「不名誉な話」

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アルマ:おかえりなさい。
 今日はどうするの?
クエストを開始します。
案内屋 : それはもう、例の女装に次ぎまして、夕明け亭の伝説に。
ミコ : 女装…?……
ミコ : と、あ。
イオラ : ……おかえり
案内屋 : ガキ……が飲んだと言っていいのでしょ、あっ
ミコ : おかえり、グレイ
グレイ : (いつもの席に座った)どうも
ロックハート : くそ、惜しいものを見のがし…… あ!
案内屋 : (マフラーがパタと口を覆った)
ロックハート : グレイ〜今日は遅いお出ましだなァ〜
イオラ : (目線がうろうろしている
グレイ : 何だよ。依頼で出てただけだろうが
イオラ : そうか…お疲れ様
ロックハート : あらそう。そら〜お疲れさんだな〜
ミコ : ふふ、お疲れ様。ハイネと仲良く喧嘩してるのかなあって
グレイ : その様子だと僕の悪口で盛り上がっていたのかよ。
ロックハート : おいおい、疑い深いねェ
イオラ : (豆茶を飲む)
案内屋 : なんでそうなるんですか?もう、少しは信頼してください、同じ宿の仲間じゃないですか
ロックハート : なァに、揃っていねえから仲の良いこったなァと思ってたくれぇだよ
グレイ : あからさまに目を逸らしただろ。イオラ。見たぞ。
イオラ : そうだぞ。スポットライトの光を分かち合った仲じゃないか
イオラ : ……
ミコ : ああ、そういえば女装って
ミコ : …あ。ハイネも。おかえり
イオラ : (目がぴちぴちしてる)
ロックハート : あ?イオラはどうしたんだ
ハイネ : ただいま、と……賑やかだな。
ロックハート : あらあらまァ。揃ってのお帰りで。
イオラ : 目が乾いたかもしれん。水分補給は大事だな
グレイ : フン、そうかよ。おかえり。
イオラ : (豆茶を飲み干し)
ロックハート : 乾燥するしなァ
案内屋 : はい、暖炉が近いですからね
ハイネ : (ふむと、席を見て…………)
ハイネ : (座った)
ロックハート : ?
ハイネ : (ロックハートの視線に気づくと)いや、ちょっと間に入るのは私の体格ではやりにくかっただけだ。
ハイネ : (と、盾を机に立てかけた)
ロックハート : なるほど。俺のこと大好きかと思ったぜ
案内屋 : なかよしですねえ
イオラ : 仲良しだな
ミコ : 仲良しだねえ
ハイネ : ハ、なんだ嫌われていて欲しかったのか?
ハイネ : 残念だが、それなりに気に入っているつもりだよ。
ロックハート : そらど〜も。ド真面目だなァお前(擽ろうとする)
ハイネ : やめろというに。
イオラ : ふ
グレイ : 何をじゃれあってるんだよ……(引いた目)
ロックハート : かっかっか
ロックハート : お前ら二人が居なくて寂しかったぜェ〜?俺はよ
案内屋 : 仲良き事は美しきことですよ。あ、僕とも仲良くしましょうか?(グレイのほうに豆茶のカップを持ってスススと近寄る)
ハイネ : そりゃ悪かった。
ハイネ : で?何を肴に盛り上がってたんだ今夜は。
イオラ : リュシーに豆茶を作ってもらって12年後の話などをしてたぞ
ロックハート : 何だったか?誰か酔っぱらってやらかしたんだっけか
ミコ : あ。そういえばさっきね、すごい酔っ払いの人がいたって話になって
グレイ : おい、突然なんだよ……(とはいえ近寄ったのを振り払ったりはしない)
ロックハート : ……イオラ?
イオラ : ん?
ロックハート : さっきから何か……誤魔化そうとしてねえか?
ハイネ : へえ、豆茶。リュシーも久しく顔を見ていなかったが元気そうなら何より。
案内屋 : よいではないか、よいではないか。えへへ。あ、お二人にも豆茶の残りを差し上げましょうね
ハイネ : へえ〜〜〜〜〜………酔っぱらい…………ね……。
イオラ : そんなことはとてもないぞ
ロックハート : ほほう。とてもあるんだな。
ミコ : ???
