「魚の置物」

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アライア : わあ!?
リュシー : うわ、びっくりした!
グレイ : 何を大声出してやがる……っ、とお帰り
アライア : えっと、ただいまとおかえり?
リュシー : いや、アライアさんとそこで鉢合わせたから……
アライア : だって入った瞬間居たらびっくりするじゃんね
リュシー : わたしもびっくりしたわよ……
グレイ : 丁度鉢合わせたのか。そりゃ驚くわな。
アライア : そうだよ〜グレイはしれっといつもの席に着いちゃったけど…
グレイ : 何。まさか後ろに居やがったのか
リュシー : そういえばいつもその席よね
アライア : へっへ〜そういことになる。
アライア : っと、確かに?初めて会った時からそこだなあ こだわり?
グレイ : 手持ちの妖精が煩くてね。暖炉の前に座れだの言いやがるから此処だ
リュシー : 妖精かあ……大変そうねえ
アライア : 暖炉前に…ああ、りんぎんべる?かな。グレイを玩具にしてるとかいう…
リュシー : あ、さっきその名前聞いたわね
グレイ : あの性悪の名前なんぞ憶えてやらなくていいぞ。調子に乗るからな
リュシー : え、仲良くないの?
グレイ : ええいクソッ!髪を引くな!(虚空を振り払った)
アライア : 覚えちゃったものは仕方ない。20年来なのに〜
アライア : ???そこにいたの今
リュシー : えっ?何も見えなかったけど……
グレイ : 普段は姿を隠しているからな……、そこで笑ってやがるぞ。
リュシー : え、どこ……?(そのあたりを見つめている)
アライア : どこどこ!?全然視えな〜い
グレイ : チッ、出て来いよリンギンベル(瓶を置いてそこに入れとでも言いたげにつついた)
アライア : おお?(瓶をじいっと覗く
グレイ : ……言う事を聞けよ!(苛立たし気にもう一度つつくと匣の中のリンギンベルは瓶の中に姿を現すだろう)
リュシー : あ!すごい!突然出てきた!
アライア : …あ!!見えた!?おお〜カワイイ
ハイネ : ……なんだ、やかましいなグレイ…。
アライア : あ、ねぼすけハイネ?
リュシー : あ、ごめん。起こしちゃった?
グレイ : 起きてたのかよ……悪かったな煩くして
アシュトン : (どこかに出ようとしたのかドアの方まで向かい、暖炉の方の人々に気づいた)
グレイ : ん、アシュトン。お前も居たのか
アライア : あの大魔法はこの子が…っと?(振り向いて
リュシー : あら、こんばんは!アシュトンさん
アライア : アシュトン!こんばんは〜
ハイネ : 起きたんだよ…おはようご先輩方。
アシュトン : ん、まあな〜。さっきまでハイネの旦那一人だったと思ったんだが。依頼帰りかい?
アライア : ん、ハイネはおはよう!
グレイ : 僕とリュシーはそうだ。さっきまで出てたよ
アライア : アライアはミコトイオラと一緒に。2人は遅いなあ…
アライア : (ミコ””と””
ハイネ : 私も居眠りした頃は一人だったんだが…いつのまにやらだ(あふ、と欠伸をした)
リュシー : うん、さっきまでグレイさんにお世話になってたの
アシュトン : そうかい。そりゃあお疲れさんだ!年末だのに精が出るね。
アシュトン : (言いつつ適当な席に)
アライア : そうだったのか〜!パン屋さんの仕事は落ち着いた?
リュシー : お仕事はいつでもあるからねえ……選ばなけりゃだけど
リュシー : ああうん。パン屋さんの方はね。聖夜祭も終わったし
リュシー : まあ、初売りの準備で来年は早々にお仕事……
アライア : そっかそっか、お疲れ〜……っていうのも長くはゆっくりできないか
グレイ : 大変だなそりゃ……
アシュトン : 忙しいな、無理はするなよ?
リュシー : まあまあ、お仕事があるのはありがたいこと。頑張らないとね!
