「珍しい同行者」

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蓄音機だ。
今は「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ」が流れている。
別の曲を流そうか?
蓄音機だ。
今は「チェコ組曲」が流れている。
別の曲を流そうか?
リュシー : ……寝てるのかしら?
グレイ : ん……
グレイ : お帰り。リュシー
リュシー : あ、ただいま。グレイさん。ごめんなさい邪魔しちゃったかしら?
グレイ : いいや。丁度終わったところだ……(書き物を閉じた)
リュシー : グレイさんって何書いてるの?
リュシー : あ、ちょっとごめんなさい。お水を……
リュシーはお水を作った。
グレイ : ああ、これかね。受けた依頼の記録を付けている。貰った報酬だとか会った依頼人だとかだ
リュシー : へえ、マメなのね。グレイさんって
リュシー : わたし、お金は数えてるけどそういうのはあんまり気にしてなかったなあ
グレイ : 会った奴の事を書いておけば次の仕事に繋がる事もあるだろ。ま、僕も昔は然程気にしたことも無かったがね
リュシー : ああ……あった人のことは覚えてるから
リュシー : もう一度会ったら思い出せるし、書かなくてもいいかなって
グレイ : そう言ってられるのも若いうちだけだぞ
リュシー : あ、はーい……
リュシー : いや、文字書く習慣がなくてね……
グレイ : ああ、そうなのか。絵があれだけ描けるんだから字もそれなりなのかと思っていたぞ
リュシー : 絵と文字は全然違うのよ〜!
リュシー : 文字書く時って、手をどうやって動かしたらいいのか分からなくならない?
グレイ : 絵の方がわからないものだが……字なんぞ同じ型を繰り返すだけだろ?
リュシー : いや、お手本がそこにあるわけじゃないし……
グレイ : 手本の問題なのか……
リュシー : うちの村なんて文字読める人もそんなにいないんだから
リュシー : これでも外に出るために勉強したのよ?
グレイ : ま、読むのと書くのは違うか
グレイ : どうも自分が書けると他も書けるのが当然だと思って良くないな
リュシー : ぜんっぜん違う!
リュシー : みんな普通に文字が書けるのってすごいと思うわよ?
グレイ : 手本でも書いてやろうか。僕もそこまで字が綺麗とは言えないが。読める字はしているつもりだ
リュシー : えっ、くれるなら欲しいかも……
リュシー : さ、さすがにちょっとこのままじゃ……マズいような……
グレイ : そんじゃ少し書くかね……、大文字と小文字さえあれば書けるか?
リュシー : そうねえ……うん、大丈夫だと思う
グレイ : はいよ……(手帳を開いて大文字と小文字を書き出した)
リュシー : (様子を見ている)
グレイ : (自信なさげな言い方をした割には綺麗な字を書いている)
グレイ : こんなものかね……(手帳から1枚破いた)
リュシー : (受け取って)えっ……すご、めっちゃきれい……
グレイ : 手本にするんなら丁寧なものでないと意味が無いだろ。気を付けては書いたさ。
リュシー : ありがとう!これで練習できる!
グレイ : ハ、そりゃ良かった
リュシー : ただ……今回家族に出す手紙には間に合わないかなあ
リュシー : 明後日には出さないといけないのよねえ……
グレイ : 家族への手紙か……
グレイ : そんならお前の気持ちの方が重要なんじゃないか。見た目の綺麗さよりもな
リュシー : いや、まあそうなんだけど。でも汚いよりはきれいな方がいいじゃない?
リュシー : 次の手紙までには練習して驚かせて……
グレイ : ほーう、家族には良いところを見せたい訳か。
リュシー : あ、でも驚くのは読んで聞かせるじっちゃんか……
リュシー : まあ、そりゃあ。おねえちゃんだからね
リュシー : ちゃんとやってるよって見せないと、下の子が心配するから
グレイ : そりゃあ大変な事だな。ま、変わらんという所を見せてやってもそれはそれで安心に繋がると僕は思うがね
グレイ : その次の手紙で見返してやればいいだろ。今回が駄目でも。
リュシー : わたしは変わらないわよ。でも場所が変わったからね
リュシー : 新しいことの一つや二つ書かないと逆に困ると思うの
グレイ : そういうもんかね……
リュシー : 今回は宿のみんなのことかくから、字のことは次ね
リュシー : そういうものよ
リュシー : 小さい子は特にね。外にあこがれる頃でもあるから……
リュシー : 期待に応えてあげるのもおねえちゃんとしての役割よ?
