「依頼の少ない日」

Character
グレイ
壮年の魔術師。もう少し素直な物言いをしてほしい。

ハイネ
大盾を持つ男。快活なタイプ。

Log

グレイ : ム……しまった、寝ていたか……
ハイネ : おはよう、グレイ。(カップを片手に)
グレイ : (時計を探して少し見渡し)寝すぎたなこれは……
グレイ : ……
グレイ : (溜息)何故居るんだ。
ハイネ : なんだ、君の部屋じゃないだろう。
ハイネ : さっきまで何人かいたんだが、君がさっぱり起きなかっただけだ。
グレイ : そりゃあそうに違いないが……、部屋で休まずに良かったのか。
ハイネ : なんだ、私の心配をしてくれるのか。
グレイ : ……ハァ?後で僕のせいだなんだと言われるのが鼻持ちならんだけだ。
ハイネ : それは広義に心配しているに入ると思うが。…ま、散々ご先輩方にも心配されたがね、丈夫が取り柄だからな私は。
グレイ : チッ、そう思うならそう思ってろ。僕は仕事を探す。寝過ごしたがまだ何かあるだろうしな。
ハイネ : ふむ、そうか。(と立ち上がった)
グレイ : じゃあな。
ハイネ : おい、さっさと行くな。(立てかけていた盾を持ち、後ろからついていく)
グレイ : 付いてくる気か。……まあ良い。足は引っ張るなよ
ハイネ : ま、善処するさ。
冒険に出かけようか?
受付 : 行ってらっしゃい!頑張ってね。


◇洞窟の魔物
クエストを開始します。
穏やかな午前
貴方たちはゆっくりと過ごしている
依頼書を眺めるも割の良くない仕事や面倒で手間のかかる仕事が多い
グレイ : (焦って探しに行く風であった割にはえり好みしている)
ハイネ : コーヒーを飲むためにここまで来たんじゃないんだがな。(と、壁の依頼書を見ている)
なので今日はゆっくりしておこう…
そう思い宿で仲間たちとのんびりしていると
グレイ : 良い物は無いな。帰るか。
ハイネ : ふむ、そういう時もあるか…。
バン!と宿の扉が大きく開く。
なんだなんだと視線を扉に向けると血相を変えた男性が飛び込んできた
グレイ : む、
男性「冒険者!助けてくれアレが出たんだ!」
ハイネ : アレじゃあわからん、何が出たんだ。
はて、アレとはなんだろうか…
男性「アレはアレだよ!魔石の収集してたらアレが出てきて!!緊急の依頼として出すから今すぐアレを退治して魔石をとってきてくれ!!」
グレイ : 具体的に話せよ
ハイネ : なるほど、わからんな。
アレが何かはわからないが男性はひどく怯えている…
ただ事ではないのかもしれない。
アルマの方を見ればアルマも緊急の依頼として受注したようだ
さてどうしたものか…
ハイネ : こんなふわふわな内容をよく依頼書にできるなあのお嬢さん…。
グレイ : 多いのかもしれん。化け物を目にして動揺する依頼人というのも存外な
ハイネ : なるほどな。で、どうする?行くか?
グレイ : まあ良いさ。どうせ他には無いんだ。行くか
グレイが[行く]を選択しました
仕方がない…重たい腰を上げてその洞窟に足を進めるのだった
洞窟の奥へと足を進める
ひんやりとした空気が肌に心地よい
たまに耳にピチャンと水音が届く
何もいなければ別に悪い空間ではない

