進むチームが決まりました!
まずは、チームB!
代表者、リッツ少年が優勝に王手ですっ!
リッツ:……そっか、もし、ガトーの優勝を阻止できれば、
僕たちが優勝なんだ。
グレイ : そうなるな
リッツ:……でも、勝ったとしても、それは、冒険者さんの
力、だよね……。
そんな僕が、「テーレの勇者」 になんて、なってもいいのかな……。
グレイ : フン、今更怖気づいたか?
リッツ は全回復しました。
グレイ は全回復しました。
リッツ:――ふう。休憩できたかな。
体力はバッチリだね。
これでいつでも決勝戦に臨めるよ。
グレイ : けっ、そうかよ。
リッツ:冒険者さん……その、今から、そんな話をしても、
と思うかも知れないけど、聞いて欲しいんだ。
グレイ : 聞くだけなら耳貸してやるよ。
リッツ:ガトーは、きっと……いや、絶対に決勝に勝ち進んでくる。
リッツ:そのガトーに、もし勝てたら……
僕は、「テーレの勇者」 の称号は辞退しようかと思うんだ。
グレイ : ……
グレイ : そりゃあまたなんでさ
リッツ:だって、「テーレの勇者」 なんて、僕なんかが呼ばれて
いい言葉じゃないからね……。
元々、僕の目的は、優勝することじゃない。
ガトーの優勝を防ぐことなんだ。
リッツ:ガトーに殺された父さんのため……
そして、何より、僕の思い描く 「勇者」 を、あんな男に
汚して欲しくなかったから。
ただ、それだけなんだもの……。
グレイ : ……
リッツ:――!
グレイ : (――随分消極的な意欲だ。そんな気で勝てるつもりで居るんなら、期待外れだな)
ガトー:……やぁ、チームBの戦士たちよ。
我々、テーレ騎士団も、たった今、決勝進出を決めてきたところだ。
グレイ : ハ、そうかよ。
リッツ:…………。
ガトー:正直、驚いているよ。
キミのような、どうみてもただの子供が……
この由緒正しい大会で、まさか決勝にまで登ってくるとはね。
ガトー:試合は観察させて貰った。
……ここまで上り詰めてきたのは、キミの力ではない。
そこの、後ろにいる、得体の知れない戦士の力だ……。
グレイ : お褒めに預かり恐悦至極、とでも言ってやろうか?え?
リッツ:…………、……っ。
ガトーの指摘に、リッツは、思わず俯いてしまう。
……帽子のつばに隠れ、その表情はうかがい知れない。
しかし、返す言葉に詰まっていることは容易に想像がついた。
ガトー:……テーレに、こんな在野の戦士が眠っていたなど、
てんで聞いたことはなかった。
そして、それを率いている、妙な子供……。
ガトー:リッツ、と言ったな。
貴様……何者だ?
なぜ私の邪魔をする。
リッツ:――――――――サクリス。
ガトー:……ああん?
リッツ:サクリス。
……僕の、父さんの名前だ。
リッツ:……3年前、テーレ騎士団に勤めていて……
だけど、新しく団長に就任した、お前の強引な権力の振るい方に
反対して……
……辺境に追いやられて、集落を魔物から守って死んだ!
リッツ:サクリス=アルフ!
……その、一人息子だっ!!
ガトー:――っ!
ガトー:――――っふ、ふふふ……
クククク……。
ガトー:――はっはっは!
ククク……いったい、どこのガキかと思えば……
ガトー:サクリス!
旧い考えを引きずったまま、犬のように死んだ男……
……息子を駆り立てて、復讐にでも来たか!?
リッツ:なっ……なんだとっ!?
リッツは、思わず腰の吊るした長剣に手を添える。
……冒険者は、それを手で制した。
グレイ : (杖をカン、と地に突いた)
リッツ:ぼ、冒険者さん……っ!
ガトー:全く、今となっては懐かしい名だ。
あの男……サクリスは、私が打ち立てた、
この小国テーレを……国家をより強くする方針に、
全く理解を示さなかった、岩のような堅物だったよ。
ガトー:テーレは小さな国だ。
周辺諸国に対抗するためにも、優れた戦士、優れた市民が、
必要だ。
ガトー:そのためには、優れた人間こそが集中的に評価される
社会が必要だ……。
「落ちこぼれたら暮らしていけない」 。
その意識こそが、国家を強くするのだからな。
ガトー:ところが、サクリスはそれに異を唱えた。
弱者も救ってこその国家。民の平穏なくして国家はありえない……
……そんな、大昔の綺麗事に固執してな。
ガトー:だから、真っ先に辺境に飛ばしてやったのだ!
――このテーレの、新しい在り方に適応できない「弱者」 に、
相応しい場所で働かせてやったのだよ。
リッツ:…………っ、ガトー……っ!
ガトー:ふっ、ふふふははは!!
あの男、魔物から辺境の落ちこぼれたちを守って死んだか。
民を守れて本望だったろうよ!!
ガトーは高らかに笑った。
……リッツは、怒りに肩を震わせ、今にも掴みかからん勢いだ。
グレイ : よせ。
ガトー:――そろそろ時間のようだ。
決勝で証明してやろう。
この私の正しさというものをな。
リッツ:……お前はっ……
リッツ:お前は、絶対に 「勇者」 なんかじゃない……っ!
ガトー:力ある者こそが、「テーレの勇者」 なのだ。
……否定するなら、勝ってみせれば良いだろう?
ククク……!
リッツ:……。
リッツ:……冒険者さん。
……勝とう。
……絶対に!
グレイ : フン、最初からそのつもりだ。
司会:――皆様。
ついにこの時がやって参りました。
司会:16組という激しい競争を潜り抜け、
あらゆる強敵たちを打ち倒して来た、真のつわもの達!
双び立つ二つの力が、今、ついに、
この決勝戦でぶつかろうとしております!
司会:どちらのチームも実力は段違いッ!
鮮烈な戦いで、観客たちを魅了して来ております!