グレイ : ハ、そうかよ。気合入れ過ぎて折れるなよ。
リュシー : ほどほどにやるわよ……無茶はあんまりしたくないの
リュシー : 無茶したらやばい業界だってのはよく分かったから
グレイ : ……その口ぶりじゃ、依頼で何かしでかしたのかよ
リュシー : ああー……いや、薬草取りの帰りに足滑らせて穴に落ちちゃってね?
リュシー : 一人だったんだけど、穴のなかにゴブリンがいてね……
グレイ : そりゃ踏んだり蹴ったりだな
リュシー : 死ぬかと思ったわ……体は痛いし……
リュシー : そういうやばいのが転がってるってことは分かったから
リュシー : 無茶はしない方がいいなって思ったのよね……
グレイ : 成程な。まあ気を付けていた所でどうにもならん時はあるがね
グレイ : 気を付けるのは悪か無い。
リュシー : ま、そうよね……
リュシー : その分お金もらってるってことだから、いいんだけど……
グレイ : どうしても気になるってんなら他の連中と行けば良いだろ
グレイ : そうすりゃお前がしくじった所で保険が効く。
リュシー : それはそうよね
リュシー : でも、なかなか時間が合わないみたいでねえ
グレイ : ここの連中は大概夜も遅いしな
リュシー : だから、あんまり危なくなさそうなやつ選んで受けてるわ
リュシー : まあ、わたし冒険者以外にもお店の手伝いとかやってるし……
リュシー : 朝が早いってわけじゃないけど、人並みだからね……
グレイ : それだけ色々やってりゃあな……時間も足りなくなるか。
リュシー : 無理はしない程度にはしてるのよ?
リュシー : ただ、冒険の依頼を選んでると、時間が余っちゃうからね……
グレイ : 受けられるものが少なけりゃそうなるな。仕方あるまい
リュシー : あはは……
リュシー : 強い武器とか盾とか持てれば違うのかもしれないけど……
リュシー : いやあ、無理ね。手がプルプルしちゃうわ
グレイ : 身の丈に合わない物を持ったって役には立たんよ。
グレイ : 僕がそこの羽根男の盾を持ち上げるくらい無茶な話だろ(ハイネの方を指しつつ)
リュシー : あれどうやって持ってるのかしらねえ?
グレイ : 前聞いた時は気合なんぞと返しやがったぞ。
リュシー : どういうことよ……
リュシー : 気合で持てるならみんな持てちゃうって
グレイ : 訳が分からん。本当にな。
リュシー : まあ、そういうのが持てないから仕事選ぶしかないってわけ
グレイ : そういや、お前が戦う所だとかは見たことが無いな。時間があるなら今から何か行くか?
リュシー : 時間はあるけど……いいの?足引っ張るわよ?
リュシー : グレイさんほど魔法使うの上手くないわよ?
グレイ : ケッ、僕は普段一人でやってるんだ。一人増えた所で問題はない
リュシー : それなら、おねがいしちゃおうかしら
グレイ : はいよ。そんじゃ広場で待ってるよ
リュシー : うん、準備してから行くわ
グレイ : (立てかけた杖を取ってから歩き出した)
冒険に出かけようか?
受付 : 行ってらっしゃい!頑張ってね。

冒険者は依頼の張り紙を手にとっていた。
グレイ : アルマ、これで頼むよ
リュシー : (後ろにくっついて見ている)
遺跡の魔法陣から出てきた魔物の討伐依頼。
そこそこの報酬が提示されており、場所もリーンからほど近い。
グレイ : 近いし悪か無いだろ。これくらいならすぐ戻って来れる。
リュシー : そうみたいですね……遺跡ですか。行ったことなかったなあ
アルマ
「あら、その依頼を受けるの?」
グレイ : そうだよ
リュシー : お願いします!