そう、何も、いなければ───…
ずるり、とソレが動く
謎の粘液を纏っており、ぱっくりと空いた口のような器官から細い触手を伸ばしている。ソレは君たちを見つけるとしゅるりと狙いを定めてきた…
ハイネ : ここまで盾役が嫌になった日は無いな。
グレイ : ハァ……さっさと潰すぞ気持ち悪い。
───触手だ…!!
さぁ引き返せないぞ冒険者…!
捕まればちょっと気まずい空気になることになる
剣を抜け!杖を取れ!弓を構えろ!!
相手は油断できない相手だ…!!
ハイネ : 同感だ、ま、潰せば死ぬだろう。
グレイ : そら、さっさと行け
ハイネ : ハア…労われというんだ、と……行くぞ!
Round 1
ハイネは移動した。
    ハイネは[6,12]へ移動した。
グレイは移動した。
    グレイは[5,13]へ移動した。
ハイネは移動した。
    ハイネは[6,10]へ移動した。
グレイは移動した。
    グレイは[3,11]へ移動した。
グレイ : 『カーテルの琥珀』!
グレイは杖を掲げた  達成値:19 ([2,4,5]+8)
グレイはWillを使用した!
    触手は[烈風]になった
    触手に5のダメージ  ([5]+15)
Round 2
触手 : 粘液を吐きかける!
ハイネに粘着質な液体が向かう!  達成値:18 ([6,4,1]+7)
    ハイネは抵抗しようとした。([6,6,6]+5)
    ハイネのクリティカル!
        ハイネはクリティカルで抵抗した。
    ハイネに0のダメージ  ([4]+8)
ハイネは移動した。
    ハイネは[8,8]へ移動した。
触手の粘液を吐きかけるは距離が合わず失敗した。
グレイは移動した。
    グレイは[5,12]へ移動した。
ハイネ : 護るだけと思ったか? シルトシュラーク!
巨大な盾を敵に向かって振り下ろす!  達成値:12 ([1,5,1]+5)
ハイネはWillを使用した!
    触手に19のダメージ  ([4,6,6,2,6]+9)
グレイは移動した。
    グレイは[7,12]へ移動した。
触手 : 叩きつける!
触手は触手を力強く叩きつけた!  達成値:17 ([4,3,3]+7)
    ハイネは防御した。
    ハイネはWillを使用した!
        ダメージを9軽減!  ([]+13)
    ハイネに0のダメージ  ([1,3,3]+11)
触手の叩きつけるは距離が合わず失敗した。
    触手に4のダメージ  ([2]+15)
Round 3
グレイ : チッ、思ったよりしぶといな。そっちは任せる。向こうを焼いておく。
ハイネ : ああ頼んだぞ、こいつらの触腕じゃおちおち前にも出れん。
触手は攻撃した。([4,4,4]+7)
触手のクリティカル!
    ハイネは防御した。
        ダメージを0軽減!  
    ハイネに19のダメージ  ([6,6]+11)
        ハイネは[重傷]になった
ハイネ : 私の盾はまだ砕けんぞ!
触手は攻撃した。  達成値:23 ([5,3,6]+9)
    ハイネに14のダメージ  ([6,5,3]+9)
        ハイネは[気絶]になった
ハイネ : くそっ……すまない……。
グレイは移動した。
    グレイは[5,10]へ移動した。
グレイ : お、おい!
グレイ : 『ラアナの白灰』!
グレイは杖を振り翳した  達成値:19 ([3,4,4]+8)
    触手に16のダメージ  ([2]+19)
触手 : 溶解液!
ハイネに溶解液が襲う!  達成値:22 ([5,3,5]+9)
    ハイネに4のダメージ  ([1,1,4]+7)
    ハイネは[麻痺]になった
    触手に4のダメージ  ([2]+15)
        触手は[重傷]になった
Round 4
触手 : 粘液を吐きかける!
触手に粘着質な液体が向かう!  達成値:21 ([6,1,4]+10)
グレイ : 『イスィーマの翠』!
    グレイは右目を開いた
    グレイはWillを使用した!
        対象を 触手 に変更した。
    触手に2のダメージ  ([5]+5)
    触手は[ぬるぬる]になった
触手 : 絡みつく!
グレイに触手を伸ばし拘束する!  達成値:18 ([1,4,6,1]+6)
    グレイは[9,7]へ引き寄せられた。