果たして、最後に 『テーレの勇者』 の称号を手にするのは!?
――さあ、ご紹介しましょうっ!
司会:西に陣取るは、チーム、K!
若きカリスマ、ガトー率いる、ご存じテーレ騎士団!
直属の精鋭4人をまるで手足のように操り、
圧倒的な実力でここまで勝ち上がってきたエリートたちです!
司会:東に陣取るは、チームB!
滑り込みでのエントリーで突如現れた謎の風雲児!
その小さな刃は、ジャイアントキリングを成すか!?
少年リッツが率いる戦士たちですっ!
ガトー:――――。
リッツ:――――。
ガトー:――――全力で潰してやるぞ、ガキ。
サクリスの亡霊ごとな……!
ククク……っ!
リッツ:……。
リッツは、何も言わず、長剣を抜いて構えた。
……肩が小刻みに震えている。
リッツ:……父さん。
力を貸して……!
祈るように、そう唱え、呼吸を整えている。
――見れば、観客席のルーベラもまた、両手を組んで祈っていた。
リッツ:――――よし。
司会:それではっ!
テーレ戦技大会…………決勝戦ッ!!!
リッツ:――――勝負だっ!
騎士団長ガトー!!
ガトー:吼えるなッ!!
未熟なガキの分際で!!
――――始めッ!!!
Round 1
騎士団員A : ガーディアン!
騎士団員Aが守護の構えをとる!
騎士団員Aは[守護]になった
騎士団員Dは待機した。
騎士団員C : ブレッシング!
ガトーは[ブレッシング]になった
グレイは移動した。
グレイは[9,13]へ移動した。
騎士団員Bは待機した。
ガトーは待機した。
リッツは移動した。
リッツは[6,12]へ移動した。
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:16 ([4,1,2]+9)
騎士団員Bに31のダメージ ([1,6,6,2]+21)
騎士団員Aに28のダメージ ([5,3,5,1]+21)
騎士団員Bは[重傷]になった
Round 2
騎士団員A : ラストスタンド!
騎士団員Aは最後の気力を振り絞る!
騎士団員Aは[必死]になった
騎士団員D : ヒール!
騎士団員Aの傷が癒える! 達成値:12 ([2,3,5]+2)
騎士団員Aは17回復した。 ([3,2,2]+10)
騎士団員Bは移動した。
騎士団員Bは[9,9]へ移動した。
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
ガトー : ヒール!
騎士団員Bの傷が癒える! 達成値:17 ([2,4,5]+6)
騎士団員Bは21回復した。 ([3,6]+12)
リッツは移動した。
リッツは[6,13]へ移動した。
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:17 ([2,2,4]+9)
騎士団員A : 防御!
騎士団員Bは抵抗しようとした。
騎士団員Bは抵抗した。 達成値:20 ([4,4,6]+6)
対象を変更した。
騎士団員Bに16のダメージ ([6,1,3,6]+21)
騎士団員Aに27のダメージ ([1,4,6,2]+21)
騎士団員Aは[重傷]になった
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:23 ([5,6,3]+9)
騎士団員A : 防御!
騎士団員Bは抵抗しようとした。
騎士団員Bは抵抗に失敗した。 達成値:16 ([2,6,2]+6)
対象を変更した。
騎士団員Bに35のダメージ ([2,6,5,6]+21)
騎士団員Aに31のダメージ ([3,3,6,5]+21)
騎士団員Bは[気絶]になった
騎士団員Aは[必死]でなくなった
Round 3
騎士団員D : ヒール!
騎士団員Aの傷が癒える! 達成値:18 ([4,6,6]+2)
騎士団員Aは16回復した。 ([1,1,4]+10)
ガトー : ヒール!
騎士団員Aの傷が癒える! 達成値:18 ([1,5,6]+6)
騎士団員Aは22回復した。 ([6,4]+12)
リッツは移動した。
リッツは[6,12]へ移動した。
グレイは、SPポーションを使った。
グレイはSPポーションを飲んだ。
グレイは8のSPを回復した。 ([5]+3)
騎士団員C : リザレクション!
騎士団員Bが温かい光に包まれる! 達成値:6 ([3,1,2])
騎士団員Bは99回復した。
騎士団員Bは[気絶]でなくなった
グレイは移動した。
グレイは[9,12]へ移動した。
騎士団員Aは[守護]でなくなった
Round 4
グレイ : 何度起きた所で沈めてやるさ。
騎士団員A : ガーディアン!
騎士団員Aが守護の構えをとる!
騎士団員Aは[守護]になった
騎士団員D : ヒール!
騎士団員Aの傷が癒える! 達成値:13 ([2,3,6]+2)
騎士団員Aは20回復した。 ([1,5,4]+10)
グレイは移動した。
グレイは[9,13]へ移動した。
騎士団員Bは移動した。
騎士団員Bは[9,10]へ移動した。
リッツは移動した。
リッツは[5,13]へ移動した。
ガトー : ヒール!
騎士団員Aの傷が癒える! 達成値:19 ([4,3,6]+6)
騎士団員Aは20回復した。 ([4,4]+12)
騎士団員Bのピアースは距離が合わず失敗した。
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:20 ([5,2,4]+9)
騎士団員Bに29のダメージ ([4,2,6,1]+21)
騎士団員Aに28のダメージ ([1,5,4,4]+21)
Round 5
騎士団員D : ヒール!
騎士団員Aの傷が癒える! 達成値:8 ([1,1,4]+2)
騎士団員Aは22回復した。 ([2,6,4]+10)
騎士団員Bは移動した。
騎士団員Bは[9,11]へ移動した。
騎士団員Aは移動した。
騎士団員Aは[9,11]へ移動した。
リッツは移動した。
リッツは[6,14]へ移動した。
グレイは移動した。
グレイは[9,14]へ移動した。
ガトーのヒールは距離が合わず失敗した。
騎士団員Bのピアースは距離が合わず失敗した。
グレイ : 『ラアナの白灰』!
グレイは杖を振り翳した 達成値:16 ([4,1,2]+9)
騎士団員A : 防御!