アルマ
「覚えてるわ。昨日の朝、きれいな身なりの女性がその依頼書を
 持ってきたのよ。
 とても発掘現場に居そうな人じゃなかったけれど……」
グレイ : ……そりゃ妙だな。まあ覚えておくか
リュシー : 発掘の音頭を取ってる人かしら……?
アルマ
「依頼のほうは、あなたなら大丈夫じゃないかしら。
 危険がないとまでは言えないけれど、聞いた限りだとそんなに
 厄介な魔物じゃなさそうだったわ。」
グレイ : そうかよ。ま、任しておけ。
リュシー : はい、頑張ります!
あなたはその依頼を……
グレイが[受けることにした。]を選択しました
アルマ
「どうしたの?」
アルマ
「気をつけてね。」
グレイ : さて、目的地に向かうかね……
リュシー : そうですね
そろそろ出発しようか?
発掘現場はリーンから馬車で一時間ほどの場所にあった。
遺跡の入り口に隣接して大きなテントが設営されている。
ここが調査隊の拠点のようだ。
調査隊テントに入ると、身なりのいい壮年の女性がにっこりと微笑み
かけてきた。
リュシー : 確かに、結構近かったですね……
グレイ : そのようだな。
グレイ : ん……依頼人かね。
リュシー : あれ、あの人……
貴婦人
「まあ、まあ。もしかしてあなた方は、依頼を受けてくださった
 冒険者様かしら?」
グレイ : そうだ。
リュシー : はい、リュシーと申します
冒険者が肯定すると、貴婦人は優雅に一礼した。
貴婦人
「私は依頼人のロザ・アマティスタと申します。」
グレイ : 僕はグレイ。魔術師だ。よろしく。
貴婦人
「遺跡にはこちらからお入りください。
 魔法陣のある部屋までは調査隊が既に整備していますから、
 特に苦労なく向かって頂けると思いますわ。」
リュシー : 魔法陣から魔物が出てきたんですよね……
グレイ : そう聞いてるな。ま、そこまでは楽に行けるんだろ。
グレイ : なら問題ない。
貴婦人
「あの魔物の影響で、もう2日ほど作業が滞っておりますの。
 冒険者様、どうかよろしくお願い致しますわね。」
リュシー : そこからはわたしたちのお仕事……と
リュシー : はい、一生懸命頑張ります!
グレイ : はいよ。
貴婦人
「はい、私に何か?」
グレイ : 一応だ。遺跡についてもう少し教えてくれないか。
グレイが[遺跡について]を選択しました
貴婦人
「リーン近郊ではよく遺跡が見つかりますから、今回の件もそんなに
 話題にはなっていないでしょうけれど……」
グレイ : 確かに多いよな遺跡……
リュシー : そんなに多いんですか?
グレイ : 多いぞ。宿に張り出される依頼にも新米向けの調査依頼なんぞが舞い込むほどだ
リュシー : あ、確かに見たことあるかも……あんまり気にしてなかったけど
貴婦人
「この遺跡で見つかった魔法陣は、魔法協会が随分と注目して
 いるのよ。」
グレイ : どうせ碌な物じゃないと思うが……
リュシー : さすがに魔法陣のことは分からないわねえ……
そういえば……
目標値:10 <= 3d+知力補正+メモライズ
グレイ:成功!(20)([2,3,5]+10)
リュシー:失敗・・(ファンブル)([3,3,3]+6)
グレイ : 造作も無い
リュシー : うっ……
冒険者は最近、仕事で関わった魔法協会の魔道師がこんなことを言って
いたのを思い出した。
グレイ : ……ああ、協会の……そういや(手帳を捲った)
『測定不能なほど遠い場所と繋がっている転移魔法陣が見つかったらしく、
 その筋の魔法使いが大騒ぎしていて鬱陶しい』

――と。
リュシー : 何かあったの?
グレイ : 測定不能なほどの場所と繋がってる陣があるだの騒いだ手合いが居たな。少し前だから忘れかけていたぞ
リュシー : そんなのあるの?というかそれどこにつながってるのかよく分かってないってことじゃないかしら……?