アライア : それもそう!えらいなあ〜
リュシー : この一か月、お金もたまったしね。仕送りもきちんとできそうなの
アライア : お、そりゃ何よりだ!頑張ってたみたいだもんな
アシュトン : 仕送り。あ、そういや出稼ぎなんだったか。よかったなあ
リュシー : うん、来年一番の便で荷物送るわ
リュシー : 毛布とか、服とか……サイズ変わってなけりゃいいんだけど
アライア : お、じゃああとちょっとだけ時間があるのか。…わはは、リュシーの下ならきっと育ちざかりだろうな
リュシー : そうそう。今年の末までは荷物受け付けてくれるみたいでね
リュシー : 今色々探して買ってるところなの
アライア : なるほどなあ〜。…大人の皆さん目線で何かコメントは?(とグレイ、ハイネ、アシュトンを順に振り返る
ハイネ : そこで振るのか、ご先輩……。
グレイ : 何でこっち見るんだよ……
アライア : ええ〜だって必要そうなものとかってみんなの方が詳しそうじゃない?
アシュトン : えっ。や〜 兄弟の好みは兄弟にしか分からんだろうしなあ...服とか雑貨とか売ってるとこかあ
リュシー : 服や雑貨は買っちゃったわよ?
グレイ : 手の早い事で……そんならこっちの土産なんぞ送ってやったらどうだ。
リュシー : 服はあったかいやつ、あとは送れそうな家具とか……
ハイネ : リーンだと本だとかもありかもな…。
アライア : そう、それにご兄弟がいるって様子!ならなにか心を…っと、おお、色々出た
リュシー : 本はねえ、字が読める人がほとんどいないから……
アシュトン : 家具。...あ、本かあ それはいいかもな?
ハイネ : がっつり文字のっていうんじゃない、絵の多いのを選べばいい。
アライア : 読み聞かせもリュシー本人が帰らなきゃってことか。おお、絵本
リュシー : へえ、そういうのもあるんだ
ハイネ : 印刷技術はリーンだとか、でかい街辺りにしか流通が無いからな。手土産としても珍しさとしてもありだろう。
アシュトン : 絵本とか景色の写生したのとか...探せばありそうじゃないか?交易都市だし。
グレイ : リュシーは絵が上手いし、紙に絵なんぞ描いて送ってやっても良いかもな
リュシー : リーンの街の風景とかはいいかもしれないわねえ
アライア : お、写生!いいな〜それ!
リュシー : あ、そうだ……思い出した
ハイネ : 弟たちはおよそ何も欲しがらんかったからな…そう言う意味では何の参考にもならん…。
リュシー : 今ね、伝言ノートにみんなの似顔絵描いてるんだけど
リュシー : みんなはどう?描かせてもらえる?
アライア : ハイネの家はみんな謙虚…っと、似顔絵?
アシュトン : そう何かあげられたわけでもねえしなあ....と、へえ、似顔絵?
アライア : 描いてくれるの!?楽しそう!
リュシー : そうそう……あれ、グレイさん。あのノートってどこに置いてあるっけ
グレイ : 僕はこの前描いてもらったぞ。相当に上手い。
グレイ : アシュトンの目の前
ハイネ : へえ、アーサーといいサムといい、芸術家肌が多いな…。
アシュトン : えっ。あ、これか(目の前を見....ノートだ!)
リュシー : あ、これか。ありがと
アライア : 絵が描けるっていいよな、どれどれ〜(とノートを覗く
リュシー : えっとね、ほらここ……
リュシー : (ノートをめくって指さした。イオラ、ミコ、グレイの似顔絵が描かれている)
アシュトン : 芸があって損はないもんな....いや上手いな 上手いな!?
アライア : ……!?めちゃくちゃうまい!?
リュシー : ふふ、ありがとう
アライア : は〜〜すっごい、ここまで差が出るものか……
ハイネ : サムやアーサーで目が肥えているご先輩方であの反応をするなら相当なものだな…。
リュシー : ちょっと前から描き始めたんだけどね、どうせならみんなが出発する前にできるだけ描きたいなって
アライア : いや〜アーサーもうまかったけど うまい うまいな…
アシュトン : や〜相当も相当っていうか ちゃんと描くもん描いて出したら売り物にできそうだよな
リュシー : いやあ……こういうのはこういうとこでワイワイ描くからいいのよ
アライア : 未来の芸術家?…でもない?じゃあここだけの特別ってことか
リュシー : 絵を売って食べてくなんてするつもりないわよ
アシュトン : そういうもんかね。まあ、じゃあ俺たちだけが知ってる才能ってわけだな!
