「花」

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ロックハート : アイツらまだ帰ってきてねェのかァ
グレイ : そのようだ。
アシュトン : ただいま〜....ってなんだ 俺たちだけか
ロックハート : だな。向こうはまだ終わってねえらしい
アシュトン : 猫探しなあ 長引いたな〜〜俺たちも
ロックハート : あいつらも手間取ってんのかねェ……
アシュトン : かもなあ。話を聞きたいとこだが...どうするかなあ
グレイ : ああ、言っていたなそういえば……
ロックハート : ン。疲れてんなら無理なく休めよ〜
ロックハート : 俺も連中が戻ってくる前に寝るかもしんねぇな……
グレイ : 僕もだ。今日は疲れた……
ロックハート : 猫疲れってか?
グレイ : やかましい
アシュトン : 俺も休ませてもらうかね。旦那方に比べりゃ働きは少ないが(少し伸びをして)
アシュトン : はは。(思い出し笑い)
ロックハート : かっかっか いや!!かなり助けられたぞアシュトン
ロックハート : ありがとな。また依頼行こうぜ
アシュトン : ん、どうも。俺でよけりゃあまた連れてってくれよな、旦那!
グレイ : そうだな。次も頼むよ
ロックハート : おうよ、頼りにしてっぜ!
アシュトン : (ニコ!とした)
アシュトン : ....さて、んじゃあ俺は休もうかな。
ロックハート : ゆっくり休んでくれ。またなァ
グレイ : ああ。おやすみアシュトン
アシュトン : おう、おやすみ旦那方。(手を軽く振り部屋のほうに)
ロックハート : ……(扉の閉まる音を確認し)
ロックハート : なぁグレイ。(真面目な面持ちで近くに寄り)
グレイ : ……なんだよ
ロックハート : こないだ……一昨日だったか。またあの列車の街に行ったんだがよ……
グレイ : うん……?何かあったのかよ
ロックハート : ……アシュトンも一緒だったんだ。……でもアイツ、……自分の妹の姿になってたらしい。どうも、記憶も……
グレイ : ……妹、か。
ロックハート : ……アシュトン、あいつ……花、咲いてんだろ。
グレイ : 最初は飾りかと思ってたがね、ありゃ生えてるよな?
ロックハート : おう。ありゃ元々……ヤツの妹が患ってた奇病らしいんだ。
ロックハート : ……、花が増えりゃ、……動けなくもなるような。
グレイ : ……
グレイ : 明るくしちゃいるが……、あれもあれで苦労しているんだな……
ロックハート : ……、……。命に関わるかもしれねェのよ。
ロックハート : ……。妹は……それで死んじまった……って。
ロックハート : 何か、無いか。花にまつわる奇病についての知識……。
グレイ : 僕は、妖精専門だ……、それも完全とは言えない。それに、根が張っているなら……
ロックハート : ……、……
グレイ : 焼き捨てた所で、本人すら焼いてしまう。身体の奥深くまで行っているなら最悪だ。そのまま殺す事になる。
ロックハート : ……そう、か……。
グレイ : ……僕だってな、手立てがあるならどうにかしてやりたいよ。折角友人になれたんだ
ロックハート : そうだよな……。俺もそう思うんだ。……
グレイ : あんな気の良い奴が苦しんで良い訳無いだろ……
ロックハート : ………………。
ロックハート : ……してやれること……ありゃいいのになァ……。
グレイ : ……本人に言っても気にすんなで済まされるだろ。
グレイ : 僕も、何か探しておくよ。……見つかれば良いけどな
ロックハート : ……。おう。……頼むぜ。俺も情報探してるが……まだ何も掴めてねえからな…。
グレイ : 途方も無い話にならなけりゃ良いけどな……
ロックハート : ああ……。
ロックハート : あいつ自身、きっとずっと治療法を探してんだ。……元々は妹のために、よ……。
ロックハート : ……長年かかっても見つかっちゃいねぇとすりゃ……
グレイ : …………
グレイ : 来年も此処で過ごすつもりだろ。あいつ一人抜けたりさせるかよ
ロックハート : ……おう。1人で背負わせねえぞ……。
グレイ : 辛気臭くなっちまったな。……酒でも飲むかね。
ロックハート : ……そうすっか。
ロックハート : 何か残ってたっけな…
グレイ : ジンを買って置いておいたはずなんだが……どこにやったんだか
ロックハート : そう飲む奴もいねえだろ……まだありそうなもんだが
グレイ : ああ、あった。
ロックハート : お、よしよし
ロックハート : (グラス2人分持っていき)じゃあ晩酌とすっかぁ
グレイ : はいよ
ロックハート : (注ぎ注ぎ)……おせぇなァあいつら…
グレイ : (特に他に何も入れずに酒だけ注いだ)
グレイ : 猫1匹にどれだけかかってるんだろうな
ロックハート : ハッハ。……手間取ってても馬鹿にできねェのが痛えとこだな……
グレイ : まあな……存外猫なんぞは素早いしな
ロックハート : そうな……。
ロックハート : (チビチビと飲みつつ)……あー。晩酌相手がグレイじゃどっちにしたって辛気くせえや……
グレイ : やかましい。僕に明るく楽しいだとかそういうのを期待する方が間違いだろうが
ロックハート : けっけ 今日の依頼じゃ結構楽しいヤツだったんだがなァ〜
グレイ : うるさいな。お前もかかれば良かっただろ
ロックハート : そういうのはお前の役どころなんだよォ
グレイ : たまにはお前がやれよ
ロックハート : いんだよ俺は。普段から面白えから。
グレイ : 偉く大きく出たな
ロックハート : ……今度ハイネも罠踏ませに行くかァ
ロックハート : 映像記録係も連れて……
グレイ : アーサー辺りを連れて行ったら上手く撮るかもな
ロックハート : そ〜だな…… いい記念にならァ
グレイ : さて……僕は寝ようかな……そろそろ良い時間だろ
グレイ : 結局連中は戻ってこなかったがな……
ロックハート : お〜 そうか 確かにお前にしちゃ夜更かしだな……
ロックハート : 俺は待てるだけ待っとくかなァ…… 休め休め
グレイ : はいはい……じゃあなロックハート。
グレイ : (壁際の杖を手に取り部屋に戻った)
ロックハート : おやすみ〜 ネコチャン
こちらは各部屋への通路のようだ。
部屋へ向かおうか?

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望む夕明亭
Master/ancotrap様