騎士団員Bは抵抗しようとした。
騎士団員Bは抵抗に失敗した。 達成値:12 ([1,2,3]+6)
対象を変更した。
騎士団員Aに24のダメージ ([6]+25)
ガトーは[ブレッシング]でなくなった
Round 6
グレイ : 仲が良いことだな!ハ!
騎士団員Dは移動した。
騎士団員Dは[8,6]へ移動した。
騎士団員C : ブレッシング!
ガトーは[ブレッシング]になった
グレイは移動した。
グレイは[7,15]へ移動した。
リッツは移動した。
リッツは[5,13]へ移動した。
騎士団員Bは移動した。
騎士団員Bは[9,12]へ移動した。
ガトーは待機した。
騎士団員Bのピアースは距離が合わず失敗した。
騎士団員D : ヒール!
騎士団員Aの傷が癒える! 達成値:11 ([4,4,1]+2)
騎士団員Aは22回復した。 ([3,6,3]+10)
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
グレイ : 『ラアナの白灰』!
グレイは杖を振り翳した 達成値:18 ([5,1,3]+9)
騎士団員Bに25のダメージ ([5]+25)
騎士団員Aに24のダメージ ([6]+25)
騎士団員Bは[気絶]になった
騎士団員Aは[守護]でなくなった
Round 7
騎士団員A : ガーディアン!
騎士団員Aが守護の構えをとる!
騎士団員Aは[守護]になった
騎士団員Dは移動した。
騎士団員Dは[8,8]へ移動した。
ガトーは待機した。
リッツは移動した。
リッツは[6,13]へ移動した。
グレイは移動した。
グレイは[6,13]へ移動した。
騎士団員D : リザレクション!
リッツが温かい光に包まれる! 達成値:11 ([5,1,3]+2)
グレイ : 『イスィーマの翠』!
グレイは右目を開いた
対象を リッツ に変更した。
リッツは99回復した。
グレイ : リンギンベル!仕事だ! 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:13 ([2,1,1]+9)
騎士団員C : プロテクション!
騎士団員Aは抵抗しようとした。
騎士団員Aの前に魔法の障壁が現れる!
騎士団員Aは抵抗した。 達成値:19 ([5,6,1]+7)
ダメージを13軽減! ([]+14)/2+([4]+2)
対象を変更した。
騎士団員Aに0のダメージ ([1,6,3,2]+21)
Round 8
グレイ : あの性悪ッ!おい!こういう時くらいはだな……ッ!!
グレイ : ええい!
リッツは移動した。
リッツは[5,12]へ移動した。
騎士団員D : ヒール!
騎士団員Aの傷が癒える! 達成値:8 ([1,4,1]+2)
騎士団員Aは20回復した。 ([3,1,6]+10)
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
ガトーは待機した。
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:20 ([6,1,4]+9)
騎士団員Aに31のダメージ ([5,4,6,2]+21)
騎士団員Dに21のダメージ ([2,1,4,2]+21)
騎士団員Dは[重傷]になった
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:21 ([4,3,5]+9)
騎士団員Aに28のダメージ ([4,4,4,2]+21)
騎士団員Dに21のダメージ ([3,1,3,2]+21)
騎士団員Aは[気絶]になった
騎士団員Dは[気絶]になった
Round 9
グレイ : クソが。やる気があるなら最初からそうしろよリンギンベル!
リッツは移動した。
リッツは[5,10]へ移動した。
グレイ : (薬を一気に煽る)
グレイは、SPポーションを使った。
グレイはSPポーションを飲んだ。
グレイは9のSPを回復した。 ([6]+3)
ガトーは待機した。
グレイは、SPポーションを使った。
グレイはSPポーションを飲んだ。
グレイは9のSPを回復した。 ([6]+3)
Round 10
グレイ : ま、さっさと決めちまうかね……
グレイは移動した。
グレイは[7,11]へ移動した。
ガトーは移動した。
ガトーは[8,7]へ移動した。
ガトー : ホーリーライト!
リッツに光が降り注ぐ! 達成値:15 ([4,1,4]+6)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
リッツはWillを使用した!
ダメージを18軽減! ([]+9)/2+([5,6]+2)
リッツに0のダメージ ([4,2]+12)
ガトーは[ブレッシング]でなくなった
Round 11
騎士団員C : ブレッシング!
ガトーは[ブレッシング]になった
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
ガトー : ホーリーライト!
リッツに光が降り注ぐ! 達成値:20 ([6,4,4]+6)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
リッツはWillを使用した!
ダメージを14軽減! ([]+9)/2+([1,6]+2)
リッツに6のダメージ ([5,6]+12)
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:26 ([6,5,6]+9)
騎士団員Cに31のダメージ ([5,2,6,6]+21)
ガトーに30のダメージ ([2,6,4,2]+21)
騎士団員Dに26のダメージ ([5,5,2,2]+21)
騎士団員Cは[重傷]になった
ガトーは[重傷]になった
騎士団員Cは[気絶]になった
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:24 ([6,4,5]+9)
騎士団員Cに20のダメージ ([1,2,1,4]+21)
ガトーに37のダメージ ([6,6,4,5]+21)
騎士団員Dに25のダメージ ([6,3,3,1]+21)
ガトーは[気絶]になった
リッツ は全回復しました。
グレイ は全回復しました。
司会:――――そこまでッ!!
勝者、チームB! 代表者リッツ!!
グレイ : フン、終わりだ
観客:うおォォォーッ!?
す、すげえッ!!
あいつら、騎士団を倒しやがった!!
ガトー:が、はっ……っ!?
ば、バカな……っ、わ、私が……こんな、ガキの率いる
連中に負けるだなどと……!?
リッツ:――――…………。
…………勝、った…………?
グレイ : そうだ。
リッツ:……か、か、勝った……っ!
やったっ! 勝ったっ、僕たちが勝ったんだっ!!