    グレイは[絡めとり]になった
グレイ : 『ラアナの白灰』!
グレイは杖を振り翳した  達成値:22 ([3,6,5]+8)
    触手は防御した。
        ダメージを3軽減!  ([]+5)
    触手に17のダメージ  ([6]+19)
        触手は[気絶]になった
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた  達成値:18 ([4,3,3]+8)
グレイはWillを使用した!
    触手は防御した。
        ダメージを2軽減!  ([]+4)
    触手に18のダメージ  ([5,4,6,5]+15)
        触手は[重傷]になった
        触手は[気絶]になった
Round 5
グレイ : チッ、動けんな。面倒な……
グレイは、SPポーションを使った。
グレイはSPポーションを飲んだ。
    グレイは7のSPを回復した。  ([4]+3)
Round 6
グレイはハイネを応急手当した。
    ハイネは[気絶]でなくなった
グレイ : おい。起きろ。
ハイネ : おえっ…全身が焼けそうなんだが…。
トレードを要請しました。
相手プレイヤーの決定を待っています。
トレードが成立しました。
0ルド失った。
ハイネは、ポーションを使った。
    ハイネは7回復した。  ([4]+3)
ハイネは、ポーションを使った。
    ハイネは7回復した。  ([4]+3)
ハイネは、ポーションを使った。
    ハイネは7回復した。  ([4]+3)
グレイ : 僕の前に立って時間を稼げ。3発当てれば多分勝てる。
ハイネ : 人使いが荒いな全く……が、役に立たんとな……。
Round 1
Round 1
グレイ : チッ、僕に来るのかよ。怠いな
ハイネ : 単純な攻撃なら受けられるが……、面倒だな!
触手 : 粘液を吐きかける!
グレイに粘着質な液体が向かう!  達成値:17 ([3,1,4]+9)
    グレイに11のダメージ  ([3]+9)
    グレイは[ぬるぬる]になった
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた  達成値:22 ([6,4,5]+7)
    触手に19のダメージ  ([6,6,4,6]+15)
触手 : 溶解液!
グレイに溶解液が襲う!  達成値:21 ([3,3,6]+9)
    グレイは回避しようとした。
        グレイは回避に失敗した。  達成値:4 ([1,2,2]-1)
    グレイに12のダメージ  ([6,5,1]+7)
    グレイは[麻痺]になった
        グレイは[重傷]になった
グレイ : チッ
Round 2
ハイネ : 護るだけと思ったか? シルトシュラーク!
巨大な盾を敵に向かって振り下ろす!  達成値:20 ([6,6,3]+5)
ハイネはWillを使用した!
    触手は回避しようとした。
        触手は回避に失敗した。  達成値:12 ([5,2,1]+4)
    触手に14のダメージ  ([4,1,6,2,6]+9)
        触手は[重傷]になった
触手 : 粘液を吐きかける!
グレイに粘着質な液体が向かう!([1,1,1]+9)
触手のファンブル!
    グレイは回避しようとした。
        グレイは回避した。  達成値:9 ([6,3,1]-1)
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた  達成値:15 ([2,1,5]+7)
    触手は回避しようとした。
        触手は回避に失敗した。  達成値:13 ([2,3,4]+4)
    触手に16のダメージ  ([4,4,5,4]+15)
        触手は[気絶]になった
Round 3
グレイ : ハ、運が味方したな。
ハイネ : はあ、何とかなったな……。
グレイは、ポーションを使った。
    グレイは9回復した。  ([6]+3)
色々な意味で疲れた体をなんとか動かし
洞窟の最奥に足をすすめる
ひんやりとした心地よい温度が君たちの体を包む
…さて、もう少し仕事だ。魔石を回収して早く帰ろう…
クエストをクリアしました。