案内屋 : (台所から「冷えてるなあ」という呟きと、程なくして火を付ける音が聞こえてくる)
イオラ : ない
ハイネ : と、ご先輩。ありがとう。立たせてすまないな(と水場に声をかける)
ロックハート : イオラく〜ん美味しい秘密は共有しねぇと駄目じゃねぇの〜
ミコ : (???で周囲の様子を見守り)
ロックハート : あっ逃げよった
イオラ : (お湯の様子をみている)
案内屋 : イオラさんまずいです、バレたらきっとめんどきことになります(やって来たイオラへ小声で耳打ち)
案内屋 : あーいいえお気になさらず―(少し大きな声でハイネへ返事をした)
ロックハート : お前らは何か知らねえの?(ハイネとグレイに)
グレイ : 何をだよ
イオラ : ああ、ロックのやつ気付いてるんだか気付いてないんだかしらんがめちゃめちゃ疑ってくるからな(耳打ち
ハイネ : 話が見えんぞ。
ロックハート : 酔っ払いがなんだとか……居合わせてねえならいいや
ミコ : 女装に次いで宿の伝説になるって言われたんだけど…
ロックハート : 伝説ってんじゃあ知らねえわけにはいかねえよなぁ?
案内屋 : ええ、ハイネさんは問題ないとして問題はグレイさんです。どうしたものかなあ……(耳打ち)
ハイネ : ああ、さっきのミコの話と、そのままつながっている訳、な…………。
案内屋 : あー、これは温め直すのに時間がいるぞー。(棒読み)
ハイネ : (と、グレイの方へと視線を向けた)
イオラ : 寒いと火のつきもわるいなあ こまったぞ(棒読み)
ミコ : ?
ロックハート : ……(キッチン面子を見やる)
グレイ : リンギンベル、手伝ってやれよ(匣の中のリンギンベルを置いた)
ミコ : (グレイがいったのを見てこちらもキッチン方へ視線を)
ロックハート : お、専門家が行ったね
イオラ : ああ…どうするかな…っ!
グレイ : 火の付きが悪いんだろ。
イオラ : ん
イオラ : ああ
イオラ : そう
イオラ : とても
案内屋 : まったく困りまし、
グレイ : ………………(心底疑り深い目)
案内屋 : ……あ、どうも
案内屋 : そこに置いててくださいな
ハイネ : ……………………。
案内屋 : (目を合わせない)
ロックハート : ……………
案内屋 : (お湯を凝視)
ミコ : ……?
ハイネ : …………若者共、素直なのが多いようで何より…………。
イオラ : (お湯を凝視する案内屋を凝視)
グレイ : そいつがこの宿ごと燃やす前に戻って来いよ。良いな?
ロックハート : 何だグレイ。何か脅してた?
ミコ : 何かあったの?
グレイ : いいや。頑張る若者を応援してやってくれとリンギンベルに頼んでやっただけさ
イオラ : ‥‥…これ、宿が燃えるか俺達が燃えるかなんじゃないか?(耳打ち
ロックハート : そんな気のいい妖精だっつう話だったか〜?
案内屋 : (自分を凝視するイオラに気付いてスンとした表情で見つめ返す)
グレイ : 連中がこれ以上手間取るなら多分宿が燃えるぞ。
ミコ : わあ。
ロックハート : 普通に危ねぇ!!
ハイネ : おい、さらっととんでもないことを言うんじゃない。
案内屋 : ええ、なんだったらチクられるまであります(耳打ち)
グレイ : そもそも温め直しにそこまで時間がかかるわけ無いだろうが
イオラ : ……もういっそロックとミコ連れて逃げるか
案内屋 : いち、宿が燃える。に、僕たちが燃える。さん、妖精さんにチクられる
案内屋 : よん、…………逃げる
ロックハート : 連中見るからにコソコソしてんな
案内屋 : 最悪の場合は燃えましょう、宿もろとも
イオラ : (頷く)
案内屋 : (ここまで耳打ち)
ミコ : 大丈夫なのかな…?
ロックハート : おい、早くしろよ〜 火事は御免だぞ
案内屋 : は〜〜〜〜い〜〜〜、アズスーンアズポシブルでやってま〜〜〜〜〜す
ミコ : アズ?
イオラ : よくわからんがそれをしている 待て
ロックハート : ほんとか〜〜?遅ェぞ〜〜
案内屋 : 爆速ですとも〜〜〜。そっちだけ時間の進みが遅いのでは〜〜〜。ははは、案内屋ジョークですよ〜〜〜
グレイ : リンギンベル。少し脅かしてやれ。火力を強くするだけだぞ(囁いた)
ロックハート : ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ハイネ : …………あそこまで白々しいといっそ清々しいな…………。
ミコ : …? ?? …?
案内屋 : ミ゛ャ゛ッ!!(いきなり強まった火の勢いに慌てて伸びのく)
イオラ : とりあえず二人から逃げればなんとか……
ミコ : 今叫ばなかった…?
案内屋 : まっマフラーが!燃えたら!どうするんですか!