膝をついて目を見開くガトー。
その視線の先にいるリッツは、数瞬、信じられないという表情で
固まっていたが……
……実感が湧いてきたのか、歓喜の表情で飛び跳ねた。
リッツ:――やったんだ……父さんっ。
勝ったんだよ、僕たち……!!
リッツは、剣を両手で抱えると、空を仰いだ。
……その表情は晴れやかで、子供らしい無垢な笑顔だった。
しかし、少し大人びて見えるようだった。
ルーベラ:――あなた、見ていますか……。
リッツは……こんなに、立派に、なりましたよ……っ。
ルマンド:――――……。
グレイ : フン、良かったな。帰るぞ僕は
ルマンド:……見事じゃ。
司会:勝者に拍手を!
戦士たちに拍手を!
ガトー:…………おのれ……!
リッツ は全回復しました。
グレイ は全回復しました。
リッツ:――冒険者さん。
本当に、本当にありがとう。
グレイ : そうかよ
リッツ:おかげで、ガトーの優勝を阻止できたよ。
それに…………きっと、天国の父さんも、報われたと思う。
全部、冒険者さんのおかげだ。
ありがとう。
リッツ:この後は、表彰式だって。
1位から3位までのチームのリーダーだけで行うみたい。
だから僕は、ここでスタッフさんに呼ばれるまで待ってるよ。
リッツ:――あはは、ホントは冒険者さんこそ表彰されるべきだね。
僕は何もしてないし……。
……でも、ホントはテーレの市民しか出られない大会だから、
僕が出るしかないね。
リッツ:『テーレの勇者』 は辞退するから……
しばらく、空席になっちゃう、かな。
グレイ : ……
グレイ : 受けてやればいいだろ。なんだってそんな
リッツ:ちょっと、申し訳ないけど……。
でも、ガトーが今以上に幅を利かせるようになるよりは、
ずっとこの国のためだ。
だから、これでいいと思う。
グレイ : ……
スタッフ:――――表彰式の準備が整いました!
リッツさん、会場へお願いします!
グレイ : ま、良いさ。好きにしろよ。
リッツ:!
って、もう始まっちゃうのか!
リッツ:えっと、行ってきます!
冒険者さんも、観客席に急いだ方がいいかも。
ここからだと、結構遠いし……。
……それじゃあ、また後で!
スタッフ:チームBの皆さんですね。
優勝おめでとうございます。でも、表彰式はリーダーだけですよ。
グレイ : 確認しただけだよ。んじゃ、そっちまで行かせて貰うかね
冒険者は、入り口からぐるりと回って、観客席へ向かう。
ここから観客席までは少し遠いため、表彰式を見られるとしても
少し遅れることになりそうだ……。
――冒険者たちが、遠回りして観客席に移動し始めた頃……
――すでにリッツは、緊張した面持ちで表彰式に臨んでいた。
リッツ:……(冒険者さん、客席にはまだ着いてないか……)。
リッツ:……(一人になったせいか、今さら緊張してきちゃった。)
司会:――――すでに日も沈みかける頃となりました。
我らがテーレにとって最も大切な日も、そろそろ終わろうと
しています。
司会:これより、表彰式を行います。
幾多もの戦いを制した戦士たちに、まずは現国王、
ルマンド陛下よりお言葉を頂きたく存じます。
ルマンド:……うむ。
ルマンド:――強き戦士たちよ、見事な戦いぶりであった。
ルマンド:競い、切磋し、己を高め合う者は美しい。
そなたらの戦いぶりは、見る者を感動させ、心ゆさぶった。
その力に至るまでの修練、並にあらずは思うに容易い。
臣下万民の規範となるその在り方、まこと天晴れである。
ルマンド:ひいては、その力を、この国の安寧と発展のため、
役立てて欲しい。
……私からは以上である。
リッツ:…………(ど、堂々としてなきゃ)。
司会:ルマンド=テーレ陛下、有難うございました。
司会:では、表彰に移ります。
……まず、第3位の成績を収められました、
チームG! ナーヴ!
フードの祈祷師:…………。
司会:では、壇上へ。
司会:――ナーヴ殿。
たった一人でありながら幾多もの強者を下し、こうして
栄誉を勝ち取ったその武勇、真に見事でありました。
よって、ここにその武勇を称え、表彰します。
フードの祈祷師:…………。
司会:――続きまして、第二位の成績を収められました……
チームK! ガトー=レイヴン!
ガトー:……。
リッツ:――――……。
司会:では、壇上へ――――
司会:!
し、式の途中です、関係のない者は……。
ガトー:……。
盗賊風の男:ガトー様……。
……―――――――。
ガトー:――ッ!
ほう……なるほどな……!
ガトー:――――失礼、部下の非礼を詫びよう。
司会:……え、ええと……許可のない出入りはお控えください。
では、ガトー殿、改めて壇上へ……。
司会:えー……ガトー殿。
あなたは――
ガトー:――――お待ちいただきたい。
司会:その非凡なる指揮力……へ、はい?
ガトー:表彰はお待ちいただきたい、と言った。
――私が、第二位の表彰を受け取るには、まだ早いのだ。
司会:ど、どういうことですか?
早い、とはいったい?
リッツ:……?(なんだ? ガトーの奴……)
ガトー:先ほど、私の部下が、極めて重大な事実を報告に
参った。
ガトー:それは……
ガトー:――――リッツ=アルフ。
この者は、今大会において、不正を行っているッ!
リッツ:…………っ!?
ルマンド:……どういうことじゃ? ガトー……?
ガトー:この者……リッツ=アルフは、この神聖なる
テーレ戦技大会に、不純物を混ぜ込んだのです。
ガトー:部下の調べに依るところ……
この少年は、確かにテーレの民だ。
しかし、その共を務めた戦士は違う!
――あれは、交易都市リーンの冒険者だというではないかっ!
リッツ:…………っ!!!
観客:リーンの、冒険者……!?
観客:どうりで強えはずだぜ……!
ガトー:――この大会は、名誉ある 『テーレの勇者』 を定める
ための、神聖なるもの。
それに、他国の戦士を率いて出場するなど、テーレ国を
愚弄するも同然!