リュシー : うん……才能って言われるとすごくくすぐったいんだけど……
アライア : わはは、それもなんか面白い!アライアたちはラッキーだ
アライア : じゃあ〜お願いしちゃおうかな。ポーズとか…ある!?
リュシー : あはは、ないない。適当でいいのよ
リュシー : イオラさんなんかちょっと緊張しちゃってさ、ほらこれ
リュシー : (イオラの絵を指さす……表情が緊張しているように見えるかもしれない)
アライア : ぷ。っはは、しっかり写し取られてる
アシュトン : はは、イオラらしいっちゃらしいな。よく描けてる!
アライア : そうはならないようにしたいものだな。んじゃあ…(いそいそと椅子に落ち着いて姿勢を正す
リュシー : ありがと。じゃあ、ちょっとだけ動かないでね
アライア : …こうやって正面見てるのもなんか面白くなってくる…うん。
ハイネ : アライアのご先輩がじっと座っている、なかなかレアな時間になりそうだな。
グレイ : 確かに。アライアは良く動くしな
リュシー : (全体のアタリを取ってから細部に取り掛かっていく)
アライア : ………!!!(我慢。抗議を我慢してじっとしている!!
リュシー : (早めに描いている分、線の本数は少ないが、特徴はよく捉えられているだろう)
アシュトン : はは、普通にしてていいならいつも通りでいようかね。(何か姿勢を変えるでもなくいつもの通りの顔だ)
リュシー : (それほど時間がかからず、まずはアライアの似顔絵が出来上がった)
アライア : ………(そわそわしている
リュシー : はい、もういいわよ。ありがとうね、アライアさん
アライア : ぷはーーーっ!!できた?できた?ありがと!
ハイネ : 息まで止めてたのか…ご先輩の作業が早くてよかったな…。
リュシー : うん、できたよ。こんな感じで(ノートを見せた)
アシュトン : はは、おつかれさんアライア。(視線のみ動かして横を見た)
アライア : 余計なこと言ってるから我慢してたの〜!…っと、おお!?
リュシー : アシュトンさん描いちゃうから、じっくり見るのは後でね。ごめんなさい
アライア : すご!!鏡見てるみたい。ん、また後で!
ハイネ : しかし、もう少し時間がかかると思ったが、私もすぐに移動することになりそうだな。
アシュトン : ん。(一瞬笑みを深めて)
リュシー : (ノートを手元に戻して、今度はアシュトンの似顔絵に取り掛かる)
アライア : そうだぞ〜!息を止めて平常心を保つ心構えをしとくといい
アシュトン : そんなに緊張するもんかねえ。
ハイネ : アライアには修行レベルなんだろう…。
リュシー : (さきほどと同じように作業が早い……どんどん似顔絵は出来上がっていく)
リュシー : …………んー……
リュシー : ……こんなものかしら。
アライア : そりゃ、普段から樹みたいにじっとしてるグレイとかに比べたらさ〜
リュシー : ありがと、もういいわよ
グレイ : 聞こえているからなアライア
ハイネ : そろそろ椅子から剥がれなくなる頃だからよく観察しておけ…と。
アシュトン : ん、お疲れさん。(ニコとした)
アライア : てへ。
リュシー : それじゃ、こんな感じになりました!(ノートを見せる)
アライア : お、早い!(振り向いて
アシュトン : どれどれ〜...(ノートを見)
アライア : ……やっぱりうまいな!!(アシュトンと見比べて
リュシー : (ノートの上にはあなた方のそのままの顔が描かれているだろう)
ハイネ : (立ち上がると近づき)へえ、驚くだけはある…。
アシュトン : や〜流石だな!似てる似てる。
ハイネ : アライアも大騒ぎするはずだ…。
アライア : そりゃ、これは騒ぐって!
リュシー : それで、ハイネさんもどうかしら?
アシュトン : ああ、旦那の番か。席変わった方がいいか?