ロックハート : 命を天秤に乗せても吐けねえ秘密があると見たな……
ハイネ : 温めるだけで何を叫ぶことがあるんだ、…………グレイ?
グレイ : 何だ。ハイネ。
イオラ : わ゛っ!!!(声と火の手に驚いて飛び上がる
ミコ : ねえ、本当に大丈夫?何かあったのかい?(キッチンの方へ声かけ)
ロックハート : (グレイの方を見る)
ハイネ : お前何か…………おい!?
ミコ : ……大丈夫じゃなさそう?
ミコ : (席を立ち)
案内屋 : イオラさん、この妖精はマジで『ヤバイ』です。そう思わせる”スゴみ”があります。さっさとお返ししないと冗談ではなく燃えます
グレイ : 僕が連中に何かするような人間に見えるのか?心外だなァ?
ロックハート : 見える
ハイネ : するだろ、お前はする。
イオラ : ……っ、それ返して逃げるぞ…案内屋‥‥
ロックハート : 何かを隠蔽しようとしてらっしゃる?
ミコ : ねえ、どうしたの?(後ろに立ち)
案内屋 : かくなる上は……もはやそれしかありませっひゃあ!!!!?
グレイ : 本気でやるなら今頃僕らは宿から焼け出されて寒空の下で過ごしてるに決まってるだろ。
ロックハート : ・・・・・・・・・・・・・・・・
案内屋 : わかりましたイオラさん!これしかありません!『人畜無害の大人に頼る』!これです!
ハイネ : あーそうかい、そうかよ、お前が理性に溢れる人間で良かったよ。
イオラ : …っ!!! ミコか……君にも後で説明するから…
イオラ : ‥‥たしかに
ロックハート : じゃあ宿は燃えねえんだな?確実に?
グレイ : …………最近機嫌が悪いからなあの性悪女
ミコ : ?…何か大変そうなら手伝うけれど……リンギンベル、だっけ。その子もいるみたいだし
ロックハート : ・・・・・・・・・・・
ロックハート : やましいことがないなら連れ戻してきてもいいんじゃねえの……あぶねえぞ……
案内屋 : 助かります。では、そうですね。その妖精さんと温まったお茶を運んで頂けると(急に据わった目で)
案内屋 : その間に僕たち……
ミコ : うん?うん、それなら。
案内屋 : ……離脱するので
ミコ : …え?
イオラ : (こくり)
グレイ : (杖を壁から掴んでトンと地に打ち付けた)
ハイネ : (…………確かに明らかにリンギンベルへのグレイの機嫌が悪かったな、と思い返している)
案内屋 : さあさあこちらを(いそいそとお盆に豆茶を乗せる)
ミコ : わ、わ(豆茶が乗っていくね〜)
イオラ : さあさあこちらも(瓶を載せる)
ミコ : わ。 わ?
グレイ : ミコ一人に手伝わせるなよガキ共。
ミコ : あ、グレイ(後ろを振り返り)
ロックハート : あらあらまあ
案内屋 : …………(硬直)
イオラ : ……
ハイネ : 口が悪すぎるだろ…………。
ハイネ : あいつ、防衛反応が過剰も過剰だからな…………。
グレイ : お前らが何か隠してるのは既にわかってるぞ。観念しろよ。
ロックハート : さぞ弱味があるんだろうなァ〜
案内屋 : 助からない。終わった。ここでジセイノクを詠むしかありません
ミコ : ジセイノク
ハイネ : …………まあな…………。
案内屋 : 東方の文化です。死ぬ前にポエムを読み上げるのです
イオラ : 来世は怖い魔術師がいないところで暮らしたいな
ロックハート : 何だお前知ってるんじゃねぇかハイネ!!
ミコ : ポエム…詩ってことかな
案内屋 : ええ本当に。特に妖精を使う人は避けたいです
グレイ : さっさと席に戻れよ。そっちでよぉく聞かせて貰おうじゃあないか。
イオラ : 魔術も妖精も争いもない国か…平和でいいかもしれないな…
ミコ : …?なんでそんな…あ。グレイ、この子を戻すって(盆に乗った瓶を見せ)
ミコ (瓶であっていたか?アホをしたかもしれません 殺して)
ハイネ : (まずったという顔をロックハートに向けた)…………私としてもあいつを簡単に玩具にできる話じゃないんだ。
案内屋 : 平和な世界でのんびりと暮らしたいですね〜(斜め上の何もない空間を見つめて)
グレイ : はいはい。おい……!髪を引くな殺すぞ羽虫……ッ!(瓶を受け取ってから虚空を振り払った)
ロックハート : でも伝説らしいぞ。……何か込み入った話なのか?