ガトー:『テーレの勇者』 に相応しい行いとは言い難いっ!
――よって、この者の優勝は取り消し。
表彰者の、順位の繰り上げを要求させていただく!
司会:た、確かに……大会には、『テーレの勇者』 を
受け取る資格について定めた規定があります。
『優勝チームの代表者は、『テーレの勇者』 の称号を授かる。
但し、テーレ国の市民として正当な出自を証明できる者。』
司会:『テーレの勇者』 は、テーレ国を守護する者……
当然、そこには規定があります。
し、しかし、同行する選手が他国の戦士だというケースは、
な、なんとも……前例がありません。
ガトー:前例の有無など関係ありましょうか?
この大会は、テーレ国による、テーレの国民のためのもの。
――隣国の人間を招き入れようという行為そのものが、
すでに国への背信に他ならないッ!
観客:――た、確かに……この大会はテーレのためのものだよな?
観客:じゃあ、やっぱり優勝は騎士団長のガトーに……
リッツ:ま、待ってくださいっ!
た、確かに僕を助けてくれたのはリーンの冒険者さんです!
けどっ、同行者に対する規約は設けられていないはずでは!?
エントリーの際も、審査されるのは代表者だけでしょう!
ガトー:そう。
だからこそ我々は、この少年にまんまとしてやられたのです。
規約の穴をついてまで 『テーレの勇者』 になりたいか、
恥知らずめが!
リッツ:――――っ、ち、ちがう……っ!
ガトー:そもそも!
この者は、本当に 『テーレの勇者』 足りえる力を
持っているのか疑わしい!
ガトー:闘技で主立って活躍していたのは、同行の冒険者!
この少年ではない。
それは、観客も、国王陛下もご覧になったところのはず……!
……自らまともに剣を振るえぬ 『勇者』 など、笑止!
リッツ:違うっ!
た、確かに僕は 『テーレの勇者』 なんて呼ばれる力はない!
けどっ、ガトー……この男こそ、絶対に 『テーレの勇者』 に
しちゃいけないような男のはずです!!
リッツ:この男が団長になってから、テーレ騎士団は歪んだ!!
それは国に住む市民が、皆思ってることじゃないのか!?
――それに、この男は僕の父さんを、たった一人で僻地に飛ばして、
殺したんだっ!!!
ガトー:貴様!
テーレ国ならず、この私をも謂われない理由で愚弄するか!!
リッツ:――ッ!
とぼける気か、ガトー! どこまで卑怯者なんだ、お前はっ!!!
司会:…………こ、これは、どうしたら……。
ル、ルマンド陛下、如何いたしましょう……?
ルマンド:む、むぅ……!
ガトー:ふ……なるほど。
判断つきかねるご様子……
ならば、わたくしから一つ、提案をいたしましょう。
ルマンド:提案、とな?
ガトー:確かに――規約に、同行者を縛る文面はない。
真に恥ずべきことだが、この悪知恵の働く子供に、
規定の穴を突かれたのは事実。
それは、我々も重く受け止めねばならない――。
ガトー:――故に。
ガトー:――リッツ=アルフ。
貴様に、一対一の決闘を申し込む!!
リッツ:……っ!?
な、なんだと……!?
ルマンド:け、決闘……どういう意図じゃ、ガトー……?
ガトー:『テーレの勇者』 に求められるは、その名にふさわしい
統率力……そして、個人の武勇。
ガトー:統率力は、良しとしよう。
隣国の戦士を招くという卑劣な手でこそあれ、
この少年が隊を率いて戦ったのは事実……。
……つまり、残る個人の武が確かなものであれば良いのだ。
ガトー:リッツ=アルフ。貴様にもチャンスをくれてやる……
お前の優勝が確かなものであると言うのならば。
……この私を、自らの力で改めて打ち倒してみせるがいい。
それこそが 『勇者』 の証明だろう?
リッツ:……そ、そんなバカな……っ!
観客:――たしかに、勇者なら戦って勝てねえと、か……?
観客:だけどよ、ルールとしてはもう優勝してるし……
リッツ:(……まずい……! 場の空気がガトーに傾いてる…!)
ガトー:さあっ、選ぶがいい!
自らの不正を認めるか……それとも、決闘に応じるかっ!?
リッツ:ぼ……僕はっ……!
司会:……お、おや……
式が長引いて、もう日が暮れ始めましたね……
フードの祈祷師:――――ククク……っ!
ガトー:!?
き、貴様っ!? 突然、何をする……っ!?
フードの祈祷師:感謝するぞ、騎士団長ガトー……!
貴様の茶番のおかげで……間に合った。
フードの祈祷師:陽、隠れ……闇、深まる刻にな!!
ガトー:な、何を言っている……!?
フードの祈祷師:機は熟せり!!
――大いなる魔神の力よ!
我が身に宿れッ!!!
ルマンド:な、何事じゃ……!?
こ、この地鳴りは……!?
リッツ:う、うわっ――!?
クハハハハハハ…………!!
リッツ:――――くっ……!?
魔物:――――……ククククク……っ!!
観客:な、な、なんだ……ありゃあ……!?
リッツ:ひっ――――……っ!!
魔物:ククク……間一髪と言ったところか。
太陽が雲で覆われ……闇の力が強くなるこの時刻でなければ、
魔神の力は降ろせぬからな……。
ガトー:あ、あぁあっ……あぁ……っ!?
ルマンド:お、おぉお……な、なんたる邪悪な……!?
ま、魔族……っ!?
魔物:お初お目にかかる、テーレ王。
我が名はブラン……。
魔界より出で、地上に参って5年程になる。
ブラン:偉大なる我らが主……
"魔神"ベーゼルの復活のためにな……!
リッツ:べ……ベーゼル……っ!?
『導きの勇者さま』 に倒されたっていう、
魔神の名前じゃないか…!?
ブラン:魔神の復活に必要なもの……それは供物だ。
ブラン:魔神は、人間の魂を食す。
それも、強き人間の魂が大好物だ……!