ハイネ : 断る理由も無いからな、ご先輩の迷惑でなければ。
リュシー : 迷惑なんて、とんでもない!描かせてほしいわ
ハイネ : いや、横を借りれればそれでいいさ、さっきから其処で座っていただろ?
ハイネ : ではお言葉に甘えて…よろしく頼むよ。
アライア : ほいほういお席へどうぞ〜
アシュトン : そうかい?ならいいんだが(横に座ったのを目で追って)
ハイネ : (道を開けてくれたライアにどうも、と手を振った)
リュシー : じゃ、ちょっとの間だけ我慢しててね……
ハイネ : ああ、(と肩に落ちていた眼帯の端だけを後ろに流すと、正面を見た)
アライア : (手を振り返して
リュシー : (ノートに鉛筆を走らせていく。スピードは衰えない)
リュシー : (ひかれていく線は見る見る間にあなたの顔を形作っていくだろう)
アライア : (離れた位置からじっと手元を覗いて
リュシー : …………うん。えーっと……
リュシー : (あなたのことをちょっと角度を変えて見て……少しだけ線を書き足した)
リュシー : はい、完成。お疲れ様!
ハイネ : どうも、ご先輩こそお疲れ様だ…アライア、じっくり見れるぞ。
アライア : あ、完成?じゃあ遠慮なく〜
リュシー : というわけで、3人新しく増えました!
アライア : おお〜(拍手をして
ハイネ : 仕事も早いとは、流石だなご先輩。
リュシー : あんまり時間かけると肩こっちゃうでしょ?
ハイネ : しかし、上手いという評価は覆らないが…姿を写されたのをじっくり見る機会などないからな…変な気分だ(とノートを覗き込みながら言った)
ハイネ : 呼吸が出来なくなるご先輩もいるしな…。
アライア : 確かに肩は凝るかも。そう、息も。
アシュトン : 才能ある人間のセリフだ....言われてみるとそうかもな〜(ノートの絵を見て)
リュシー : ふふ、だから時間かけない方がいいかなって
リュシー : 時間かけたらもっときれいにかけるかもしれないけど……これくらいの方がいいと思ってね
アライア : いや〜助かったな。充分うまいし
ハイネ : 写真と違って、筆者の感情もまた乗るしな。一瞬ご先輩の目を借りているようで少し気恥ずかしくもなる…。
アライア : あ、確かに!?記録水晶とはまた訳が違ってくる
リュシー : そんなことないわよ。見たものをそのまま描いただけだからね
ハイネ : ま、ありがとう。貴重な経験だ。
リュシー : ふふ、それなら良かった。どういたしまして
アシュトン : 見たものそのまま描けるって結構難しいぜ?最近書き始めたんならなおのことだろうに。
アライア : これで…6人か。全員分描けたらいいなあ
リュシー : 絵は前から機会があれば描いてたけど……確かに人を描いたのは久しぶりかも……?
リュシー : 全員描きたいんだけどねえ、会えない人もいるから
アシュトン : ニューイヤー前日とかなら人も集まる...ならいいんだが。
リュシー : 集まったらいいわねえ……全員描いちゃう
アシュトン : 明日なんだよな〜....(明日)
アライア : え?明後日…(ここで宿の時計を見る
アライア : ……いやもう明日!?日付
アシュトン : 実は日付を越している。何ならもう一時になるぜ!
リュシー : あら……思ったより時間かかっちゃったかしら
ハイネ : 夜更かしが多いから時間感覚がふわふわのご先輩が多いだけだなこれは…。
アライア : 越していたか…!リュシーの似顔絵はめちゃくちゃ早かった
アシュトン : 集まったのがもともと遅かったしな〜 気にすんな気にすんな。
グレイ : そんなに時間が経ったのかよ。早いな
リュシー : あと半分……描けるといいな
アライア : なんだかんだ皆最終的に集まってくるしなんとかなるんじゃない?完成が楽しみだ!
リュシー : それじゃ……もう遅いし、わたしは寝ようかな
リュシー : お土産の話もありがとね。ギリギリまで探してみるわ
グレイ : そうかよ。おやすみリュシー
アシュトン : おう、おやすみリュシー。土産探しも頑張れよ〜
ハイネ : おやすみ、ご先輩。
アライア : そっか。依頼帰りだったもんな(言いつつ、ふいっと、リュシーの首もとを見ようと、
リュシー : それじゃみんな、おやすみ
リュシー : (首からはあなたがあげたオーナメントが下がっている)
アライア : ん、それも似合ってるよ!(確認すれば、にっこり笑って
リュシー : ふふ、ありがと!