グレイ : それがここの陣なんじゃないかね。おそらくは。
リュシー : なるほど……研究する人にとっては欲しいのかしらねえ
貴婦人
「あら、よくご存知ですね。そう……その魔法陣こそ、
 この遺跡で見つかったものなのですよ。」
グレイ : やはりそうなのか
貴婦人
「魔法陣がどこへ繋がっているのか、皆様調べるのを心待ちにして
 いらっしゃいますのよ。うふふ。」
グレイ : 協会の連中に頼めば良かったんじゃないのか。そんなに楽しみにしてんなら尚更な
グレイが[魔法協会に頼めばよかったのでは?]を選択しました
貴婦人
「ええ、そうね。けれど協会への依頼となると大事ですし、時間も
 掛かります。ですから、一先ず身軽に動ける冒険者様へご依頼
 させて頂いたのですよ。」
グレイ : ……
リュシー : あんまり踏み込まない方がよさそうな気がする……(小声で)
グレイ : それもそうか……
貴婦人
「私も含め、みな一刻も早く作業を再開したいと願っております。
 冒険者様の働きに期待しておりますわ。」
グレイ : はいはい……
貴婦人
「はい、私に何か?」
グレイ : 僕はもういいよ。リュシー、何か聞いておきたいことはあるか?
リュシー : あー……ロザさんはここの責任者ってことでいいんですかね?
リュシーが[あなたについて]を選択しました
貴婦人
「うふふ、こんな場所に私のような者が居るのが不思議ですか?」
リュシー : あ、いや。そういうわけじゃなくて……
グレイ : ま、そういうことにしておくよ
リュシー : 入るのに許可が別にいるとかじゃないですよね……?
貴婦人
「私と夫は趣味で考古学を嗜んでおりますの。
 遺跡や遺物の発掘調査に出資しては、このように暇を見つけて
 現場を覗きに来るのが日々の細やかな楽しみなのです。」
グレイ : 趣味ねえ……
リュシー : なるほど……
貴婦人
「はい、私に何か?」
リュシー : わたしも、もう大丈夫。ありがとうグレイさん
グレイ : はいよ。そんじゃ行くかね……
グレイが[特に訊きたいことはない]を選択しました
遺跡の入り口は、調査隊によって歩きやすく整備されている。
奥までは楽に行けそうだ。
出発する?
整備された道のお陰で、難なく魔法陣のある場所までたどり着けた。
グレイ : 随分まともな整備だったな
リュシー : 本当に安全だったわね……
魔法陣のある部屋は、大きなホールのようになっていた。
一本道の通路の両脇は深く切り立った崖になっており、
底は暗闇に沈んでいる。
グレイ : 落ちるなよ。この高さじゃどうなるか保証出来ん。
リュシー : いや、でもここの落ちるのは想像したくないわね……
リュシー : うん、気を付ける……
蛇のような魔物がいる……という話だったが、見えている限りそういったものは
見当たらない。
グレイ : 流石にこの辺りから魔物を見ることは出来んか……
リュシー : どっかに隠れてたりするのかしら?
グレイ : かねえ……
部屋の中心に大きな魔法陣がある。
冒険者がその付近に踏み入ると……
グレイ : これが件の陣だな
リュシー : あ、本当。そうみたい
魔法陣がにわかに光り輝いた!
目標値:8 <= 3d+感覚補正
達成値:13([5,2,4]+2)
判定に成功しました
リュシー : よしっ!
嫌な予感がして身を引いた冒険者のすぐ目の前の空間を、
鋭い何かが切り裂いていった。
リュシー : うっわ!?
グレイ : !無事か
リュシー : だ、大丈夫!
魔法陣から現れた蛇のような生物は、鋭利な尻尾を振り上げて
こちらを激しく威嚇している!
冒険者は武器を構えた。
グレイ : チッ、陣の中に隠れていやがったか……!構えろ!
リュシー : こいつが魔物……!
Round 1
リュシー : グレイさんも早く!危ない!
グレイ : ハ、僕がそうそう後れを取るかよ!
インベーダー : クイックトリック!