魂を捧げられることで、魔神は再びこの地に君臨せり……!
ブラン:私はこの戦技大会を待ちわびていた……。
多くの市民……、
そして、この国の猛者たちを、
まとめて魔神の供物として、皆殺しにできるこの日をなっ!!
観客:――――――ほ、本物のバケモノだぁああああッ!!!
観客:に、逃げろッ! 殺されちまうぞっ!!!
ガトー:う、あっ……化け物め……っ!
ブラン:ククク……っ!
せいぜい逃げ惑え、人間ども……
……無駄だがな。
観客:――な、なんだ!?
コロッセオ全体が……黒い幕のようなもので覆われているぞ!?
観客:出られないわ!?
イヤぁああああっ!!
ブラン:逃がすものか……我が、この日のためにどれだけ
待ったと思っている。
ブラン:このコロッセオに、4つの魔法陣を仕込み、
結界を張らせて貰った。
この結界は、あらゆる者の出入りを阻み……そして、
魔神の力を増幅させるのだ……!
"魔神者"ブランは[一の加護]になった
"魔神者"ブランは[二の加護]になった
"魔神者"ブランは[三の加護]になった
"魔神者"ブランは[四の加護]になった
リッツ:に……にっ、逃げないと……っ!
ガトー:ど、退けッ!!!
リッツ:うっ、ぐ……!
ブラン:ククク……さて、始めるか。
殺戮の宴を……!!
リッツ:ひっ――……!?
リッツ:っ!
ルーベラ:――……あ、ああ……っ!
あ、足、が……
リッツ:か、母さんっ……!?
あ、足がすくんでる……動けないのか……!?
リッツ:……………………
ブラン:ガキ……邪魔だ。
ブラン:魔神ベーゼルが求めているのは、貴様のような
雑魚の命ではない。
我は、強者たちの魂を刈り取りに行かねばならんのだ。
リッツ:…………っ、…………っく、ぁぅ……っ!!!
ブラン:ククク……震えているぞ。
さっさとそこを退け、もう少しだけ長生きできるかも知れんぞ。
リッツ:……ど……
リッツ:退かない……っ!
ルーベラ:い、いけないわ、リッツ……!
逃げなさい、逃げるのよ……!
リッツ:逃げないっ!!
に、に……逃げて、たまるか……っ!!
ブラン:ははははっ!!
そうか、ならばそのまま死ねっ!!!
リッツ:――――ひっ……。
リッツ:(…………ああ……)
リッツ:(やっぱり僕は……『勇者』 にはなれないのか……)
『 ――天使の迎えじゃなくて残念だったな、そらもうひと頑張りだ! 』
リッツ:ぼ……冒険者さんっ!!
ブラン:き……貴様らはっ!
ブラン:ぬぅっ……――!?
グレイ : ハハ、どうだ。似てたか?リンギンベル
グレイ : ……
グレイ : やかましいな!こういう時くらいは煽てろよ!
――冒険者は、リッツに迫りくる魔神の腕を弾き飛ばすと、
リッツを背に庇い、立ちはだかった。
グレイ : (長杖を大きく振り払った)
リッツ:――――。
リッツ:――――ゆうしゃ、さま…………!
背にしたリッツの呟きが漏れてきた。
――冒険者は、距離を取ったブランを、油断なく睨み付ける。
ブラン:馬鹿め……!
わざわざ自分から狩られに来おって……!
グレイ : ハ、それはどうかな。
リッツ:っ!
気をつけて、冒険者さんっ!
あいつが"魔神"ベーゼルの力を宿してるとしたら……
……きっと、ハンパじゃない……!!
リッツも、震えていた剣先を、再び集中させる。
――――油断など元から無い。
今こそ、冒険者として、依頼人の剣となる時だ!!
ブラン:魔なる衣よ……自在なる変幻を顕せ……!
"魔神者"ブランは[鎖の衣]になった
Round 1
"魔神者"ブラン : アイスピラー!
"魔神者"ブラン:潰れろっ! 達成値:13 ([4,3,1]+5)
リッツ : プロテクション!
グレイの前に魔法の障壁が現れる!
ダメージを11軽減! ([]+9)/2+([6])
グレイに2のダメージ ([4]+10)
グレイは[9,15]へノックバックした。
リッツは移動した。
リッツは[9,12]へ移動した。
"魔神者"ブランは[鎖の衣]でなくなった
"魔神者"ブランは[鱗の衣]になった
Round 2
グレイは移動した。
グレイは[7,13]へ移動した。
"魔神者"ブラン : アイスピラー!
"魔神者"ブラン:潰れろっ! 達成値:16 ([6,3,2]+5)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
ダメージを10軽減! ([]+9)/2+([5])
リッツに2のダメージ ([5]+10)
リッツは[9,13]へノックバックした。
リッツは移動した。
リッツは[9,10]へ移動した。
グレイは移動した。
グレイは[6,12]へ移動した。
グレイ : 『カーテルの琥珀』!
グレイは杖を掲げた 達成値:18 ([5,3,1]+9)
"魔神者"ブランは抵抗しようとした。
"魔神者"ブランは抵抗に失敗した。 達成値:12 ([1,4,2]+5)
"魔神者"ブランは[烈風]になった
"魔神者"ブランは[鱗の衣]でなくなった
"魔神者"ブランは[革の衣]になった
"魔神者"ブランに6のダメージ (([1]+21))/2
Round 3
"魔神者"ブラン : ディメイションクリープ!
"魔神者"ブラン:不可視の刃よっ! 達成値:18 ([4,3,6]+5)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
ダメージを9軽減! ([]+9)/2+([4])
リッツに8のダメージ ([4,6]+10)
グレイ : リンギンベル!少しは役立てよ 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:21 ([5,3,4]+9)
"魔神者"ブランは抵抗しようとした。
"魔神者"ブランは抵抗に失敗した。 達成値:19 ([4,4,6]+5)
"魔神者"ブランに26のダメージ ([4,3,2,1]+21)
リッツは移動した。
リッツは[9,9]へ移動した。
"魔神者"ブラン : ファントムフレア!