グレイ : 突然舞い込んでくるような依頼は受けるべきじゃないな。
ハイネ : 本当にな。どうにもここのところついてないな……(と、ぐるぐると肩を回す仕草をした)

◇行商人護衛依頼
クエストを開始します。
商人 : いやあ皆さん。今日はお疲れ様でした。
リーンではない郊外の、小ぢんまりとしつつ、それなりに繁盛している酒場。
テーブルには定番ながらそこそこ奮発されたメニューが並び、
そして目の前には、温厚そうな中年の男。今回の依頼人だ。
グレイ : ああ、散々だったな。
ハイネ : 本当にな。
冒険者は今、賑やかな酒場にいる。
交易商人の護衛──兼荷物持ち──依頼後の、
一息つける夕飯時だった。
商人 : 助かりましたよ、商品も持っていただいて。
 冒険者さんって頼りになりますね。
ハイネ : こっちのが私をさっぱり労わってくれないもんでな。
グレイ : おい、聞こえているぞ
ハイネ : 聞こえるように言ったんだ。……ま、役に立てて何よりだ。
商人 : 賊の噂もありましたが、何も出ませんでしたね。
 何はともあれ、無事に山道を過ぎることができ、一安心です。
グレイ : あまり気は緩めるなよ。
ハイネ : まだ明るい時分だったしな、ま、私としても幸いだ。
商人 : これなら明日の帰路、同じ道を通るのも問題ないでしょう。
 冒険者さん方には楽にしていただいて。
商人 : そうそう、おかげで商売もうまくいきました。
 食事は遠慮なさらず。これは私の気持ちです。
 さあさあ。さあさあ。
グレイ : そりゃあどうも。
ハイネ : 随分気前のいい依頼人だな、それだけ大きな商談だったというわけか。(と、サラダにざくりとフォークを突き立てた)
グレイ : (とはいえ元よりあまり食べないのか、然程大量には食べない)
ハイネ : なんだ、その程度で持つのか魔導士は。
グレイ : そんなに食わんよ。
ハイネ : 何かそうちまちまと手を出していると私の妹を思い出すな。あれはもっと酷かったが。
グレイ : 弟だけじゃなく妹まで居たのか。
ハイネ : ああ、「居た」。
グレイ : ほう……訳有りか。
ハイネ : 誰にだって何かある、だろう?(と、何でもないような顔をして焼き魚を取った)
グレイ : …………まあな(水を飲み込んだ)
ハイネ : (その隙に次に取ったローストビーフをグレイの皿に放り込んだ)
グレイ : おい、余計な真似を……
グレイ : チッ……食えば良いんだろ……(渋々手を付けた)
ハイネ : 鳥の餌みたいなものばかり選ぶ君を助けてやってるだけだ(と、魚を口に運ぶ。勧められた酒は断った)
既に酒の入った商人は上機嫌だ。
明日の帰りもあるのに、羽目を外していいのだろうか。
商人は冒険譚をねだったり今までの交易を話したり。
酒のせいかかなり饒舌だ。

……何とも賑やかだが、冒険者も夕食をとるとしよう。
……
豪快に飲み食いをした商人は、
三十分も経てばすっかり出来上がってしまった。
商人 : ええとぉ、それじゃあ、明日のぉ出発はあ……。
 まあ、朝、朝食時にでも集いまょう。
 そえではおやすみなさい……。
グレイ : おやすみ。じゃあな。
ハイネ : 随分と酔っているな。酒となるとみんなあんなものか……。
先に休むと言う。
何とも足取り怪しく、二階へ上がっていく……。
さて、冒険者の部屋もとってあるらしい。商人から既に鍵は受け取っている。
食事が落ち着いたなら、休むとしよう。
護衛依頼は明日の帰路までだ。
ハイネ : さて、私は先に休むか。コーヒーをゆっくり一杯……という雰囲気ではないしな。
グレイ : 明日の帰路こそ注意すべきだと思うしな。僕も早々に休むさ
ハイネ : ああ。じゃあな、グレイ。おやすみ。
グレイ : おやすみ。
二階だ。宿が取ってある。
ハイネが[部屋へ]を選択しました
食事は終わりだ。
冒険者は席を立つ。
用意されていた部屋は、階段のすぐ横だ。