リュシー : じゃあね、おやすみなさい
アライア : ああ、おやすみ!リュシー
ハイネ : もう年明けか…。早いものだな。
アライア : みんな忙しそうだよなあ。…うん。なんだかあっという間
アシュトン : (見送り)そうだなあ、ついこの間来たようなばかりだと思ってたんだが。早いもんだ。
アライア : アーサーやエレシャとも話したんだけどさ、会ってもうすぐ1か月だよ。すごくない?
ハイネ : いつのまにやらだ…。
ハイネ : こんなにのんびり一所にいるつもりもなかったのだがな、ま、賑やかなご先輩方のなせる業かね。
グレイ : 思えばこっちにも長居したものだな……一週間程度のつもりだったのだがな
アシュトン : 誰かしらと長い間同じ宿にいる〜...とか久々だったな。まあ悪くはなかったけども。
アライア : ええ〜みんなそんな感じだったの!?アライアもう永住する気満々で
ハイネ : 私は護衛依頼専門であちらこちら…だったからな。拠点としている街はあるが…。
ハイネ : そこに戻るのも場所によっては数週間おき、なんてこともある。
アシュトン : 俺もまあ 旅の目的は調べもんみたいなもんだし...そう長い事留まるとかあんまり。
アライア : 護衛、…ああ〜確かにそれは居つくのも難しそう…で、アシュトンは調べもの?
アシュトン : あー、まああれよ。...除草に悩んでる身の上なもんで?(花のまみれた左腕をややぎこちなく振って)
グレイ : ああ……その花か
アライア : ああ〜〜。エレシャのアレみたいな死活問題だ。
アライア : どうなってるのそれ。咲いてる?
ハイネ : なかなか聞くに聞けなかったからなそれも…。種族のそれではないのか。
グレイ : 根付いてるように見えるが……、やはりそうなのか?
アシュトン : ん、咲いてる。根張ってるみたいでさ。フツーに抜こうとしたらメチャクチャ痛い。
アシュトン : なんでまあ、引っこ抜くのは最終手段!厄介な同居人だよまったく。(笑って見せ)
アライア : めちゃくちゃ痛い。大変だなあアシュトンも…
ハイネ : ことごと…厄介なものにも愛されるのが多い宿だな、ここは…。
グレイ : 焼いたりしたらお前ごと焼けそうだしな……
アシュトン : 生活に実害ある分エレシャの方が大変そうだけどな。あ〜それは うん そうだな!俺ごと焼ける!
アライア : りんぎんべるの火力とハイネの守りを合わせて…も焼けそうか。あぶないな
グレイ : おいおい僕に仲間を殺させる気かよ
ハイネ : 私ごと焼けるだけか、炎を防ぎきるだけだろうそれ……。
アライア : 言ってみただけだって!さすがに本人がダメって言うなら別の手をだな
グレイ : ハイネごと焼くかもな。こいつの火力じゃ
アライア : ああ…
ハイネ : 精霊のそれのような意思のあるものなら……いや、駄目だな…私では力になれんし、異文化コミュニケーションは難しそうだ…。
ハイネ : 私を焼くだけなら嬉々としてやりそうだけどな、お前は…。
アシュトン : はは、凄い火力だもんなあ。...まあ心配すんなって。今んとこ身体は元気だしさ!
グレイ : そんなら良いけどな……
アライア : そうか〜〜??ならいいんだけど
ハイネ : エレシャと同じようなことを言うからこそ心配なんだがね…まあ、ご先輩に有益なことが見つかる新年であれば素晴らしい。
ハイネ : 話を聞かせてもらってすら、力になれなくてすまないな…。
アライア : エレシャもなあ、なんだか元気なさそうだったし…新年に期待だな
アシュトン : いいんだってそんなの、こっちも悪いな変な話して。...え、エレシャがか?