"魔神者"ブラン:のたうち回るがいい……! 達成値:13 ([1,4,3]+5)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
ダメージを7軽減! ([]+9)/2+([2])
リッツに8のダメージ ([3,5]+10)
リッツは[炎上]になった
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:23 ([5,5,4]+9)
"魔神者"ブランは抵抗しようとした。
"魔神者"ブランは抵抗に失敗した。 達成値:15 ([5,4,1]+5)
"魔神者"ブランに29のダメージ ([5,4,1,3]+21)
"魔神者"ブランは[革の衣]でなくなった
"魔神者"ブランは[鎖の衣]になった
"魔神者"ブランに6のダメージ (([1]+21))/2
リッツに4のダメージ
観客:くそっ!
どこか、逃げられる隙間はないのか!?
観客:ちくしょう……っ!
……ん?
観客:お、おいっ、見ろっ!?
誰かが化け物と戦っているぞ!?
観客:ほ、本当だ!?
あ、あれはいったい……!?
リッツ:――!
リッツ:――――悪とたたかう戦士です!
グレイ : チッ、見世物じゃあないぞ!
リッツ:”勇者"に決まってる!!!
観客:……!
そ、そうかっ――――!
観客:勇者だ!
みんなっ! 勇者が戦ってるぞ!
観客:勇者だと!?
俺たちのために戦っているのか!?
観客:テーレを護る勇者だ!!
がんばれーっ!
観客:俺たちも勇者を応援するんだ!!
うおおっ、がんばれーっ!!!
観客 : がんばれ!! がんばれ!!!!
ブラン:ええい……っ!
矮小なるゴミ共が、小喧しくギャアギャアと…!
ブラン:自ら狩られに戻って来おって、愚か者共め!
ならば、貴様らの希望が潰える瞬間をよく見ているがいい!
Round 4
リッツ : ヒール!
リッツの傷が癒える! 達成値:17 ([1,5,6,5])
リッツはWillを使用した!
リッツは6回復した。 ([2]+4)
"魔神者"ブラン : ディメイションクリープ!
"魔神者"ブラン:不可視の刃よっ! 達成値:15 ([2,2,6]+5)
グレイ : そら返すぞ! 『イスィーマの翠』!
グレイは右目を開いた
グレイはWillを使用した!
対象を "魔神者"ブラン に変更した。
"魔神者"ブランに9のダメージ ([6,4]+10)
グレイ : 『ラアナの白灰』!
グレイは杖を振り翳した 達成値:21 ([6,3,3]+9)
観客 : あんた達なら勝てるっ!!
"魔神者"ブランは抵抗しようとした。
"魔神者"ブランは抵抗に失敗した。 達成値:14 ([2,3,4]+5)
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([3,3,3]) => ([6,3,3]))
"魔神者"ブランに23のダメージ ([3]+25)
"魔神者"ブラン : ファントムフレア!
"魔神者"ブラン:のたうち回るがいい……! 達成値:11 ([3,2,1]+5)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
リッツはWillを使用した!
ダメージを13軽減! ([]+9)/2+([2,6])
リッツに0のダメージ ([4,2]+10)
グレイ : 『ラアナの白灰』!
グレイは杖を振り翳した 達成値:21 ([6,5,1]+9)
観客 : いけーっ!!
"魔神者"ブランは抵抗しようとした。
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([1,5,1]) => ([6,5,1]))
"魔神者"ブランは抵抗した。 達成値:21 ([5,6,5]+5)
"魔神者"ブランに10のダメージ ([1]+25)
"魔神者"ブランは[鎖の衣]でなくなった
"魔神者"ブランは[鱗の衣]になった
"魔神者"ブランに6のダメージ (([1]+21))/2
リッツに4のダメージ
リッツは[炎上]でなくなった
Round 5
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:26 ([6,6,5]+9)
観客 : お願い! 勝ってぇー!!
観客 : やっつけろ!!
"魔神者"ブランは抵抗しようとした。
"魔神者"ブランは抵抗に失敗した。 達成値:20 ([6,4,5]+5)
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([5,1,5]) => ([5,6,5]))
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([5,6,5]) => ([6,6,5]))
"魔神者"ブランに25のダメージ ([4,1,3,1]+21)
"魔神者"ブラン : アイスピラー!
"魔神者"ブラン:潰れろっ! 達成値:19 ([6,4,4]+5)
グレイは抵抗しようとした。
グレイは抵抗に失敗した。 達成値:11 ([2,5,2]+2)
グレイに12のダメージ ([3]+10)
グレイは[5,13]へノックバックした。
リッツ : ヒール!
リッツの傷が癒える! 達成値:16 ([1,5,4,6])
リッツはWillを使用した!
リッツは11回復した。 ([1,6]+4)
グレイの『レルアバドの赫』は距離が合わず失敗した。
"魔神者"ブラン : パワードレイン!
"魔神者"ブラン:その力……いただくぞ! 達成値:21 ([6,5,5]+5)
リッツは抵抗しようとした。
リッツは抵抗した。 達成値:21 ([6,5,1]+9)
"魔神者"ブランは[鱗の衣]でなくなった
"魔神者"ブランは[革の衣]になった
"魔神者"ブランに8のダメージ (([4]+21))/2
Round 6
グレイ : チッ、面倒だな!
"魔神者"ブラン : ファントムフレア!
"魔神者"ブラン:のたうち回るがいい……! 達成値:16 ([5,2,4]+5)
リッツ : プロテクション!
リッツの前に魔法の障壁が現れる!
ダメージを9軽減! ([]+9)/2+([4])
リッツに1のダメージ ([1,2]+10)
リッツは[炎上]になった
リッツ : ヒール!