安宿な上に大部屋だが、一応は貸切だ。
自費で宿を取れと言われるよりは幾分マシだろうか。
室内は酒場とそう変わらない質素な風景だが、
きちんと手入れは行き届いているらしかった。
身支度を終えたなら、明日に備えて早めに眠るとしよう。
グレイ : (荷物をまとめて端に置いた)
ベッドだ。
……。
ふと、誰かの視線を感じた気がする。
平和な一日だったが、仮にも依頼だ、気を張っていたのだろうか。
横になればすぐに意識はぼんやりとする。
そうして、眠りに……。
……。
目の前に誰かが倒れている。
 雨に打たれる、慣れ親しんだ仲間の姿だ。
  護衛依頼を共にしたそれが、うつろな瞳をこちらに向けて。
   今日通った、見覚えのある山道で。
 あなたの手は届かない。それを誰かが笑っている。
  頭のどこかで、夢とは分かりきっている。
   そうだ、これは夢だ。だがいやにリアルな。
 ……まるで現実のような。
──朝。
窓からは柔らかな日が差し、階下からは朝食の匂いが漂っている。
目覚めの時間だ。
ハイネ : (あふ、と欠伸をし眼帯を巻き付けた…すこし眠りは浅かったようだ)
グレイ : ……
ハイネ : なんだ、普段に増して不機嫌そうだが。
グレイ : ……ん、……寝起きなだけだ……
ハイネ : はは、朝に弱いクチか。
グレイ : 夢見が悪かったのもあるかもな。依頼人の所に向かうか
ハイネ : へえ……。ああ、朝食もあるしな。
朝食を食べに降りよう。
ハイネが[部屋を出る]を選択しました
商人 : おはようございます!
こちらより先に朝食に出ていた商人は、いたって元気そうだ。
グレイ : お早う。
ハイネ : ああ、おはよう。
既に人数分用意されていた朝食をすすめてくる。
話は食べながら、ということらしい。
商人 : 早速ですが、食事を終えたら出ましょうか。
 寛ぎすぎて、到着が遅くなってもいけませんしね。
グレイ : そうだな(朝食を少しずつ食べている)
ハイネ : 日が高いうちに出たほうが良いだろうしな。(ブラックのコーヒーを傾けた)
商人 : 運ぶ品はありませんし、身軽です。
 町についたらそこで解散ということで。
商人 : ええと、それから……。
ハイネ : 日程を今一度教えてくれるか?ここらあたりの距離には疎い。
ハイネが[日程確認]を選択しました
商人 : 後はもう、帰るだけになりますね。
 慣れた道ですし、午後には着けるかと。
 荷物がないだけで、昨日と同じく、ひたすら歩くだけです。
商人 : ええと、それから……。
グレイ : 荷物が少ないなら楽だな。
ハイネ : 持っていなかった奴が何を言う。
グレイ : 僕は賊を警戒してやっただろうが
グレイ : ああ、そうだ、賊の噂があったろう。
ハイネ : それは大層なお仕事で。
グレイが[賊の噂]を選択しました
商人 : 出たらしい、と酒場で聞いたんですけどねー。
 ここらの道に、希少生物の密輸ルートがあったとか何とか。
 でも実際誰かが襲われた訳ではなさそうで。
商人 : 自警団からの注意喚起もありません。
 私は商売でも生物は取り扱いませんし、無関係でしょう。
商人 : ええと、それから……。
グレイ : フン(ばつの悪そうな顔をした)
ハイネ : なかなか妙な噂だな、通り道をもう少し詳しく聞きたいが。
ハイネが[通り道]を選択しました
商人 : 昨日の山道を通ります。
 他の商人や旅人もよく利用してる道なんです。
 木は多少茂っていますが、行き来しやすいんですよね。
グレイ : 同じ道で良いのか?
グレイが[同じ道を通るのか]を選択しました
商人 : ええそうですよ。
 脇道もいくつかありますが、少し鬱蒼としてるので歩きづらく……。
 ま、大丈夫でしょう。
商人 : ええと、それから……。
ハイネが[……]を選択しました
商人 : そんなところですかねえ。
ハイネ : ま、それ以上聞いても何も出ないだろうしな。
ハイネが[大丈夫]を選択しました
商人 : さーっと行ってしまいましょう。
そうして朝食を平らげるなり、
商人は出立の準備にと引っ込んでいく。
我々も準備が出来たら出発だ。
グレイ : じゃあ行くか。日が落ちれば森は暗いぞ。
外で商人を待とうか。
さて、依頼の続きだ。
ハイネ : ああ。(コーヒーを飲み干すと、傍らの重盾を持ち上げた)
山道に差し掛かる頃。
空には重たげな雲がかかり始め、頬にはぽつんと冷たい雫が落ちてくる。
ハイネ : ……と、最悪だ。山だからな……。
グレイ : 濡れると面倒だな……
商人 : さーて。天気はまずまず……。
 本降りになる前に帰り着けば楽なんですけど。
町方面だ。もう用はない。
見覚えのある道だ。
昨日の行軍と、……やたら鮮明だった夢の中で。
木々は風にざわめいている。