ハイネ : エレシャが……?最近私は見ていないからな…心配な話だ。
グレイ : アイツが元気のない状況、あまり想像出来んが……
アライア : む、失言。いや〜なんていうか、こう…
アライア : 何となく?なんとなく返しのキレがあんまりというか穏やか〜だったというか……
アライア : …わからん!実際見て確かめてくれ あと差し入れしてやってくれ
グレイ : よく一緒に踊ってるお前が言うんなら調子でも悪いのかね。
ハイネ : 差し入れな…ちょっと変わり種でも…あ。
アシュトン : 穏やかねえ。想像つかんが....まあそういうならそうするよ。
ハイネ : そうだ、グレイ。お前そこで少し待っていろ。
グレイ : は?
アライア : ん。そういうことで…おお?
アシュトン : おお?(目で追い)
グレイ : 何だよ
アライア : なになに(覗いて
ハイネ : 前、私とご先輩3人で猫探しに行ったろ、土産だ。
ハイネ : (と、変な魚のオブジェを置いた………何だこれ!?)
グレイ : ……
グレイ : 要らん。持って帰れ。
アライア : っははは!なんだそれ
アシュトン : ああ、そういや....うーん  魚?か?
ハイネ : ミコが何か一つ記念に買おうというからわざわざ10Lも出してやったんだぞ…いや5だったか?3…?
グレイ : やかましい。どこに置けって言うんだそんな物!!
ハイネ : 魚、だろう多分、うん。
ハイネ : 穴でもあけて紐を通して杖に括り付けたらいい塩梅じゃないか?
グレイ : ふざけるな。僕を曲芸師にでもする気かお前は!
アシュトン : (想像してちょっと笑ってる)
アライア : おお〜オシャレ。親しみやすさアップだな
ハイネ : 路銀が稼げそうじゃないか。
グレイ : そんなに気に入ってんなら受付に置いて共有財産にしろよ。
ハイネ : 持って帰れといわれてもお前の名を彫ってしまったしな(と、ぐるとまわすと確かにGrayと刻まれている…)
アシュトン : 名入りて。
ハイネ : ああ、名前を晒し物にされたいと…分かったそうしよう。
アライア : ははは宿のシンボル、グレイの置物…
ハイネ : お嬢さん!すまないがこれ飾っておいてくれるか!(と置物を取り上げて歩いて行った)
グレイ : 名前を!?おい、何勝手な事を……ッ、ハイネ!!おい!!
アシュトン : ははは。(あ!第三者観戦)
ハイネ : (受付嬢がけらけら笑っている…)いいってさ!
アライア : わははは、いいんじゃない?(第三者は爆笑している
グレイ : こいつ……ッ、
アライア : これで宿の有名人だなあグレイ!
ハイネ : 最近私をさんざ揶揄った仕返しだ、ま…猫探し自体は結構前だから準備していただけという感じだが…。
グレイ : もう来月には出てくってのに妙な土産残しやがって……
アライア : 報復〜…え、出てっちゃうの?
ハイネ : ま、また集まった時に愛でてやれよ。
グレイ : 元々1週間の予定だったって言ったろ。僕もよその仕事があるんでね
アシュトン : また来た時にまだ残ってたら笑ってしまうかもしれんな.....
ハイネ : 受付嬢なかなかノリがいいからな、意外に置いてくれそうだ…。
アライア : そっかあ、寂しくなるな。それまでこの置物をグレイと思って大切に手入れするよ
グレイ : 僕がそんな間抜け面してるように見えるのかよ……ッ!
ハイネ : グレイ一人で寂しがっている場合ではないぞ、私も依頼で呼び戻されたからな…。
アシュトン : まあまあ 愛嬌のあるツラってことでさ!
アライア : わははじっと見てると案外愛着が…
アライア : ってハイネも!?ええ〜〜なんてこと…
ハイネ : 北の方の護衛依頼だ、今までも少しリーンを出ることはあったが…次は結構遠いかね…。
アシュトン : へえ北か。年長の連中は発つ人らが多そうだよなあ。
アライア : むう。そっか…じゃああの置物はグレイとハイネだと思って磨き上げなきゃだな
グレイ : ま、来年の今頃には戻るさ。……次来る時までには処分しろよ
ハイネ : 一緒くたにするなよ…ああ、今のは大事にしておけということだ。
アライア : 手紙もらえたら前日には隠しとくよ!