リッツの傷が癒える! 達成値:16 ([4,2,4,6])
リッツは8回復した。 ([4]+4)
リッツは[気絶]になった
グレイは、ポーションを使った。
グレイは6回復した。 ([3]+3)
グレイは移動した。
グレイは[6,12]へ移動した。
"魔神者"ブランは[革の衣]でなくなった
"魔神者"ブランは[鎖の衣]になった
"魔神者"ブランに8のダメージ (([4]+21))/2
"魔神者"ブランは[烈風]でなくなった
Round 7
"魔神者"ブラン : ファントムフレア!
"魔神者"ブラン:のたうち回るがいい……! 達成値:14 ([1,6,2]+5)
グレイは抵抗しようとした。
グレイは抵抗に失敗した。 達成値:10 ([4,2,2]+2)
グレイに12のダメージ ([1,2]+10)
グレイは[炎上]になった
グレイは[重傷]になった
グレイ : チッ
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:26 ([6,6,5]+9)
観客 : 勇者に勝利を!!
観客 : お願い! 勝ってぇー!!
"魔神者"ブランは抵抗しようとした。
"魔神者"ブランは抵抗に失敗した。 達成値:21 ([5,6,5]+5)
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([6,5,5]) => ([6,6,5]))
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([4,5,5]) => ([6,5,5]))
"魔神者"ブランに32のダメージ ([3,4,6,3]+21)
"魔神者"ブランは[重傷]になった
ルーベラ : 立ちなさい……!!
ルーベラ:リッツ! 諦めてはダメよ……!
リッツは35回復した。
リッツは[気絶]でなくなった
リッツは1のWillを回復した。
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:26 ([6,5,6]+9)
観客 : お願い! 勝ってぇー!!
観客 : 勇者に勝利を!!
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([1,5,2]) => ([6,5,2]))
"魔神者"ブランは抵抗しようとした。
"魔神者"ブランは抵抗に失敗した。 達成値:9 ([1,1,2]+5)
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([6,5,2]) => ([6,5,6]))
"魔神者"ブランに30のダメージ ([3,5,4,2]+21)
グレイ : リンギンベル!! 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた([6,6,6]+9)
グレイはWillを使用した!
グレイのクリティカル!
観客 : お願い! 勝ってぇー!!
観客 : がんばれ!!
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([6,4,3]) => ([6,4,6]))
"魔神者"ブランは抵抗しようとした。
"魔神者"ブランは抵抗に失敗した。 達成値:16 ([5,2,4]+5)
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([6,4,6]) => ([6,6,6]))
"魔神者"ブランに43のダメージ ([6,6,6,6]+21)
グレイに4のダメージ
"魔神者"ブランは[鎖の衣]でなくなった
"魔神者"ブランは[鱗の衣]になった
リッツに4のダメージ
"魔神者"ブランは999回復した。
"魔神者"ブランは1のWillを失った
ブラン:――おのれぇ……!
魔神の復活を目前に、無駄な抵抗を続けおってぇぇえ!!
グレイ : クソが、後が無いな……!
ブラン:後悔させてやるぞ!!
おとなしく刈られていた方が、遥かにましな死にざまだったとな……!
Round 8
グレイは、ポーションを使った。
グレイは7回復した。 ([4]+3)
"魔神者"ブラン : ディメイションクリープ!
"魔神者"ブラン:不可視の刃よっ! 達成値:17 ([5,6,1]+5)
グレイは抵抗しようとした。
グレイは抵抗に失敗した。 達成値:16 ([6,6,2]+2)
グレイに14のダメージ ([4,1]+10)
グレイは[気絶]になった
グレイ : ……
リッツは攻撃した。 達成値:22 ([6,6,4,6])
観客 : あんた達なら勝てるっ!!
"魔神者"ブランは回避しようとした。
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([4,6,4,6]) => ([6,6,4,6]))
"魔神者"ブランは回避に失敗した。 達成値:15 ([6,3,1]+5)
"魔神者"ブランに7のダメージ ([2,5]+10)
"魔神者"ブラン : ファントムフレア!
"魔神者"ブラン:のたうち回るがいい……! 達成値:18 ([1,6,6]+5)
リッツに12のダメージ ([2,3]+10)
リッツは[炎上]になった
"魔神者"ブランは[鱗の衣]でなくなった
"魔神者"ブランは[革の衣]になった
リッツに4のダメージ
Round 9
リッツは攻撃した。 達成値:22 ([6,6,4,6])
観客 : うおおっ、がんばれぇー!!
観客 : 勇者に勝利を!!
"魔神者"ブランは回避しようとした。
"魔神者"ブランは回避に失敗した。 達成値:15 ([3,6,1]+5)
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([4,2,4,6]) => ([4,6,4,6]))
命中判定の最も低いダイスを6に変更した。(([4,6,4,6]) => ([6,6,4,6]))
"魔神者"ブランに7のダメージ ([1,2]+10)
"魔神者"ブラン : アイスピラー!
"魔神者"ブラン:潰れろっ! 達成値:16 ([3,3,5]+5)
リッツに9のダメージ ([2]+10)
リッツは[9,10]へノックバックした。
リッツは[重傷]になった
"魔神者"ブラン : パワードレイン!
"魔神者"ブラン:その力……いただくぞ! 達成値:16 ([5,3,3]+5)
リッツは[攻撃力低下]になった
"魔神者"ブランは[攻撃力上昇]になった
"魔神者"ブランは[革の衣]でなくなった
"魔神者"ブランは[鎖の衣]になった
リッツに4のダメージ
Round 10
"魔神者"ブラン : ランドスパイク!
"魔神者"ブラン:地よ、うなれッ! 達成値:23 ([5,6,2]+10)
リッツに26のダメージ ([5,3]+25)
リッツは[気絶]になった
"魔神者"ブラン : アイスピラー!
"魔神者"ブラン:潰れろっ! 達成値:15 ([1,4,5]+5)
リッツに10のダメージ ([3]+10)
リッツは[9,11]へノックバックした。
"魔神者"ブランは[鎖の衣]でなくなった
"魔神者"ブランは[鱗の衣]になった
Round 11
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【クエコン】 栄冠は誰に輝く
Master/r02583