商人の言う通り、雲行きは怪しいが、
今すぐざーっと降り出す雰囲気ではないらしい。
ハイネ : ま、今すぐ土砂降りにはならんだろう……進むか。
グレイ : 今すぐ降るわけではなさそうだな(匣の中のリンギンベルをローブに仕舞いこんだ)
突如、脇の茂みががさごそと動いた!
商人 : ヒィ!
商人は短い悲鳴を上げ、冒険者は警戒して構える。
……すると、
がさごそ。

……姿を現したのは、雪のように白いうさぎだ。
グレイ : (杖を構えたまま)動物か
ハイネ : ……白うさぎ?この山道でか…?
商人 : なぁ〜んだ、びっくりした。
脅威ではなさそうかと、商人はほっと息を吐く。
うさぎはこちらの気配に気付くと、さっと先の道へ駆けていった。
商人 : 何かと思いましたよ。
 凶暴なやつじゃなくてよかったですねえ。
あのうさぎは?
目標値:12 <= 3d+知力補正+ナレッジ
グレイ:成功!(19)([2,1,6]+10)
ハイネ:失敗・・(11)([5,5,1])
ハイネ : 何、盾で殴るという手もある。
グレイ : 造作も無い
やたらと真っ白いうさぎだった。
こんな温暖な土地に、野生でいるような種類ではない。

……あれはおそらく、雪原に生息する一種だ。それも、わりと希少な。
グレイ : いや…このあたりでは居ない種類だ
ハイネ : だろうな、あの白さは雪に対しての保護色となる毛並みだろう……?
グレイ : 存外知っているじゃないか。そうだよ。
冒険者の様子をよそに、
商人は「ウサチャン〜」などと言いながら、のんきに後を追いかけていった。
……。
グレイ : あ、おい!待て
ハイネ : あの商人、陽気じゃなくて頭のネジがないんじゃないか!
グレイ : 賊の噂、忘れているんじゃないか……!
うさぎに18のダメージ  ([2,6]+10)
    うさぎは[重傷]になった
    うさぎは[気絶]になった
追いかけた先で、商人は腰を抜かしていた。