ミコ : …とりあえず席に戻ろっか?二人とも
ハイネ : いや、うん
ミコ : お茶も運ぶし…
イオラ : ……はい
案内屋 : あ、僕も持ちます。先程は失礼しました。ちょっと錯乱していて
ロックハート : ま〜何だ。笑えねえ話なら笑わねえけどよ〜
イオラ : ああ、俺も持とう それで少しでも罪が軽くなるなら
ハイネ : いや、う〜〜〜〜ん…………????伝説…………まあ、そう、そうだな…………。
ミコ : うん…?そっか、なら任せるけれど大丈夫?
ロックハート : ・・・・・・・・・・・・・・・
ロックハート : お前の主観は抜きにして、面白さ度でいうとどのくらいだ(小声)
案内屋 : (何かのキマった無表情でカップを持って戻っていく……)
案内屋 : (が、その足取りは重い)
イオラ : (いっそすがすがしいくらいの真顔でカップを運ぶ)
ミコ : ?(とりあえずいつもの席へ戻り)
ハイネ : あの時私がパニックになった子供になって無ければ100年語り継いでいた程度だ。
ハイネ : (と小声で返した)
ロックハート : へェ〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・
案内屋 : (ドン!! グレイの前にカップを置いた。ちょっとお茶がこぼれる)
グレイ : どうも(カップを受け取った。素知らぬ顔)
案内屋 : どうぞ(ちょっと距離を置いて座る)
ロックハート : 100年ものたァそれはそれは……
イオラ : (出口側になるべく寄って座る)
案内屋 : (「流石イオラさん、退路を確保している。盤石だ……。これは僕たち勝てるかもしれない!」)
ロックハート : しかし脅迫手段があるってェのはきったねェな……(小声でブツブツ)
グレイ : 聞こえてるぞロックハート
イオラ : (まだ希望を捨ててはいけないぞ…とアイコンタクトで返す)
ハイネ : あいつの前じゃそれは大声だぞ…………。
ロックハート : あら〜お耳のよろしいことで
案内屋 : (こく、と小さく頷いて応える)
ミコ : ん?…(話し声が小さいなと首を傾げ)
ロックハート : (顎に手を添えて考える)
ロックハート : ・・・・・・・・・・
グレイ : さっさと話せよ。ミコが聞こえづらそうにしてるだろ(ちょいと手招きした)
案内屋 : 子供を脅すなんてこわい大人です。僕たちまだ子供なのに。ねえ......(目で訴えかける)
ロックハート : いや、駄目だな。連れ出すとその間に宿を焼かれる……
ミコ : (手招きを見て)ああ、ふふ、ごめんね。よく聞こえなくて…失礼するね
イオラ : そうだぞ、いたいけな子供……
ミコ : (言って座り)
イオラ : (退路に座ったミコを凝視する)
ミコ : ?
ハイネ : …………(もういっそ、玩具にしたおしてから死ぬか……?)
案内屋 : (「”断”たれた…………」)
イオラ : ……(案内屋に振り返り首を横に振る)
ハイネ : …………(若干盾を引き寄せた)
案内屋 : (首を振る少年の姿を見て悟る。自分達に「明日」はないのだ??。さらば夕明亭!さらば案内屋!遠くの方を見つめた)
イオラ : (もう一度ミコを見る。やっぱり隣にいる。出口は…見えない)
ミコ : (隣でニコニコとしている)
ロックハート : ……何だこの沈黙はよ
ハイネ : …………残念だが逃げ場はないぞ(二人へ)
グレイ : 時間の無駄だろうが。
案内屋 : ウーッ!ウーッ!!!(呻き声)
ロックハート : 案内屋が鳴いてる!?
ハイネ : …………私の逃げ場も無いの間違いか(と眉間を抑えた)
ミコ : わあ。すごい声
イオラ : ああ、案内屋がこんな事に 一体どんな仕打ちをうけたら
グレイ : ハイネにも悪い方向で関わりがあると見たぞ。そんじゃあ余計に聞き逃すわけにはいかないな
ハイネ : ……なあグレイ。
グレイ : なんだよ。
案内屋 : ふしゃーーーっ(呻き声?マフラーの毛がなんとなく逆立っている気がする)
ハイネ : ……………一度毒を食らったらもう何を食おうが、別にいいよな?
ハイネ : な??????