ハイネ : ということは、アライアはさっき言ってた通りリーンを拠点にする気でいるんだな?
ハイネ : アシュトンは恐らく、どこかしらで発つだろうし…。
グレイ : チッ、クソが……そう思うならそう思っておけよ(そっぽを向いた)
アシュトン : ん、まあそうだな。来月のどっかで発つかな...
アライア : ん。そう!しば〜〜らく、なんか思いつくまでずっとここ!
アライア : だから大切にしておけということだと思って管理する。置物を…
アライア : みんなここに居ると思ってたからそこだけ誤算だなあ。そっか…
ハイネ : 私も次こちらに行くかは分からんが、アライアがいるなら安心してこの宿に帰れるさ。まあ、一年も何年も戻ってこない…なんてつもりはないしな。
グレイ : 少し別れるだけだろ。生涯の別れって訳じゃあない。
ハイネ : ま、北ついでに……故郷も見てくるかね。
アシュトン : はは、生きてりゃまたどっかで会えるだろうしさ、俺もどっかで一回戻るよ。今度は夏ごろにくるかねえ。
アライア : うん、いつものようにここで出迎えるからな!絶対帰ってきてよ!
アライア : 里帰りもまあ大事だよなあ。止められないや
ハイネ : いつ帰ってきても賑やかな帰りになりそうだ。
グレイ : その時はアライアの成長ぶりに期待するかね。少しは落ち着いてるかもしれんしな
ハイネ : 夏のリーンか、私も気になるな…。春の雪解けを待ったらとりあえず頑張って戻ってこようかね。
アライア : そう、落ち着い…それはあんまり。元気な大魔法使いになって…
アシュトン : 海に向かう馬車とかも出てるし、夏は夏で楽しそうだよな〜....大魔法使い。大きく出たな。
アライア : 夏かあ!いいな、アイスをお土産に頼んだ!
ハイネ : 半年でそこまでの目標とは流石だなご先輩。きっちり見させてもらうからな?
アライア : お、突っ込んじゃう〜?っとめちゃくちゃプレッシャーだな!これは依頼にも精を出さなきゃだ…
ハイネ : 海か、沈む心配のない海で泳ぎたいものだ…。
グレイ : お前、水に関わる依頼で碌な目に遭わないしな
アシュトン : はは、無理はするなよな?...沈むのか旦那。水難の相か?
アライア : 盾持って入ってる?
ハイネ : どうにも昔から、な。護衛依頼はそこまで水辺に近づかなかったから良かったが…リーンに来てからは多いからな、そういう依頼…。
ハイネ : 依頼中だと盾を持ってるからな…。一度船から振り落とされかけたときはもはやこれまでと思ったさ。そこから海の護衛は引き受けるのを控えた。
アシュトン : ああ盾...それ持ってちゃ大変そうだな....
アライア : ひええ…やっぱ海は遊びに行くだけがいいな。
ハイネ : ああ、是非海に誘うときは遊びのお誘いで頼むよ。
アライア : ん、夏まできっちり覚えておくよ。みんな絶対帰ってきてよ〜?
グレイ : 夏な。わかったよ。はいはい……
ハイネ : アシュトンもその時にはその花が髪飾りになっていれば、私としては嬉しいものだ。
アシュトン : 分かったよ。夏までにそれっぽい話詠えるとうにしとくかね.
アライア : そうそう、泳げる身体だったらなおよし
アシュトン : ....はは、そうだな!次来るまでにはちゃあんと何もない、普通に動く腕になっておく。
アライア : わはは。(各々の答えに満足げに笑って
グレイ : ハ、そりゃ楽しみだ。
グレイ : さて、僕はそろそろ寝るよ。疲れたし。
ハイネ : 祈っているよ。
グレイ : (杖を壁から取り、立ち上がった)
ハイネ : ああ、お疲れ様だグレイ…。
ハイネ : おやすみ。
アシュトン : おう、おやすみグレイの旦那。
アライア : んお疲れ様〜おやすみ!
こちらは各部屋への通路のようだ。
部屋へ向かおうか?

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望む夕明亭
Master/ancotrap様