先程のうさぎは、複数の凍てつく氷柱に貫かれて息絶えている。
ハイネ : なんだ!?
グレイ : 不味い……!
商人 : あああわわ……。
 突然氷が舞ってきまして、それで……。
罠か、あるいは誰かがいるのか。
あのまま我々が進んでいたら、誰かに当たっていたかもしれない。
グレイ : 魔術師かもしれん。この場は恐らく射程だ。
ハイネ : だろうな、こんな時期に氷が降ってくるわけもあるまい(盾を構えた)
グレイが[狙われている]を選択しました
商人 : あわわ……。もしかして、噂の賊が……?
グレイ : 恐らくはな。道を変えたりは出来んのか?
??? : あー! もう!
 せっかく罠仕掛けたのに!
ハイネ : っ、何者だ!
突然、聞き覚えのない声が響く。
八つ当たりのようなそれは、苛立たしげな女のものだ。
グレイ : (杖を構えなおす)
女 : なんでまだうろちょろしてんのよあのうさぎ!
 奇襲が無駄になっちゃったじゃない!
男 : ね、姐さん、だから日を改めようって言ったのに……。
気性の激しそうな軽装の女と、気弱そうな魔術師らしい風体の男。

突如現れた二人組は、こちらに聞こえるのも構わず、
不穏な会話を展開させている。
ハイネ : 奇襲、ね。なかなかお喋りで助かるな。
男 : 昨夜の僕の呪い、商人を外したのかぁ……。
 寝込んでもおかしくない呪いなのに……ピンピンしてるし……。
グレイ : 姿を見せても構わないだけの実力者かもな
男はおどおどとグレイのほうに視線を向けた。
それを女は呆れたようにねめつける。
女 : うるさいわね! 
 あんたの魔法の精度をまず何とかしなさい!
ハイネ : なるほど、大層な実力者だな。
女 : ったく、自警団に見つかるわ、
 “商品”の大半には逃げられるわ。
 足代奪ってとっとと町から離れようってのに、全くついてないわ。
グレイ : そのようだな。
女はひとしきり愚痴ると、こちらに向き直った。
どうやらこれ以上、我々から隠れるつもりはないらしい。
商人 : おお、おお。あれが噂の賊でしょうか、やっぱりこの周辺に……。
ハイネ : どうだろうな、とりあえず仲良くコーヒーは飲んでられそうにないぞ。
グレイ : とりあえずお前は下がれ、僕達が相手をすべきだ
女 : 全く面倒ね。何護衛なんて雇ってんのよ、面倒臭い。
 行商ぐらい一人でやれっての!
ハイネ : (無茶苦茶を言い出したな)
グレイ : そんな行商人が居たら格好の餌だろうな、ハハ
ギロ! と睨まれた商人は、細い悲鳴を上げて後ずさる。
女の睨みは、茂みに引っ込んだ商人から逸れ、冒険者へと向かう。
……ここからは我々の仕事だ。
女 : 丁度良いわ、あんたたちも商人と一緒に身包み剥いでやる。
 あたしの召使いとしてこき使ってやってもいいわよ!
ハイネ : シュトゥルーデルを焼くのが上手でなさそうなお嬢さんはお断りだ、残念だがな。
グレイ : 別の主人共で手一杯だ。悪いな。
賊二人は構えを取る。……戦闘だ!
Round 1
ハイネ : 援護は任せたぞ。
グレイ : ああ。構わんよ。
男 : 風花!
きらりと周囲の空気がきらめく!  達成値:13 ([3,1,6]+3)
    女は[加護]になった
女は移動した。
    女は[4,6]へ移動した。
ハイネは移動した。
    ハイネは[3,8]へ移動した。
グレイは移動した。
    グレイは[2,8]へ移動した。
男は移動した。
    男は[3,8]へ移動した。
女は移動した。
    女は[3,8]へ移動した。
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた  達成値:12 ([5,1,4]+2)
    女は抵抗しようとした。
        女は抵抗した。  達成値:14 ([6,2,6])
    女に15のダメージ  ([1,5,5,6]+13)
Round 2
グレイ : 狙えはするが……念には念だ
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
ハイネ : 護るだけと思ったか? シルトシュラーク!
巨大な盾を敵に向かって振り下ろす!  達成値:10 ([1,2,2]+5)