ミコ : わあ。まるで威嚇みたいな…
イオラ : どうどう どうどう(背中をさする
グレイ : ハ?何の話だよ。毒喰らって死ぬのが決まってるならそれ以上何しても無駄だろ。
ハイネ : へえ………そうかよ…………………………。
案内屋 : うぅ……(さすられてしゅんとする)
ハイネ : お前の覚悟はよく分かった、私の覚悟も決めてやる。
ロックハート : ……
ミコ : ?
グレイ : というか案内屋とイオラの話だろ。なんでお前がそんなに出張るんだ
グレイ : そんなに聞かれたくない話なのかよ
ロックハート : ……グレイお前まさか……
イオラ : (ハイネとグレイを交互に見る)
ハイネ : ま、思い返すときの私の傷は受けてやるさ、騎士の情けでな……………。
案内屋 : ミコさん、僕はさっき言いました。これを話せばその人は心に深い傷を負ってしまう、と
案内屋 : だから、だから隠していたのに、喋らないでいたのに……およよよ
イオラ : ああ、これは案内屋の純粋な優しさだったんだよ……
ミコ : うん?
グレイ : やかましいぞ、さっさと言えよ。
ハイネ : だが、お前がそこまで覚悟を決めたならしょうがない、そうだろう?ご先輩方?
ロックハート : ……記憶に…………そういうことね……
案内屋 : はい、僕も覚悟を決めなければありません、だってお話しろっていうんですもんね?(よよ、と出ているのかわからない涙を拭ってグレイを見る)
グレイ : ……?
イオラ : ああ、俺も案内屋も断腸の思いだよ
ロックハート : 盛り上がってきたな…………
案内屋 : だって、だって思わないじゃないですか。こんな、こんな……
グレイ : おい、僕だけか、話が見えてないのは?何なんだよ
ミコ : …でも伝説やアシュトンがいたら御伽噺になっていたかも、といったのは二人だよね。それを言われると気になってしまうなあ
イオラ : ………(ミコを凝視する)
案内屋 : (くっ、と一度顔を下げると、思い切ったように顔を上げて)
案内屋 : こんな……グレイさんが、まさかこのグレイさんが酔って前後不覚に陥って歩く方向もままならず、ぼくの「あっち向いてホイ」に引っ掛かって捕獲されて最後にはハイネさんに担いで運搬されたなんて!!
ミコ : 私も知らない話なのだけれど…?(見つめられ)
ミコ : え?(からすぐに案内屋を見)
グレイ : ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
ロックハート : ンガッフッ
イオラ : あぁ………
グレイ : …………(絶句)
ロックハート : グ・・・・・・・く・・・・・・・・
案内屋 : うえぇ〜ん。言わされたよ〜う。グレイさんが僕に言えって言ったんだ〜
イオラ : 案内屋…君はよくやったよ…本当に‥‥…
グレイ : あっ、え”、……あ…………
ミコ : え?
グレイ : …………(壁際の杖を引ったくった)
ロックハート : ブフッ ングッ・・・・・・ク・・・・・・
ハイネ : …………私の腕の中の心地はどうだったかね、お、嬢、さ、ん?
案内屋 : (ぴすぴすしながらマフラーが目尻を拭う仕草をする)
ロックハート : ダッハッ!!!!!!
グレイ : 殺、す、ぞ!!ハイネ!!!!!(楡の長杖で足払いを仕掛けた)
イオラ : (とりあえず案内屋の真似をして目頭を拭っておく。勿論涙は一滴もない
ハイネ : (名も無き大盾で防御をする!)お前が逃げて勝手に酒を煽ってたんだろうが!
案内屋 : えーんえーん(イオラのほうに近寄って肩を寄せ合うジェスチャー)
ミコ : ……え?グレイ?
グレイ : うるさい!!お前が構ってくるからだろうが!!クソが……ッ!!!
イオラ : よしよし‥‥(世界の終わりを見届ける弱者のジェスチャー
ハイネ : ハ!!!!壁とのキスも熱烈で何よりだよ!妬けるな!
ハイネ : ハ!私のせいにするなよ!お前は昔もそう言って……………!
グレイ : …………クソッ、ああ〜〜””!!もう寝る!!黙れ!!!(杖を乱暴に突きながら立ち上がった)
ロックハート : あ〜あ〜
ミコ : わあ…わあ…?
ロックハート : おやすみ〜
ハイネ : だから黙っておいてやったのに……………。
案内屋 : 逃げた!
案内屋 : 僕たちは逃げなかったのに!
イオラ : あんなに追い詰めて来たのに
グレイ : (少し乱暴に扉を開いて個室に入った)
ハイネ : (ガン!と盾を降ろし、乱暴に椅子に座った)
こちらは各部屋への通路のようだ。
部屋へ向かおうか?

Quest Link

望む夕明亭
Master/ancotrap様