インベーダーは素早い攻撃を行った! 達成値:14 ([6,6,1]+1)
グレイ : (杖を目前に構え)
グレイは防御した。
ダメージを4軽減!  ([]+8)
グレイに0のダメージ  ([2]+8)
リュシーは移動した。
リュシーは[6,3]へ移動した。
グレイ : 『カーテルの琥珀』!
グレイは杖を掲げた 達成値:12 ([4,2,3]+3)
インベーダーは[烈風]になった
インベーダーは攻撃した。 達成値:13 ([5,2,5]+1)
グレイに8のダメージ  ([6]+10)
リュシー : ファイアーボール!
インベーダーに火の玉が向かう! 達成値:18 ([2,6,3]+7)
インベーダーの防御はAPが足りず失敗した。
インベーダーに15のダメージ  ([1,1,3,6]+7)
インベーダーに7のダメージ  ([6]+13)
Round 2
リュシー : おお、すっご!
グレイ : チッ、存外やるらしいな。一歩引くかね……
リュシー : んじゃ、やりますか!
グレイは移動した。
グレイはWillを使用した!
グレイは[4,4]へ移動した。
リュシー : 炎よ、舞い上がれ! ファイアーボール!
インベーダーに火の玉が向かう! 達成値:17 ([3,3,4]+7)
リュシーはWillを使用した!
インベーダーは回避しようとした。
インベーダーは回避に失敗した。 達成値:9 ([3,3,1]+2)
インベーダーに25のダメージ  ([4,6,5,6]+7)
インベーダーは[重傷]になった
インベーダーのクイックトリックは距離が合わず失敗した。
インベーダーの攻撃はAPが足りず失敗した。
グレイ : リンギンベル!仕事だぞ! 『レルアバドの赫』!
グレイは杖を地に突き立てた 達成値:13 ([3,1,6]+3)
グレイはWillを使用した!
インベーダーの防御はAPが足りず失敗した。
インベーダーに26のダメージ  ([6,6,1,3]+13)
インベーダーは[気絶]になった
魔物は地面に崩れ落ちたきり、動かなくなった。
冒険者の勝利だ。
グレイ : ハ、終いだな
リュシー : はぁ……なんとかなった……
グレイ : 助かったよ。どうも
リュシー : いやいや、グレイさんの方がすごかったわよ
排除を依頼された魔物は、こいつで間違いないだろう。
冒険者は報告のため貴婦人のもとへ戻った。
リュシー : あんなのわたしじゃ防げないって
グレイ : コツがあるんだよ。ああいうのは
グレイ : そら、戻るぞ。
リュシー : コツ、ねえ……
冒険者は調査隊のテントまで戻り、貴婦人に討伐完了の旨を伝えた。
グレイ : 討伐は終わったぞ。他にも出てこない限りは安全に調査出来るんじゃあないか
リュシー : お待たせしました、ええ、いたやつはしとめましたよ
貴婦人
「まあ!では、あの魔物はもう居ないのですね?」
グレイ : そうだよ
貴婦人
「ありがとうございました、冒険者様。あなたがたは調査隊の恩人ですわ。」
リュシー : うーん、そんな大げさな……
貴婦人
「報酬は既に宿へお支払いしております。
 また何かありましたら依頼を出しますから、
 お手伝い頂ければ嬉しいです。」
グレイ : はいよ。
リュシー : ええ、また何かありましたら!
用意された馬車に乗り、貴婦人や数人の発掘作業員に見送られ、冒険者は遺跡をあとにした――。
貴婦人
「報酬は既に宿へお支払いしております。
 アルマさんから受け取ってくださいませね。」
貴婦人
「私共はこれから、魔法陣の本格的な調査に入ります。
 きっと一筋縄ではいかないことも起こりましょう。」
貴婦人
「立地の関係上、再びリーンの宿に依頼を出すことがあるかも
 しれません。
 そのときはどうか、ぜひ、再びその力をお貸しくださいね。」
貴婦人
「――お気をつけて!」
用意された馬車に乗り、貴婦人や数人の発掘作業員に見送られ、冒険者は遺跡をあとにした――。
リュシー : お疲れさまでした!よかったぁ……
グレイ : 簡単な依頼だったかな


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遺跡の蛇を倒して!
Master/もえかす様