    女は防御した。
        ダメージを2軽減!  ([]+3)
    女に21のダメージ  ([3,5,6,3]+9)
男 : 雲雀殺!
凍てつく冷気が這い寄る!  達成値:12 ([5,2,2]+3)
グレイ : 『イスィーマの翠』!
    グレイは右目を開いた
    グレイはWillを使用した!
        対象を 女 に変更した。
    女は[冷気]になった
女 : 連撃!
素早く切っ先を繰り出す!  達成値:13 ([1,3,6]+3)
ハイネ : マイティガード!
    ハイネは防御に集中した!
        ダメージを100軽減!  
    ハイネに0のダメージ  ([6,4]+5)
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた  達成値:11 ([3,2,4]+2)
    男に22のダメージ  ([3,1,3,3]+13)
        男は[重傷]になった
女の攻撃はAPが足りず失敗した。
    女に5のダメージ  ([5]+4)
Round 3
グレイ : チッ、次は凌げんな。さっさと終わらせる
ハイネ : 護るだけと思ったか? シルトシュラーク!
巨大な盾を敵に向かって振り下ろす!  達成値:15 ([6,3,1]+5)
ハイネはWillを使用した!
    女は防御した。
        ダメージを2軽減!  ([]+3)
    女に16のダメージ  ([4,1,3,4]+9)
        女は[重傷]になった
男 : あわわ……!
落ち着きなくオロオロとしている……。
女 : 連撃!
素早く切っ先を繰り出す!  達成値:11 ([1,2,5]+3)
    ハイネは防御した。
        ダメージを9軽減!  ([]+13)
    ハイネに0のダメージ  ([1,4]+5)
グレイ : 『ミダリヤの青』!
グレイは杖を構えなおした
グレイ : 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた  達成値:13 ([2,4,5]+2)
    男に19のダメージ  ([2,2,1,2]+13)
        男は[気絶]になった
女の攻撃はAPが足りず失敗した。
    女に4のダメージ  ([4]+4)
        女は[気絶]になった
……冒険者の攻撃により、賊二人は倒れた。
増援の気配はない。密輸チームは二人だけだったらしい。
グレイ : ハ、仲間割れめいた最後だったな(杖を平時の持ち方に戻した)
ハイネ : 終わったか(盾を地面に置きなおすと重い音がする)
商人 : おお、おお……。お見事です……!
隠れていた商人もコソっと出てきた。怪我はない様子だ。
ハイネ : 無事なようでそちらも何よりだ。
商人 : ありがとうございます! 待ち伏せされていたなんて……!
 冒険者さんがいてよかったあ……。
商人 : 何はともあれ、この二人は拘束して、
 リーンの自警団にでも突き出しましょう。
グレイ : 僕の警戒もまるきり無駄というわけでも無かったようだな。
ハイネ : 良かったなグレイ?
グレイ : うるさい。依頼人が無事で良かったというだけだ。さっさと自警団なぞに突き出すぞ
商人の目を見るに、彼らを運ぶのはこちらに任されている。
……これも仕事のうちらしい。荷物を増やして帰るとしよう。
ハイネ : ……ま、とにかくこの二人の処理としてはそれが妥当か。
グレイ : ……荷物が増えたな。
……気が付けば、雨は上がっている。
雲は未だ残るが、もうじき太陽も覗くだろう。
ぐるぐる拘束した。これなら動けないだろう。
リーンまで帰ろう。
ハイネが[歩く]を選択しました
そうして冒険者たちは無事、リーンにたどり着いた。
伸びたままの二人を引き渡した後。
商人は陽気に手を振り、離れていく。

空はすっかり晴れ渡っていた。
……仕事は終了だ。我々も休むとしよう。
クエストをクリアしました。

Quest Link

洞窟の魔物
Master/kotomine様

行商人護衛依頼
Master/mlknnr様